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ターボエンジン音の特徴!「プシュー」「キーン」音の正体とは?

ターボエンジンは出力の高いエンジンとして高性能車を始めとして、現在は中、小型車にまで幅広く採用されています。

そんなターボエンジンには独特のエンジンサウンドがあり、音の特徴によって自然吸気エンジンと聞き分けることもできます。

今回はそんなターボエンジンのサウンドについてご説明します。

ターボエンジンの音の特徴

インプレッサ

ターボエンジンはターボチャージャーという過給機を装着したエンジンで、ターボチャージャーの稼働音がエンジンサウンドに混じることで独特な音がします。

エンジンサウンドはさまざまな音の集合体で、その大本はシリンダー内部で起こった燃料の爆発と、それに伴うエンジン振動です。

そのためエンジンサウンドには気筒数やエンジン型式によって独特なサウンドが生まれるのですが、ターボエンジンはそれに加えてターボが要素として加わります。

ですので一概にターボサウンドといってもさまざまで、エンジン型式の違いによる音の違いのほうが大きく、ターボの要素というのはそこまで大きなものではありません。

ですがターボチャージャーの特徴的な構造による音というのはたしかにあり、それは次のようなターボチャージャーの構造からくるものです。

ターボチャージャーの発音部位

ターボチャージャーにはいくつか独特な音を発生させる構造があり、部位によって全然違う音がします。

ターボチャージャーから発生する基本的な音を次の表にまとめてみました。

音の種類
タービン回転音キーン、キュイーン
ブローオフバルブパシュー、プシュー
ウェイストゲートバルブパシュー、プシャアー
バックタービン音シュルルル

タービン回転音

ターボチャージャーは排気ガスのエネルギーをタービンで受けて空気を圧縮するシステムであり、タービンは15万rpmから20万rpmという超高速回転をしています。

そのためターボチャージャーからはこのタービンの回転音が鳴っており、高回転が生み出す高周波のキーンという音がそれになります。

ポイント

タービンの音はタービン回転数とともに上昇しますが、それは結局エンジンの回転数と連動しています。

そのためアクセルを踏み込んでいくとキーンという音がどんどん甲高くなっていくので、ターボ車の加速をより気持ち良いものにしています。

ですが高周波の音なのでエンジン本体の音のほうが目立って聞こえてきますので、スポーツカー系でなければ注意して聞き分けないとわからないでしょう。

ブローオフバルブ音

ターボチャージャーのシステムにはいくつかバルブを持つものがあり、バルブの役目は高くなりすぎた吸気や排気の圧力を逃がすことです。

そうすることでターボチャージャーやターボシステムが破損しないよう保護する他エンジンレスポンスにも関係しており、エンジン回転数が高い場合や減速時などに使用します。

ポイント

そのひとつがブローオフバルブで、これは吸気管についていて吸気圧力が高まりすぎた時に逃がす役割をしています。

エンジンのアクセルがオフになった場合や減速時などの余剰圧力を逃しているので、高速走行したりエンジンの回転数が高い状態のあとに減速すると、パシューという空気の抜けるような音が聞こえてきます。

ブローオフバルブはターボエンジンなら必ず装着されているもので音も割と大きいので、走行中によく聞こえてきます。

ウェイストゲートバルブ音

ウェイストゲートバルブはブローオフバルブの排気版というものですが、こちらはターボチャージャー本体についており、主にターボチャージャーの保護を行っています。

エンジンの回転数が上がって排気ガスのエネルギーが上がるとターボチャージャーの効率が上がるのですが、タービンにかかる排気ガスの圧力はどんどんあがっていってしまいターボを破損させる危険があります。

そのためターボの内部で排気ガスの流れをバイパスするウェイストゲートバルブが設置されており、排気ガスの圧力が上がりすぎたときにバルブを開いてタービンに流れる排気ガスの量をコントロールしています。

こちらのバルブも高い圧力のガスを逃がすのでパシューという音が出るのですが、大型ターボの場合には圧力がより高いためプシャアーという甲高い音のするエンジンもあります。

バックタービン音

バックタービン音とはターボチャージャーに発生する現象による音で、ターボの圧力が高い時にスロットルを絞ることで発生します。

ターボで過給された高い圧力の空気が、スロットルを絞ることで妨害されると、その圧力は跳ね返ってターボチャージャーに戻ってきます。

コンプレッサーの回転方向とは逆向きの圧力なので干渉が起こり、コンプレッサーの動きを阻害するとともにシュルルルという独特の音がします。

アクセルオフしたときなどに聞こえるシュルシュル音はこのバックタービン音であることが多く、ブローオフバルブ音などと合わせてターボエンジンの特徴的な音のひとつです。

実際のターボサウンド

ではいくつか実際のターボサウンドをYou Tubeの動画からご紹介しましょう。

前述したいろいろなターボサウンドは複合的に混ざっていますので聞き分けるのは難しいですが、よく聞き分けるとわかります。


この動画ではさまざまなターボ車の加速音が聞けますが、動画の序盤では市販車レベルのターボサウンドとなっています。

フル加速なのでけたたましい音はしていますが、タービンのキーンという回転音以外はあまり聞こえませんね。

ですが動画の中盤から後半ではカスタムカーのターボサウンドとなっており、減速時やシフトチェンジ時にプシュっというブローオフバルブ音や、シュルルルというバックタービン音がよく聞こえます。


こちらの動画はフルチューンしたスカイラインR33の加速音で、激しい加速とそれに伴うタービン音、そしてブローオフバルブやバックタービン音などさまざまなターボサウンドがよく聞こえます。

ノーマル状態の市販車はこういったターボサウンドをうまく抑えるように設計しており、ともすると不快に感じるターボサウンドは極力なくしたいのです。

そのためエンジンの制御で対応したり、遮音材の追加などでかなり静かになっています。

ですがターボサウンドが好きな人はカスタムによってサウンドを際立たせることも行っており、豪快なターボエンジンを際立たせるものとなっています。

他のエンジンとの違い

ターボエンジンの音と比較されるのはノンターボの自然吸気エンジンの音で、どちらも好き嫌いが分かれるものです。

そこで今回はターボサウンドと自然吸気エンジンのサウンドが比較できる動画をご紹介します。


この車はスバル レガシイで、同時期に発売された自然吸気エンジンとターボエンジンのサウンドを比較しています。

動画の最初がターボエンジン、後半が自然吸気エンジンですが、いろいろな音の混じっているターボエンジンに比べて自然吸気エンジンは比較的静かで、アクセルを踏んでも自然吸気エンジンはなめらかな吹け上がりです。

それに比べてターボエンジンは雑音は多いもののパワフルな音で、このあたりが好き嫌いの分かれる点ですね。

この特徴が顕著に現れるのが世界最高のモータースポーツであるF1のエンジンで、音の特徴がダイレクトに現れます。次はそんな動画をご紹介します。


F1エンジンは時代によってさまざまな仕様になっており、レギュレーションでターボエンジンになったり自然吸気エンジンになったりします。

この動画では2014年シーズンのターボエンジンと2013年シーズンの自然吸気エンジンがまとめてありますが、エンジン音はパッと聞いてわかるほど違いがあります。

ターボエンジンはやはり雑音の多いガラガラとした音で、全体的に低い音です。ですが自然吸気エンジンは非常に甲高くて聞き惚れてしまうような音で、これぞレーシングカーの真骨頂です。

F1に限って言えば個人的には自然吸気エンジンのサウンドが聞いていて気持ちよく、いつまで聞いていても飽きないですね。ですがこのあたりも人によって感じ方はずいぶん違いますね。

ターボエンジンの音の評価と魅力

ターボエンジンの音に関する賛否両論はTwitterにも多数投稿されており、好きな人嫌いな人どちらもたくさんいらっしゃいます。

そんな中からいくつかご紹介しましょう。

ターボサウンドはやっぱり楽しい

この方はBMWのターボ車に乗っていらっしゃるようですが、山道で思いっきり走れるとターボサウンドが気持ちいいですよね。

車が元気いっぱいに走っている感じがして、楽しさ倍増です。

ターボサウンドは決して洗練された音ではありませんが、それでも車としては楽しいものに仕上がっています。

タービン音は煩い

一方この方はアウディA3に乗っていらっしゃるようですが、タービンの回転音に悩まされたそうです。

ボンネットに防音対策してようやく収まったそうですが、あの高周波音は苦手な人にはたまったものではないでしょう。

近年はさまざまな車にターボエンジンが増えてきて自然吸気エンジンが減ってきており、ターボサウンドが苦手な人にはちょっと大変かもしれませんね。

ターボエンジンサウンドを楽しめる車種

前述のようにターボサウンドを苦手としている人もいるので、量産車というものは基本的にターボサウンドを抑えるように設計します。

ですが一部の車種、とくにスポーツカーなどはスポーティー感を演出するためにあえてターボサウンドが聞こえるようにしており、ターボサウンドを楽しみたいなら次のような車種がおすすめです。

日産 スカイラインGT-R

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日産は技術の高さをアピールするためにターボサウンドなどを聞かせるようにすることが多く、とくに1990年代のスカイラインでその傾向が強いです。

いまでも人気の高いR32~R34までのスカイラインが当てはまり、特にGT-Rに搭載されたRB26という直6ターボエンジンの奏でる音はいまでも憧れる人が多いものです。

RB26の形式である直6エンジンは自然吸気の状態でもっともクリアーな音を出すエンジンで、直4やV6、V8などでは直6ほど吹け上がりのよいサウンドになりません。

そこにターボが組み合わさり、加速すると直6の澄んだ音が回転数とともに高まり、さらにそこにターボのキュイインという音が加わってかなり気持ちの良いサウンドになっています。

またスペック的にも未だ現役で、日本だけではなく世界中で需要の高い車です。

MEMO

人気が高いのはやはり最上位車種のGT-Rですが、同じ直6のRB25ターボエンジンを積むGT-S系も素晴らしい音であることは変わりません。

GT-Rは4WD、GT-S系は2WDなので走りも違い、こちらはFRならではの軽快な走りが特徴です。

私は昔、R33スカイラインのGT-Sに乗っていたので今でも思い入れが深く、そのサウンドの気持ちよさは他の車では味わえなかったものです。

スバル インプレッサ WRX

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スカイラインGT-Rと同時代のターボ車でターボサウンドが際立っている車の一つにスバル インプレッサがあります。

インプレッサはラリーで戦うために生まれた車で、スバルのスポーツカーの代表的な1台です。

インプレッサにはEJ20という水平対向4気筒のターボエンジンが搭載されており、このエンジンのターボサウンドもなかなか楽しいもののひとつです。

インプレッサは価格帯としてスカイラインよりワンランク下にありましたが、最上位車種のWRXは価格が高い分性能も良く、ほぼ同等の出力を生み出していました。

EJ20は水平対向エンジンで本来はバランスがよく音も静かなエンジンなのですが、エンジン搭載の関係上排気管のレイアウトが理想的にできず、排気干渉という独特のドロドロとしたサウンドがあります。

ですがこのサウンドはスバルのボクサーサウンドとして多くのファンに熱狂的な支持を得ています。

そこにターボサウンドが加わるので非常にパワフルなサウンドに仕上がっており、遮音材などが少なかったこともあってターボサウンドを味わうには最高の車種のひとつです。

BMW 135i


BMWは輸入車の中ではパワフルで走りを重視した車を多数生産しており、ターボ車も多数あります。今回はその中から135iという直6ターボエンジン車をご紹介します。

135iは1シリーズというBMWの最も小型な車のシリーズで、その最上級車種です。

サイズとしては国産車のコンパクトカーぐらいなのですが、そこに搭載されるのはN52B30Aの3.0L 直6ターボエンジンで、1シリーズのクラスとはかけ離れたパワーを持つエンジンです。

スカイラインと同じく直6サウンドにターボが組み合わさったターボサウンドは魅力的で、コンパクトな車に大出力エンジンは走りもダイナミックです。

BMWのターボエンジンはどれもパワフルで素晴らしい性能を持ちますが、なかでも135iはその車とエンジンの珍しい組み合わせによって非常にホットな車です。

ターボ音を大きくする方法

ターボサウンドは多くの人を魅了するもので、中にはノーマルのターボサウンドでは満足せずにターボ音をアップさせる人もいます。

その方法は車のカスタムが基本的な方法で、いくつかのカスタムがあります。

ポイント

まずもっともわかりやすいのはタービンの換装で、より大きなターボに取り替えることでタービンサウンドやバックタービン音などがアップします。

これにはスペックアップの意味もあり、出力アップのためにタービンを換装すれば自ずと効果が出るでしょう。

またブローオフバルブを交換する方法もあり、こちらはタービン交換より簡単でコストも比較的安い方法です。

こちらは主に音が変わるのがメインですが、大きなターボにした場合はブローオフバルブもそれに対応したものにしたほうがよいでしょう。

またターボラグを削減する効果もあり、走りもよくなります。

こういったことを行うカスタムパーツは非常に数多く発売されており、ノーマルのターボサウンドに満足できない場合でもかなりのカスタムが可能です。ですが車検に対応していない場合もあり、そのあたりは注意が必要です。