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ターボ車の注意点4つ!乗り方から手入れ/メンテナンスまで解説!

自動車用のエンジンにはいろいろな種類や分類がありますが、その中に自然吸気エンジンとターボエンジンがあります。

マイルドな乗り味の自然吸気に対してターボエンジンはハイパワーで走りを重視する方には人気の車です。

そこで今回はターボエンジン車を購入する際の注意点をご説明していきましょう。

ターボ車の購入時の注意点

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ターボエンジン車はその名のとおりターボチャージャーを搭載したエンジンを採用した車のことです。

ターボチャージャーはエンジンの出力を底上げすることのできる装置で、排気ガスのエネルギーを使って吸気を圧縮し、エンジンに大量の空気を送り込むことで出力を向上させます。

MEMO

その特性から最初期のターボ車はとにかく車のスペックを向上させることに使われ、日本では1980年代から1990年代にターボ車によるパワー競争が起こったほどです。

ですがターボ車の性能追求は燃費の悪さというデメリットによって一旦終焉し、国内では少しの間ターボ車が減った時期がありました。

ですが2005年あたりからターボ車復活の兆しが現れ、今度は燃費向上のためにターボチャージャーを活用するダウンサイジングターボというターボ車が主流となりつつあります。

そんなターボ車ですが購入する際にはいくつか注意する点がありますので、まずはそれをご紹介しましょう。

車の走行距離と年式

まず車の購入時、とくに中古車で注意しなければならないのは走行距離と年式で、ターボ車ではとくに走行距離が気になるところです。

ターボチャージャーは排気ガスのエネルギーを受けて高速回転することで空気を圧縮するのですが、その回転数は150,000rpmから200,000rpmものものすごい回転数です。

また排気ガスを常に受けているのでターボには1,000℃近い熱があたっていることになり、熱環境も非常に厳しい部品です。

ポイント

そういった環境におかれているターボチャージャーは耐久性が気になるところであり、走行距離でいうと100,000km走行以上の車は注意したほうが良いでしょう。

ターボチャージャーも走行距離が増えてくると内部のベアリングの破損やタービンの破損などさまざまな問題がでてしまい、中古車で走行距離が多い車はこういったトラブルを受ける可能性があります。

また年式に対してはターボチャージャー本体は割と耐性があるのですが、ターボチャージャーの冷却と潤滑に使うエンジンオイルを送る配管やゴムホースなどが劣化している可能性があります。

またオイルのかすなどが配管内部で固まって流路を狭くしていることもあり、オイルの量が十分でなく冷却や潤滑に大きな問題を抱えている場合もあるでしょう。

そうなるとターボチャージャーはタービンブローと呼ばれる破損を起こす可能性が高いので、古いターボ車はそういった点で注意が必要です。

中古車のチェックポイントの基本である走行距離と年式ですが、ターボ車の場合には負荷が大きいターボチャージャー関連を気にしておきましょう。

オイル交換歴

整備記録

ターボ車はエンジンオイル交換が非常に重要なエンジンですので、中古車の場合にはそれまでどれぐらいの間隔でエンジンオイル交換をしてきたか、という交換歴が重要です。

エンジンオイル交換の重要性はのちほどご説明しますが、ターボ車は5,000kmごとのオイル交換が必要な車であり、ほとんどの場合はメーカー推奨もそうなっています。

ですが日本ではオイル交換は10,000kmごとという一般論があるのでターボ車でもオイル交換をあまりしていない場合もあり、それまでどれぐらいの間隔でオイルを交換しているかは中古車見極めのひとつのポイントです。

ポイント

5,000kmかそれより短い間隔でオイル交換していれば最良の状態でこれまで走ってきたという証であり、エンジンとターボチャージャーの状態は良い状態と言えるでしょう。

ですが逆に5,000kmをそれなりに超えていたりすれば状態は悪かったということがわかり、10,000kmごとに交換されていたりすればそのターボ車は避けたほうが良いという判断材料になります。

エンジンオイル交換の履歴は車の点検整備記録簿に記載されていたりしますので、中古車の記録簿を見せてもらうことでチェックできます。

一般の自動車用品店などで交換している場合には点検整備記録簿に記載のないばあいもありますが、別紙で交換時の書類があったりするので、書類は一通り目を通してみるといいでしょう。

ゴム部品の状態確認

ターボチャージャーにはエンジンオイルの配管が繋がっているとご説明しましたが、これらの配管に使われるゴム部品の状態も確認できるといいですね。

エンジンオイルが通ってくるゴムホースは割とターボチャージャーの近くにあり、ターボからの高熱を受けやすい位置にあります。

ゴムホースは熱に対して強い素材が使われているものの長年の熱害によって劣化は進みます。

また経年劣化という素材自体の年数劣化もあり、おおよそ10年がゴムホースの寿命となっています。

ですので年式が10年を超えている車はゴムホースが寿命に来ている可能性があり、ゴムホースが割れたりオイル漏れを起こしたりする可能性があります。

そうなるとターボチャージャーにオイルが送られなくなってタービンブローにつながってしまうので、そうなる前にゴムホースは交換する必要があります。

年式の古い中古車でゴムホースの状態が見れるとよいのですが判断は難しい面もありますので、10年経過前にゴムホースを交換したかどうかを確認すると良いでしょう。

カスタムカーは避ける

ターボ車の中には市販車のパワーでは満足しなかった人たちがカスタムした改造車もあり、中古車市場でカスタム済みのターボ車を売っていることもよくあります。

お金のかかるカスタムカーが安い値段で購入できるのは一見良いようにも見えるのですが、さまざまなトラブルの元となることもあるので避けるのが無難です。

MEMO

カスタムカーにはさまざまなカスタムの内容があり、内装を豪華にした車からパワーやトルクを徹底的に上げた車まであります。

またライトチューンといってマフラー交換ぐらいのものもありますが、ターボ車ではパワー重視のカスタムをされていることも多いです。

例えば大きなターボに交換されたり、コンピューターの書き換えでターボのブースト圧を上げたりとターボに関するカスタムは多く、たしかに通常車では得られないパワーを持っているでしょう。

ですが車の信頼性という面ではカスタムカーは問題も多く、ターボの熱害でさまざまな部品に影響が出ていたり、パワーアップの影響でエンジン本体がトラブルを抱えていたりです。

またカスタム部品には純正部品より低い耐久性のものも多く、故障する確率も低くはありません。

さらにパワーアップの影響で車全体に見えないストレスがかかっていることもあり、見ただけではわからないトラブルの種も潜んでいるかもしれません。

カスタムカーはターボ車の楽しみの一つではあるのですが、メーカーのしっかりした信頼性設計を逸脱した車であることは間違いないので、中古車で買うのはリスクは高いと言えるでしょう。

ターボ車を運転する際(乗り方)の注意点

ターボ車は自然吸気エンジン車と違っていくつか乗り方にも注意点があり、ターボチャージャーを長持ちさせるためには独特の乗り方も要求されます。

新車購入時には慣らし運転をしっかり行う

車を新車で購入したときには慣らし運転をするようにとディーラーから言われると思いますが、ターボ車はターボチャージャーの慣らしも含みますのでより重要です。

ターボチャージャーのように高速回転する部品は新品の状態ではわずかにギクシャクするものですが、慣らしをすることで無理なくそれを解消できます。

ターボ車の慣らしは走行距離1,000kmまでエンジン回転数を4,000rpm以下に抑えるとメーカーの取扱説明書に書いてあるのですが、ターボをいたわるなら2,500rpmから3,000rpm以下に抑えるほうがより効果は高いでしょう。

ですが普通に道を走るぐらいなら4,000rpmまでは行きませんので、とりあえず注意するのは高速道路ぐらいでしょうか。

1,000kmも回転数を抑えないといけないと思うと面倒くさいと思う人もいるでしょうが、ターボ車の耐久性を上げるためには重要な点です。

古いターボ車はエンジンカット時に注意

イグニッション

ターボ車の中でも昔のパワー重視のターボ車はエンジンカット時に注意することがあり、停車してから少しの間アイドリングを続けるのがターボチャージャーに対して良いです。

ターボチャージャーに流れているエンジンオイルは、エンジンのパワーによってポンプを回して供給されています。

注意

そのためエンジンがオフの状態ではエンジンオイルはターボに循環しないのですが、それまで走ってきたターボ車のターボチャージャーはかなりの熱を持ったままであり、エンジンオイルによる冷却を必要としています。

ですので停車後すぐにエンジンカットするとターボチャージャーは熱いまま放置されてしまうので、内部のオイルが硬化したりスラッジと呼ばれる固形物が生成されます。

これによりターボチャージャーの焼付きが起こったり、オイル配管内に汚れが貯まる結果となり、結果ターボチャージャーの状態が悪くなるのです。

防ぐためには停車後にもエンジンはかけたままにしておき、エンジンオイルを少しの間ターボに循環させることが必要です。

数分程度のアイドリングで十分なので、ターボチャージャーを長持ちさせるためにほんのすこし注意するだけです。

MEMO

昔のターボ車のカスタムパーツには「ターボタイマー」と呼ばれる部品があり、これは上記の操作を自動で行う部品としてターボ車のカスタムには必須でした。

なお近年のターボ車には、同様の効果を狙ってエンジン停止後にも電動ファンを回し続けていたり、エンジンカットを自動的に遅らせる機能が入っていたりするので、アイドリングが不要な車も増えてきています。

またターボチャージャー自体も焼付きに強い部品となってきていますので、昔ほどシビアではないでしょう。

ターボ車の手入れの注意点

ターボ車はエンジンオイルのメンテナンスが重要な点であり、適切なメンテナンスを怠ってしまうとターボチャージャーを破損させる恐れがあります。

またオイル交換以外にもいくつか注意点がありますのであわせてご紹介します。

エンジンオイル交換を忘れない

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ターボ車におけるエンジンオイル交換の重要性は前述してきましたが、エンジンオイルはエンジン本体の冷却や潤滑に使われるほかにターボチャージャーでも使われる使用頻度の高いものです。

自然吸気エンジンに対してターボチャージャーという高負荷部品があるのでエンジンオイルの劣化が早く、その分エンジンオイル交換の間隔が短めなのです。

エンジンオイルが新しいうちは最高の性能を発揮するエンジンも、オイルが古くなってくると冷却や潤滑性能が落ちてエンジンとターボチャージャーに悪影響が増えていきます。

またオイルの粘度が高くなったり、オイルが固まって不純物となるスラッジが生成されたりと、オイルの成分自体も変わってきてしまいます。

ポイント

エンジンオイル交換は5,000kmごとが推奨されているものの、ターボチャージャーを長持ちさせるためには短い間隔であればあるほど良く、メンテナンスを重視する人たちは3,000kmごとに交換していることも多いです。

また交換するオイル自体もターボ車用の専用オイルが良く、高性能車ほど耐久性の高いオイルを求められます。

オイル交換が増えると維持費が高くなる面もありますが、1度のオイル交換は数千円程度で済みますのでそこまで大きく維持品には響かないでしょう。

近年は中、小型車にもターボ車が増えてきているので、それまでメンテナンスをあまり重要視してこなかった人は特に注意が必要ですね。

古いエンジンはフラッシングも効果的

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フラッシングはエンジン内部の金属粉やスラッジなどを洗浄する作業のことで、ターボ車では調子をよくする効果が高いと言われています。

ですが最近の比較的新しい車はフラッシングをしなくてもよいほどの耐久性をエンジンがもっており、効果については微妙な場合も多いようです。

ですが古いエンジンに対してはやはり効果的な作業の一つで、長年たまった余計なものをなくすことは基本的にはエンジンの調子を良くするものです。

ポイント

フラッシングにはいくつかの方法がありますが、一番基本的で簡単な方法はエンジンオイルに専用のフラッシング添加剤を入れ、その状態でエンジンを回して不純物を除去する方法です。

不純物を含んだオイルは一度排出し、新しいオイルと交換することでフラッシングが完了します。

これならば比較的費用は安く済みますし、作業もオイル交換と同じなので簡単です。

もう一つは専用のフラッシングマシンを使う方法で、こちらは自動車修理工場や自動車用品店など専用設備を持っているところでなければできません。

基本的にはフラッシングオイルをエンジンに入れて排出させる方法なのですが、機械で強制的にエンジン内部で循環させるので効果が高く、また最初の方法ではどうしても残る残留物も徹底的に除去できます。

少し費用はかかりますが、十分な効果を得られるでしょう。

MEMO

エンジンのフラッシング自体はそこまで頻繁にする必要はなく、エンジンオイルの交換をしっかり行っている場合にはそれ自体が同じ効果をもたらしています。

ですが古いエンジンは調子を取り戻す意味でも中古車購入時などにフラッシングを行っておくとよく、良い状態で車に乗り始めようとするならば価値はありますね。

安易なチューニングは行わない

ターボ車のチューニングによる問題点は前述しましたが、自分でターボ車を所有している場合でも車を長持ちさせたければチューニングはしないほうが良いでしょう。

チューニングは車を楽しむ一つの方法であり、自分だけの車を作るというのは魅力的なものです。

ですがこと車の信頼性や耐久性に関してはメーカー純正のもの以上のものはなかなか得られず、カスタムカーではそういった面がどうしても弱くなってしまいます。

自動車メーカーは長年の経験と、さまざまな耐久実験を行っており、とくに日本車は世界トップクラスの信頼性を誇ります。

ですので同じ車に長く乗っていたいのであれば、カスタムは控えめにしておいたほうが無難でしょう。