フォルクスワーゲンはドイツ最大の自動車メーカーであり、世界最高の販売台数を毎年記録するほどの巨大なメーカーとなっています。

日本にも輸入車の販売台数ではトップ3に入っているのですが、輸入車は故障が多いとよく言われる中でフォルクスワーゲンは故障しやすいのでしょうか?

今回はフォルクスワーゲンの故障率についてご説明しましょう。

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フォルクスワーゲンの故障率

フォルクスワーゲン ポロ

フォルクスワーゲンは全世界に車を販売しているメーカーで、コンパクトカーから高級車までのフルラインナップを揃えています。

日本のトヨタと立場が似ていますが創業はフォルクスワーゲンの方が古く、自動車製造の歴史は長いです。

日本では輸入車の販売台数トップはメルセデス・ベンツが占めておりフォルクスワーゲンは2番手以降になっていますが、これは日本の状況が珍しいのでありドイツをはじめとした各国ではフォルクスワーゲンのほうが販売台数は多く、より大衆向けの車に重きをおいています。

もっとも信頼性を求められる大衆車の分野ですが、故障率については実際にどのぐらいなのかを見ていきましょう。

フォルクスワーゲンの故障率調査

フォルクスワーゲンに限らず車の故障率のデータはメーカーの最重要機密情報であり、一般には一切公表されない情報です。

故障率という言葉は結構耳にするのですが、実際のデータについては見ることはできないのです。

しかしながらメーカーのデータとは別に、民間調査会社が独自に調査している故障率ランキングもあり、こちらは一般公開されているので私たちでも参考にすることができます。

米国のJ.D.パワー社は長らく自動車の信頼性の調査を行っている会社で、故障などのトラブルを集計する自動車耐久品質調査はかなりの信頼のあるデータです。

この調査では新車購入から3年~5年の間に起こったトラブルを実際の車のユーザーに聞き取り調査を行い、国内主要メーカーと台数の多い輸入車メーカーでランキングとなっています。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93
12 BMW 106
13 フォルクス
ワーゲン
124

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

さてフォルクスワーゲンのランキングでの順位ですが、なんと2017年の調査では最下位となっており、日本で販売しているメーカーのなかではもっともトラブルの多いメーカーとなっています。

またこの調査は毎年行われているものの、フォルクスワーゲンはずっと下位に沈んでおり、それを尻目にメルセデス・ベンツやMINIなどほかのドイツメーカーが順位をあげています。

フォルクスワーゲンはトヨタを超えるほどの大メーカーにも関わらず、故障率ではどの日本メーカーよりも評価が低いのです。

フォルクスワーゲンは日本に馴染めない

フォルクスワーゲンがこれほどまでに故障が多いのには理由があり、簡単に言うと日本の環境にいまいち適用できていないのがトラブルの原因だったりします。

車の故障の原因はいろいろあり、車の設計や生産設備などが原因なことがあります。

しかしそれ以外にも車が各国の環境に十分適用できていないと、その国特有の用件で故障が増えることがあります。

日本は世界的に見ても車に対する環境が厳しいことで知られており、欧州車であるフォルクスワーゲンには厳しい環境なのです。

実際前述の調査のドイツ市場版では、フォルクスワーゲンは業界平均より上の故障率の少なさで、日本の状況とはずいぶん違います。

そのうちのひとつは日本の気候にあり、高温多湿の気候は車の部品にたいして悪影響が多いです。

また欧州と違って日本の道路状況は低速でスタートストップが多く、これも一部の部品に対して高負荷となり故障に繋がります。

また車の故障に対する考え方が日本と欧州では違っており、欧州では小さなトラブルで部品交換で直る程度であれば故障とはみなされません。あくまでメンテナンスの範疇です。

しかし日本ではたとえ小さなトラブルであっても部品に不具合が出たら、大抵の人は故障と認識してしまいます。

フォルクスワーゲンは欧州の考え方で作られているので故障の可能性のある部品は交換すれば良いという考え方なのですが、日本にその車が来るとそれらもすべて故障と見なされるので、故障率が多いということになるのです。

日本車は日本人のそういった要求に答えるように設計されているのでとにかく小さなトラブルも起こりにくいようになっており、それが世界的にも信頼性の高さに繋がっています。

それと比べてしまうと、日本ではフォルクスワーゲンは故障しやすい車となってしまいますよね。

中古のフォルクスワーゲンの故障しやすさ

フォルクスワーゲン メンテナンス

フォルクスワーゲンの中古車は中古車市場にも多数ありますが、中古車であっても故障率が多いのは変わりません。

むしろ走行距離や年式が多くなっている分、新車よりもさらにトラブルは多くなってくるでしょう。

日本車では走行距離80,000kmぐらいまでならノートラブルで乗り続けられるのも珍しくないのですが、フォルクスワーゲンの場合では50,000kmぐらいで交換が必要な部品が出てきます。

中古車の場合、走行距離が多くてもメンテナンスできていない車もありますので、走行距離には注意が必要です。

フォルクスワーゲンも輸入車の例に漏れず走行距離が多くなると中古車価格が大幅に下がるメーカーなのですが、それは故障の可能性が高くなるからでもあります。

フォルクスワーゲンの安い中古車に出会ったとしてもそれはお買い得なのではなく、将来的に車のメンテナンスが多数発生する可能性を考える必要のある車なのです。

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フォルクスワーゲンオーナーの評判

フォルクスワーゲンの故障の多さ、少なさについては実際に乗っているオーナーさんが一番実感されており、そのご意見をTwitterからいくつか集めてみましょう。

車種によって故障の発生はずいぶん違う

この方は色々な車に乗った経験があり、フォルクスワーゲンにも何車種も乗られています。

その中でもっとも故障が多かったのはフォルクスワーゲンの故障事例で多いDSG搭載車種だったようですが、その一方で故障しなかった車種もあり、新しい車だからといって故障が少ないわけではないようです。

DSGについてはのちほど詳しくご説明します。

フォルクスワーゲンの中古は注意

この方が購入した中古のフォルクスワーゲンは購入時は安かったものの、故障とその修理で購入金額の1/3もの修理費用がかかったそうです。

故障の度合いがどの程度かはわかりませんが、国産車では考えられないトラブルだったそうなので恐らく部品の劣化でしょうか。

輸入車全般に言えますが、中古車で安く車を買えたとしても修理費が高額になることはよくあります。

電気系統の故障も定番

日本の高温多湿な環境で影響を受けやすいのはなんといっても電子部品で、フォルクスワーゲンも電気系統は弱点のようです。

この方の車は警告灯点灯ののちヒューズ交換でなおったそうですが、そもそもヒューズが飛ぶということは電気系統のどこかで過大な電流が発生した証拠です。

もしかしたらどこかがショートしたのかもしれませんね。

フォルクスワーゲンの故障事例

フォルクスワーゲンの故障事例はいくつもありますが、その中から代表的なものをご紹介しましょう。

多発するDSGのトラブル

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DSG(Direct-Shift Gearbox )はフォルクスワーゲンでの商品名ですが、一般的にはDCT(Dual Clutch Transmission )と呼ばれています。

DSGシステムとは

オートマチックトランスミッションの一種で、マニュアルミッションの変速を自動化したシステムです。

通常マニュアルトランスミッションでは、ドライバーがクラッチを切ってギアを変速しますが、その部分を自動化したのがDSGで、変速にクラッチをいくつか持っているシステムです。

トルコン式ATよりも伝達効が高くて燃費がよく欧州車の中小型車に多く採用されていますが、はじめて乗用車に採用したのは2003年発売のフォルクスワーゲン ゴルフでした。

それ以降DSGはフォルクスワーゲンのさまざまな車に採用されており、システムも次第に複雑化されています。

しかしDSG搭載車は日本ではトラブルが増える傾向にあり、運転中に異常な振動が起こったり、変速ができない、走行できないなどの結構致命的なトラブルが起こります。

トラブルの原因は日本の道路事情

原因は日本の道路事情にあり、日本のようなストップアンドゴーの多い道路状況では、DSGは内部のクラッチを多用します。

それが原因でクラッチが磨耗し故障に繋がるほか、油圧制御を行うソレノイドバルブ、制御コンピューターの不具合など、さまざまな部分にトラブルが起こります。

実際DSGは日本でリコールを起こした過去があり、その際は制御プログラムの不具合ということでしたがリコールが起こるほどトラブルが多かったのです。

DSGの修理にはクラッチなどの部品交換ですむ場合から、トランスミッション全体の乗せかえが必要な場合まで、修理にはいろいろな状況があります。

修理費用は結構高額で、部品交換でも数十万円単位、ミッション乗せかえでは500,000円もの高額になることもあります。

トラブルが起こりやすいのは走行距離が多い車であり、中古車ではとくに注意が必要です。

もしこのトラブルを避けたい場合、おなじフォルクスワーゲンでも一般的なMTの車を選ぶのが最善です。

電気系統の故障

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フォルクスワーゲンは電気系統の故障も多く、さまざまな部品でトラブルが起こります。

ABSやエアコン、各種制御システムの電子部品から、スイッチ類、センサー類など電気系統の故障は多岐にわたります。

大きいものだとエアコンコンプレッサーやオルタネータなどの補機類で、これらの交換には200,000円近くかかることもあります。

またエアコンは車室内のブロアのセンサーなどにもトラブルがあり、故障の多い部位といえます。

電気系統は小さい部品が多いので修理費自体は高くない場合が多いのですが、如何せん発生する部位が多いので一度修理しても次は別の部位で修理、などということもよくあります。

フォルクスワーゲンの電気系統のトラブルは走行距離や年式にはあまり関係ないようで、新車に近い車でもトラブルが起こります。

しかし古くなれば電子部品の断線やショート、錆びの発生などが増えますので、やはり古い中古車ではトラブル発生は多いでしょう。

窓落ちトラブル

フォルクスワーゲンのトラブルで昔から多いのは窓落ちと呼ばれるトラブルで、パワーウインドウで窓ガラスが下がったまま上がらなくなることです。

パワーウインドウはレギュレータと呼ばれる部品で窓ガラスを上下させており、レギュレータにはモーターや樹脂部品が多用されています。

電気系統の弱いフォルクスワーゲンではモーターにトラブルが起こりやすいのは当然ですが、樹脂部品も経年劣化によって破損しやすい箇所です。

パワーウインドウが搭載され始めた頃からこのトラブルは定番のものとなっており、現在でも相変わらずのようです。

ほかの輸入車では走行距離が50,000kmを超えたあたりから発生が増えるのですが、フォルクスワーゲンの場合はもっと早い時期でも発生した事例があり、輸入車のなかでも比較的弱いようです。

修理は基本的にはパワーウインドウレギュレータの交換が必要となり、費用は数十万円と高額です。

新車でも中古車でも注意が必要なトラブルです。

フォルクスワーゲンは買っても大丈夫か?

フォルクスワーゲンは日本では故障の発生率が多い車種であり、それは数字の上でも、また実際の故障事例でもよくわかります。

フォルクスワーゲンにはゴルフをはじめとしてデザインも性能も良い車が揃っているのですが、こと故障の観点からいくとオススメできないメーカーといえるでしょう。

とはいえメンテナンスや部品交換を適切に行えば長くのり続けることはできる車であり、車の主要部分が故障することは希です。

維持費はかかりますが、フォルクスワーゲンは日本車とはまた違った魅力があって楽しい車です。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。