ラグジュアリーSUVの元祖ともいえるトヨタ ハリアーは海外でもレクサス RXとして販売されていた世界的人気を誇るクロスオーバーSUVです。
3代目ハリアーはレクサスとは分離した国内専用モデルとなり、エンジンのダウンサイジング化が図られた結果、圧倒的に維持費が安価になったことが特徴です。
国内高級SUVを代表する、3代目トヨタ ハリアーを維持するためにかかる月間と年間、長期的な費用をライバル車と比較して、ハリアーの維持費を検証します。
ハリアーの月、年間の維持費
トヨタ ハリアーを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。
トヨタ ハリアーとは?
2013年に登場した3代目トヨタ ハリアーは、よりスタイリッシュな雰囲気をまとってフルモデルチェンジをしました。
高級一辺倒だった先代までとは違い、3代目ハリアーには「ラグジュアリースポーツSUV」という肩書きがよく似合います。
それまでレクサス RXとしても販売されていたハリアーですが、3代目からは国内専用モデルとなり、エンジンを小排気量化。
レクサスRXの試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!高級車の象徴とも呼べる3L V6の大排気量エンジンは消滅してしまいましたが、初代・2代目よりもエレガントなボディワークでさらなる高級感を演出します。
搭載されるエンジンは、2.0Lのガソリンエンジンと2.5Lハイブリッドエンジン。さらに、よりパワフルな2.0Lターボエンジンが用意されるあたりが、ラグジュアリースポーツSUVとしての3代目ハリアーらしいエンジン設定です。
今回はハリアー 2.0L自然吸気エンジン搭載車をサンプルに維持費をシミュレーションしていきます。
ハリアーの月ごとにかかる費用
ハリアーを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 5,909円 |
合計 | 13,909円 |
駐車場代
駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。
燃料代
ハリアー 2.0Lガソリンエンジンカタログ燃費は、JC08モード燃費で16.0km/L。実燃費は11.4km/Lです。
エンジン種類 | JC08モード燃費 | 実燃費 | 走行500kmあたりの燃料代 |
2.0L ガソリ(4WD) | 16.0km/L(14.8km/L) | 11.4km/L(11.0km/L) | 5,702円(5,909円) |
2.0L ガソリンターボ(4WD) | 13.0km/L(12.8km/L) | 11.1km/L(9.9km/L) | 6,306円 ※ハイオク(7,071円) |
2.5L ハイブリッド | 21.4km/L | 14.2km/L | 4,577円 |
実燃費11.4km/Lのハリアーで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ガソリン代を130円/Lとすると、5,702円と算出できます。
通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ1,140円増えると考えましょう。
なおハリアーの燃費については以下の記事でも詳しく解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ハリアーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!ハリアーの1年ごとにかかる費用
次に1年間にかかる費用を解説します。
種類 | 費用 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
合計 | 129,500円 |
自動車税
毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。
排気量2.0Lのトヨタ ハリアーの自動車税は年間39,500円。同じ排気量のターボエンジンも同じ税金額です。ガソリンエンジンはグリーン税制対象車ではないため減税措置はありません。
2.5Lハイブリッドモデルの自動車税は1ランク上の45,000円。ただし、購入翌年の自動車税は75%減税された11,500円になります。
任意保険料
万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。
ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。
また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。
消耗品代
エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。
ハリアーの数年ごとにかかる費用
新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。
種類 | 費用 |
自動車重量税 | 車検ごと20,000円(新車購入時はエコカー減税により全額免除) |
自賠責保険料 | 車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円) |
車検基本料 | 車検ごと50,000円 |
12ヶ月点検費用 | 車検から1年ごと10,000円 |
合計 | 106,000円 |
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。車重が1.5t〜2.0tに収まり、エコカー対象となるハリアーは、全モデルの重量税が翌2年間分で20,000円です。
ハイブリッドモデルだけはエコカー減税対象車のため、新車購入時の重量税は全額免除になります。
自賠責保険料
交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。
ハリアーに限らず、普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。
車検基本料
車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、ハリアーの場合は2年分/50,000円ほどかかります。
ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。
また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。
12ヶ月点検費用
法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。
費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの査定にプラスに働きます。
もしハリアーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!ハリアーの月ごと、年ごとの維持費平均
トヨタ ハリアーの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。
月ごとの維持費
ハリアーを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 5,702円 |
自動車税/軽自動車税 | 3,292円 |
任意保険料 | 7,000円 |
消耗品代 | 500円 |
自動車重量税 | 833円 |
自賠責保険料 | 1,083円 |
車検基本料 | 2,083円 |
12ヶ月点検費用 | 416円 |
合計 | 28,909円 |
年ごとの維持費
ハリアーを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 68,424円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 346,924円 |
ハリアーのその他の費用
基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。
タイヤ代
ハリアーの上位グレードのタイヤサイズは235/55 R18で価格は1本あたり13,000円〜24,000円。下位グレードには225/65 R17で価格は1本あたり10,000円〜22,000円と非常に高価です。
車重が重いハリアーのタイヤは、一般的な使い方ではおよそ2年ほどで使用限界をむかえるでしょう。
タイヤ代をおさえるためには、早めにタイヤローテーションで前後タイヤを入れ替え、4輪のタイヤを均等に減らすようにしてやるのがタイヤの長持ちさせるコツです。
ローン金利
ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。
参考までに、「ハリアー2.0L ELEGANCE」車両本体価格295万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。
借入先 | 金利 | 費用 |
ディーラーローン | 年 5%~7% | 147,500〜206,500円 |
銀行 | 年 2%〜4% | 59,000〜118,000円 |
信販会社 | 年 1.9%~8.4% | 56,050〜247,800円 |
高速料金
高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。
料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。一般的に、トンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。
一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。
修理代・部品交換代
エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。
また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。
消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。
費用項目 | 費用(部品代+工賃) |
エアクリーナー | 3,000円~ |
ブレーキパッド | 20,000円~ |
ブレーキフルード | 5,000円~ |
補機バッテリー | 15,000円~ |
ワイパーブレード | 4,000円~ |
ハリアーの維持費に関する注意点
ここでは劣化しやすい部品や故障しやすい箇所など、車種特有の特別な維持費について解説します。
ハリアーの故障
トヨタ車は世界でもトップクラスの故障しづらさで有名です。
トヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!しかし、トヨタ車とはいえ壊れやすい部品はあります。注意点をおさえておけば安心して乗り続けることができるでしょう。
イグニッションコイルの故障
イグニッションコイルは、ガソリンに点火に必要な高電圧を供給するための部品です。エンジン上部に直接取りつけられているためダイレクトイグニッションコイルと呼ばれ、エンジンの熱の影響をうけやすく一般的な車でも壊れやすい部品です。
ハリアーの4気筒エンジンには合計4本のイグニッションコイルがついており、1本でも壊れるとエンジンチェックランプが点灯して警告を促します。
直列4気筒エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!急に走行ができなくなることはありませんが、トルク低下や振動の増加などの症状が発生するようになります。イグニッションコイルは1本あたり1万円程度で交換修理が可能です。
ドアロックアクチュエーターの故障
ドアロックアクチュエーターとは、ハリアーに搭載されている速度感応式自動ドアロックを作動させるための装置です。
ドア1枚につき、ひとつのアクチュエーターがついており、これが壊れると、指定車速に達してもドアロックができずに「カチカチ」と装置がドアロックを試みる動作音が鳴り続けます。ドアアクチュエーターの修理は1カ所あたり2万円程度です。
CVTの故障
ハリアーの2.0LガソリンエンジンのトランスミッションはCVTが採用されており、CVT内のトルクコンバーターのロックアップ・クラッチ機構が強度不足との指摘を受けています。
ロックアップ・クラッチとは、オイルを介してトルクを伝達するトルクコンバーターで生じる機械ロスを低減するための装置ですが、ロックアップ状態になっている高速巡航時に頻繁な加減速を繰り返すことで壊れやすい傾向があります。
ロックアップ機構が壊れると、警告灯で故障を知らせます。その間はフューエルセーフモードに切り替わり、エンジン出力を抑える制御が働くため、普段のような加速をすることはできません。
そのためトヨタはハリアーのCVTに故障に関する保証期間を、通常の5年/10万kmから9年に延長することで対応しています。保証期間内であれば無償で修理を受けることができます。
ターボモデルは信頼性の高いATを採用し、ハイブリッドモデルも異なる仕組みで駆動しますので、このようなトランスミッションのトラブルは発生しません。
ハリアー ハイブリッドのバッテリー交換費用
ハリアーに搭載されるハイブリッドシステムは、レクサスやアルファードなどと共通のハイブリッドシステムを採用します。
アルファードの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!バッテリーには従来から実績のあるニッケル水素バッテリーを採用し、交換する際の費用は工賃込みで20万円前後です。
トヨタではハリアーのハイブリッドバッテリーや走行に関わるすべての機構に5年/10万kmまでの特別保証を設けており、その条件下でなら無償交換を保証。
とはいえ、一般的な使い方では15万〜20万kmは性能を維持する高い耐久性がもたされているため、ハイブリッドバッテリー交換の心配は不要と思ってよいでしょう。
ただし、ハイブリッドシステムをコントロールするインバーターという部品は走行距離10万kmあたりから故障する傾向が強くなることが報告されています。インバーターの交換には15万円程の費用がかかります。
もしハリアーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!ハリアーの旧型(中古)の維持費
初代ハリアーが登場した1997年ころは、高級SUVというジャンルがまだ珍しかった時代。トヨタ ハリアーは現在のSUVブームのパイオニアです。
現行型とは違うSUVらしい力強さがあるデザインは、現在においても魅力的であり、中古車でも人気の車種となっています。旧型ハリアーを中古で購入した場合の維持費を検証します。
初代ハリアー
View this post on Instagram
1997年から2003年までに生産された初代トヨタ ハリアーのトップグレードには3.0L V6エンジンが搭載されていました。
V6エンジンの特徴!どんな音?搭載車を日本車/外車の車種からそれぞれ紹介!エントリーグレードのエンジンは、初期型では2.2Lだった直4エンジンが2000年のマイナーチェンジで2.4Lに排気量が拡大されます。
車重は現行型と同じ1.5t〜2.0tの重量税区分ですが、登録から13年を経過した車の重量税は車検ごとに45,600円。18年を経過した場合は50,600円の重課税が課せられます。
自動車税にも同じく重課税対象となるため、2.2Lおよび2.4Lエンジンでは15%増税の51,700円。3.0Lエンジンは58,600円。
さらに燃費性能なども加味すると初代ハリアーの維持費は現行型のおよそ2割増し程度まで引き上がってしまいます。
2代目ハリアー
View this post on Instagram
2003年にフルモデルチェンジした2代目ハリアーは2013まで生産されました。
初期型のエンジンは初代からの引き継いだ2.4L 直4エンジンと3.0L V6エンジン。モデル途中から、3.0Lエンジンが廃止され、3.5Lエンジンと3.3Lハイブリッドがラインナップに加わりました。
重量税は、エコカー対象とはならないものの、登録から13年未満のため2年で32,800円。自動車税は2.4Lが45,000円、3.0Lが51,000円。3,3Lハイブリッドと3.5Lが58,000円です。現行型ハリアーとの維持費を比べると、10〜20%程度割高になると見込まれます。
ハリアーを中古車で買うなら
ハリアーの中古車相場をみると、初代が50万円前後。2代目が50万〜200万、現行型が200万円〜という価格帯で分布しています。
維持費を最優先にするのであれば、現行型がもっとも維持費がかかりませんが、高級SUVだけあって新車価格は高価です。
初代ハリアーは年式の古さから維持費がかかるうえ、中古物件が少なくなってきているため除外するとすれば、中古ハリアー購入の本命は2代目。発売当時は、高価だった上級グレードでも、中古車ならば手頃な価格で乗り出すことができます。
かけられる維持費に余裕があるのなら、大排気量エンジンモデルを選択することで、より高級SUVらしさが楽しめるでしょう。
あとは中古車の選び方の一般的なポイントを抑えて買うようにしましょう。中古車の一般的な選び方が分からない方は、こちらの記事もご覧ください。
初心者が絶対意識すべき中古車の選び方の5つのポイント・コツ!ハリアーの維持費を他の車と比較
トヨタ ハリアーのライバルとなる3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。
三菱 アウトランダー
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 74,286円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 352,786円 |
三菱アウトランダーは、三菱 パジェロのオンロード版としてのスペックが与えられたSUVです。
フロントフェイスのデザインが不評だった、2012年デビューの2代目アウトランダーは、2015年のマイナーチェンジでスタイリッシュに様変わりしました。
車重はボディサイズもハリアーと同等。搭載されるエンジンは、2.0Lと2.4Lのガソリンエンジンですが、燃費性能はハリアーがやや優位。価格帯ではハリアーハイブリッドとアウトランダー PHEVが競合しますが、プラグインハイブリッドの利点を活かすには充電設備のための初期投資が必要な点はデメリットです。
価格帯は同じでも、アウトランダーの質感は高級SUVと呼ぶにはやや不足気味。基本設計の古さもあって、あらゆる面においてハリアーの方が優れています。プラグインハイブリッドのSUVに興味がないのであれば、ぜひトヨタ ハリアーをおすすめします。
なおアウトランダーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
三菱アウトランダーがキャンプに最適な理由4つアウトランダーは雪道に弱い?雪道走行の性能について分析してみました!マツダ CX-5
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 57,778円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 336,278円 |
2016年にデビューした2代目マツダ CX-5は、初代のスタイリッシュSUVにさらに磨きをかけて登場しました。
エンジンは、マツダのSKYACTIVテクノロジーを駆使した2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンと2.2Lディーゼルエンジンがラインナップします。
ガソリンエンジンモデルでは、ハリアーと大きな維持費差はありませんが、トルク特性に優れ、燃費代が安くすむディーゼルエンジンが用意されているため維持費面ではCX-5が圧倒的に有利です。ただし、マツダのディーゼルエンジンは短距離走行を続けると調子を崩してしまう悪癖があります。
長距離移動を多用するため、燃料代を安くすませたいのであれば、CX-5のディーゼルモデルが最適でしょう。ラグジュアリーSUVとしてゆったりと走る方にはトヨタ ハリアーがおすすめです。とくに燃費性能と静粛性に優れれるハリアー ハイブリッドがベストです。
なおCX-5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
CX-5の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!CX-5の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!スバル フォレスター
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 68,424円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 346,924円 |
2018年7月に登場した5代目スバル フォレスターは新型プラットフォームを採用し、操縦安定性と静粛性が向上。高級感ではハリアーには及ばないものの、走行性能に特化したSUVがフォレスターです。
搭載エンジンは2.0Lハイブリッドと2.5Lガソリンで、どちらもスバル自慢の水平対向エンジン。
ハイブリッドモデルとはいえ、省燃費性を求めたセッティングではないため、燃費性能ではハリアーのガソリンエンジンと同等。税金面を含めた維持費もハリアーと同等です。
トヨタ ハリアーが一級のスタイリングをもつSUVだとすれば、スバル フォレスターは一級の走行性能をもつSUV。積極的に運転を楽しむのであればフォレスターがおすすめです。贅沢な室内空間と所有感を楽しむのであればトヨタ ハリアーをおすすめします。
なおフォレスターについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
フォレスターの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!フォレスターの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ハリアーは高級車とは思えない額で維持できる
3代目ハリアーへのモデルチェンジで、エンジンのダウンサイズ化がおこなわれ、高級SUVであるハリアーが一気に維持しやすくなりました。
2.0Lエンジンであればコンパクトカーよりも若干高い程度の維持費であるため、新社会人や大学生でも十分にラグジュアリーSUVとして名高いトヨタ ハリアーを維持することができます。
高級SUVだけあって車両価格はやや高め。しかし、最廉価モデルは300万円を切る価格設定ながら十分な上質感を備えています。
室内居住性はもちろん、流麗なスタイリングや走行性能を含め、あらゆる面でバランスのとれた費用対効果の高い贅沢な車が3代目トヨタ ハリアーです。
なおハリアーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ハリアーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ハリアーのイメージは悪い?!乗ってる人のイメージまで徹底調査!