1分で車を60万円値引きする裏技

クリーンディーゼル車を中古で買う際の注意点5つ!おすすめの車種はこれ!

ディーゼルエンジンの乗用車は日本国内で一度ラインナップから完全になくなりましたが、ここ10年で「クリーンディーゼルエンジン」という環境対策エンジンとして生まれ変わって市場に戻り、中古車市場にもディーゼルエンジン車が増えてきました。

そこで今回はクリーンディーゼルエンジンの中古車を買う際の注意点などをご説明します。

クリーンディーゼル車の中古は買っても大丈夫か?

デミオ 中古車

ディーゼルエンジン車は今でこそ一定の評価を受けていますが、実は一度日本市場から姿を消した車種でもあります。

国内のディーゼルエンジン車の推移

クリーンディーゼルエンジンの国内シェアは現在わずか0.1%という少なさで、さらにまとまった台数が発売されていたのは2012年から現在までのわずか6年間という短さです。

MEMO

ディーゼルエンジンの乗用車は以前から国内でも販売されていましたが、そのピークは1990年ごろで、市場シェアの11%ほどがディーゼルエンジンでした。

しかしその後排気ガス規制の強化とともにその数字は減少の一歩をたどり、2007年にはついにトヨタ ランドクルーザープラドの販売終了をもって国産車のディーゼルエンジン乗用車はなくなりました。

ディーゼルエンジンのシェアが多い海外勢にしても日本市場への導入は限定的で、メルセデス・ベンツがわずか一車種投入するのみでした。

しかしその翌年にあたる2008年に日産自動車から、当時の規制よりワンランク上の規制である「ポスト新長期規制」をクリアできるクリーンディーゼルエンジン「M9R」を搭載したSUV「エクストレイル」が登場し、ディーゼルエンジン乗用車の新世代が始まりました。

その後三菱もパジェロのクリーンディーゼルエンジンを登場させたりしましたが、この2車種では販売台数は限定的で、2010年の時点でも総販売台数は1万台と、国内自動車総販売台数500万台のわずか0.02%という少なさです。

ですが2012年にマツダが革新的なディーゼルエンジンであるSKYACTIV-Gエンジンを搭載したSUV「CX-5」を販売し、その後マツダはラインナップの半数以上の車種にクリーンディーゼルエンジンを展開します。

マツダのクリーンディーゼルエンジンはコスト面で大きなメリットを持ち、環境対応エンジンとしてマツダの主力エンジンに据えられました。

マツダのクリーンディーゼルエンジン車は大きなトレンドともなり、それに伴って販売台数は一気に10万台規模に増加しています。

国内の中古車市場に流れるクリーンディーゼルエンジンの車も、基本的にはこの時から発売された車が殆どであり、中古車としてはまだ新しい車も多いのです。

国内のクリーンディーゼルエンジン中古車

クリーンディーゼルエンジンの車種は現在国産、海外車種を含めると70車種ほどが発売されていますが、2014年当時は国産車7車種、海外車11車種という少なさでした。

そのため中古車市場に流れているクリーンディーゼルエンジンの中古車は非常に新しい車種ばかりということになり、またその年式も新しいです。

2018年現在では、国産初のクリーンディーゼルエンジン車であるエクストレイルの初期車種で年式10年経過、マツダの車種なら一番古くてもわずか6年です。

国内では中古車の判断基準の一つとして「年式10年以内、走行距離100,000km以内」というものがあり、それと照らし合わすとクリーンディーゼルエンジン車はまだまだ状態の良い車種が多いことになります。

とくに国産車のクリーンディーゼルエンジン車で大きな販売台数を持つマツダ車は中古車市場に流れている台数が多く、コンパクトカーから中型セダン、SUVに至るまで車種も豊富なことから中古車市場の主力車種になっています。

一番古くても6年以内というこれらの中古車は、まだまだ十分な価値と魅力を残していると言え、十分購入する価値のある中古車と言えるでしょう。

クリーンディーゼル車を中古で買う際の注意点

クリーンディーゼル車を中古車で購入する場合、基本的にはガソリン車と同じような注目点を持てばよいのですが、一部ディーゼルエンジン特有の注意点があります。

ディーゼル中古車の年式

まず中古車として見るべき点として走行距離と年式がありますが、クリーンディーゼル車として見るならばまず年式が重要です。

前述したように国内市場でのクリーンディーゼル車はもっとも古い車種でも10年落ちまでであり、それより古いディーゼルエンジン車はクリーンディーゼルではありません。

昔のディーゼルエンジン車は中古車市場でもほとんど見かけることはありませんが、それでも皆無ではありませんので、かなり安い値段で売られている可能性はあります。

注意

古いディーゼルエンジン車は現在の排気ガス規制に対応できておらず、PM規制やNOx規制に引っかかります。

都道府県によっては古いディーゼルエンジン車には罰則付きの規制や条例が制定されていることも多く、古いディーゼルエンジン車で走ってしまうと罰則や罰金の対象となります。

クリーンディーゼル車が話題となっている今だと古いディーゼルエンジン車を販売している業者もあるかもしれませんので、年式はしっかり確認しましょう。

クリーンディーゼル車の走行距離

クリーンディーゼル車の走行距離の考え方はガソリンエンジン車とほぼ同じで、走行距離が多ければ多いほど車の性能は低下しています。

走行距離は50,000km以下であればそこまで問題はないですが、80,000kmを越えているような中古車は要注意です。

クリーンディーゼルエンジンにはガソリンエンジンと違う構造があり、部品の経年劣化に対して注意しなければならない点があります。

高圧燃料ポンプ、インジェクター

クリーンディーゼルエンジンに欠かせない部品の一つが燃料の軽油を噴射するためのポンプとインジェクターで、これらの部品は経年劣化によって故障が増える部品の筆頭です。

クリーンディーゼルエンジンでは、排気ガス性能やスペック向上のために燃料を20気圧もの高圧でシリンダーに噴射する必要があり、燃料系部品にかかる負荷はガソリンエンジンの比ではありません。

その圧力を生み出している高圧燃料ポンプは非常に頑丈にできていますが、経年劣化による故障が起こりやすい部品でもあり、走行距離100,000km前後で交換が必要な部品です。

また燃料を噴射するインジェクターも高圧燃料を扱う上に細かな制御を行っている部品で、やはり100,000km前後で故障する可能性が高くなります。

高圧燃料ポンプも燃料インジェクターも部品コストが高い部品で、交換には数万円〜十数万円ぐらいかかってしまいます。

クリーンディーゼルエンジン車の中古車の見極めポイントの一つは80,000km以内とご説明しましたが、それ以上の走行距離だと燃料系の故障リスクがどんどん高くなるからです。

排気ガス処理触媒

排気ガス

クリーンディーゼルエンジンにはいくつか排気ガスを処理するための触媒が搭載されていますが、触媒にも寿命があり、やはり走行距離100,000kmぐらいで交換時期が来ます。

クリーンディーゼルエンジンの触媒で必須なのはDPF(Diesel Particulate Filter)で、ディーゼルエンジンが排出する粒状黒鉛(PM)を処理する触媒です。

触媒で一度PMを捕集して、その後触媒の内部でPMを再燃焼させて無害化させます。ですが処理をするたびに触媒の能力が低下していき、最終的にはPMの処理ができなくなったり触媒の破損が起こることがあります。

そうなる前にDPFは交換しなければならないのですが、中古車で走行距離が多い車ではDPFの交換時期がわからないものも多く、また走行距離が100,000kmを越えてもDPFを交換していない車もあるでしょう。

また100,000kmに達していなくても、80,000kmぐらいで購入したら近いうちに交換しなければならなくなります。

DPFの交換には150,000円近い費用がかかりますので、クリーンディーゼルエンジンで走行距離の多い中古車を購入する場合には要注意です。

エンジンメンテナンスの重要性

メンテナンス

クリーンディーゼルエンジンはメンテナンスも重要なエンジンで、特にエンジンオイルの交換は中古車でも非常に重要です。

注意

クリーンディーゼルエンジンはエンジンオイルの劣化が比較的早く、走行距離5,000kmごとに交換が必要です。

中古車になる前に頻繁にオイル交換が実施されていればエンジンの状態は比較的良く保たれていますが、メンテナンスが悪かった中古車はエンジンの状態はあまりよくありません。

エンジンオイルのメンテナンスが悪いとエンジン内部にスラッジと呼ばれる汚れや、カーボンの堆積などが多くなる傾向にあります。

中古車のメンテナンス状況を確認するのはなかなか難しいですが、メンテナンスノートなどが確認できれば見ることも可能でしょう。

カーボン堆積の状態

クリーンディーゼルの燃焼時に発生するPMは排出ガスに混ざりますが、一方でエンジン内部ではエンジンオイルと混ざって粘度のあるカーボンを生成してしまい、それがエンジン内部に堆積します。

前述のエンジンオイル交換の重要性はカーボン堆積にも大きく影響しており、メンテナンスが悪いほどカーボンはエンジン内部に多く堆積します。

また車の走り方によってもカーボンの貯まり方には差があり、低速、短距離の運転が多いほどカーボン堆積は増えます。

カーボン堆積が増えるとエンジン性能の低下、燃費の悪化などの悪影響があり、走行距離の多い中古車を購入する場合には気になる点です。

ですがエンジン内部を分解して見られるわけではありませんので、現実的にはエンジンオイル交換のメンテナンス頻度が適切かを確認すればよいでしょう。

MEMO

なおカーボン堆積がひどくなるとエンジン回転が不安定になったり、出力やトルクが急激に下がることがあります。

そうなるとエンジン分解してカーボンを取り除く必要があるので、整備費用がかかってしまいます。

基本的には走行距離の多さに比例してカーボン堆積は増えてきますので、走行距離の少ない中古車を選んだほうが良いでしょう。

輸入車種は尿素SCRの有無の確認

ここまでの注意点は国産のクリーンディーゼル車と輸入車のクリーンディーゼル車で共通の項目ですが、輸入車ではもう一つ排気ガス処理触媒に関して注意点があります。

輸入車の一部の車種には、NOx処理のために「尿素SCR触媒」というシステムが搭載されており、DPF以上に扱いの難しい触媒です。

ポイント

尿素SCR触媒には排気ガス処理のために尿素水が必要で、走行するごとに「アドブルー」と呼ばれる尿素水を消費します。

尿素水はタンクに貯められていますが当然消費していくと少なくなりますので、減少したらアドブルーの補給が必要となります。

アドブルーは国内でもガソリンスタンドなどで補給が可能ですが、すべてのスタンドに準備されているわけではなく、あらかじめ補給可能な箇所を探して置かなければなりません。

アドブルーの補給はエンジンオイル交換ほど頻繁ではありませんが、中古車として購入するなら既にある程度消費されてしまっている可能性もあります。

アドブルーの交換は車のコンピューターが判断して知らせてくれるので間違いはありませんが、尿素SCR触媒やアドブルー交換のことを知らない場合には慌ててしまうかもしれません。

メーカーや車種によって尿素SCR触媒の有無は違いますので、購入時には確認しておいたほうが良いでしょう。

中古のクリーンディーゼル車の減税と補助金

クリーンディーゼルエンジンの搭載車は現在国内で税制面での特例があり、自動車を所有する上で必須の税金を減免することができます。

新車であればフルに減免を受けることが出来ますが、中古車の場合でも一部の減免を受けることが出来ます。

クリーンディーゼル車の中古車は自動車の購入時の「自動車取得税」について、450,000円の控除を受けることが出来ます。

新車の場合は完全に免税となりますが、中古車の場合には購入金額に対して自動車取得税が変わりますので、低額車ほど効果が高くなります。

また自動車の車検時にかかる重量税は中古車では基本的に減免が受けられませんが、クリーンディーゼル車は「初回車検時」には重量税が免税される制度がありますので、中古車が初回車検を受けていなければ免税を受けることが可能です。

これらの制度は今後変化していく可能性もありますが、ひとまず翌年分は大丈夫そうです。

おすすめの中古のクリーンディーゼル車

クリーンディーゼル車は国内でも急激に販売車種が増加してきた車ですが、中古車市場としてはまだまだ台数は少ないです。その中からいくつかおすすめの車種をご紹介しましょう。

マツダ デミオディーゼル

マツダ デミオ

国産のクリーンディーゼル車の中で最も小型の車種がマツダのデミオです。

デミオはエントリーモデルのコンパクトカーで、軽自動車を除くマツダの最も小型の車種です。

これまで国産のコンパクトカーにディーゼルエンジンが搭載されるのが珍しかったのですが、マツダはSKYACTIV-Gの開発とともにデミオへの搭載を行い、とてもめずらしい国産コンパクトディーゼル車が誕生しました。

スペックxD(ディーゼルターボ)15C(自然吸気ガソリン)
エンジン形式S5-DPTS(SKYACTIV-D)P5-VPS(SKYACTIV-G)
エンジンスペック1,498cc 直列4気筒DOHC16バルブ ターボ+インタークーラー1,496cc 直列4気筒DOHC16バルブ
最高出力105ps(77kW)/4,000rpm110ps(81kW)/6,000rpm
最大トルク25.5kgf・m(250N・m)/1,500rpm~2,500rpm14.4kgf・m(141N・m)/4,000rpm
燃費(JC08モード) 26.4km/L19.0km/L

デミオディーゼルはガソリン仕様と比べると出力はほぼ変わらないのですが、トルクが1.5倍近く開きがあり、非常にトルクフルで運転しやすさが特徴です。また燃費が良く、燃料である軽油の価格も安いことから経済性にも優れます。

ポイント

ディーゼル仕様のデミオはガソリン車よりも数十万円高いのですが、クリーンディーゼルエンジンの街乗りにぴったりの性能はとても好評であり、価格差を感じさせないほどの売れ行きを見せました。

現在でもマツダのクリーンディーゼル搭載車種としてトップクラスの売れ行きを見せており、台数も出ているので中古車市場にも数多くのデミオがあります。

現在の中古車市場でデミオ ディーゼルは900,000円〜2,200,000円となっており、新車価格が1,800,000円〜2,200,000円なので最高価格はほぼ新車のコンディションです。

一方で年式の古い車は新車価格の半額程度まで下がっており、クリーンディーゼル車としては手に入れやすい車種となっています。

日産 エクストレイル(2代目)

 

View this post on Instagram

 

No.8_Kさん(@no.8_k)がシェアした投稿


国内のクリーンディーゼル車種の先駆けとなったエクストレイルですが、最新型である3代目にはクリーンディーゼルは搭載されておらず、2代目のみ搭載されています。

2代目エクストレイルは2007年〜2015年まで生産されましたが、M9Rディーゼルエンジンを搭載した20GTは2008年に追加されました。

スペック20GT(ディーゼルターボ)20X(自然吸気ガソリン)
エンジン形式M9RMR20DD
エンジンスペック1,995cc 直列4気筒DOHC16バルブ ターボ+インタークーラー1,997cc 直列4気筒DOHC16バルブ
最高出力173ps(127kW)/3,750rpm147ps(108kW)/6,000rpm
最大トルク36.7kgf・m(360N・m)/2,000rpm21.1kgf・m(207N・m)/4,400rpm
燃費(JC08モード)14.2km/L(4WD)16.9km/L(FF)

エクストレイルのガソリンエンジンには2.5Lと2.0Lがあり、ディーゼルエンジンは2.0Lのみです。

同じ2.0Lで比較するとクリーンディーゼルエンジンのほうが出力、トルク両面でスペックが高く、上位機種の扱いになっています。

その反面燃費はガソリンエンジンのほうが良く、エクストレイルのディーゼルエンジンは燃費よりもスペックに重点が置かれていることがわかります。

ポイント

エクストレイルはSUVですがオフロード走行にも充塡がおかれている車種で、悪路走破性にはクリーンディーゼルエンジンの高いトルクが必要不可欠です。

そのために導入されたクリーンディーゼルですので、燃費がある程度悪くても人気は結構高い車種でした。

クリーンディーゼルの導入からは10年経過しますが生産終了から数えれば3年ほどであり、中古車市場には古い車と新しい車が混在しています。

中古車市場では1,000,000円〜2,400,000円で取引されており、新車価格の半額以下から3割ダウンぐらいとなっています。

BMW 320d

BMW 3シリーズ

輸入車種からご紹介するのはBMWの中型セダンである3シリーズのクリーンディーゼル仕様です。

日本国内で3シリーズにクリーンディーゼルが初搭載したのは2012年のことですが、当時はまだクリーンディーゼルはあまり普及していない頃でしたので、かなり話題となりました。

スペック320d BluePerformance320i
エンジン形式B47D20AB48B20A
エンジンスペック1,995cc 直列4気筒DOHC16バルブ ターボ+インタークーラー1,998cc 直列4気筒DOHC16バルブ ターボ
最高出力190ps(140kW)/4,000rpm184ps(135kW)/5,000rpm
最大トルク40.8kgf・m(400N・m)/1,750rpm~2,500rpm27.5kgf・m(270N・m)/1,350rpm~4,600rpm
燃費(JC08モード) 21.4km/L16.0km/L

3シリーズにはいくつものエンジンバリエーションがありますが、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンともに2.0Lエンジンが主力エンジンです。

ポイント

3シリーズの場合はスペック的には出力でもトルクでもクリーンディーゼルが優秀で、さらに燃費の面でもガソリン車を上回っています。

新車価格でもガソリン車とディーゼル車にそこまで大きな差がなく、騒音や振動などのデメリットを差し引いても320dはなかなか人気が出ました。

中古車市場ではかなり価格に開きがあり、1,500,000〜5,000,000円までと大きな差があります。

2012年ごろの車種は十分購入しやすい価格帯に入っていますが、一方で走行距離も多めです。年式の新しい車種はまだ新車価格の1割〜2割程度の価格差であり、まだ高額です。

なお320dはNOx浄化システムが前述した尿素SCR触媒であり、定期的にアドブルー(尿素水)の補充が必要です。