ミドルクラスのクロスオーバーSUVであるCX-5こそが、マツダのCXシリーズの大本命。大柄なボディを高出力エンジンで引っ張る、迫力ある走りがCX-5の持ち味です。
しかし、大きなボディに大排気量のエンジンを搭載する大型SUVほど、燃費は悪化し、維持費がかかるのがウィークポイント。
世界的にも大人気のマツダ CX-5の維持するにはどれくらいの維持費がかかるのでしょうか。
CX-5の月間と年間、長期的かかる費用をライバル車と比較して、CX-5の維持費を検証します。
CX-5の月、年間の維持費
マツダ CX-5を所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。
マツダ CX-5とは?
CX-5は、世界的なSUVブームの中心となっている、ミドルクラスSUV市場に投じられた、マツダの美しいクロスオーバーSUV。
2012年のマツダ初代CX-5の登場から、わずか5年で新投入された現行型2代目CX-5は、より精悍なスタイリングに改められてデビューしました。
搭載するエンジンは2.0Lと2.5Lのガソリンエンジン、2.2Lのディーゼルエンジンがラインナップ。
2018年10月のマイナーチェンジでは、230馬力を発揮する2.5Lターボエンジンと、ディーゼルエンジンに待望の6速MTが追加され、幅広いニーズに答えられるようにラインナップを充実させています。
ターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!CX-5のグレード毎の維持費の違い
CX-5はすべて1.5t強の車重であるため自動車重量税は全グレードが同一です。排気量に応じで税率が変わる自動車税は、2.0Lが39,500円、2.2Lディーゼルと2.5Lガソリンが45,000円とその差は年間5,000円。
そのほかに異なるのは、ガソリンエンジンと軽油を燃料とするディーゼルの燃料代のみです。またガソリンエンジンはエコカー対象とはなりませんが、ディーゼルモデルはエコカー対象車であるため、新車購入時に税制優遇措置がはたらきます。
さらにグレードによってはクリーンディーゼル補助金が有効となるため、ディーゼルとガソリンエンジンでは初期費用に若干の差が生じます。
「クリーンディーゼル」vs「ガソリンエンジン」の違い8つ!燃費や維持費まで比較!今回はディーゼルモデルのベーシックグレードである「マツダ CX-5 XD(2WD 6AT)」をサンプルとしてCX-5の所有するうえで、かかる維持費を検証していきます。
CX-5の月ごとにかかる費用
CX-5を維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,819円 |
合計 | 11,819円 |
駐車場代
駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。
燃料代
エンジン種類 | JC08モード燃費 | 実燃費 | 走行500kmあたりの燃料代 |
2.2L ディーゼル 2WD AT(MT) | 17.4km/L(19.4km/L) | 14.4km/L(16.3km/L) | 3,819円 ※軽油(3,374円) |
2.2L ディーゼル 4WD AT(MT) | 16.6km/L(18.6km/L) | 13.1km/L(15.8km/L) | 4,198円 ※軽油(3,481円) |
2.0L ガソリン 2WD AT | 14.6km/L | 10.6km/L | 6,132円 |
2.5L ガソリン 2WD AT(4WD AT) | 13.8km/L(13.0km/L) | 10.9km/L(11.2km/L) | 5,963円(5,804円) |
2.5L ターボ ガソリン 2WD AT(4WD AT) | 12.6km/L(12.2km/L) | 9.5km/L(9.0km/L) | 6,842円(7,222円) |
「CX-5 ディーゼル(2WD AT)」カタログ燃費は、WLTCモード平均燃費で17.4km/L。実燃費は14.4km/Lです。
実燃費14.4km/LのCX-5 ディーゼルで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、軽油代を110円/Lとすると、3,819円と算出できます。
通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ764円増えると考えましょう。ガソリンは130円/Lで計算しています。
CX-5には、新しい国際規格燃費基準「WLTC」が適用されています。WLTCモード燃費は、車の使用状況に応じて燃費性能が細分化され、「市街地モード」「郊外モード」「高速道路モード」とそれらの「平均」が記載されます。
「CX-5 ディーゼル(2WD AT)」のWLTCモード燃費の詳細は、ストップ&ゴーの多い「市街地モード」では13.9km/L。低速巡航の「郊外モード」では17.5km/L。高速巡航の「高速道路モード」では19.6km/Lです。
つまりCX-5のディーゼルの市街地走行では巡航時よりも3割ほど燃費が悪化すると考えましょう。
なおCX-5の燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
CX-5の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!CX-5の1年ごとにかかる費用
次に1年間にかかる費用を解説します。
種類 | 費用 |
自動車税/軽自動車税 | 45,000円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
合計 | 135,000円 |
自動車税
毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。
排気量が2.2Lのディーゼルエンジンと2.5Lガソリンエンジンの自動車税は年間45,000円。2.0Lのガソリンエンジンは年間39,500円です。
CX-5ディーゼルは新車購入の場合はグリーン化特例が適用され、購入翌年の自動車税は75%が免除された11,500円となります。
任意保険料
万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。
ただし任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。
またここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。
消耗品代
エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。
CX-5の数年ごとにかかる費用
新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。
種類 | 費用 |
自動車重量税 | 車検ごと20,000円(新車購入時は免除) |
自賠責保険料 | 車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円) |
車検基本料 | 車検ごと50,000円 |
12ヶ月点検費用 | 車検から1年ごと10,000円 |
合計 | 106,000円 |
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。CX-5は全グレードが1.5t〜2.0tに収まるため、2度目の車検以降に収める重量税は翌2年間分で20,000円です。
ただしCX-5 ディーゼルの場合はエコカー減税対象車であるため、新車購入時に支払う3年分は免除となります。
自賠責保険料
交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。
CX-5に限らず普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。
車検基本料
車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、CX-5の場合は2年分/50,000円ほどかかります。
ただし車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。
また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。
12ヶ月点検費用
法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。
費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。
また整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの際の査定にプラスに働きます。
もしCX-5を買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!CX-5の月ごと、年ごとの維持費平均
ホンダ CX-5の維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。
月ごとの維持費
CX-5を維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,819円 |
自動車税/軽自動車税 | 3,750円 |
任意保険料 | 7,000円 |
消耗品代 | 500円 |
自動車重量税 | 833円 |
自賠責保険料 | 1,083円 |
車検基本料 | 2,083円 |
12ヶ月点検費用 | 417円 |
合計 | 27,486円 |
年ごとの維持費
CX-5を維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,833円 |
自動車税/軽自動車税 | 45,000円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 329,833円 |
CX-5のその他の費用
基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。
タイヤ代
CX-5下位グレードのタイヤサイズは225/65 R17で、価格は1本あたり10,000〜22,000円。上位グレードは225/55 R19で、価格は1本あたり12,000〜25,000円。
大径ホイールを装着するCX-5のタイヤは非常に高価です。摩耗しやすいフロントタイヤと比較的摩耗の少ないリアタイヤとを交換することで、タイヤライフを伸ばすタイヤローテーションは必須の作業です。
ローン金利
ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。
参考までにCX-5のベーシックグレードである「CX-5 XD(2WD AT)」の車両本体価格288万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。
借入先 | 金利 | 費用 |
ディーラーローン | 年 5%~7% | 144,000〜201,600円 |
銀行 | 年 2%〜4% | 57,600〜115,200円 |
信販会社 | 年 1.9%~8.4% | 54,720〜241,920円 |
高速料金
高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。
料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。一般的にトンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。
一例をあげると静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。
修理代・部品交換代
エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。
また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。
消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。
費用項目 | 費用(部品代+工賃) |
エアクリーナー | 3,000円~ |
ブレーキパッド | 20,000円~ |
ブレーキフルード | 5,000円~ |
補機バッテリー | 15,000円~ |
ワイパーブレード | 4,000円~ |
CX-5の維持費に関する注意点
近年のマツダ車は故障が非常に少なくなったため、CX-5は安心して乗ることができます。ただし、ディーゼルエンジンを搭載したモデルの取り扱いにはやや注意が必要です。
マツダ車は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!マツダのディーゼルエンジンとは
一般的なティーゼルエンジンと比べて、遥かに低い圧縮比で稼働するマツダのSKYACTIV−Dは、ディーゼルエンジンが得意とする低回転での大トルクを発生させる特性はそのままに、軽量化と静粛性を大きく向上させたディーゼルエンジン。
スカイアクティブD(クリーンディーゼル)とは?欠点2つ!不具合や故障が多く耐久性に難あり?!さらに排気ガスの尿素後処理システムを必要としない、新しいクリーンディーゼルエンジンです。
しかしそれを実現するために繊細かつ複雑な機構にせざるを得なく、旧来のディーゼルエンジンではほとんど問題にならなかったカーボンの堆積が正常なエンジン稼働を妨げるトラブルが発生しています。
CX-3やアクセラ、デミオなどに搭載される1.5Lディーゼルは、カーボンの堆積により大規模リコールに発展。
CX-5やアテンザが搭載する2.2Lのディーゼルでは、1.5Lディーゼルほどのカーボン堆積量ではありませんが、堆積したカーボンがエンジン各部の動きを妨げる二次的影響でリコールが発令されています。
調子を崩すメカニズム
カーボンの堆積は、適正なエンジン温度で稼働している場合はほどんと問題がありません。
しかし、始動直後の冷たいエンジンは、排気ガスを積極的にインテーク側に戻す働きが強まる制御のため、エンジン内部に排気ガス中のカーボン成分が堆積しやすくなります。
エンジンが暖まればある程度は排出されたりするものの、エンジンが適正温度に達する前にエンジンを停止するような短距離走行が繰り返されると、どんどんカーボンが堆積していき、最終的にはエンジン始動不可能な状態にまで陥ってしまいます。
これを回避するためには、エンジンを始動したら、エンジンが完全に暖まるまで運転することでコンディションを長く保つことができます。
ディーセルエンジンのCX-5の修理維持費
仮にカーボン堆積により、エンジンが不調になった場合は、エンジン内部を洗浄することでコンディションを回復させることができます。
しかしカーボン除去の費用は安く見積もっても3万円以上。短距離走行ばかりを繰り返した場合は、およそ3万kmほどでエンジン始動不可能な状態までカーボンが堆積するとのデータもあります。
しかもエンジン内部に堆積したカーボンは、エンジン完全分解して洗浄しないかぎり完全に落とすことはできません。また洗浄不可能な部分は交換となるため、さらに修理費用が上乗せされます。
CX-5をはじめとするマツダのディーゼルエンジンを維持するコツは、「短距離走行はせず、適正温度で使うこと」でカーボンの堆積を防ぐことができます。
それが実践できればCX-5はハイブリッドカー並の燃料代で維持できる車です。もし短距離走行が多い使い方をしなければならない環境にある場合は、ガソリンエンジンモデルを購入するのが賢い選択です。
なおディーゼルエンジンのカーボンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
(クリーン)ディーゼルの煤問題とは?除去・洗浄や対策方法まで全て解説!CX-5の旧型(中古)の維持費
2010年前後よりマツダが推し進めてきた「SKYACTIVテクノロジー」と、生命の躍動感を表現した「魂動(こどう)デザイン」が、はじめて一体になって登場したのが2012年に登場した初代CX-5です。
CX-5は優れたエンジニアリングとデザイニングで、翌年の日本カー・オブ・ザ・イヤーをはじめとした、数々の賞を総なめにした実績をもっています。
初代CX-5に搭載されたエンジンは、現行型と同じ2.0Lと2.5Lのガソリンエンジンと、2.2Lのディーゼルターボエンジン。
車重も現行型と変わらず1.5〜2.0tの区分であるため、初代CX-5を中古で購入したとしても現行型と大きな維持費差は発生しません。
クリーンディーゼルエンジンの有用性が高まってきた時期に投入されたこともあって、CX−5の総販売台数のうちの約8割がディーゼルエンジン。そのため現在流通している初代CX-5の中古車も、そのほとんどがディーゼルモデルです。
低圧縮比にすることで、優れた静粛性と省燃費性を与えられたマツダのSKYACTIV−Dですが、極端な短距離走行を繰り返す乗り方はエンジンの調子を崩しやすいという欠点を抱えています。
前の所有者がどのような環境で運転していたかわからないディーゼルモデルの中古車を購入する場合は、しっかりと試乗をして、アイドリングの不調がないか、加速時に息継ぎがないかなどを入念に確認してから購入することをおすすめします。
もしCX-5を買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!CX-5の維持費を他の車と比較
マツダ CX-5と同価格帯のSUV3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。
トヨタ ハリアー ハイブリッド
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 54,930円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 333,430円 |
現在のクロスオーバーSUVブームの先駆けとなったのがトヨタ ハリアーです。スタイリッシュな外観に高級感溢れる内装はプレミアムSUVと呼ばれるにふさわしい雰囲気を放っています。
搭載するエンジンは、2.0Lの自然吸気とターボのガソリンエンジン、2.5Lのハイブリッドエンジンの3種類。車重もCX-5と同じ1.5t強であるため、税金面での維持費は同等です。
ハリアーハイブリッドとCX-5ディーゼルの燃料代を含めた比較ではCX-5の方がわずかに維持費が安くなります。
しかし、マツダのディーゼルエンジンは、短距離走行を繰り返す乗り方はトラブルが発生しやすいため、使い勝手ではハリアーが勝るでしょう。
長距離移動が多い使い方では軽油で走るCX-3の方が圧倒的に安い維持費で所有することができます。
なおハリアーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ハリアーの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ハリアーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!日産 エクストレイル ハイブリッド
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 58,209円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 336,709円 |
日産エクストレイルは3代目にモデルチェンジしたことで、それまでの無骨なイメージからスタイリッシュに変化。
同じスタイリッシュでもCX-5とは異なり、未来的な直線基調のフロントフェイスが特徴です。
搭載エンジンは2.0Lのガソリンエンジンとハイブリッドエンジンであるため、自動車税はCX−5の2.2Lディーゼルよりも安価です。
エクストレイルのハイブリッドモデルはそれほど仕組みが複雑ではないため、車両価格・維持費を含めたコストパフォーマンスが魅力です。
初期費用をあまりかけずにミドルクラスのSUVに乗るならエクストレイルが最適でしょう。ただし、優れたハンドリングとエンジンフィール、質感高い内外装を備えるCX-5のほうが所有感を満たすSUVです。
なおエクストレイルについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
エクストレイルの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!エクストレイルの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!スバル フォレスター ハイブリッド
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 68,421円 |
自動車税/軽自動車税 | 39,500円 |
任意保険料 | 84,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 10,000円 |
自賠責保険料 | 13,000円 |
車検基本料 | 25,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 346,921円 |
スバル フォレスターは優れた4WDシステムを持つスバルの本格SUV。オンロードに特化したCX-5とは異なり、オンロード・オフロード問わず優れた走行性能を発揮します。
フォレスターは2.5Lガソリンエンジンに加え、2018年のモデルチェンジで新たに2.0Lハイブリッドエンジンが追加。
排気量2.0Lのフォレスターハイブリッドは自動車税がCX-5よりも安くなりますが、燃費性能ではCX−5に大きく劣り、維持費は高くなってしまいます。
その代わり、どんな道でも安定した走破性が与えられたSUVがフォレスターです。山岳部へのキャンプなどに使うのであればフォレスターがおすすめです。一般的な使い方では維持費の安価なCX-5をおすすめします。
なおフォレスターについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
フォレスターの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!フォレスターの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!CX-5ディーゼルは維持費の安いミドルSUV
ミドルクラスのSUVは本来であれば快適性と走行性能こそが重視され、燃費性能や維持費は二の次と考えられるのが一般的です。
しかし、2.2Lディーゼルエンジンを搭載するCX-5は、独自のSKYACTIV-D技術で、4.0L V8エンジン並の大トルクを発揮しながらハイブリッドカー以上の燃費性能を発揮する性能を有しています。
少々扱いにクセのあるディーゼルエンジンとはいえ、ミドルクラスSUVの維持費を大きく引き下げたマツダ CX-5は、大学生や新社会人でも十分維持してゆける車です。
余裕のトルクと、優れたハンドリングとスタイリングを持ち合わせ、乗り方に少々気を付けるだけで破格の維持費で乗れるミドルクラスのSUVがマツダ CX-5です。
なおCX-5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
問題がありすぎ?!マツダCX-5の5つの欠点を徹底分析!マツダCX-5の走破性を徹底解剖!オフロード・クロカン性能はいかに?!