マツダのコンパクトSUV、CX-3。
力強いクリーンディーゼルエンジンやマニュアルミッションなど、魅力的なパワートレインをもつCX-3は運転が好きなドライバーにはたまりません。
そしてオーソドックスなガソリンエンジンもCVTではなく多段ATやマニュアルミッションを採用するなど、人馬一体の操作性を実現しています。
今やマツダの代名詞となった”魂動デザイン”で作り込まれた精悍なそのスタイリングは、見るものを魅了していくでしょう。
そんなスタイリッシュで人馬一体の走りが楽しめるCX-3ですが、実際の評判はどうなのでしょうか。
ここではCX-3の良い評判や良くない話をまとめて検証していき、買うべきかどうかを検証していきます。
CX-3の2ch(5ch)での良い評価
ディーゼルモデルだけでなくガソリンモデルもラインナップされたCX-3。掲示板などではどういった意見がかわされているのでしょうか。まずは良い点を見ていきましょう。
外観
見てきたけどかなりいいね
自分的には日本車でこれだけワクワクするデザインは久しぶり
実物を見てきたけど、デザインは文句なし!
CX-3はマツダの意匠デザインである魂動デザインが活かされており、躍動的で高級感を感じさせる車です。
そのデザインは国産車の中では群を抜いたできで、海外のプレミアムブランドにも引けを取らない魅力となってます。カタログなどの写真だけではなく、実物を見ることでさらに迫力が感じられるでしょう。
顔のデザインはデミオの方が好きだけど
ボディのバランスは圧倒的にCX-3だな
CX-3はデミオのコンパクトなデザインをSUVらしいワイドなボディで表現しています。そのため車幅と全長のバランスが非常に良く、堂々とした雰囲気です。
デミオと変わらないという意見もたまにありますが、このバランスの取れたスタイルの良さと魂動デザインとの組み合わせがCX-3の魅力となり、迫力を感じさせます。
今までマツダ車まったく興味わかなくてどんな車があるのかも知らなかったんだけど、ふと見たCX-3がかっこいいって思って実車見に行ったけどあのすげぇ似てるデザインそれぞれ少し個性があってどれもいいね
マツダは現在どのモデルに対しても魂動デザインを採用していることもあり、まるで金太郎飴だと揶揄する人もいます。
しかしそれぞれモデルに対して、最適なデザインや洗練されたデザインを導入することで、少しずつ個性が感じられます。
海外のプレミアムブランドレベルに達するのも時間の問題かもしれません。
内装
シート乗り心地いいしヒーターパワーシート最高だわ
内装も赤がかっこいい
CX-3は内装デザインももちろんプレミアムです。横基調の落ち着いたデザインにソフトパッドを組み合わせた質感高いダッシュパネルや座り心地の良いシートなど、高級感を感じさせます。
前期型には上質な赤を取り入れた内装もあり、エレガントな印象を与えていました。
内装はデミオよりおしゃれで洗練されてきた
ツーリングしか見てないが、内装はデミオよりはよい
派手すぎないシックな赤が良いアクセントになっている
インテリアデザインもデミオと共通している部分が多いため、デミオと比較されることは多いです。ただそこは上の車格を持つCX-3。
デミオに対してもデザインや素材の使い方で車の違いを見せてきます。ただ大きな違いと言うほどではありませんから、分かる人にこそわかると言って良いでしょう。
走行性能
20Sの試乗車を数日借りれたんだけど、個人的にはディーゼルの出足の重さが不満だったから
ガソリンの軽快さは好印象だった。
現行のCX-3には2.0Lガソリンエンジンと1.8Lディーゼルエンジンの2種類のパワートレインが用意されています。
前期型は1.5Lディーゼルエンジンのみのラインナップでしたが、ガソリンモデルが追加された後、1.8Lディーゼルとの入れ替えにて販売終了となりました。
こちらの方にとってはディーゼルエンジンは出足が遅く感じていたようで、ガソリンモデルは吹け上がりもよく軽快に走るところが好印象とのことです。
クリームディーゼルは予想より静かに感じた
レスポンスは180が出だしモッサリなのでかなり快適な初速を感じた
特にエンジンが唸る事なく加速していく気持ち良さは正に2.5リットル並みと言う理由が頷ける
マツダの主力であるディーゼルエンジン。こちらはエンジンにナチュラルサウンドスムーザーが採用されいることもあり、静粛性はとても良くなっています。
そしてトルクフルなエンジンは加速もよく、唸ることなくスムーズに加速していくので2.5L並のトルクと言われても納得できるとのことです。
近所をウロウロと高速1区間のみの試乗でしたけど正直時速40キロ台では心があまり動かなくて(内装が良いのには感動しましたが)
高速に入ると、その加速や安定性が発揮され良い車だと思いました。
だから長距離乗ったり田舎道をハイペース走行するような人にはすごくいいと思います。
このディーゼルエンジンを高速道路で試した方もいます。低速ではそれほど魅力というほどのものは感じなかったとのことですが、高速道路に入ると加速性の良さや走行安定性が発揮されるようです。
初速から力強いみたいですが、中間加速もしっかりしているので長距離ドライブが多い人には良さそうですね。
安全性能
MRCC使って高速流してれば普通に2時間でも3時間でも運転できるのだが
そういえば運転してて疲れるって感覚があまりないなぁ
不思議と腰も痛くならない
CX-3にはマツダの先進安全装備であるスマートブレーキサポートが採用されています。単眼カメラとミリ波レーダーを用いたもので、アダプティブヘッドライトとの組み合わせで最適なセンシングを行います。
そんなシステムを用いて作動させるのがこのマツダレーダークルーズコントロール(MRCC)です。前車に対して追従するだけでなくレーンキープなどもしてくれますから、長時間のドライブであっても疲れにくくドライバーの安全を守ります。
MRCCのいいところは、車間距離や速度を気にして前方をガン見しなくてもよくなるところ
少し景色を見たり隣と話したり、姿勢を変えたりする余裕ができるから、結果的に疲れにくいんだよね
そもそもこういった機能は速度の管理や車間の維持など本来ドライバーがやらなければならない動作を車自身がやってくれるため、疲労が結果的に抑えられます。
疲労が抑えられれば肝心な場面でのドライバーの集中力にも繋がりますし、安全運転につながるといえるでしょう。
乗り心地
ボディや足回りがしっかり作ってあるせいかハンドリングには不満はないし、
また街中をふつうに走る分には何の不足もないし、
高速道を巡航するにはうってつけのエンジンである。
CX-3の乗り心地はなかなか良くできています。
しっかり作り込まれたボディや足回り、そしてシチュエーションに合わせて最適な制御を行うG-ベクタリングコントロールなどで、快適な乗り心地や走行安定性を実現しています。
街なかをゆっくりと走っても高速道路を走っても不満の出ない安定した走りができるでしょう。
同じクラスでトルクがあって内外装の質感と、高速で乗り心地良くて座り心地も良い車は他には無いな
CX-3のいるこのクラスと言えばライバルにはC-HRやヴェゼルなど錚々たる車がいます。
その中でディーゼルエンジンのパワフルな走りとプレミアムカーのような上質な内外装、そして優れた乗り心地を実現しているのはCX-3です。
それぞれ様々な魅力はありますが、質感や走り、乗り心地の3点に重点を持っている人にはCX-3はベストバイです。
ドアの重厚感アップ、閉めた時の音グッド!
45キロまでエンジン音うるさいが、ロードノイズは軽減されたように感ざる
トルク感はマイチェン前とはかわらない印象
CX-3は年次改良によってガラスやドアの厚みなど、生産ラインから作り込みが変わっています。そのため風切り音やロードノイズなどと言った静粛性、そしてドアを締めたときの音など質感は非常に良いです。
中古車でCX-3を狙っている場合は、年次改良でどんどん中身が変わっていますから自分の希望の条件の車があるかどうか、しっかり確認したほうが良さそうです。
燃費
燃料代そのものもそうだけど燃費だよ燃費この車は。
すいてる地方の高速で気をつけて走ればマジで40km/L狙えるぞホントに。
高速を300キロくらい走った時はmrcc90キロ設定で26キロ/Lくらいだった
CX-3は燃費性能の優れたディーゼルエンジンを採用していることもあり、燃費はとても期待できます。
こちらの方の場合は特に難しい操作をせず、MRCCで速度設定をして走るだけで26km/lとハイブリッドカー並みの燃費数値を見せています。
140km/hくらいの無法クルージングでも20km/L超えれるぞ。
高速限定だがそんな車ほかにあったら教えて欲しい。
大きな声では言えませんがこれほどの速度であっても20km/lを超えることができるようです。ディーゼルエンジンの燃費の良さには驚かされます。これほどの燃費性能であればハイブリッドはいりませんね。
市街地でi-DMの高評価を目指して走って12km/lくらい。高速なら100km/h強巡航で18km/l。
燃費性能ではディーゼルエンジンにばかり目が行きますが、ガソリンエンジンであっても街乗りで12km/l、高速道路では18km/lと優れた数値を見せます。
2.0Lエンジンでありながらもこれだけの数値を出せるというのは、実は探してもなかなかありませんよ。
CX-3の2ch(5ch)での悪い評価
最新安全装備やディーゼルエンジンの排気量アップなどで期待されているCX-3。良いことばかりのようですが、悪い評判もあるのでしょうか。次に良くない評判を見ていきます。
外観
魂動デザイン多すぎて正直特徴の無いマツダの車になってるんだよね
マツダの特徴である魂動デザイン。ただマツダといえばこのデザインということもあり、この顔がとてもありふれたものとなってしまっており、わからない人にとっては全部同じ顔に見えてしまうようです。
海外のプレミアムモデルのようにデザインテーマを揃えることでブランドの訴求力を上げる手法ですが、日本国内ではあまり受け入れられ悪く感じられます。
デザイン基本好きなんだけどどうもボンネットが長すぎてバランス悪い感じがするんだよな
まあそれが鼓動なんだろうが
魂動デザインの特徴の一つとして、ボンネットを長く見せてスタイルの良さを演出している部分があります。
これは本来縦置きエンジンで必然的にボンネットが長くなっていたので、横置きの前輪駆動の車にとってはそれほど重要なものではなく、わざとらしさを感じる人もいるようです。
どう感じるでしょうか。
内装
内装に関しては、写真だと質が高い気がしたが、実車見てチープだと感じた。
その辺は、今どんな車に乗っているかで判断が分かれると思う。
内装はチープ感で溢れてるし。
室内は狭いし、なんか外装もアンバランス。
エクステリアとともに評価の高いインテリア。ただそのデザイン性は高い評価ですが、プラスチック部品が意外に多かったりと写真で見るよりも質感の低さを感じてしまうようです。
デザインで高級感を期待させるインテリアだけに、実物を見て質感の低さを感じてしまうとがっかりして評価が大きく下がってしまっているのかもしれません。
センターコンソールのカップホルダー周りの貧相さは泣く。
あそこって軽自動車以下の内装品質&設計だと思うが。
センターコンソールのカップホルダー周りはとくに質感の低さを感じさせてしまうようです。確かに大口が空いただけのカップホルダーはとても残念です。ツメの甘さを感じてしまいますね。
デミオと同じ内装は失敗だ
収納スペース無さすぎ
そしてこちらでも言われているのが内装がデミオと同じだということです。ベースがデミオということもあり若干の差別化はされているはずですがそれほど大きな違いは見当たりません。
そしてデザイン優先で収納スペースも少ないですから、車に実用性を期待して購入される方にとっては不満が多くなるでしょう。
運転席助手席ともに窮屈。ラゲッジも横幅狭すぎで下のスペースもほぼ無い。
ユーティリティは完敗だーね。
エクステリアでは堂々とした大きさで車内の広さを感じさせますが、実は車内はそれほど広くないので運転席やラゲッジスペースは狭く感じてしまうでしょう。
CX-3は後部座席が狭く全体的に居住性は良くない
そしてCX-3で一番不満なポイントで言われているのがこの後部座席です。人が乗ることを想定されていないのではないかという狭さで、この車の居住性の低さを決定的なものにしています。
収納の少なさや車内の狭さなど、この車は実用性で選ばれるものではないことがよくわかりますね。
走行性能
Gの試乗車あったので試乗してきたわ
エンジンは確かに静か
さらに遮音を高める部品が装着されたとか
おろしたての車のためか吹け上がりは今乗ってるH車の2Lに比べるとそんなに軽いとは感じなかった
ダイレクト感高めたATだからこんなもんなのかな?
あとパドルの反応がワンテンポ遅かった
CX-3のガソリンモデルが登場するときにはすでに車体自体に静音性など改善がなされており、エンジン音は気にならないようです。
ただ他メーカー車に比べ軽快さや吹け上がりは今一つという印象を持たれています。
合間に今日発売のCX-3の試乗車に乗りました、サイレントスムーサー付き、XD。
ディーゼル音の大きさ、CX-5と変わらない。。
スムーサー装備の代わりに吸音材が少ないのかは確認してません。
走りに関しては。。なんでしょ、このもっさり感。。でした。
しかも運転中ディーゼル音気になりますね。
走りに快適さが全くないので、ディーゼル音がさらに気になりました。
ベタ踏みしてももっさりです。
私なら絶対買わない。
そして1.5Lディーゼルエンジンに関しては出足からもっさりとした感じで、さらにディーゼル特有のノイズも気になるという意見も見られます。
ナチュラルサウンドスムーザーがついて排気量が小さいのに2.2Lのディーゼルエンジンとそれほど音の大きさが変わらない、その上走りは悪いとのことですから、不満が出るのも仕方がありません。
ターボのラグは大きめだな。それより、絶対的なパワーが足りない。270Nm出てるのは1600-2500rpmの極狭い回転域。
というのも1.5Lディーゼルエンジンはパワーバンドが狭く、さらに1.5Lとディーゼルエンジンにしてはかなりの小排気量です。
試乗してはっきり言って
がっかりだった。ガサツでエンジン音もうるさかった。同じエンジンで
これ程印象がかわるとは。デミオはFFで3は4WDだったから
その重量差が影響したのかな。
ベタ踏みしても走らない、ディーゼルノイズが酷いようで、しまいには絶対買わないとまで言わせるほどのものですから、初期型の1.5Lディーゼルエンジンは中古車などでも避けたほうが無難かもしれません。
ガソリンが好きというより短距離移動中心+極寒冷地なのでエンジンやDPFの耐久性に不安があったのが選択理由。
ディーゼルエンジンは触媒に煤を溜め込んで一定距離ごとにDPFで煤を燃やして走っています。そのためちょい乗りが多い人だとトラブルが起こることも多いようです。
自分の使い方に合わせた選択が必要ですが、CX-3ではガソリンエンジンのほうが扱いやすいと言えるかもしれません。
安全性能
今日雪道走ったらMRCC反応しなくなった
エンブレムを拭いてくれと表示された
最近の先進安全装備は多くのカメラやセンサーで作動しています。特にMRCCのような車のセンサーをフル活用して作動する装置は、環境によって動作が左右されやすいです。
CX-3の場合はカメラの他にもエンブレムの中にミリ波レーダーが導入されています。そのミリ波レーダーで車の車間距離を図っているのですから、雪などで隠れてしまうともうお手上げなのです。
乗り心地
ガソリン試乗したけど、ちょっと踏み込むだけでもブオーンって盛大に車内に響くね。
プレミアム言うなら遮音にももっと力を入れて欲しいなぁ。
乗り心地ではガソリン車の方はエンジン音が車内に入ってきやすいようです。
多気筒エンジンで官能性の高いエンジンであればこういったエキゾーストノートも気持ちの良いものですが、実用エンジンの唸る音を聞いても気持ちの良いものではありません。
せっかく作りの良い車なのですから、もうちょっと静粛性能に力を入れてほしいですね。
ガソリンとディーゼル両方試乗車があったから乗り比べて見たけどディーゼルの方が乗り心地硬いね。
道が悪いところだと跳ねる、タイヤも一緒みたいだけど硬いタイヤつけてるみたいに感じたよ。
そして足回りに関してはディーゼルモデルのほうが乗り心地が硬い印象があるようです。
ガソリンエンジンと比較すると当然ディーゼルエンジンのほうが重いですから、必然的に足回りも強めのセッティングになります。
それにコンパクトカーはサイズ的にサスペンションのストロークもそれほど期待できませんから、そういった乗り心地の面ではディーゼルのほうが不利になりやすいようです。
例えば室内の狭さ。
デミオシャーシなのは分かってたけど乗ったときの運転席の圧迫感は閉口した。
後部座席の狭さもアクセラ以上だけど子供居ないしそこは割り切りだな。
そしてよく言われるのがこの車内空間の狭さです。デミオを見て覚悟していたという人も実際に見ると驚くようです。
後部座席が狭いというのはよく言われますが、運転席まで圧迫感があるとなると、ちょっと乗り心地に問題が出てきますね。
ワゴン車のような広めの車に普段から乗っている人にとってはなかなか慣れないかもしれません。
5人フル乗車なら荷質も狭いかも知れんが、Bセグなんて基本的に二人以下での利用だろ
ただこのぐらいのサイズの車は基本的に二人乗りがメインだという意見もあります。
CX-3も二人乗りであれば多少の圧迫感も包まれ感として安心に変えたりもできますし、フル乗車する使い方が多い人はもっと大きなCX-5などを選部という方が良いでしょう。
価格
cx-3 1.5D>アクセラ1.5D>アクセラ2.0G>cx-3 2.0G
cx-3の価格設定がおかしいのか、アクセラの価格設定がおかしいのか…
CX-3は価格設定に疑問点が出てきます。ほぼ上の車格であるアクセラの当時の価格帯と比較しても、CX-3のディーゼルが圧倒的に上の価格帯に上り詰めています。
ガソリンモデルだとアクセラより設定価格端であるはずですが、ディーゼルだと上に来るような価格設定はさすがに購入者にとっても納得行かないのではないでしょうか。
期待して待ってたけど減税対象じゃないからディーゼルとの価格差ってあんまりないね…
デミオの13Sとcx3の20Sの60万強+税金の差も如何ともし難く
デミオがこんなにcx-3に似てなきゃ悩まなかったかもしれんがこの価格差でcx-3選ぶと馬鹿を見たような気分になる
CX-3とデミオのデザインが非常に良く似ているため、60万円近い価格差をとってまでCX-3を選ぶと馬鹿を見そうだという意見もあります。
全く別の車だという印象があればこれぐらいの価格差があっても悩むポイントは少ないのかもしれません。こうなってくるとCX-3の立ち位置がよくわからなくなってきます。
結局、この車ってデザインだけで選ぶ車だよね。
デザインに対する不満もいくつかあったCX-3ですが、結局の所この車はデザインが一番の魅力なのです。
デミオに似ていたり価格設定がおかしかったりと多くの不満はしょうがないものだという意見もあります。
CX-3は買いなのか?
総評
デザイン
CX-3の最大の売りといえばこのデザインです。小型CX-5という枠だけで収まらない独自の魅力を持つスタイルで、デザインだけでこの車を選んだという人も多くいます。
プレスラインや過度な装飾などを取り去り、スタイルと面の見せ方だけで作り上げたこのボディはとても躍動感があります。
マツダ2とよく比較されますが、ボディのバランスが良く全く別物だという印象が強いです。
内装デザインもかなり上質です。機能性よりもデザインを優先しており、さらにソフトパッドなどで質感をしっかり感じさせる上質なインテリアです。
シートヒーターやパワーシートなど、上級車の洋の装備も満載で、プレミアムな気分を味あわせてくれます。
ただよくよく見ていくとプラスチック感を感じさせる部分も多くあり、目のこえた人からするとちょっと残念に感じる部分もあるようです。
走行性能
CX-3で意外に残念な印象を持たれているのがこのエンジン性能です。2.0Lガソリンエンジンはそれなりの印象なのですが、ディーゼルエンジンの方はパワー感がない、がらがら音が気になるなどあまり評価がよくありません。
cx-3のメインパワートレインであるディーゼルエンジンを購入しようと考えている人は、他のディーゼルに乗って確認するのではなく、かならずCX-3のディーゼルモデルに試乗して確認したほうが良さそうです。
CX-3の安全装備はカメラやレーダーでセンシングしており、数ある国産車の中でもかなり信頼の高いモデルとなっています。さらに最適な配光を行うアダプティブヘッドライトもありますから抜群の性能です。
CX-3のACCは非常に優秀ですから流れをほぼ任せることができるので、ドライバーの疲労も軽減され安全運転に務められるでしょう。
乗り心地は優れており、静粛性や振動などはかなりよくできています。ボディの剛性の良さやハンドリングの良さはもちろんのこと、質感の高いインテリアもあって乗り心地は非常に良いという意見もありました。
ただ後部座席は非常に狭く、乗れたものではないという意見も多くあります。普段から後部座席を頻繁に使う人はCX-5などワンランク上の広さを持つ車にしたほうが良いかもしれません。
その他
CX-3のディーゼルエンジンは非常に燃費性能が優れており、20km/l超えは当たり前でその気になれば40km/l近い数字も出せそうだとも言われています。
ガソリンモデルであっても20km/lに近い数値が出ており、燃費性能は最近の車としては十分な性能を持っています。
ただ価格設定はガソリンモデルはアクセラより安いのに、ディーゼルモデルになるとディーゼルモデルのアクセラよりも価格が高いなど何やらおかしいことになっていました。
そしてベースとなったデミオとは60万円近い価格差があるなど、コストパフォーマンスを考える人にはなかなか手が出しにくい車と言えるでしょう。
買いかどうか
ここまで総評をしてきましたが、CX-3は買いなのでしょうか。結論としてはデザインや質感を重視する人や燃費性能を重視する人にはおすすめします。ただ過度な期待は禁物です。
CX-3は今人気のコンパクトSUV市場にマツダが導入したスタイリッシュSUVです。スタイルやデザインは海外のプレミアムモデルに引けを取らないほど上質で、小手先の装飾でごまかすようなものではない素晴らしい魅力があります。
さらに燃費性能はディーゼルエンジンであれば20km/lを超えるなどハイブリッドカーも真っ青な燃費性能です。
ガソリンモデルであっても最近の車の中ではかなり上位の方に入るような燃費性能ですから、燃費性能を重視する人も十分満足できるでしょう。スタイリッシュで燃費の良い最近のトレンドをしっかり抑えた車です。
逆におすすめできないのは使い勝手を重視するユーザーです。CX-3はこのクラスにしては後席やラゲッジスペースなど、使い勝手が良くないのが問題です。
荷物を載せたり人をのせたりなど、SUVらしい一通りの用途を重視している人にはもっと使いやすい車を選んだほうがよいでしょう。
CX-3は使い勝手は多少不便であっても、燃費性能はもちろんのことデザインや質感を楽しむ人におすすめの車だということです。