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アテンザは高級車じゃない?大衆車?世間のイメージを元に解説!

マツダのフラッグシップカーのアテンザ。

ガソリンエンジンだけでなくお得意のスカイアクティブディーゼルなどこだわりのパワートレインや走行性能、躍動的なデザインはまさしく現在のマツダの最高峰ですが、アテンザは高級車と言えるのでしょうか。

ここではアテンザは高級車と言えるかどうかを解説していきます。

アテンザは高級車なのか

マツダ アテンザ

各社フラッグシップカーといえば高級車というイメージがありますが、アテンザはマツダにとって高級車として作られているのでしょうか。

実はマツダにとってアテンザは高級車という概念ではなく、マツダの一番良い車というコンセプトで作られています。

ではアテンザの立ち位置について解説します。

大衆車メーカーのマツダ

まず第一にマツダというメーカーが、高級車を作っているメーカーではないということです。

そもそも高級車の定義というものが非常に曖昧なため詳しく言及するのは難しいですが、国産で高級車を作っているメーカーと言えるのはレクサスやインフィニティ、アキュラといった上位ブランドを指します。

そして海外の自動車メーカーで言えばベンツやジャガー、さらにはロールスロイスなどそうそうたるメーカーがいます。

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こういったメーカーはもともと車両価格が高額なのもありますが、乗っているだけでステータス性があるメーカーだと言えるでしょう。

ファッション的に言うとルイヴィトンのようなハイブランドとコーチのような大衆ブランドとの違いです。

ちなみに国内一般メーカーで高級車と言えるのはフーガやクラウンぐらいでしょう。

クラウン フロントクラウンは高級車じゃない?大衆車?世間のイメージを元に解説!

マツダも昔は高級路線の車を作っていましたが、現在では大衆車メーカーです。

アテンザの生い立ち

アテンザはもともとマツダのミドルセダンとして販売されていたカペラの後継車として開発され、ロードスターやRX-7などにつづく5ドアスポーツカーというスタンスで登場しました。

カペラとは、当時マツダの主力車種であったファミリアの上位車種として登場した車です。通常のエンジンの他にロータリーエンジンを搭載したモデルをラインナップするなど、スポーティな車として発売されました。(エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)

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しかしRX-7などの登場によりスポーツ路線は薄れ、ミドルクラスのファミリーカーという立ち位置に変わっていきました。

その後ファミリアはアクセラへと代替わりし、カペラも続けてアテンザとなりました。それでも立ち位置はマツダのミドルクラスセダンという立場から変わりませんでした。

ポイント

つまりマツダとしては、アテンザの始まりはスポーティなミドルクラスセダンとしてスタートしており、高級車としては作られていないのです。

価格的にも一般的

高級車と言うからには、ステータス性から価格もそれなりに高額でないとになっている必要があります。

アテンザの価格は280万円から420万円ほどで、車の作りは非常に良くできていますが、この価格帯では高級車を買ったという満足感を得るのは難しいでしょう。(評判の詳細は以下の記事をご参照ください。)

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やはり高級車を所有するというからには周りからさすがと思われる価格でないと意味がありません。そう考えると一般的に500万円以上の価格を持つ車が妥当だと思われます。

多気筒エンジンがラインナップにない

アテンザにはV型6気筒エンジンのような多気筒エンジンがないのも高級車と言い難い理由の一つです。

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いくらクリーンディーゼルやスカイアクティブ技術が優れていると言われても、高級車と言われるからには大衆エンジンといわれる直列4気筒以上のエンジンが選択できることが必須でしょう。

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やはり多気筒エンジンは高級車らしいスムーズな回転を生み出しますし、高回転まで回したときの排気音などは官能的だとも言われます。

BMWもずっとシルキーシックスと言われる直列6気筒エンジンにこだわって製造してきました。

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近年世界的にエンジンのダウンサイジングの傾向にあるため、高級車と言われる車にも直列4気筒エンジンを搭載するものが増えてきていますが、やはり高回転になると唸りや振動が出るため高級とは言いにくいのが正直なところです。

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マツダの一番

アテンザは高級車ではないという立ち位置であってもマツダのフラッグシップカーであり、マツダの1番の車です。

パワートレインや走行に関する電子制御はもちろん現状のマツダのもつ最高のものを採用していますし、スエードや本物の本木目を採用した車内空間や洗練されたエクステリアデザインなどは非常に高次元で作られています。

本当は高級車といっても良いぐらいの作りの車ですが、上記の理由から高性能車という方がしっくり来るでしょう。

アテンザの世間でのイメージ

アテンザはメーカー的に見ても価格的に見ても高級車とは言えないようですが、一般ユーザーからはどのような車として見られているのでしょうか。

ツイッター上からピックアップして解説していきます。

アテンザはやはり高級車と言うより高級車風な車のようです。

しかしフラッグシップならではの風格はしっかり漂っているようで高級感は感じられるようです。

隣どうしに並んだレクサスとアテンザ。レクサスの価値とはなにか、非常に難しいお話です。デザイン的に見ると明らかにアテンザのほうがスタイリッシュで洗練されています。

ただマツダに乗っているというのとレクサスに乗っているというのでは、どちらが相手に高級なイメージを与えられるかというと、そこがレクサスの価値になるのです。

なおレクサスについては以下の記事で具体的に紹介しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

レクサスGSのフロントレクサスGSの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!レクサスRXのフロントレクサスRXの試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!

目に見えるところに高級感のあるデザインを持ってきているけど、シートバックやセンターコンソールなど目につきにくい部分や無理やりメッキ加飾をほどこし高級感を演出しているところが高級車とは言えない部分なようです。

高級車メーカーのレクサスにも勝るほどデザインや走行性能、車の作りが良いのは感じられますが、やはり一般的なイメージで見てもアテンザは高級車ではないというイメージのようです。

ちなみにアテンザが高級車ではないという人の中では、やはりエンジンが多気筒でないことや前輪駆動車であること、運転席よりも後部座席のほうが乗り心地が良い車でないと高級車でないという意見もありました。

アテンザの海外での位置付け

日本国内では高級車風な大衆車という位置づけのアテンザですが、世界中で販売されているためその国々によってイメージは違います。

では海外ではアテンザはどのような立ち位置として認識されているのでしょうか。解説していきます。

海外での価格は

アテンザは海外ではマツダ6というネーミングで販売されています。

日本で展開されている仕様とほぼ変わらない性能ですが、海外での販売価格は21,500ドルから33,000ドル、日本円換算すると約236万円から363万円となり、大衆ミドルセダンとしては一般的な価格帯となっています。なんと国内で購入するよりも40万円ほど安いですね。

価格で車のランクを決めることは一概にできませんが、ミドルクラスの大衆車として考えるとぴったりハマる価格帯であるため、海外でも一般的な大衆セダンとして捉えられていると言ってよいでしょう。

価格以上の高性能車

アテンザは価格的には大衆車であるという話をしました。

しかしアテンザはこのミドルクラスの車の中ではインテリアの質感や走行に関する技術、デザインや全体的なレイアウトなどは非常に良くできており、価格以上の高性能車と評価されています。(デザインの詳細は以下の記事をご参照ください。)

メタリック アテンザ【画像】アテンザはかっこいいのか?デザインについて徹底分析!

人間工学に基づいて設計された操作パネルのダイヤルやボタンそしてディスプレイなどは、運転中でも非常に使いやすくできており視線の移動なども少なく運転を妨げない配置になっているそうです。

ブレーキやハンドル性能なども非常に良くできており、高級車と十分渡り合えるくらいの質感を持っていますが、やはりエンジンのパワーや直列4気筒しかないエンジンの型が不満のようです。

というわけでアテンザは海外でも非常に良くできた大衆車として評価されています。

MEMO

もしアテンザを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

アテンザが大衆車だといえる理由

ここまでアテンザが高級車か大衆車かの解説をしてきました。

結論としてはアテンザは質の高い大衆車という結論になりますがその理由を解説していきます。

作りは高級車レベル

アテンザ インテリア

アテンザは他のミドルクラスセダンとは一線を画する作りであることは間違いありません。

高級外車にも負けないくらいの造形のキレイなインテリアには、本木目やナッパレザーそして量販車初採用のウルトラスエードヌーなど、高級車と言われるクラスでしか採用されないような本物の素材が使われており、必ず乗る人を満足させてくれるであろう高級感があります。

さらにレクサスとも勝負できるほどのスタイリッシュなボディと、海外の道路で鍛え上げられた非常に高性能な走行性能や人間工学に基づいて作られた操作パネルは、走行性能の高さと安全性の高さを雄弁に語っています。

車だけを見ると非常に高品質な車です。

一般的には大衆車

ただ残念ながらアテンザはその上質な作りや走行性能などを考えると高級車のように感じることができますが、クラスを超えた大衆車というのが一般的なイメージです。

そもそもマツダというブランド自体が高級車というイメージではありませんし、そのマツダ自身もアテンザは高級車として作っているのではなく、質の高い車という基準で開発しており高級車にはなりえません。

そして価格も高級車を買ったんだと言えるような価格帯ではありませんし、エンジンも直列4気筒の大衆的なエンジンのみで大衆車を超えるような走行性能といったものもそこまで感じられません。(走行性能の詳細は以下の記事をご参照ください。)

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こういったことから人間のステータス性や感性に訴えかけて来る部分が少なく高級車とはいえません。アテンザは非常に良くできた高級車ライクな大衆車といって良いでしょう。

アテンザはマツダの高級車になりうる

フラッグシップカーのアテンザが大衆車であるという結論が出ました。

現在のマツダには上位ブランドといったものもありませんし高級というイメージもありませんので、マツダの高級車というものは存在しません。

しかし近年ディーラーの建て替えやリフォームなどでマツダブランドをキレイに立て直しており、高級感のある雰囲気を作り始めています。

車のデザインでブランド全体のイメージを作り上げ、さらにスタイリッシュなディーラーを作っているなど、もしかするとこのままマツダは高級ブランドへと変貌を遂げようとしているのかもしれません。

そのときにはアテンザが高級車として君臨しているかもしれません。

アテンザについては以下の記事でも取り上げているので、もっと詳しく知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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