BMWは言わずと知れたドイツ製の高級車ですが、日本にも結構な種類の車種が展開されています。
そんなBMWは一般的に高い車というイメージがありますが、実際にはどうなのでしょうか?
今回はBMWの車は高いのか、についてご説明します。
BMWの価格と維持費の高さ
BMWは歴史の長いメーカーで、日本でも昔から外車の高級車として親しまれてきました。
現在日本では14車種がラインナップされていますが、まずはこれらの車を高い順からまとめてみましょう。
また維持費などについても他車と比較して高いのかどうかをご説明します。
BMWの価格ランキング
BMWのラインナップにはあまり小さな車はありませんが、中型〜大型セダン、SUV、スポーツカーなどが主なラインナップです。
また電気自動車関係でも何車種か存在しています。これらを価格が高い順からご説明しましょう。
なおハイスペックモデルのMシリーズについてはそれぞれの車種でまとめます。
第1位:7シリーズ:10,660,000円〜24,710,000円
BMW 7シリーズはBMWのフラッグシップモデルでありBMW最高の高級車です。
7シリーズはラグジュアリーカー
価格についてもそれに見あったもので最高級モデルは25,000,000円近くの高価格です。
7シリーズはラグジュアリーを追求した高級車でありながら、BMWの特徴であるスポーティさもしっかり織り込まれたデザインとなっており、同じドイツの高級車であるベンツSクラスとは一線を画しています。
内装の上質感はさすがドイツ車というべき完成度の高さで、BMWの質実剛健さが現れています。
豊富なエンジンラインナップ
特筆すべきはエンジンラインナップの豊富さで、1.8tを越える大型車でありながら最新の2.0L直4ターボエンジンがあるのが驚きです。
直列4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!ターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!その上には直6エンジン、V8、V12エンジンもラインナップされており、環境性能を重視したエンジンからハイパワーエンジンまで選択肢が広いです。
V12エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!価格も主にエンジンラインナップとともに高額になっていき、もっとも安い740e iPerformanceと最上級グレードのM760Li xDriveでは14,000,000円もの差があります。
また740e iPerformanceはプラグインハイブリッドモデルであり、環境にも配慮したシリーズとなっています。
車格も性能もまさにBMW最高のクオリティをもつ7シリーズは、BMWを象徴する1台です。
第2位:i8:20,340,000円
2位は予想外の車がランクインしました。i8というプラグインハイブリッド専用のスポーツカーです。
高級車の次がハイブリッドカーというのも驚きですが、i8はただの環境性能だけのハイブリッドカーではなく、専用のフレーム構造とCFRP製のクーペタイプのボディをもつ正真正銘のスポーツカーです。
i8のデザインは非常に先進性が高く、ハイブリッドカーとは思えない流麗なボディと、幅の広いどっしりしたスタイルが特徴です。
またパワートレインは1.5Lエンジンとモーターを組み合わせたもので、大型のバッテリーを搭載することでモーターのみのEV走行を35km走らせることができます。
グレードは1つのみでオプション装備の選択制になりますが、ハイブリッド専用車とはいえ20,000,000円超えというのはかなり強気な値段設定です。
自動車の未来を予感させるモデルですし、なによりデザインが素晴らしいので、この価格が高いと思うかどうかは受けとる人しだいでしょう。
第3位:6シリーズ:10,760,000円〜19,240,000円
6シリーズは大型の2ドアクーペをベースとしたスポーツカーシリーズで、いくつかのボディタイプが存在します。
基本は2ドアの「クーペ」ですが、その他にもスポーツ4ドアセダンの「グランクーペ」、オープンカーの「カブリオレ」などがあります。
また各タイプそれぞれにハイパフォーマンスモデルであるMシリーズがあり、非常にモデルの数が多い車種となっています。
6シリーズはなんといってもスポーティな外観が一番の特徴で、堂々としたサイズ感のある車です。
エンジンも直6エンジンやV8エンジンなどのハイパワーエンジンで構成されていて、車の正確にあったチューニングがされています。(エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)
直列6気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!V8エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!もっとも安いモデルは直6エンジン搭載のクーペで、続いてグランクーペ、カブリオレの順で高くなっています。
最高額なのはM6カブリオレで、i8に匹敵する高額車です。
第4位:X6シリーズ:9,570,000円〜16,750,000円
X6シリーズはBMWのもつ大型SUVで、BMWのSUVのなかでは最大の車種です。
X6はSUVのなかでは都会的なスタイルをもつクロスオーバーSUVと呼ばれる車種で、X6はその中でもクーペ風のデザインを持ったスポーツカーライクなSUVとなっています。
正面はSUVらしい力強い張り出し感が強いのですが、後ろにいくに従って次第に天井が低く流線型になっています。
エンジンはすべてターボエンジンとなっていて、日本では直6シングルターボとV8ツインターボエンジンというハイパワーエンジンが搭載されます。(エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)
ツインターボエンジンとは?仕組みは?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!価格面ではやはりMシリーズが最高額となっており、通常モデルの1.5倍程度となっています。
第5位:X5:8,990,000円〜16,480,000円
X6に続いて高額なのが同じSUVのX5です。価格的にX6と近いものがありますが、コンセプトは違うタイプの車です。
X6がクーペタイプのSUVであったのに対し、X5はいわゆるクロカン寄りのSUVでよりSUVらしさが前に出たモデルです。
高級感を漂わせるフロントグリルのデザインや、どっしりと落ち着いた車体のラインなどSUVのもつ力強さを余すことなく表現しています。
エンジンラインナップはX6とほぼ同じですが、X5にはプラグインハイブリッドモデルの「xDrive40e」があり、環境に配慮したモデルが追加されたことからもわかるようにBMWの中核車種の一つとなっています。
デザイン性重視のX6に対して、X5では顧客層を広げる商品展開をしているのです。
価格的には直6エンジンを搭載する35シリーズが最廉価モデルで、その上にプラグインハイブリッドのxDrive40e、V8エンジンの50シリーズ、Mタイプと続きます。
第6位:5シリーズ:6,170,000円〜10,720,000円
5シリーズはBMWの中堅〜高級車のちょうど中間に位置する車で、セダンとステーションワゴンの「ツーリング」の2種類のボディタイプがあります。
一つ下の3シリーズはスポーツセダンといった性格の車ですが、5シリーズはセダンを重視したデザインとなっており、より落ち着いたフロントマスクをしています。
またステーションワゴンがあることからわかるように、ファミリーユースも視野にいれている車種です。
価格的にはセダンよりツーリングのほうがわずかに高く、セダンが6,170,000円〜10,390,000であるのに対し、ツーリングは6,500,000円〜10,720,000円と数十万円の差があります。
また現在はMモデルがないのですが、近々追加予定ですので15,000,000円程度のモデルとなるでしょう。
第7位:4シリーズ:5,800,000円〜12,790,000円
4シリーズは2ドアクーペを基本とするスポーツカーのシリーズで、他には6シリーズと同じくスポーツ4ドアセダンの「グランクーペ」、オープンカーの「カブリオレ」があります。
またM4は12,790,000円と現在の5シリーズより高いですが、M5が発売されたら逆転されますので順位的には5シリーズのほうが高額になるでしょう。
4シリーズはもともと3シリーズクーペが別車種として独立したモデルで、デザインコンセプトや基本性能、エンジンラインナップなどは3シリーズとほぼ同一です。
4シリーズのほうはボディタイプがクーペ向けで車両後部が低く、3シリーズはセダン向けなのでもう少し後部が切り立ったデザインです。
非常にスポーティな車で直6エンジンのパワーとトルクを存分に味わえる車種です。(直6エンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)
BMWのシルキーシックスとは?搭載モデル/車種は中古車だけ?!価格的にもクーペ、グランクーペ、カブリオレの順で高くなっており、その上にハイパフォーマンスのM4が存在します。
クーペは5,800,000円からですが、カブリオレは9,320,000円からと大幅に価格差があります。
第8位:3シリーズ:4,190,000円〜12,560,000円
3シリーズはBMWのベストセラー車で、世界中で販売の中核をなす重要なモデルです。
3シリーズにはボディタイプが3タイプあり、基本のセダン、ステーションワゴンの「ツーリング」、クーペとセダンの中間のような「グランツーリスモ」があります。
またセダンにはMモデルがあり、これが最高価格になっています。
グランツーリスモはセダンよりも全長が長く、さらにファストバック式のクーペ方式なのでトランクルームも広いのが特徴です。
Mモデルを除くとセダン、ツーリング、グランツーリスモの順で高くなり、グランツーリスモの7,090,000円が通常モデルの最高価格です。
3シリーズは売れ筋モデルということもあり、最低価格は4,000,000円前半からとかなり購入しやすいモデルです。
しかしハイパフォーマンスモデルは10,000,000円超えであり、高級車ブランドの価値観はしっかり持っています。
第9位:X4:7,260,000円〜8,930,000円
X4は中型SUVの一車種でX6と同じコンセプトのクーペタイプのクロスオーバーSUVです。
X6の小型版といった感じのデザインですが、スペック的には後述するX3とほぼ同等です。
ただし全長で14mm長く、全高で36mm低くなっておりクーペスタイルが強調されています。
価格はエンジン仕様の3グレードで別れており、最上級クラスはMシリーズとなっています。
それでも10,000,000円には届かず車格が下がってきたのがわかります。
3シリーズより最低価格は上ですが、そこまで売れ筋車種ではないので高価格モデルがないのです。
第10位:2シリーズクーペ、カブリオレ:5,030,000円〜8,270,000円
次は2シリーズなのですが、現在2シリーズは2種類の車種が混在してしまっており、ランキング上で分けてご紹介します。
2シリーズは長らくミニバンタイプの多人数のりの車を指すシリーズでしたが、1シリーズのクーペモデルを独立させたモデルも2シリーズと呼ばれているので、少々分かりにくくなっています。
1シリーズクーペから独立したモデルは主に2シリーズクーペと呼ばれ、ノーマルのクーペとオープンモデルのカブリオレがあります。
またクーペにはMモデルがあり、こちらが8,270,000円の最高額をつけています。
デザイン的には1シリーズのスポーツクーペといった出で立ちですが、Mシリーズには直6ターボエンジンが搭載されており、車格に見会わない大パワーを得ています。
BMWとしては小型の車ながら、クーペのパフォーマンスをしっかり受け継いでいる車です。
第11位:X3:6,390,000円〜7,100,000円
X3も中型のSUVであり、X5と同様クロカン寄りの質実剛健なデザインが特徴の車です。
プラットフォームのベースは3シリーズで、そこにSUVとしての車体強化や大径タイヤ等を組み合わせてSUVに仕立てています。
価格帯は3シリーズより多少高い位置付けのモデルですがに、Mモデルがない分だけ最高価格は抑えられています。
BMWのSUVとしてはもっとも標準的な車といえるでしょう。
第12位:i3:5,090,000円〜6,180,000円
i3はBMWがラインナップする純粋な電気自動車で、次世代的なデザインも特徴的な新世代の車です。
現在世界的にみても純粋な電気自動車を量産しているメーカーは数えるほどしかなく、高級車メーカーではBMWしかありません。
BMWのなかではかなりのコンパクトカーですが、軽量化のために炭素繊維をボディに使用するなど最新技術がたっぷり織り込まれています。
航続距離は満充電で390kmと発表されており普通の車に比べると心もとないですが、電気自動車としては長い部類です。
その分バッテリーのコストで価格は高騰しており、5,000,000円台からの高額車になってしまっています。
さらに発電専用の小型エンジンを積んだレンジエクステンダーモデルもあり、航続距離は飛躍的に延びるものの6,000,000円以上とかなり高額になります。
今後は電気自動車がある一定のシェアを占めるのは間違いないのですが、現在はまだ高額の特別なモデルという位置付けです。
第13位:1シリーズ:3,170,000円〜6,180,000円
1シリーズはBMWのエントリーモデルに位置付けられる車でもっとも小型のモデルですが、価格的に見ると6,000,000円台のグレードがあるので最下位にはなりませんでした。
1シリーズは確かにBMW 最小の車ではありますが、普通の自動車メーカーのようなコンパクトカーや軽自動車といったような車種ではなく、FRレイアウトをとったスポーティ性の高い車です。
しかしエンジンは世界的なダウンサイジングターボの流れに会わせて1.5L 直3エンジンが搭載されているのですが、3,000,000円代の車にしては少々スペック不足の感じがします。
ダウンサイジングターボとは?デメリット/欠点2つとメリット3つ!搭載車種も紹介直列3気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!ですがエンジンには直4エンジンもあるので選択肢は広く、さらにMグレードには小型車には普通は使われない直6エンジンまで搭載されているので、小型車とは思えないパワーを味わうこともできる車です。
その分価格がかなり高額になってしまいますが、このクラスでFR、さらに直6エンジンまで搭載されているのは1シリーズをおいて他にないので、なかなか貴重な車なのです。
第14位:X1:4,060,000円〜6,140,000円
X1はBMW最小のSUVでBMWでは珍しくFFプラットフォームをベースに設計されています。
デザインはX5、X3に連なるクロカンSUVのコンパクトモデルですが、ベースとなったのは同じBMWグループのMINIのプラットフォームで、FFベースで4WDモデルもあるSUVになっています。(MINIの詳細は以下の記事をご参照ください。)
ミニクーパーのメーカー会社はどこ?BMWとの違いと関係とは?!エンジンも直3と直4という比較的小型のエンジンラインナップで、Mグレードもないので1シリーズよりおとなしめの車になっています。
価格は4,000,000円台からとBMWにしてはリーズナブルで、コンパクトさと力強いデザインが売りです。
第15位:2シリーズアクティブツアラー、グランツアラー:3,630,000円〜5,440,000円
2シリーズのミニバンモデルであるアクティブツアラー、グランツアラーのシリーズは、X1と同じくBMW MINIをベースとしたFF車でBMW初のFF車でもあります。
アクティブツアラーは5人乗り、グランツアラーはそれより全長を210mm伸ばした7人乗りモデルです。
ミニバンとはいっても日本でよくあるスライドドアを装備したミニバンではなく、欧州でよくある5ドアハッチバックのミニバンです。
エンジンも直3、直4の小型エンジンでまとめてあり、パワーよりも静粛性を重視したセッティングがなされています。
さらにアクティブツアラーには5,000,000円超えのプラグインハイブリッドモデルがあり、ある程度のEV走行ができて、燃費と環境性能の高いモデルとなっています。
プラグインハイブリッドでなければ4,000,000円台までの価格帯の車で、高額なプラグインハイブリッドはコスト的なメリットはあまりないのであくまで環境性能を特化させたモデルという位置付けです。
なおBMWでも正しいやり方で値引き交渉をすれば、ここで紹介した価格よりもう少し安く購入できます。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!BMWの維持費
BMWの車は価格的に高いのもありますが、一部維持費が高額なこともあげられます。
維持費のなかで税金関係や諸経費などについては同クラスの日本車と大きく変わるわけではありませんが、次の2点についてはBMWが割高になる項目です。
ガソリンはすべてハイオク
BMWの車は大型の7シリーズはもとより小型の1シリーズや2シリーズアクティブツアラーに至るまで、エンジンがすべてハイオクガソリン専用となっています。
そのため燃料代が高めで、レギュラーガソリンよりもリッター当たり10円〜15円余分にかかることになります。
ガソリンの種類はエンジンの設計時にどのガソリンを前提に開発したかで決まるのですが、BMWの主要市場である欧州ではガソリンは日本のハイオク仕様しか存在しておらず、自動的にすべてのエンジンはハイオクガソリン仕様となってしまうのです。
ガソリン代の高さはダイレクトに諸経費に響いてくるもので、例えば年間500リッター程度使うと考えても5,000円〜7,500円もの費用佐賀生まれてきます。
なお燃料代を安くしようとハイオクガソリン仕様のエンジンにレギュラーガソリンを入れても故障することはないのですが、エンジン本来の性能は発揮できず、パワーの低下や燃費の悪化等の悪影響もあります。
ハイオクガソリンを使うのは外車に乗る場合にはしかたないことではありますが、維持費のデメリットとなるのは間違いありません。
※MINIもハイオク仕様となっています。詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。
ミニクーパーのガソリンの種類はハイオク?レギュラー仕様?どっちなのか解説!修理費の高さ
BMWの維持費でもう一つ高いのは、車が故障したときの修理費です。
一般に輸入車は修理時の交換部品が国産車と比べると高額であり、おおよそ1.5倍〜2.0倍になることも珍しくありません。
一例をあげると、比較的故障率の高いエアコンコンプレッサーは国産車では30,000円程度の部品ですが、BMWでは50,000円〜70,000円もする高額部品となってしまいます。
車の故障率自体も国産車のほうがまだまだよいので、BMWは比較的修理に出す機会が多くなるのです。(BMWの故障率の詳細は以下の記事をご参照ください。)
BMWは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!輸入車に乗る以上修理費の高さは受け入れざるを得ないことですので、できるだけ状態のよい1台を選ぶようにしましょう。
BMWの価格が高い2つの理由
BMWは国産車に比べるとやはり価格は高めになっており、エントリーモデルの1シリーズでも3,000,000円台からとあまりエントリーモデルとは言えない価格です。
しかしそれにはいくつか理由があり、BMWというメーカーが持つブランド力のなせる技とも言えます。
そんなBMWが高額な理由をいくつかご説明しましょう。
ブランドのステータス性の高さ
BMWの価格設定が高めな理由の大きなものに、ステータス性の高さがあげられます。
ステータスとは車を購入した人の社会的ステータスのことで、高級車メーカーの車を買う大きな理由になります。
車の高級さ、上質さ、さらに価格の高さがそのまま所有者の地位や経済力を表すものとなり、周囲へのアピールに役立ちます。
そのためBMWのような高級車メーカーではある程度車は高額であることが求められ、外装や内装が値段にみあった上質感を持つことは当然としても無理にコストダウンするのは求められていないのです。
そういうニーズに会わせたラインナップですので、全体的に高めな価格設定となっています。
BMWのステータス性については以下の記事でも深く考察しているので、こちらも参考にしてみてください。
BMWは高級車じゃない?大衆車?ドイツでの位置づけまで解説!低価格のコンパクトモデルがない
BMWには国産車で言うところのコンパクトカーがなく、もっとも小さい1シリーズにしても結構スポーティな車に仕上がっています。
大衆車メーカーではもう少し低価格のモデルをエントリーモデルとしており、150,0000円〜2,000,000円台が相場ですが、BMWではそういう車がないので全体的に価格が高めに見えてきます。
前述したステータス性と価格の関係もあるので無理に低価格モデルを持つ必要がなく、現在のラインナップで十分な競争力を持っています。
なお低価格モデルについては同じグループ内にBMW MINIがあるので、こちらが本当のエントリーモデルと言えるかもしれません。
BMW MINIは2,300,000円からラインナップされています。
MINIについては以下の記事でも解説しているので、興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。
ミニクーパーはどこの国の車?イギリスなのかドイツなのか詳しく解説!BMWは買いか?
BMWは現状のラインナップをみてわかる通り、かなり高額な車を専門にしているメーカーです。
決して大衆車メーカーではありませんので、値段的なことだけを考えるとあまりおすすめできるメーカーではありません。
しかしBMWの車は値段にみあったクオリティをしっかり有しており、同じ高級車のベンツともひと味違ったスポーティさを大事にしている夢のあるメーカーでもあります。
車をはじめて買う人や、車に利便性を求める人にはBMWは向きませんが、一方で上質な車を求める人、車で走るのが大好きな人に対しては少々高くても一度乗ってみることをおすすめします。
きっと価格以上の満足感や高揚感を味会わせてくれることでしょう。
これからBMWを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。
BMWのオーナーになるには年収はどれだけ必要か計算してみた!BMWの決定的な特徴7つ!長所から欠点まですべて解説します!