1分で車を60万円値引きする裏技

オデッセイの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

5代目オデッセイは、現在ホンダのフラッグシップミニバン。

低ルーフが特徴だったオデッセイはホンダ エリシオンと統合され大型化してるのが特徴です。

車格の上がった5代目オデッセイは高級感の向上と引き換えに価格上昇し、購入しづらくなってしまいました。

しかし、モデル途中で追加されたハイブリッドエンジンは、5代目オデッセイの維持費を大きく引き下げるとともに、フラッグシップミニバンとしての価値を大きく向上させたモデルです。

では、5代目オデッセイの維持費は、実際にどれくらいかかるのでしょうか。

オデッセイの月間と年間、長期的かかる費用をライバル車と比較して、オデッセイの維持費を検証します。

オデッセイの月、年間の維持費

ホンダ オデッセイ

ホンダ オデッセイを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。

ホンダ オデッセイとは?

低ルーフのミニバンとして一斉を風靡したホンダ オデッセイは、2013年に5代目へと進化。

生産終了した高級ミニバンのエリシオンと統合された5代目オデッセイは、現在ホンダのフラッグシップミニバンに位置づけられています。

登場当初のパワートレインは、先代ゆずりの2.4Lガソリンエンジンを改良したものが搭載されていましたが、2016年には待望の2.0Lハイブリッドエンジンモデルが追加。

ガソリンエンジンガソリンエンジンのメリット3つとデメリット5つ!仕組みと将来性の特徴を解説!ハイブリッドエンジンハイブリッドカーとは?メリット6つとデメリット/問題点11つ特徴をわかりやすく解説!

大型のミニバンとしてはやや小さな排気量に高出力モーターを搭載することで、燃費性能の向上と維持費の低減。

さらに、ほとんどの状況においてモーターによる走行が可能になったホンダの「i-MMD」ハイブリッドシステムは、フラッグシップミニバンにふさわしい静粛性をオデッセイに付加しました。

オデッセイのグレード毎の維持費の違い

オデッセイのエンジングレードは、大きく分けて2.4Lガソリンエンジンと2.0Lハイブリッドエンジンの2種。

それぞれにスポーティなスタイリングとサスペンションセッティングなどが与えられた上級グレード「アブソルート」と「アブソルートEX」が用意されます。

ハイブリッドエンジンの排気量は2.0Lであるため、自動車税は年間39,500円。対して2.4Lガソリンエンジンは1ランク上に区分されるため45,000円。

さらにハイブリッドシステムによる燃費性能向上により、ガソリンエンジングレードよりもハイブリッドグレードの方が遥かに安価な費用でオデッセイを維持することができます。

プリウス 運転ハイブリッド車は燃費が悪い?低燃費車を比較してランキング形式で紹介!

また、ガソリンエンジンに組み合わされるCVTは、オデッセイのような大型ミニバンにとって負荷が大きくなる部分。

ハイブリッドモデルはCVTを使わないため、長期使用を考えた場合にも、CVTの故障などによる維持費増加を防ぐことができます。

今回はハイブリッドエンジンのベーシックグレード「ホンダ オデッセイ ハイブリッド」をサンプルとして、オデッセイの所有するうえでかかる維持費を検証していきます。

オデッセイの月ごとにかかる費用

ガソリン

オデッセイを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代3,714円
合計11,714円

駐車場代

駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。

燃料代

エンジン種類JC08モード燃費実燃費走行500kmあたりの燃料代
2.0L ハイブリッド24.4〜26.0km/L14.6km/L4,483円
2.4L ガソリン FF(4WD)13.2〜13.6km/L(12.6km/L)10.0km/L(9.0km/L)6,500円(7,222円)
2.4L 直噴ガソリン FF(4WD)13.6〜14.0km/L(13.0km/L)9.5km/L(9.0km/L)6,842円(7,222円)

オデッセイ ハイブリッドのカタログ燃費は、JC08モード平均燃費で24.4〜26.0km/L。実燃費は14.6km/Lです。

実燃費14.6km/Lのオデッセイで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ガソリン代を130円/Lとすると、4,483円と算出できます。

通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ897円増えると考えましょう。

なおオデッセイの燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ オデッセイオデッセイの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

オデッセイの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
合計129,500円

自動車税

毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。

排気量が2.0Lであるオデッセイ ハイブリッドの自動車税は年間39,500円です。

オデッセイは、グリーン税制対象車であるため、購入翌年の自動車税が75%の減税措置をうけることができます。

任意保険料

万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。

ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。

他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。

また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。

消耗品代

エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。

MEMO

もしオデッセイを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

オデッセイの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税車検ごと20,000円(新車購入時は3年分30,000 エコカー減税により全額免除)
自賠責保険料車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円)
車検基本料車検ごと50,000円
12ヶ月点検費用車検から1年ごと10,000円
合計106,000円

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。

オデッセイは全グレードが1.5〜2.0tに収まるため、2度目の車検以降に収める重量税は翌2年間分で20,000円です。

オデッセイはエコカー減税対象であるため、購入時に支払う重量税は全額免除になります。

自賠責保険料

交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。

オデッセイに限らず、普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。

車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。

車検基本料

車検基本料とは車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、オデッセイの場合は2年分/50,000円ほどかかります。

ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。

また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。

12ヶ月点検費用

法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。

費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。

また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの査定にプラスに働きます。

オデッセイの月ごと、年ごとの維持費平均

ホンダ オデッセイの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

オデッセイを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代4,483円
自動車税/軽自動車税3,292円
任意保険料7,000円
消耗品代500円
自動車重量税833円
自賠責保険料1,083円
車検基本料2,083円
12ヶ月点検費用417円
合計27,691円

年ごとの維持費

オデッセイを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代53,793円
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計332,292円

オデッセイのその他の費用

基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

オデッセイの標準タイヤサイズは215/55 R17で、価格は1本あたり8,000〜17,000円です。

サンプルのオデッセイ ハイブリッドのベーシックモデルは215/60 R16を装着し、価格はやや安価な7,000〜16,000円です。

オプションで225/45 R18を選択できるグレードもあります。

ホイール径やタイヤ幅の数値が大きくなるほど、見た目はよくなりますが、乗り心地や燃費性能は低下する傾向にあります。

用途にあわせて適切なタイヤサイズを選びましょう。

ローン金利

ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。

また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。

参考までに、「オデッセイ S」の車両本体価格384万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。

借入先金利費用
ディーラーローン年 5%~7%192,000〜268,800円
銀行年 2%〜4%76,800〜153,600円
信販会社年 1.9%~8.4%72,960〜322,560円

高速料金

高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。

料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。

一般的に、トンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。

100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

修理代・部品交換代

エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。

また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。

消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃)
エアクリーナー3,000円~
ブレーキパッド20,000円~
ブレーキフルード5,000円~
補機バッテリー15,000円~
ワイパーブレード4,000円~

オデッセイの維持費に関する注意点

ここでは劣化しやすい部品や故障しやすい箇所など、車種特有の特別な維持費について解説します。

ホンダの車の信頼性は国産車ではトヨタに次いで第2位。とくに近年の車は全体的な信頼性が向上しているため、修理代で維持費がかさむといった心配はありません。

ホンダのロゴホンダは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!プリウス エンブレムトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ただしそれでも故障しやすい部分や、注意すべき点はあります。オデッセイに乗るうえで注意したいポイントを解説します。

電動スライドドアの故障

5代目オデッセイから採用された両側電動スライドドアは、オデッセイにかぎらずミニバンのウィークポイントとなる部分です。

とくに大きくスライドドアほど重くなるため、駆動部に負担がかかりやすく、頻繁な開閉と経年劣化で故障しやすい特徴があります。

ドアを開閉する電動モーターや、動力をつたえるワイヤー部が故障した場合は突然動作しなくなります。

可動部の劣化では徐々に動きが悪くなっていき、それを放置すると駆動部に負担がかかり、やはり動作不能に陥ります。

電動スライドドアの故障は多いもののメーカー保証対象外であるため、初期不良以外の故障は実費で修理しなければなりません。

電動スライドドアの修理費用は10万〜20万円ほど。頻繁に壊れる部分ではありませんが、長く乗り続けるのであれば注意したいポイントです。

ハイブリッドバッテリーの劣化と交換費用

オデッセイ ハイブリッドには、強力なモーターで駆動するための大型リチウムイオンバッテリーが搭載されています。

ハイブリッドカーでは、バッテリー劣化や故障が進むと、燃費の悪化や動作不良を起こしてしまいます。

リチウムイオンバッテリーを交換した場合の費用は工賃込で40万円にものぼります。

しかし、オデッセイに搭載されるリチウムイオンバッテリーは20万kmの使用を想定しているため、初期不良以外でバッテリーの故障や大幅に劣化するということは非常に稀です。

仮にトラブルがあった場合でも、メーカーで5年/10万kmの特別保証を設けており、保証範囲内であれば無償修理を受けることが可能です。

オデッセイに乗るうえでハイブリッドバッテリーの心配はいりません。

なおハイブリッドバッテリーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

バッテリーハイブリッド車のバッテリーの寿命!交換時期と方法、かかる費用まで全て解説!

オデッセイの旧型(中古)の維持費

オデッセイを中古車で購入した場合の維持費を現行型と比較して解説します。

初代・2代目オデッセイ

 

View this post on Instagram

 

BOM@THE SONSHIさん(@streetbom7)がシェアした投稿

1994年に登場した初代オデッセイは、6〜7人が乗れる低ルーフのミニバンとして大ヒットをおさめました。1999年には基本構造はそのままに改善された2代目へモデルチェンジ。

搭載されるエンジンは2.3Lと3.0Lのガソリンエンジンの2種類で、2.3Lエンジンの自動車税は年間45,000円、3.0Lは51,000円。重量税は年間17,100円。

どちらも経年による重課税で15%上乗せされます。さらに燃費性能は6〜7km/L程度であるため、現行型ガソリンモデルと比べても大きな維持費がかかるでしょう。

3代目・4代目オデッセイ

 

View this post on Instagram

 

MRACS – マークスさん(@mracs___mracs)がシェアした投稿

底床化と低ルーフ化をさらに進め、ミニバンの使い勝手を確保しながら、セダン並の全高に抑えた3代目と、さらに上質に改良が施された4代目オデッセイはどちらも7人乗りです。

3代目は2003年、4代目は2008年にフルモデルチェンジを果たしました。

3代目からは搭載エンジンは2.4Lに統一され、燃費性能も大きく向上したため、維持費は現行型のガソリンエンジンモデルと同等。額面ではハイブリッドモデルのおよそ1〜2割増しの維持費がかかります。

オデッセイの中古車を買うなら

維持費がもっとも安いオデッセイは、現行型のハイブリッドモデル。

しかし、オデッセイ ハイブリッドはある程度距離を走った中古車であっても250万円オーバーと高価。中古車でオデッセイを買うなら4代目をおすすめします。

4代目はオデッセイ登場した2008年当時はハイトワゴンに人気が集中したため、低ルーフの4代目オデッセイは不人気車種の烙印を押されてしまいました。

しかし、初代から続くオデッセイのコンセプトの最終形となる4代目オデッセイは、質感・使い勝手・走行性能ともに非常に高い完成度を誇ります。中古相場も安く、100万円から程度のよい個体が探せます。

MEMO

もしオデッセイを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

オデッセイの維持費を他の車と比較

ホンダ オデッセイと同価格帯の3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。

トヨタ アルファード/ヴェルファイア 2.5Lハイブリッド

ヴェルファイアのフロント

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代70,909円
自動車税/軽自動車税45,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計357,409円

トヨタ アルファードは日本を代表する高級ミニバン。ヴェルファイアはよりアグレッシブなデザインが与えられたアルファードの兄弟車です。

ポイント

車重税区分はオデッセイと同じながら、ハイブリッドエンジンの排気量はオデッセイよりも大きな2.5Lであるため自動車税やや割高。

燃費性能も11km/Lとオデッセイに劣るため、所有するにはオデッセイよりも高価な維持費がかかります。

2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンのランナップしますが、当然オデッセイ ハイブリッドよりも高い維持費を支払う必要があります。

アルファードは、誰もがみとめる高級ミニバンですが、それを維持するには莫大な金額がかかります。

オデッセイ ハイブリッドは、適度なクオリティと走行性能、コストパフォーマンスを備えたバランスが魅力。過度な高級感を求めるのでなければオデッセイをおすすめします。

なおアルファードについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

トヨタ アルファードアルファードの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!アルファード 外装アルファードの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

日産 エルグランド 2.5L

日産 エルグランド

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代91,765円
自動車税/軽自動車税45,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税20,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計386,265円

もう一台の日本を代表する高級ミニバンが日産 エルグランド。トヨタ アルファードが登場するまでは人気を独占していましたが、新型車両の開発が進んでおらず、設計の古さがウィークポイントです。

ポイント

車重は2.0tを超え、エンジン排気量は、2.5Lと3.5Lのガソリンエンジンであるため重量税・自動車税ともにオデッセイよりも割高。

さらにハイブリッドエンジンは設定されていないため、実燃費は8.5km/Lほどと燃費性能でも大きく劣ります。

維持費はかかるものの、日産の優れたシャシー性能がもたらす乗り心地は高級車そのもの。室内の調度も高級車にふさわしいつくりです。

高額の維持費を支払ってでも高級感あるミニバンに乗りたいのであればエルグランドがおすすめ。実用性を重視するなら間違いなくオデッセイをおすすめします。

なおエルグランドについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

日産 エルグランド日産 エルグランドの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!エルグランド 外装エルグランドの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

メルセデス・ベンツ Vクラス 2.2Lディーゼル

メルセデスベンツ Vクラス

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代60,000円
自動車税/軽自動車税45,000円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税20,500円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計354,500円

世界を代表する高級車メーカー、メルセデス・ベンツのミニバンがVクラスです。商用車を乗用車として調整しているため、長大な室内空間をもつロングボディを選択することも可能です。

ポイント

オデッセイよりも重い2.0t〜2.5tに区分、排気量も2.2Lであるため、税金面ではオデッセイよりも高くなります。

しかし、実燃費は11km/Lと良好ながら燃料代が安価なディーゼルエンジンを搭載するため、距離を走るほど維持費の安さを実感できるでしょう。

ただし高い車両価格がネック。高い初期投資をしてでも快適に長距離移動できる車をお求めならメルセデス・ベンツVクラスをおすすめします。

頻繁に長距離移動をするのでなければ基本維持費が安く使い勝手のよいオデッセイをおすすめします。

なおベンツについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

漆黒に光り輝くベンツ壊れやすい?ベンツは故障が多いのか故障率の実態とは?!ベンツ AMG GTベンツは新車/中古でいくらで買えるか?全車種の価格を車検費用とともに解説!

オデッセイはリーズナブルな高級ミニバン

世代を重ねるごとに進む低ルーフ化特徴だったオデッセイは、5代目でエリシオンとの統合により、一般的なミニバンよりやや低い程度までルーフ高が引き上げられました。

オデッセイらしさは薄れてしまたものの、ミニバンとしての使い勝手は大きく向上。結果的には初代オデッセイとほぼ同じボディサイズに回帰しました。

外観は初代オデッセイと同サイズであるものの、中身はまったくの別物。

底床化技術により、ルーフ高を抑えながらも一般的なミニバン並の室内高を誇り、低い重心位置は、オデッセイに高い走行安定性をもたらします。

さらに通常走行のほとんどをモーターで走行可能な2.0Lハイブリッドエンジンは、高級車にふさわしい静粛性と快適性をもたらし、走行性能においても優れたトルク特性と燃費性能で、新しいホンダの高級ミニバンの維持費を大きく引き下げます。

ただしオデッセイの高級化にともない新車価格はやや高めとなってしまったため、新社会人や大学生が購入するには、ややハードルが高いのも事実です。

しかし、オデッセイ ハイブリッドの維持費は他社ミドルクラスのミニバンと同等か、それ以下。高めの車両価格は、安い維持費で十分にカバーできるでしょう。

長期に渡っての保有を前提とすれば、オデッセイは他に類をみないリーズナブルな高級ミニバンです。

なおオデッセイについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

オデッセイ 外装オデッセイの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ホンダ オデッセイオデッセイは雪道に弱い?雪道走行の性能について分析してみました!