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ノア/ヴォクシーがトランポにも使える理由3つ!使い心地まで解説!

ノア/ヴォクシーといえば、ジャンル的にはミニバンになりますが、今回はバイク積載などのいわゆる「トランポ」としての能力を検証したいと思います。

バイクを積載するケースとして、サーキットでのレースやモトクロス競技などの、いわゆる「競技車両」として所有している場合がそうです。

この場合、公道を走行しない車両も多く、「ナンバー無し」で所有しているケースが多いので、競技場までバイクを運ぶ手段が必要です。

運搬専用と割り切れば、ハイエースのような商用バンで良いのですが、ファミリーカーと兼用する場合はそうはいきません。

そこで、今回はファミリーカータイプのミニバンの代表として、「トヨタ ノア/ヴォクシー」のトランポとしての使い勝手について解説していこうと思います。

ノア/ヴォクシーがトランポとして使用可能な理由

ご存知のように、ノア/ヴォクシーは3列シートのミニバンですが、トランポとして使用する場合、3列目シートは左右に跳ね上げ、広い荷室スペースを確保できます。

2列目シートは、跳ね上げはできませんが、580mmのスライド機能がありますので、バイクを積載時には目一杯前方へスライドさせる事で、さらにスペースを確保することが可能です。

ですのでノア/ヴォクシーはトランポとしても十分に使うことができます。ここではトランポとしても使える理由を深掘りしていきます。

理由1.実質的な室内の積載可能なスペース

ノア/ヴォクシーはトランポとして使えるだけの積載スペースがしっかりあります。

ノア/ヴォクシーの室内寸法は大きい

ヴォクシーのサードシート

ノア/ヴォクシーの室内寸法(カタログ値)は、このようになっています。

  • 室内長・・・2,930mm
  • 室内幅・・・1,540mm
  • 室内高・・・1,400mm

まず室内長ですが、これは運転席の足元から後部のハッチ扉までの長さになり、実質、トランポとしての使用時に使える長さは、約半分の1,500mm前後になります。

7人乗りのセカンドシートは、座面が跳ね上げできないので、座面跳ね上げ可能な8人乗りのセカンドシートの方が、若干多くスペースが確保できます。

ヴォクシー バックドア

次に室内幅ですが、左右最も長い箇所の測定値になり、後部ハッチの積み込み部の幅は、3列目シートを側面に跳ね上げた状態で1,100mmとなります。

最後に室内高ですが、ノア/ヴォクシーの室内は床と天井がほぼ平行なので、カタログ数値をそのまま参考にしてもらって構いません。

積載可能なバイクは250cc程度まで

以上の点から、ノア/ヴォクシーに積載可能なバイクの寸法は以下の通りです。

  • 全長・・・1,500mm未満
  • 全幅・・・1,100mm未満
  • 全高・・・1,400mm未満

全幅・全高に関しては、アメリカンタイプなどの極端に横長のバーハンドルでない限り、ほぼ全てのバイクは問題無く積載可能です。

しかし全長1,500mm未満のバイクとなると、原付程度の大きさが限界です。

ただバイクは幅が狭いので、斜め積み&ハンドルを目一杯切った状態でしたら、計算上は1,860mmまでのサイズなら積載可能です。

以上の点を踏まえて結論を言いますと、ノア/ヴォクシーに積載するバイクは、頑張っても250ccクラスが限界でしょう。

MEMO

ノア/ヴォクシーは250ccクラスのバイクの積載が限界ではありますが、普段使いのレベルではかなり広いと言えます。

以下の記事でも解説していますが、キャンプにも最適なくらいの広さはあるので、そこは安心してください。

ヴォクシー サードシート姿勢トヨタ ヴォクシー/ノアがキャンプに最適な理由4つ

理由2.大きな積載物を固定可能なデッキフックを標準装備

ヴォクシー 床下

ノア/ヴォクシーには床面に2箇所のデッキフックが標準で装備されています。

主に自転車積載時に使用する目的で装備されているのですが、バイクにも当然、使用可能です。

車体の床面の鉄板にボルトで固定されているので、かなり頑丈な造りになっています。

ただ、2箇所しかないので、バイクを固定するには少し心細いかもしれません。

カーブを曲がる時や、デコボコした路面を走行する際には、少し注意が必要でしょう。

なおヴォクシーの内装については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ヴォクシー フロントから【画像/写真】ヴォクシーの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!

理由3.地上から荷室までの高さはわずか500mmで積み下ろしが楽

ノア/ヴォクシーは低床設計ですので、地上からフロア積み込み口の床面までは、わずか500mmとなっており(4WD車は535mm)、バイクの積み下ろしが楽に行えます。

250ccクラスのバイクでも、重量は100kgを超えるので、ラダー使用時の傾斜が緩やかになるのは大きなプラスポイントですね。

MEMO

もしノア/ヴォクシーの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

実際のオーナーによるノア/ヴォクシーのトランポ活用術

ここからは、実際にノア/ヴォクシーをトランポとして使用しているオーナーの意見をご紹介します。

twitterに投稿された生の声をお伝えしましょう。

軽からの乗り換えで大満足

2列目シートを外せば難なくバイクをまっすぐに積載可能です。この場合ハーレーのような余程の大型でない限りは、大型バイクも積載可能です。

原付スクーターなら余裕

やはり原付スクーターなら、2列目を外さなくても積載可能です。これなら遠方のツーリングを楽しむ事ができますね。

2列目シートはセパレート式!それを活用したこんな技も

こちらは250ccクラスのバイクを積載してますが、2列目の片側のみを外してトランポとして使用しています。セパレートシートなので、可能な技ですね。

頑張れば2台積載も可能

こちらの動画はなんと!250ccクラスのバイクを2台も積載しています。当然、2列目は取り外しですが、この積載性は驚きです。

フロアの凹みとシートの脱着性はイマイチ?

現行ノア/ヴォクシーの室内後方フロアに、スペアタイヤが収納されるスペースがあります。この部分がバイクを積むと凹むようです。2列目シートの取り外しは、結構大変そうですね(笑)。

こうして見ると、ノア/ヴォクシーをトランポとして使用している方が、意外と多いのが分かりますね。ファミリーカー兼用となると、シートの脱着が手間ですが、両立も可能です。

なおヴォクシーの口コミ・評判については以下の記事でも詳しくまとめています。詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ヴォクシーのフロントヴォクシーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ノア/ヴォクシー以外のミニバンのトランポとしての利便性を比較

トランポとして完全に割り切って使用するなら、ハイエースやキャラバンを選ぶのが最も賢明な選択ですよね。(詳細は以下の記事をご覧ください。)

ハイエース バックドアハイエースがトランポに最適な理由4つ!使い心地まで解説!キャラバン トランスポーターキャラバンがトランポに最適な理由3つ!使い心地まで解説!

ただミニバンとして兼用するのであれば話は別ですね。ノア/ヴォクシーと同タイプの他のミニバンは、トランポとして機能するのでしょうか?

ではライバルとして比較されるであろう他メーカーのミニバンと比較検証してみましょう。

日産 セレナ

日産セレナ

室内の広さはミニバンNo.1と謳っているだけあって、ライバル車の中でも最も広い室内寸法を誇ります(ノア/ヴォクシーと比較して、室内長+310mm、室内幅+5mm、室内高同じ)。

しかし、室内左右の出っ張りが大きく、実質的な室内幅はノア/ヴォクシーに劣ります。バイクを2台積載するのは、ほぼ不可能です。

なおセレナについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

セレナ 外装セレナ(e-power)の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!日産 セレナセレナ(e-power)の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

HONDA ステップワゴン

ステップワゴンスパーダ

室内長と室内高はノア/ヴォクシーに勝りますが、室内幅は劣ります(ノア/ヴォクシーと比較して、室内長+290mm、室内幅 -40mm、室内高+5mm)。

室内の左右の出っ張りはノア/ヴォクシーと大差無いので、単純に40mm分幅が狭くなります。

ただし、リアハッチのフロア部の地上高が445mmと、ノア/ヴォクシーに比べて55mm低くなっているので、バイクの積み下ろし時の傾斜は、若干緩やかになります。

なおステップワゴンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ ステップワゴン リアステップワゴンがトランポに最適な理由4つ!使い心地まで解説!ステップワゴン 外装ステップワゴンの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

三菱 デリカD:5

デリカD5

モトクロス競技用のバイクを積むのが最も似合うイメージのクルマですが、室内寸法は全てノア/ヴォクシーに劣ります(ノア/ヴォクシーと比較して、室内長-15mm、室内幅-35mm、室内高-90mm)。

このクルマも室内左右に出っ張りがあるので、実質的には更に幅狭になります。

しかし、2列目シート座面の跳ね上げ機能があるので、1,610mmの荷室長を確保する事が可能です(ノア/ヴォクシーは約1,500mm)。

ただ、このクルマは他のミニバンに比べて車高が高いので(ノア/ヴォクシーに比べて、最低地上高+50mm)、バイクの積み下ろし時の傾斜はキツクなります。

なおデリカD:5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

デリカD:5のシートアレンジデリカD:5がトランポにも使える理由2つ!使い心地まで解説!デリカD:5 外装デリカD:5の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ノア/ヴォクシーはトランポとしても優秀

先にもお話ししましたが、トランポとしての機能だけを考えれば「ハイエース」「キャラバン」には到底敵いません。

ただし、ミニバンと兼用するという条件になれば、他社のミニバンに比べ、トランポとしての使い勝手は若干のアドバンテージがあります。

外観デザインや内装の好みを無視し、トランポとしての機能を最優先に考えた結果、ノア/ヴォクシーは非常に優秀な「ミニバン・トランポ」であると言えるでしょう。

ノア・ヴォクシーについては以下の記事でも取り上げているので、こちらもぜひご覧ください。購入の参考になりますよ。

ヴォクシーの運転席のドアを閉めた状態ヴォクシーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!ヴォクシーのフロントヴォクシーの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!