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トヨタのハイブリッドシステムの特徴!車の種類一覧と人気車種3つ!口コミ/評判はいかに?!

ハイブリッド車はいまや世界中に広がったエコカーの一種で、従来のガソリン車より燃費が良いことが特徴です。

そんなハイブリッド車はトヨタ自動車に数多くラインナップされており、世界最高クラスの技術力をもっているのです。

今回はそんなトヨタのハイブリッド車についてご説明しましょう。

トヨタのハイブリッド車の特徴

プリウス サイド

現在ハイブリッド車は世界中の自動車メーカーが開発、生産する車種で、その燃費の良さによる環境性能の高さには定評があります。

ハイブリッドエンジンハイブリッドカーとは?メリット6つとデメリット/問題点11つ特徴をわかりやすく解説!

ですがそんなハイブリッド車のブームはトヨタ自動車が発祥であり、1997年発売のトヨタ プリウスこそ元祖量産型ハイブリッド車と言って良い車です。

ハイブリッド車とは簡単に言うと内燃機関のエンジンと電気モーターの2種類の動力源を持つ車で、エンジンの効率の悪い部分をモーターで補うことによって燃料消費量を削減できるメリットがあります。

トヨタがプリウスを発売する以前からハイブリッド車のシステムはさまざま模索されてきましたが、主にコストの面から実用化は見送られていたのです。

まずは簡単にハイブリッド車の歴史と、トヨタのハイブリッドシステムの特徴をご紹介しましょう。

プリウスに続くハイブリッドの歴史

ハイブリッド車のようにエンジンと電気モーターを組み合わせた車というのは、実は自動車がこの世に誕生した黎明期から模索されてきたシステムです。

自動車が誕生したのはおよそ150年ほど前の19世紀鋼板でしたが、当時はまだエンジンの技術が十分でなく、出力やトルクなどの走行性能が低かったのです。

その点を補うために当時技術的に優位性のあったモーターを活用する方法が考えられ、エンジンとモーターを併用するシステムが考えられました。

ですがエンジンの技術が急速に発展するとともにモーターを併用するメリットは薄れていき、ハイブリッド車は一度廃れました。

MEMO

その後1970年代に入ってから、今度は燃費改善技術の1つとしてのハイブリッドシステムが研究され始め、トヨタを始めとする世界中の自動車メーカーがその開発に乗り出しました。

ですがハイブリッドシステムはエンジンとモーターの組み合わせによってコストが高く、試作車は制作できても量産車とするためにはコストダウンが課題となっていました。

ですがそれも1990年代には技術力が上がってコストダウンも可能となり、その開発競争をいち早く抜け出したのがトヨタだったのです。

トヨタは第一弾の量産型ハイブリッドカーとしてプリウスを登場させ、その圧倒的な燃費性能は世界を驚愕させました。

プリウス フロント

当時1.5Lクラスのガソリン車で燃費が良好な車が20.0km/L程度の燃費性能だった時代に、初代プリウスは一気に28.0km/Lもの燃費性能を叩き出したのですから、その威力は絶大だったでしょう。

プリウス サイドプリウスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

プリウスはハイブリッド車として大成功を収め、それとともに日本市場は空前のハイブリッド車ブームが出来ました。

また海外メーカーも次第にハイブリッド車の開発に軸足を移しつつあり、環境対応車の中核技術になっています。

トヨタのハイブリットシステム:THS

プリウス フロント

トヨタは初代プリウスから現行のプリウスまで一貫して「THS(Toyota Hybrid System)」というハイブリッドシステムを持っています。

トヨタ車にはコンパクトカーから大型セダンやSUVまでハイブリッド車がありますが、ハイブリッドシステムはすべてTHSを基本としています。

ポイント

THSはエンジン1基と発電用モーター、走行用モーターのモーター計2基、その間を繋ぐ遊星歯車装置を組み合わせた、スプリット式(動力分割式)のハイブリッドシステムの一種です。

遊星歯車装置は複数の歯車で構成された機械部品で、クラッチの切り替えによって正転、反転などが柔軟に切り替えられる特徴を持ちます。

この遊星歯車装置がエンジンと2つのモーター、および駆動軸を連結させており、エンジン走行、モーター走行、発電などを制御しています。

またTHSはエンジンの回転数制御に発電用モーターとの強調制御を行っており、低速域で回転数を落とす際には発電に負荷をかけることで回転数を落とします。

この機構によりTHSはこれ以外にトランスミッションは不要となっており、構造の簡素化と軽量化の役に立っています。

THSは発電用と走行用の2基の交流モーターを持っていますが、発電した電力を充電するためのハイブリッド用バッテリーは直流バッテリーであり、その間には直流と交流の変換機構であるインバーターが搭載されます。

インバーターは電流の変換のほかにもモーターの回転コントロールも行っており、ハイブリッドシステムの中核を成す部品です。

この

  • モーター
  • インバーター
  • ハイブリッド用バッテリー

およびそれらを接続する強電ハーネスをもって、ハイブリッドシステムが構成されています。

THSの各世代

THSは1997年にプリウスに初搭載されて以来20年に渡って使い続けられている技術ですが、現在まで大きく4世代に渡って改良が続けられてきました。

各世代の特徴と年代を簡単に以下にまとめました。

THSの変遷特徴主な搭載車種年代
THS第一世代初代プリウスとともに採用されたシステムで、すべてのTHSの基礎となった世代。初代プリウス、
エスティマ ハイブリッド
1997年〜2003年
THS-Ⅱ第二世代2003年の2代目プリウスで初採用されたTHSで、効率の向上とともにエンジンを停止させてモーターだけで走行できるEVモードが追加された。
このEVモードにより燃費は大きく向上し、以降のTHS全てに採用された。
なおこの世代から「THS-Ⅱ」と呼ばれている。
2代目プリウス、
ハリアー ハイブリッド、
アルファード ハイブリッド
2003年〜2009年
第三世代2009年の3代目プリウスから採用されており、正式名称は「リダクション機構付きTHS-Ⅱ」。
システム電圧が高くなってモーターが小型化され、さらにリダクション(減速)ギアによってトルクの向上が図られている。
機構全体が小型軽量化され、低コスト化されたことから更に小型の車種へも展開が可能となった。
3代目プリウス、
アクア、
ヴィッツ ハイブリッド
2009年〜2015年
第四世代最新の4代目プリウスから採用され、ギア系統の構造見直しにより全長短縮、および機会損失の低減によってより高効率、小型軽量のシステムになった。
第四世代のTHS-Ⅱの採用により、プリウスは世界でトップの燃費である40.8km/Lを実現した。
またFR車向けにはTHSに4速変速機構を組み込んで高速域での効率と燃費を向上した、マルチステージハイブリッドが採用された。
4代目プリウス、
レクサス LC500h
2015年以降

このようにTHSはプリウスのフルモデルチェンジとともに新たな世代へと進化しており、その都度構造の見直しと新たな技術の投入により燃費を向上させてきました。

第二世代以降はすべてTHS-Ⅱという名称ですが、これはトヨタが商品戦略上意図的に設定したものです。

またプリウスの登場とともにTHSは順次新型に切り替わっていきますが、それまで発売されていた車種は前世代のTHSを採用しており、上記の表の期間ですっぱり切り替わったわけではありません。

現在も第三世代のTHSを搭載した車種もまだ多く、モデルチェンジを機に最新型のTHSに切り替わっていくでしょう。

THSの長所と短所

THSの長所と短所については以下の記事で詳しくご説明していますので、ここでは簡単にまとめてご説明します。

2モーターハイブリッドシステム2モーターハイブリッドシステムとは?1モーターとの違いなど仕組みを徹底解説!

THSの長所はなんといっても高い低燃費性能を発揮できる点にあり、他社のハイブリッドシステムよりワンランク上の燃費性能を実現しています。

現在のプリウスは最大40.8km/Lの燃費性能を持ちますが、他社ではこれ以上の燃費を実現できた車は現在ありません。

一方THSの短所としては高速燃費の悪化にあり、トランスミッションを持たないTHSはもともと中低速域での低燃費性能に焦点を当てて開発されたからです。

そのため昔からプリウスを始めとするハイブリッドカーは高速燃費が悪いといわれ、欧州などでは特に苦戦していました。

しかしそれもシステム自体の効率向上と、マルチステージハイブリッドなどの新技術により改善はされてきており、昔より高速燃費は改善しています。

MEMO

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トヨタのハイブリッド車の耐久性/故障のしやすさ

ハリアー フロント

トヨタは世界で初めて実用的なハイブリッド車を登場させたパイオニアではありますが、新技術にありがちな耐久性の不足や故障率の高さに関してはTHSは大きな問題は出ていません。

トヨタはそもそも世界で屈指の信頼性を誇るメーカーであり、その耐久性の高さは世界的にもかなりの評価を持っています。

従来のガソリン車でもトヨタ車は故障が少なく、北米や欧州などで外部機関が調査する故障率調査でもトップを何度も獲得しているほどです。

ポイント

そんなトヨタが開発したTHSにもその信頼性の考え方はしっかり反映されており、初代THSから大きな故障やリコールがおこったことはありませんでした。

THSには複雑で故障の多いトランスミッションがないことも信頼性が高い理由のひとつで、遊星歯車装置の構造の単純さが大きなメリットとなっています。

また故障が比較的多いエンジン技術に関しても、トヨタはもともとの信頼性が高いので故障率は低いです。

なおトヨタ車の故障については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウス エンブレムトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

トヨタのハイブリッド車の評価・評判

トヨタのハイブリッド車やハイブリッドシステムに対する評価は高いものが多く、以下のような燃費や信頼性に関してはトヨタがトップクラスという認識が一般的になっています。

一方でTHSは以下のように高速域ではまだ不満が多いのが実情ですが、燃費よりも速度の伸びが悪いと言った点もあるようです。

この点に関しては中低速域での燃費を重視したハイブリッド車という車種では仕方ない点ですが、一部のユーザーからの不満は根強いものがあるようです。

トヨタのハイブリッド車の種類・ラインナップ

トヨタは初代プリウスの登場以降多数のハイブリッド車を発売してきましたが、現在は24車種がラインナップされています。

今回はその最新車種全車種を、車のカテゴリーごとにまとめてみました。

コンパクトカー系

カローラスポーツ フロントから

コンパクトカーは1L〜1.5L程度の小型ハッチバックがメインのカテゴリーで、大衆車としてはもっとも競争の激しいカテゴリーといえます。

そのカテゴリーでもトヨタは3車種ものハイブリッド車をラインナップしており、非常に高い競争力を持っています。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
アクアFF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L〜
38.0km/L
74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
ヴィッツFF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
カローラ
スポーツ
FF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
30.0km/L〜
34.2km/L
98ps(72kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
3,600rpm

このカテゴリーで最も競争力のある車種はハイブリッド専用車のアクアで、登場から10年近く経過するのに未だにフルモデルチェンジを行っていません。

しかしその状態でも販売台数は常にトップ3を維持しており、プリウスとともにトヨタの看板車種となっています。燃費性能もトップクラスで価格も安いということで、他社車種でアクアと並べる車はそこまで多くありません。

またカローラスポーツはもっとも最近発売された車種で、シャープなデザインのホットハッチ風になっています。しかし燃費は非常に良好で、スペックこそあまり高くありませんが環境性能は高い点がこの車種の特徴です。

コンパクトカーのハイブリッド車はトヨタが圧倒的な強さを持っており、車種展開もその燃費性能も高いレベルの車がそろっています。

アクアのフロントアクアの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ヴィッツ 外装ヴィッツの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!カローラスポーツ フロントからカローラスポーツの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

セダン系

カムリ フロント

セダン系の車種は自動車メーカーの顔ともいえるカテゴリーですが、トヨタはプリウスを初めとして非常に多い車種を展開しています。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
プリウスFF、4WD2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
34.0km/L〜
40.8km/L
98ps(72kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
3,600rpm
プリウスPHVFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
37.2km/L98ps(72kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
3,600rpm
カムリFFA25A-FXS型
2,487cc 直列
4気筒DOHC
28.4km/L〜
33.4km/L
178ps(131kW)/
5,700rpm
22.5kgf・m(221N・m)/
3,600-5,200rpm
カローラ
アクシオ
FF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
クラウンFR、4WDA25A-FXS型
2,487cc 直列
4気筒DOHC
20.8km/L〜
24.0km/L
184ps(135kW)/
6,000rpm
22.5kgf・m(221N・m)/
3,800-5,400rpm
FR8GR-FXS型
3,456cc V型
6気筒DOHC
17.8km/L〜
18.0km/L
299ps(220kW)/
6,600rpm
36.3kg・m(356N・m)/
5,100rpm
センチュリーFR2UR-FSE型
4,968cc V型
8気筒DOHC
13.6km/L381ps(280kW)/
6,200rpm
52.0kg・m(510N・m)/
4,000rpm

プリウスは言わずと知れたハイブリッド車の代表格ですが、その改良型であるプリウスPHVはプラグインハイブリッドカーという外部充電が可能な次世代のハイブリッド車です。

ポイント

プラグインハイブリッドカーはバッテリーによるEV走行を50km程度走行できる車ですが、プリウスPHVはスペック上68.2km走行でき、その間の燃料消費がなくなるという大きなメリットを持っています。

また他にはトヨタの代表的なセダンであるカムリやクラウンにもハイブリッドがあり、特にクラウンハイブリッドには2種類のエンジン設定があるほど豊富なラインナップを持ちます。

クラウンはFR系ハイブリッド車の代表格で、マルチステージハイブリッドの採用により燃費と高速走行性能が向上しています。4WDの設定もあり非常に選択肢の広い車種です。

さらにトヨタの最高級セダンであるセンチュリーが少し前にフルモデルチェンジを迎えましたが、そのスペックはセンチュリーとしては初めてハイブリッド専用車となりました。

レクサスなどにも採用されるV8エンジンとの組み合わせで、以前課題だった燃費を大幅に改善しています。

このことを見てもトヨタはなによりハイブリッド技術に重点を置いており、今後もラインナップは拡大していくでしょう。

プリウス フロントプリウスの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!プリウスPHVのフロントプリウスPHVの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!カムリ フロントカムリの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!クラウン フロントからクラウンの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ミニバン系

ヴェルファイアのフロント

ミニバンは日本で非常に人気の高いカテゴリーで、以前はセダンが担っていたファミリー層を一気に取り込んだ車種です。

5人以上の多人数乗りで家族連れにも使い勝手がよく、そこにハイブリッドモデルが追加されると非常に魅力的な車種となりました。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
シエンタFF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
27.2km/L〜
28.8km/L
74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
ノアFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
23.8km/L99ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
4,000rpm
ヴォクシーFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
23.8km/L99ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
4,000rpm
エスクァイアFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
23.8km/L99ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
4,000rpm
エスティマ
ハイブリッド
4WD2AZ-FXE型
2,362cc 直列
4気筒DOHC
17.0km/L〜
18.0km/L
150ps(110kW)/
6,000rpm
19.4kgf・m(190N・m)/
4,000rpm
アルファード4WD2AR-FXE型
2,493cc 直列
4気筒DOHC
18.4km/L〜
19.4km/L
152ps(112kW)/
5,700rpm
21.0kgf・m(206N・m)/
4,400-4,800rpm
ヴェルファイア4WD2AR-FXE型
2,493cc 直列
4気筒DOHC
18.4km/L〜
19.4km/L
152ps(112kW)/
5,700rpm
21.0kgf・m(206N・m)/
4,400-4,800rpm

トヨタはミニバン系の車種も充実しており、ハイブリッドモデルも7車種あります。ですが同一車種で車名とフェイスを変更した車種が多く、

  • ノア
  • ヴォクシー
  • エスクァイア

は同一モデルです。またアルファードとヴェルファイアも同一車種で、これらはスペック上は同一でデザインの違いのみです。

エスティマハイブリッドはミニバン系のハイブリッド車でも昔からあるモデルですが根強い人気があり、比較的古いハイブリッドシステムのままでも販売され続けてます。

またアルファードやヴェルファイアとあわせてフルタイム4WDの車種となっており、悪路走破性も高いミニバンに仕上がっています。

ミニバン系の車種は重量も重たいことから燃費はそこまで改善しませんが、それでも同一車種のガソリン車よりは大幅に向上しています。

シエンタ フロントからシエンタの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ヴォクシーのフロントヴォクシーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!トヨタ エスティマエスティマの口コミ評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!アルファード 外装アルファードの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ワゴン系

カローラフィールダー フロントから

ワゴンはハッチバックカーの全長を延長した車種で、高い積載量を持つ車です。車種的にはカローラやプリウスの発展車種となっており、性能面ではほぼ同等となっています。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
カローラ
フィールダー
FF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
プリウスαFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
26.2km/L99ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
4,000rpm

以前はワゴン、特にステーションワゴン系の車種は非常に人気があったのですが、ミニバンの人気が高まるとともにワゴン系の車種は少なくなりました。

ベース車両に対して重量増加から燃費も悪化傾向にあり、加えてミニバンほどの積載量や乗員数がないので、現在では中途半端な車種という感じが否めません。

プリウスα 外装プリウスαの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

SUV系

C-HRのフロント

SUVはスポーツユーティリティビーグルの略で、悪路走行も可能な多目的車のことを指します。

しかし近年はSUVでも都会的なデザインを持つクロスオーバーSUVが世界的にも流行しており、トヨタもこの車種にハイブリッド車を投入しています。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
C-HRFF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
30.2km/L98ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
3,600rpm
ハリアー4WD2AR-FXE型
2,493cc 直列
4気筒DOHC
21.4km/L152ps(112kW)/
5,700rpm
21.0kgf・m(206N・m)/
4,400-4,800rpm

トヨタで現在ラインナップされているSUVのハイブリッド車は2車種で、どちらもクロスオーバーSUVです。

ポイント

C-HRはコンパクトSUVですが、コンパクトカーとプラットフォームを共用したことから完全に乗用車よりの車となっています。

そのためスペック的にも燃費が非常によく、SUVのような重量の重たい車種にしてはかなり優秀な燃費です。その代わりSUVの魅力でもある4WDは設定されておらず、そういった想定はそもそもされていない車種です。

一方ハリアーハイブリッドは4WDの設定がある車種で、ある程度悪路走行も可能な車種となっています。

エンジンが大型なこともあり燃費はそれほどでもありませんが、このクラスのSUVとしては良いほうだといえるでしょう。

C-HRのフロントC-HRの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ハリアー フロントハリアーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

GR/SPORTS

トヨタ ヴィッツ GR SPORT

GR/SPORTSはトヨタのスポーツ系の特別仕様車で、ラインナップ上は別車種扱いとなっています。

車名駆動方式エンジンカタログ
燃費
最高出力最大トルク
アクア
”GR SPORTS”
FF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
ヴィッツ
”GR SPORTS”
FF1NZ-FXE型
1,496cc 直列
4気筒DOHC
34.4km/L74ps(54kW)/
4,800rpm
11.3kgf・m(111N・m)/
3,600-4,400rpm
プリウス
”GR SPORTS”
FF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
34.0km/L〜
37.2km/L
98ps(72kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
3,600rpm
プリウスα
”GR SPORTS”
FF2ZR-FXE型
1797cc 直列
4気筒DOHC
26.2km/L99ps(73kW)/
5,200rpm
14.5kgf・m(142N・m)/
4,000rpm

GR/SPORTSのハイブリッド車は上記の4車種ですが、どれもベース車両とスペック上は同一で、車のデザイン的な面でスポーツ系の車種となっています。

ガソリン車ではスペックアップなどもあるのですが、ハイブリッド車の場合は燃費を悪化させないことが重要なのでスペックは据え置きとなっているのです。

MEMO

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トヨタのハイブリッド車の人気車種

トヨタは世界でも随一のハイブリッド車ラインナップを持っていますが、その中においても特に人気の高い車種があります。

その中から現在自動車販売台数の多い順に3車種ご紹介しましょう。

トヨタ アクア

アクアのフロント

アクアはトヨタのハイブリッドコンパクトカーの中でも最小の車で、2011年に発売されてから現在までモデルが続いている長寿車です。

しかしアクアは発売から現在に至るまで常にすべての国内販売台数のトップクラスを維持してきた実績があり、このような車はこれまであまりありませんでした。

MEMO

アクアは圧倒的な低燃費、車のサイズの手頃さと、2,000,000円前後というハイブリッド車として比較的安価な価格が大人気となり、発売後からすぐにプリウスを押しのけて販売台数トップに何ヶ月もなっていました。

普通はモデルが古くなってくると勢いがなくなってくるものですが、アクアは競合となる日産やトヨタのコンパクトカーの燃費があまり伸びておらず、競合がほぼない状態となったこともあり、現在までその人気が保たれてきています。

2013年には一度目のビッグマイナーチェンジを実施し、デザインはほぼ変わらなかったものの燃費が35.4km/Lから37.0km/Lへ向上し、さらに2017年のマイナーチェンジで38.0km/Lまで改良が続けられました。

競合車もアクアに肉薄するほどの燃費性能を持つコンパクトカーを相次いで登場させましたが、アクアの燃費には及ばず未だにコンパクトカートップの燃費性能はアクアがもっています。

とはいえアクアは登場からすでに8年が経過しており、そろそろフルモデルチェンジが期待されている車で、近年登場するとの噂が各所から出てきています。

なおアクアについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

アクアのフロントトヨタ アクアの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!アクアのサイドアクアの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

トヨタ プリウス

プリウス フロント

アクアの次に販売台数の多いトヨタのハイブリッド車はやはりプリウスで、4代目プリウスが2018年にフルモデルチェンジを行ったこともあり販売台数が伸びています。

プリウスはとにかくその燃費性能が数ある車の中でもトップであり、同一モデルでも全てが良好な燃費をもっています。

4代目プリウスでTHS-Ⅱは4世代目となってその熟成度合いはさらに向上し、とくにプリウスの課題であった中高速域での走行性能が高まりました。

当然それだけではなく燃費も犠牲にはなっておらずもはや敵なしの状態に見えますが、実は4代目プリウスは発売当初からその奇抜なデザインが不評となり、販売台数には次第に陰りが見えていました。

そのため2018年に主にデザインを刷新するマイナーチェンジを実施し、特に不評だったフロントマスク周りが大きく改善されました。

このことによりプリウスの販売台数は勢いを取り戻し、3代目プリウスからの乗り換えを躊躇していた層をある程度取り込めたようです。

マイナーチェンジで燃費やスペックには変更はありませんが、もともとの性能が良いうえに4WDの設定もあるので、他のハイブリッド車より一歩先を進む車といえるでしょう。

なおプリウスについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウス フロントから新型プリウス(50系後期)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!プリウス フロント【画像/写真】新型プリウス(50系後期)の内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!

トヨタ ヴォクシーハイブリッド

ヴォクシー フロント

ヴォクシーはトヨタの中型トールサイズミニバンで、ノアやエスクァイアとは兄弟車です。この3車種はフロントマスクのデザインが違いますが、その中でも力強いデザインのヴォクシーの売れ筋が良好です。

ヴォクシーにはハイブリッドモデルも追加されたことでその販売台数は増加傾向にあり、23.8km/Lという燃費は数あるトールサイズミニバンの中でもトップクラスです。

中型ミニバンは現在ファミリーカーの中核ともいえる車種で、コンパクトミニバンよりは積載量と乗車定員で勝り、さらに高級ミニバンより価格面で有利という丁度いい位置にある車種といえます。

各自動車メーカーともこのカテゴリーはファミリー層向けの主戦場として強力な車種を展開しており、その中で燃費が良いハイブリッド車というのは大きなアドバンテージとなります。さらにトヨタ自体の信頼性の高さも相まって、ヴォクシーはトヨタの売れ筋車種となっています。

なおヴォクシーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ヴォクシーの運転席のドアを閉めた状態ヴォクシーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!ヴォクシー フロントから【画像/写真】ヴォクシーの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!

今後発売予定のトヨタのハイブリッド車

トヨタのハイブリッド車は今後も様々な車種が登場するとされており、今後も車種は拡大していく予定です。

2019年には新型RAV4、カローラフィールダーなどがハイブリッドモデルもラインナップして登場すると噂されていますが、もう一つ気になるのはエスティマハイブリッドです。

エスティマハイブリッドは現在もラインナップされているものの、その発売は10年以上前という長寿車種となってしまっており、そのフルモデルチェンジはずっと待望されていました。その際には最新のハイブリッドシステムが搭載されるので、燃費の大幅な向上が見込まれます。

またもう一つの注目車種はコンパクトカー アクアのフルモデルチェンジで、こちらも登場8年経過していることから2019年後半には登場するのではと言われています。

現在でもアクアの販売台数はまだ好調ですが、近年は日産ノート e-powerの登場で販売台数を逆転されたこともあって、大幅な改良と燃費の改善が期待されます。

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トヨタのハイブリッド車の理想的な運転方法・コツ

ハリアー メーター

トヨタのハイブリッド車はすべてTHSによって構成されていますが、THSの特徴から燃費を良好に保ったままで走行するためには理想的な運転方法があります。

THSのシステムは車の中低速域での燃費改善に特に優れており、小型軽量の構造と低燃費エンジンの採用がその理由です。

ですが一方で高速走行領域ではエンジン回転数が高くなってしまうデメリットもあり、このあたりはトランスミッションがないTHSの泣き所でもあります。

ポイント

そのためトヨタのハイブリッド車を効率的に運用するためには、高速走行よりも一般道路の走行を重視するとよいでしょう。

さらにこれは車全般に言えますが、車の加速を緩やかにすることも燃費を大きく改善する方法です。
車の加速時にはどうしてもエンジン回転数が高くなるので、そこで燃費を大きく悪化させてしまいます。

そのためアクセルの踏み込みを緩やかにすることでエコ走行が可能となり、ハイブリッド車として効率の良い走り方となります。

トヨタのハイブリッド車には運転席に燃費の表示や色でエコ運転かどうかのインジケーターがあるので、運転中にそれを気にするこでもエコ運転が可能となるでしょう。

なおハイブリッド車の燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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