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フォルクスワーゲン ゴルフの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

フォルクスワーゲン ゴルフは、世界最大規模を誇るフォルクスワーゲン社のスタンダードカー。

その販売規模から世界のスタンダードカーといっても過言ではありません。

世界中どこでも見かけるゴルフですが、日本でも古くから人気が高いドイツ車に数えられ、根強いファンも多いゴルフ。

世界最先端のスタンダードカーは、現在7代目まで進化しました。

世界的にも大人気である最新のフォルクスワーゲン ゴルフを維持するにはどれくらいの維持費がかかるのでしょうか。

ゴルフの月間と年間、長期的かかる費用をライバル車と比較して、ゴルフの維持費を検証します。

ゴルフの月、年間の維持費

フォルクスワーゲン ゴルフ

フォルクスワーゲン ゴルフを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。

フォルクスワーゲン ゴルフとは?

「大衆車」を意味するフォルクスワーゲンが生産するゴルフは、ドイツを代表する車。「ゴルフ」という車名は、ドイツ語で「メキシコ湾流」を意味する「Der Golfstrom(デア・ゴルフシュトローム)」にちなんだものとされています。

MEMO

初代からの累計販売台数は3,300万台を超え、世界トップクラスの販売台数を誇る世界の大衆車といえる存在です。

現行型のゴルフは1974年に登場した初代ゴルフ1から数えて7代目。2017年5月にフロントフェイスの意匠変更を含む大規模マイナーチェンジが施されたことからゴルフ7.5と呼ばれています。

現行型ゴルフに搭載されるエンジンは、1.2Lと1.4Lの直列4気筒ターボエンジン。環境負荷に対していち早くダウンサイジングエンジンを採用したフォルクスワーゲンは、旧型ゴルフに搭載されていた2.0Lを同等の動力性能を、小排気量ターボエンジンで実現。

BMW 直4エンジン直列4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!ダウンサイジングターボエンジンダウンサイジングターボとは?デメリット/欠点2つとメリット3つ!搭載車種も紹介

組み合わされるトランスミッションは、トルク伝達効率と変速速度に優れるデュアル・クラッチ・トランスミッションを採用し、小排気量車とは思えない加速性能を発揮します。

ゴルフのグレード毎の維持費の違い

ゴルフの排気量は1.2L、1.4Lで、自動車税はともにコンパクトカーと同じ34,500円。車重は1.0〜1.5tの区分に収まるため、グレード間での維持費差は燃料代だけです。

排気量2.0Lの高出力ターボエンジンを搭載するスポーツモデルである「ゴルフ GTI」と4WDの「ゴルフ R」や、プラグインハイブリッド「ゴルフ GTE」、完全電気自動車の「e-ゴルフ」などもラインナップしていますが、400万〜500万円もの高級車となるため、これらの車種は割愛させていただきます。

プラグインハイブリッドプラグインハイブリッド(PHEV)とは?EV,PHV,HVとの違いからメリット/デメリットまで解説!

今回は、売れ筋の中間グレードである「フォルクスワーゲン ゴルフ Comfortline(1.2L FF)」をサンプルとしてフォルクスワーゲン ゴルフを所有するうえでかかる維持費を検証していきます。

ゴルフの月ごとにかかる費用

ガソリン

ゴルフを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代3,684円
合計11,684円

駐車場代

駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。

燃料代

エンジン種類JC08モード平均燃費実燃費走行500kmあたりの燃料代
1.2Lターボ FF21.0km/L19.0km/L3,684円 ※ハイオク
1.4Lターボ FF19.9km/L18.0km/L3,889円 ※ハイオク

ゴルフ 1.2Lターボエンジンモデルのカタログ燃費は、JC08モード平均燃費で21.0km/L。実燃費は19.0km/Lです。

実燃費19.0km/Lので、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ハイオクガソリン代を140円/Lとすると、3,684円と算出できます。

通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ737円増えると考えましょう。

なお燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

フォルクスワーゲン ゴルフフォルクスワーゲン ゴルフの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

ゴルフの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
合計124,500円

自動車税

毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。排気量が1.2Lと1.4Lの自動車税は年間34,500円です。

任意保険料

万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。

ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。

また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。

消耗品代

エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。

なおターボエンジンのエンジンオイル交換については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

オイル交換ターボ車のエンジンオイルの交換時期は?おすすめのオイルはこれ!

ゴルフの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税車検ごと15,000円(新車購入時は翌3年分 25%免税の16,800円)
自賠責保険料車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円)
車検基本料車検ごと50,000円
12ヶ月点検費用車検から1年ごと10,000円
合計101,000円

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。

ゴルフは全グレードが1.0t〜1.5tに収まるため、2度目の車検以降に収める重量税は翌2年間分で15,000円です。新車購入時はエコカー減税が適用され、翌3年分が25%減税されて16,800円になります。

自賠責保険料

交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。

ゴルフに限らず、普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。
車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。

車検基本料

車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、ゴルフの場合は2年分/50,000円ほどかかります。

ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。

また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。

12ヶ月点検費用

法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。

費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの際の査定にプラスに働きます。

MEMO

もしゴルフを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ゴルフの月ごと、年ごとの維持費平均

ホンダ ゴルフの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

ゴルフを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代3,684円
自動車税/軽自動車税2,875円
任意保険料7,000円
消耗品代500円
自動車重量税625円
自賠責保険料1,083円
車検基本料2,083円
12ヶ月点検費用417円
合計26,267円

年ごとの維持費

ゴルフを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代44,211円
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計315,210円

ゴルフのその他の費用

基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

サンプルである、1.2Lターボエンジンを搭載する中間グレードの「Comfortline」の標準タイヤサイズは、205/55 R16で、価格は1本あたり7,000〜15,000円です。

エントリーグレード「Trendline」のタイヤサイズは195/65 R15で、価格は5,000〜12,000円。上位グレード「Highline」は225/45 R17で、9,000〜17,000円です。

「Comfortline」のタイヤはコンパクトカーとして標準的な価格。下位グレードの「Trendline」は非常に安価なタイヤ価格です。

ゴルフはグレードに装着するタイヤサイズによって最適なサスペンションセッティングに合わせこまれているため、安易なタイヤサイズに変更は車のバランスを崩すことにもつながります。

とくに1.2Lエンジン搭載車と1.4Lでは、リアサスペンションの形式そのものが違うため、タイヤ代を抑えるために下位グレードのタイヤサイズに交換すると、リアタイヤのスリップを引き起こす恐れがあります。

ローン金利

ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。

参考までに、ゴルフのベーシックグレードである「ゴルフ 1.2L TSI Comfortline」の車両本体価格301万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。

借入先金利費用
ディーラーローン年 5%~7%150,050〜210,700円
銀行年 2%〜4%60,200〜120,400円
信販会社年 1.9%~8.4%57,190〜252,840円

高速料金

高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。

料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。一般的に、トンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

修理代・部品交換代

エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。

また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。

消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃)
エアクリーナー3,000円~
ブレーキパッド20,000円~
ブレーキフルード5,000円~
補機バッテリー15,000円~
ワイパーブレード4,000円~

これに加え、ゴルフを含む輸入車を整備するには、特有の知識や専用工具などが必要になるため、一般の整備工場では、車検整備を取り扱えない場合や整備料金の割増もあることを覚えておくとよいでしょう。

ゴルフの維持費に関する注意点

「ゴルフは壊れる」といわれたのは過去の話。たしかに1997年まで製造された、初代からゴルフ3までは壊れないことのほうが珍しいくらいに壊れました。

しかし、2000年代に入っていからは品質向上が進み、エンジン本体や電気系統の故障、内外装パーツの変質といった致命的な故障頻度は著しく低下しています。

ただし近年のフォルクスワーゲンに広く採用されているトランスミッションの扱いだけには注意が必要です。

トランスミッションの故障に注意

「ゴルフは壊れる」という印象が未だに払拭できないのはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)の故障の多さが原因でしょう。

フォルクスワーゲンが「DSG」の名前で採用するDCTは、MTと同じ基本構造をもちながら、ギア間にクラッチディスクを設け、次の変速ギアをあらかじめ準備しておくことで、人間の操作するMTでは実現不可能な0.05秒ほどで変速を終わらせる高性能トランスミッションです。

優れた変速速度で、サーキットタイムを秒単位で短縮させてしまうDSGは、シームレスな動力伝達とMTと並の伝達効率で燃費性能にも大きく貢献するため、5代目ゴルフの後半から新たに採用されるようになりました。しかし、制御の複雑さから故障が多いのが大きなウィークポイントです。

2013年にフォルクスワーゲンは大規模リコールを発令し、変速プログラムの改善で故障率は低下しましたが、完全な打開には至っていません。

DSGが壊れると

DSGが壊れたときの症状は「走行時に振動が発生」「奇数段と偶数段の間の変速ができなくなる」「駆動力が伝わらず走行不可能」などが挙げられます。

トラブルが起きたDSGは、調整しても改善しないようであればDSG自体の交換が必要になります。DSGの価格およそ70万円です。

フォルクスワーゲンの新車購入時の保証は、初回車検の3年間に有料オプションで+2年が追加できます。

もし故障でDSGを載せ替えたとしても、3年間の部品保証が付くので、DSGの載せ替え費用を実費で負担するケースは稀ではありますが、ゴルフを乗るうえでもっとも注意したい箇所です。

なおフォルクスワーゲンの故障・修理については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。アルテオンのフロントフォルクスワーゲンは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ゴルフの旧型(中古)の維持費

世界の大衆車として初代ゴルフから現行型ゴルフ7まで、世界中で親しまれているフォルクスワーゲン ゴルフ。日本でも輸入が開始されて売上販売台数85万台を突破し、中古車の玉数も非常に豊富です。

とはいえ、1974年〜1992年まで販売されたゴルフ1と、1983年〜1992年まで販売されたゴルフ2は生産から時間が経ちすぎており、乗るには大規模なレストアが必要なクラシックカー扱い。

しかし、ジウジアーロデザインの箱型丸目の初期型ゴルフは現在でも愛好家が多く、状態のよい中古車はプレミア価格がつけられるほどの人気ぶりです。

ゴルフ1・2の維持は現実的ではないため、実用に耐えるゴルフ3からの維持費を解説していきます。

ゴルフ3

 

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1991年〜1997年まで販売されたゴルフ3は、1.0t強の軽量ボディに1.6〜2.0Lまでのエンジンをラインナップ。

年間の自動車税は13年重課が課せられた45,400円。重量税は18年重課の37,800円。

燃費性能は8km/L程度のうえハイオクガソリンを使用。おまけに非常に壊れやすいため、現行型に比べて莫大な維持費がかかります。

ゴルフ4

 

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1997年〜2006年まで販売されたゴルフ4は、3のスタイリングをリファインした形で登場。高張力鋼板やレーザー溶接などを用いることでボディ剛性が劇的に改善されています。

そのぶん車重が増加していますが、車重は1.0t〜1.5tの間に収まるため、重量税は13年重課の34,200円。

エンジンラインナップ1.8Lと2.0Lが搭載されるため、どちらの自動車税も13年重課が課せられた45,400円です。ゴルフ3ほどではありませんが維持費はかさみます。

ゴルフ5

 

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2004年〜2009年まで販売されたゴルフ5は、これまでのゴルフから大きく方向転換を図ったモデル。重量税はこれまでと同じ24,600円(13年を経過した車両は34,200円)。

エンジンも1.6Lと2.0Lがラインナップするため、39,500円(13年を経過した車両は45,400円)です。

ゴルフ5のモデル後半に追加された1.4Lターボ+スーパーチャージャーで過給されるダウンサイジングエンジンは当時最新のDSGと組み合わされ、優れたパワーと燃費性能を実現します。

ゴルフ ターボエンジンターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!チャレンジャー エンジンスーパーチャージャーとは?仕組み/構造は?音が最高のメリット?!

基本的な維持費は現行型と同じですが、DSG搭載初期モデルということでDSGが故障が大きな問題になります。

ゴルフ6

 

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2009年から2013年まで販売されたゴルフ6は、本格的なダウンサイジングエンジンに移行。

シングルターボで低速から高速まで十分な動力性能を発揮しますが、上級モデルはスーパーチャージャーで中低速トルクを増強しています。

基本的な維持費は現行型と同じであり、実燃費は14km/Lの良好な数値をマーク。同クラスのライバル車に対して大きなアドバンテージを持ちますが、トランスミッションは全車DSGを採用しているためトラブルが心配です。

フォルクスワーゲン ゴルフの中古を買うなら

中古でゴルフを購入するなら、コンパクトカー並の維持費で乗れる先代ゴルフ6か現行型ゴルフ7前期型の中古車をおすすめします。

ゴルフは値落ちが激しく、中古車価格はゴルフ6なら70〜80万円、ゴルフ7の低走行距離車が100万円強からの価格で販売されています。

ただし、それらはDSGに不安を抱えた車両である可能性が大きいのですが、あらかじめDSGの交換費用70万ほどを準備しておけば、トラブルがあっても安心です。

DSGの交換費用を加えても200万円以下でドイツ車のハイパフォーマンスが手に入るのですから、高年式の中古ゴルフはお買い得といえるでしょう。

MEMO

もしゴルフを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ゴルフの維持費を他の車と比較

フォルクスワーゲン ゴルフと同価格帯の3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。

BMW 118i

BMW 1シリーズ

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代76,364円
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計347,364円

ゴルフと同じくドイツの名門BMWの最小モデルが118iです。ゴルフと同じくドイツの職人気質がつくりあげられた高性能コンパクトFRスポーツハッチバックです。

車重は1.5t以下で、搭載エンジンは1.5L直列3気筒ターボエンジン。トランスミッションは8ATを装備し、ゴルフと同等の維持費でありながら高い信頼性と優れたハンドリング性能をもっています。ただし、燃費性はゴルフよりも大きく劣り、実燃費11km/L程度です。

ゴルフよりも車内は狭いものの、BMWの後輪駆動はなににも代えがたい魅力があります。BMWならではのFRハンドリングを堪能したければ118i。ドイツを代表する前輪駆動のハイコストパフォーマンスカーに乗りたければゴルフをおすすめします。

なおBMWについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

BMW Z4次期型のホイールBMWは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!BMW8シリーズのタイヤBMWで安いモデルは?いくらから買えるか安い順に紹介!

ルノー メガーヌ GT-Line

ルノー メガーヌ GT-Line

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代56,000円
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計327,000円

2016年にフルモデルチェンジを果たし、4代目となったフランス・ルノーのメガーヌは、さらにスポーティな外観に改められて登場しました。

1.3t台の車重と、1.2L直列4気筒ターボエンジンに7速デュアルクラッチトランスミッションを組み合わせはゴルフとほぼ同じ構成で、基本的な維持費は同じです。ただし、燃費性能はゴルフが大きく上回るため、総合的な維持費ではゴルフに軍配が上がります。

両車の大きな違いはサスペンションセッティング。芯がありながらも、しっとりと動く柔らかめのフランス・メガーヌに対して、やや硬めながらもスムースに動くドイツ・ゴルフ。

ぜひ乗り比べて、好みで選ぶのがよいでしょう。トランスミッションのコンディションはどちらの車も注意が必要です。

なおルノーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ルノーのトゥインゴルノーは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!ルノーメガーヌのフロント2ルノーメガーヌがフルモデルチェンジ!新型の価格や内装を公開【東京モーターショー2017】

トヨタ カローラスポーツ

カローラスポーツ フロントから

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代55,714円
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計326,714円

2018年に登場したトヨタの新型カローラのスポーツハッチバックモデルがカローラスポーツです。次世代プラットフォームTNGAを導入し、シャシー性能を大きく向上させているのが特徴です。

車重と搭載エンジンは、ゴルフと同じく1.3t台のボディに1.2L直列4気筒ターボエンジンを搭載しますが、燃費性能ではゴルフの方が上。カローラスポーツのハイブリッドモデルで、ようやくゴルフの燃費に並びます。

カローラスポーツにはCVTと6MTが用意されるため、ゴルフのようにトランスミッションに対する不安はありません。

ポイント

しかし、新型プラットフォームをもってしても、歴史あるドイツ車の乗り味と風格は真似できるものではありません。

実用的な使い方重視するならばカローラスポーツ。故障も楽しめるような趣味的な使い方ができる方にはゴルフをおすめします。

なおカローラスポーツについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

カローラスポーツ フロントから【画像/写真】カローラスポーツの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!カローラスポーツ フロントからカローラスポーツの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

ゴルフは低維持費で乗れる高級大衆車

ドイツの車は、細部までしっかりとつくりこまれています。必要な箇所に必要なだけのコストがかけられた質実さがドイツ車の高級感です。

さらに、最新のフォルクスワーゲン ゴルフの維持費は小排気量ターボエンジンのおかげでコンパクトカー並。ゴルフは、大学生や新社会人でも楽々維持できる、高級大衆車です。

少々かたい乗り心地であるものの、日本より少し高いドイツの速度域で走れば、サスペンションやエンジンを含む車全体の調和がピタッと一致する感覚は国産車ではなかなか味わえないもの。「よい車とはこういうものなのだ」ということが乗ればわかる優れた車です。

とはいえ、日本の都市部の交通事情との不一致が大きく関係するトランスミッションの故障は所有していて心配になりますが、トランスミッションの修理代70万円を余計に支払ってでも、乗る価値のある車がフォルクスワーゲン ゴルフです。

なおゴルフについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ゴルフ 外装フォルクスワーゲン ゴルフの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!フォルクスワーゲン ゴルフフォルクスワーゲン ゴルフの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!