ルノーはフランス最大の自動車メーカーで、コンパクトカーからセダンまでを手掛ける大衆車メーカーです。

日本にも台数は少ないながら輸入されているのですが、故障が多いと言われる輸入車においてルノーはどうなのでしょうか?

今回はルノーの故障率についてご説明します。

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ルノーの故障率

ルノー トゥインゴ

ルノーはフランス最大手のメーカーで、日本の日産自動車、三菱自動車と提携してグループを組んでいる、日本メーカーと関わりの強いメーカーです。

創業は1898年と非常に古く、欧州での自動車販売台数ではNo1を誇るメーカーですが、日本への輸入は台数的には少なく、2017年は7121台と日本の輸入車販売で強いドイツ車の1/10ほどの販売台数です。

しかしそれでも前年比34.3%増と確実に成長しており、今後もルノーの台数は増加していく見込みです。

そうなると気になるルノーの故障ですが、まずは故障率のデータから見ていきましょう。

ルノーの故障率

車の故障率は各自動車メーカーが自社車について調査しており、それをもとに車の設計や生産にフィードバックを行っています。

しかしそのデータはメーカーの重要機密のデータであり、社外には一切出てこない情報です。

そのため車の故障率は一般では把握できないのですが、メーカーとは別に民間の調査会社や保険会社などが独自に調査を行っているデータがあり、こちらは一般公開されているので我々でも参考にできます。

同様の調査は日本市場でも行われているのですが、ルノーは日本では台数が少なく調査対象外となっているので、今回は欧州最大の自動車市場であるドイツ市場での調査結果を見てみます。

米国J.D.パワー車が調査している自動車耐久品質調査は、各国市場での新車を購入したオーナーから故障件数を聞き取り調査しており、新車購入から3年~5年の間に起こった実際のトラブルをもとにしたランキングです。

2017年 ドイツ自動車耐久品質調査

ランキング メーカー名 スコア
1 キア 99
2 ヒュンダイ 105
3 トヨタ 109
4 三菱 113
5 シュコダ 114
6 プジョー 125
7 日産 129
7 オペル 129
9 ホンダ 132
10 フォード 137
11 セアト 138
12 ルノー 139
13 フォルクス
ワーゲン
146
業界平均 151
22 シトロエン 195

参考:J.D. Power 2017 Germany Vehicle Dependability Study

この調査の結果ルノーは12位となっており、業界平均スコアよりは上回っています。

しかしトヨタや三菱、日産などの日本車メーカーと比較すると多少故障件数は多く、日本車並みの信頼性には一歩及ばないのがわかります。

しかしそれでもドイツ大手のフォルクスワーゲンよりは上ですし、日本の輸入車の大半を占めるメルセデス・ベンツ、BMWなどよりは故障の少ないメーカーともいえるでしょう。

ルノーの故障率は日本車ほどの低さではないものの、日本の輸入車の中ではトップクラスの信頼性がありそうです。

ルノーの信頼性はなぜ高い?

ルノー メンテナンス

ルノーの日本での信頼性はずっと高かったわけではなく、90年代はまだまだ故障の多いメーカーとして有名でした。

しかしそれが改善されたのは2000年に日産自動車と提携したあとで、日本メーカーのノウハウが導入された結果といえます。

ルノーは2000年に経営危機に貧していた日産を子会社化しましたが、決して一方的な提携ではなく数多くのシナジーを目指して行われたものでした。

それはコスト低減のためのルノーと日産の部品共用化に始まり、現在では車両プラットフォームの共用、エンジンの共用など、さまざまな部分でルノーと日産が協力する形で設計開発する体制になっています。

部品や設計の共用をするということは車の信頼性の設計も共用することになり、当時から信頼性の高かった日産のノウハウはルノー車にも織り込まれ、結果的にルノーの信頼性を上げることに繋がります。

複雑で比較的故障の多くなるエンジンも、現在はルノー車に日産エンジンが載っていることも多く、信頼性はかなり上がっているといえるでしょう。

ルノーは日本ではまだまだマイナーな存在ですが、こと信頼性という点で考えるとかなり日本車に近い輸入車といえるでしょう。

中古のルノーの故障しやすさ

新車の台数が少ないので中古車市場でも珍しいルノーですが、輸入自体はかなり昔から行われてきたので結構年式の多い車や走行距離の多い車両も見られます。

ルノーの中古車を見る上で気にするのはやはり日産との提携についてで、ここ10年ぐらいの車種であれば信頼性が高いルノー車となっています。

しかし2000年直後ではまだまだ提携の効果はそこまでないので、信頼性は以前のルノーと大差ないでしょう。

そもそもその頃の中古車は走行距離も増え年式も古く、ただでさえトラブルが増えてくる時期です。

走行距離でいうと70,000km以上の中古車は要注意で、なにかしらトラブルが起こるのは覚悟しておかなければなりません。

後程ご紹介する故障事例も2000年前後のルノー車に特有のものがあり、中古のルノーは年式を重視して新しいものを選ぶのが良いでしょう。

ちなみにその頃の中古車は価格もかなり下がっているのでお買い得に見えるのですが、それはトラブルの発生率も上がるということです。

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ルノーオーナーの評判

ルノー車の故障に関しては実際に所有しているオーナーさんの意見がもっとも参考になります。

Twitterにはそういった評判が多数投稿されていますので、その中から何件かご紹介したいと思います。

新しいルノー車は故障がすくない

この方はルノーの中型車メガーヌのスポーツバージョンに乗られているようですが、5年間でまったく故障がなく満足されています。

フランス車にはルノーのほかにプジョーとシトロエンがあるのですが、後者2メーカーは日本では故障が多い印象です。

日本メーカーと提携したルノーだからこそ、信頼性が高くなったのでしょうね。

悪名高いAL4トランスミッション

AL4は2000年代のルノーにも搭載されていたオートマチックトランスミッションですが、非常にトラブルが多いことで有名です。

これについては後程詳しくご説明します。

この方はそのあたりにお詳しいようですが、現行のルノーはやはり日産との提携が良い方向に働いているようですね。

ルノーに日産の部品を使える?

輸入車の故障で大きなデメリットなのは部品の在庫がなかったり高額だったりして、国産車より修理の期間も維持費も大きくなることですが、ルノーは日産の部品がそのまま使えることがあり部品がすぐ用意できることがあるようです。

これはルノーと日産の提携がもたらした大きなメリットで、日産車の信頼性の高い部品が使われている証ですね。

ルノーの故障事例

ルノーは信頼性は上がってきたといっても故障する事例はあり、国産車にはあまりないような事例もあります。

また中古車で気を付けるべきAL4オートマの故障もありますので、それらの事例をいくつかご紹介しましょう。

AL4オートマチックトランスミッションの故障

AL4は1997年にフランス政府主導で開発されたフランス製4速オートマチックトランスミッションで、ルノーだけでなくプジョーやシトロエンなどの主要なフランス車にこぞって採用されました。

AL4はトラブルが多くて有名

しかしこのAL4は日本の道路状況にはどうやら会わなかったようで、当時からトラブル続出のオートマとして有名になってしまいました。

AL4の主要なトラブルはギアの変速ができなくなるギア抜けの症状が出ることで、それ以前に異音や振動の増加、手動での変速が重くなるなどさまざまな症状が現れます。

原因は油圧で変速を制御するソレノイドバルブが故障することですが、オイルの汚れ方やダストの溜まり方などでもその箇所の故障発生率が変わるようです。

もし運転中にこのトラブルが発生すると、変速ができなくなるばかりか安定した走行ができなくなったり、スピードが急に下がったりと、危険な状況も出てきてしまいます。

2000年の前後のルノー車のほとんどにこのAL4は採用されており、中古車で古いルノー車を購入するとトラブルの発生する確率がかなり高いです。

修理費用がかかる

荒い運転を行わないなど対応もありますが、根本的に故障しない方法はなく、AL4オートマ搭載車に乗るなら故障を覚悟しておかなければなりません。

もし故障の修理をする場合、ソレノイドバルブの交換ですむなら100,000円ぐらいの費用となりますが、ミッション載せかえとなると300,000円〜500,000円もの高額修理が発生します。

へたすると中古車価格より修理費用が高くなることもありますので、できればAL4搭載車は避ける方が良いでしょう。

なお近年のルノーには日本製のオートマが搭載されているのでAL4のようなトラブル発生はなく、信頼性は高くなっています。

スイッチ類など電気系統の故障

輸入車はよく電気系統が弱いと言われますが、信頼性の上がったルノーでもその傾向はあるようで、結構細かい箇所の故障が発生するようです。

電気系統といってもオルタネータなどの大きな部品は日産との共用が進んでおり信頼性は上がっていますが、もっと末端のインテリアのスイッチ類などが故障しやすい部分です。

スイッチなどはルノー独自設計であることがほとんどですが、接触不良や断線、錆の発生などによって問題が起こります。

例えばイグニッションスイッチやセンサー類、ライト類などの故障事例があります。

輸入車の電気系統が弱いのは日本の高温多湿な環境が影響しており、比べて乾燥した環境似合わせた欧州車であるルノーでは環境に適応しきれていないのです。

細かい部品が多いので修理費はそこまで高額にはなりませんが、こういう細かい点の信頼性はもっと向上してほしいものですね。

パワーウインドウの故障

パワーウインドウが動かなくなるトラブルは輸入車ならもはや定番のトラブルとなっており、ルノーでも故障の多い箇所です。

パワーウインドウでは窓ガラスを上下するためのパワーウインドウレギュレーターという部品があるのですが、この部品に使われるモーターが動かなくなったり、樹脂部品が破損してしまったりと、わりと負荷のかかる部品なのです。

修理にはパワーウインドウレギュレーターの交換が必要で、費用は100,000円〜150,000円ぐらいです。

新しい車で頻発するトラブルではないので、おおよそ走行距離が70,000km以降の中古車などだと出やすい症状です。

中古車を選ぶ際になかなかチェックしづらい箇所ですが、弱点であることは把握しておいた方が良いですね。

ルノーは買っても大丈夫か?

ルノーは昔は故障の多い輸入車という評判どおりのメーカーでしたが、近年は日本車のノウハウを導入したことで本当に信頼性が高いメーカーとなっています。

ある意味ドイツ車やアメリカ車などよりもルノーは日本車に近いフランス車であり、故障の少なさで輸入車を選ぶのであれば結構良い選択となります。

デザイン的にもフランス車独特のエレガントさがありますし、はじめて輸入車を買う際にもよさそうです。

ただし中古車で値段がかなり安くなっているルノーには注意が必要です。

古いルノーほど年式以上に信頼性がいまほど高くありませんので、購入費用より修理費が高くなることも珍しくありません。

値段の安さは人気のなさやトラブルとイコールですので、よく吟味の上で選択しましょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。