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マツダ車は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

マツダは日本の中堅自動車メーカーで、規模こそトヨタや日産などの大メーカーに及ばないものの独特なデザインや技術が光るメーカーです。

しかしマツダ車は信頼性の面では大メーカーと比べてどうなのでしょうか。この記事ではマツダ車の故障率についてご説明します。

マツダ車の故障率は若干高め

マツダ ロードスター

マツダは戦前からトラックなどの製造をしている歴史の深いメーカーですが、自動車の販売台数としては国内シェアの5%程度と決して多くはありません。

しかし近年はデザインが非常によくなり世界的な評価も高まってきたメーカーです。

マツダは日本車の名に恥じず故障の少ないメーカーとして世界的に認知されていますが、実際の故障率がどれくらいかというのはメーカーの社外秘情報なので一般には公開されていません。

しかしメーカー以外の民間調査会社などが車のメーカーごとの故障率を独自に調査しており、その中でも有名なJ.D.パワー車が公表している「自動車耐久品質調査」が参考になります。

この自動車耐久品質調査はそれぞれの国での車のオーナーから故障の件数を聞き取り調査したもので、新車購入後3年~5年のあいだに起こった故障件数が少ないメーカーから順にランキングになっています。

2017年 日本自動車耐久品質調査
ランキングメーカースコア
1トヨタ59
2レクサス63
3ホンダ74
業界平均74
4メルセデス・
ベンツ
75
5スズキ79
6三菱80
6日産80
8ダイハツ82
8スバル82
10MINI88
11マツダ93

マツダの日本市場でのランキングはなんと11位とあまり高いものではなく、日本メーカーの中では最低です。

トヨタやホンダなどに比べるとスコアで1.5倍の開きがあり、海外メーカーであるベンツやMINIよりも悪くなっています。

メーカーの規模がトヨタやホンダより小さいのは確かなのですが、同じ中堅メーカーの三菱やスバルがもう少しスコアがよいことを考えると別の要因がありそうです。

トヨタ・ホンダ・スバルの故障率については、以下の記事で解説しています。あわせてご参照ください。

ホンダのロゴホンダは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! トヨタのロゴトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! スバルレヴォーグSTIスバルは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

マツダの故障率が高くなってしまった理由

スカイアクティブDエンジン

さきほどの故障率の調査の内訳は公開されていないのですが、これにはマツダが他の日本車メーカーとは違ってディーゼルエンジンの採用を拡大していることと繋がりがあるかもしれません。

マツダは積極的なディーゼルエンジンの採用

近年自動車メーカーは環境対策にとくに力を入れるようになっており、ほとんどのメーカーがハイブリッドカーや電気自動車などの環境対策車を環境対策の中心技術としています。

しかしマツダはその中においてエンジンの効率と性能を追求する方向へ舵をきっており、その中心技術がディーゼルエンジンなのです。

クリーンディーゼルと呼ばれる次世代のディーゼルエンジンは燃費もよくCO2発生量も少なく、環境対策としては一定の成果はあるものです。

MEMO

マツダのディーゼルエンジン搭載車は5車種にもおよび、国内メーカーではダントツの1位です。

販売も決して悪くなく、SUVのCX-5などはほとんどがディーゼルエンジンモデルとなるほど大人気なのです。

ディーゼルエンジンはトラブルが多い

しかしクリーンディーゼルエンジンはシステムが非常に複雑なエンジンでまだまだトラブルが多く、排気ガス浄化システムや制御コンピュータなどの不具合でリコールが何度か入っています。

マツダの故障率が悪くなってしまっているのには、このディーゼルエンジンのトラブルが増えたことが原因のひとつと考えられます。

マツダのクリーンディーゼルエンジンについては以下の記事で詳しく解説しています。もっとマニアックなことに興味がある方はご覧ください。

スカイアクティブDエンジンスカイアクティブD(クリーンディーゼル)の欠点2つ!不具合や故障が多く耐久性に難あり?!

中古のマツダ車の故障しやすさ

マツダ車は90年代は国産車の中では故障しやすい車と言われてきましたが、2000年以降は品質が大きく改善しています。

ポイント

前述したディーゼルエンジンは別として、大きく故障が多い車というわけではありません。

そのため中古車の故障についてもほかの日本車と大差はなく、走行距離と年式が増えるごとに故障やトラブルも増えてきます。

一般的に中古車は10年100,000kmがひとつの目安です。80,000kmを超える辺りからエンジン部品交換が必要な時期となってきますので、トラブルも増えてくる時期といえます。

マツダ車の中古車でもそれは変わらず、それぐらいの走行距離の中古車はしっかりしたメンテナンスが必要でしょう。

佐藤茂道(著者)

90年代のマツダ車は故障が多く中古車にもまだありますが、そもそも20年も前の古い車ですので車の信頼性の問題よりも古さでの故障が圧倒的に増えていますね。

ディーゼルエンジン車を除いては、マツダ車だからといって中古車で不安になることはあまりないでしょう。

MEMO

もしマツダ車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

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マツダオーナーの故障に対する評判

マツダ車の故障についての評判はTwitterにもいくつも投稿されており、どんな故障があるのかを見るのに非常に参考になります。

今回はその中から3件ご紹介しましょう。

CX-5のエンジン交換トラブル

この方のCX-5はたぶんディーゼルエンジン車なのですが、エンジン交換が必要なほど重大な故障があったようです。

ディーゼルエンジンはやはりトラブルが続出しており、マツダ車の故障率を悪くしている原因なのは間違いないでしょう。

故障知らずのマツダ車も

この方はMPVに長らく乗られていたそうですが、13年ものあいだ故障がなかったのはすごいですね。

きっとメンテナンスを適切に行っておられたのだろうと思いますが、マツダ車の信頼性設計は基本的にはしっかりしているのです。

MPVはガソリンエンジンでしたので、エンジンの信頼性が高いことも理由でしょう。

マツダはアフターサービスがいまいち

故障したときにもっとも頼りになるのはやはりディーラーなのですが、マツダのディーラーはあまり対応が良くないようで、ディーラーのアフターサービスは不評というツイートが数多く見られました。

ディーゼルエンジンのトラブル対応はその筆頭のようです。

佐藤茂道(著者)

ディーゼルエンジンは非常に複雑なシステムなのは確かですが、トラブルが多いものですので、もっと頼りになるディーラーになってほしいものです。

マツダ車の故障事例と修理費用

エンジンルーム

さてそれではマツダ車の故障事例としてまずディーゼルエンジンについてご説明しますが、そのほか故障が多い部位もご紹介しましょう。

クリーンディーゼルエンジンのトラブル

マツダのクリーンディーゼルエンジンはCX-5への搭載により国内の人気に火がつき、

  • CX-3
  • デミオ
  • アクセラ
  • アテンザ

などマツダの主要車種に採用が進みました。

※デミオ、アテンザについては別の記事で故障について詳しく解説しています。そちらをご参照ください。

デミオは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! 赤いアテンザアテンザは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

クリーンディーゼルエンジンは燃費のよさとCO2排出量の少なさが特徴の環境対策エンジンで、低回転から発揮される大トルクも運転しやすいと評判です。

ディーゼルエンジンというと黒煙や排気ガスの汚さのイメージがあるのですが、

  • エンジンの制御
  • 燃料噴射の微細化
  • 触媒による排気ガス浄化

などを組み合わせて、世界トップレベルのクリーンな排気ガスを実現しています。

ポイント

しかしその実現のためにエンジンが非常に複雑なシステムとなっており、ガソリン車やハイブリッドカー以上に難しいエンジンとなっています。

そのためエンジン関係のトラブルが増えるのはある意味当然ともいえ、マツダは最近はクリーンディーゼルエンジン関連のリコールを何件も出してしまっているのです。

リコール案件からどういったトラブルがおこるのかをみてみましょう。

DPFの煤溜まり

DPFは排気ガスの黒煙の原因である煤(粒状黒鉛)を取り除くフィルターなのですが、車の運転次第でフィルターに煤が溜まり続けそのうちエンジン警告灯がついてしまうというものです。

フィルターに溜まった煤は定期的に内部で燃やして処理するシステムになっています。燃やすためには高温の排気ガスが必要で、それはある程度車を走らせないと発生しません。

日本では買い物などで短い距離しか車に乗らないことも多く、一般道もあまり速度をあげませんので、DPFの処理にはあまりよい環境と言えないのです。

そのためそういった走行を続けているとフィルターに処理されない煤が溜まり続け、最終的に警告灯が点灯する事態になってしまいます。

佐藤茂道(著者)

マツダもディーゼル車を走らせるときには最低30分走行させたり、煤の発生が増える急激なアクセルオンは控えるようにアナウンスしてはいるんです。でもなかなか徹底はできないですよね。

DPFのトラブルの場合はディーラーなどでDPFの処理や洗浄などを含め対応が必要で、状況にもよりますが数万円程度の費用がかかるでしょう。

もしリコール案件に該当する場合には無償修理となります。

制御コンピューターの不具合

ディーゼルエンジンは煤やNOxといった排気ガスの有害物質を減らすため、エンジンの制御は非常に細かく緻密な制御が必要となります。

しかし制御はかなり難しく、リコールで何度も制御プログラムの改善が行われています。

エンジンに不具合が出るとエンジン警告灯が点灯しますが、マツダのディーゼルエンジンでは制御プログラムの問題が多く、ディーラーに持ち込めば改善するものです。

注意

しかし放置してそのままにしておくとエンジンの回転不調でエンストに繋がるということなので警告灯が点灯したら即座に点検に出しましょう。

エンジンのノッキング

ノッキングとはシリンダー内で燃料が異常燃焼することによる異音や振動が発生する現象ですが、これも煤のたまりすぎによって引き起こされることがあるようです。

ノッキングが起こる原因はマツダでもまだまだよくわかっておらず、ノッキングが起こってディーラーに持ち込むとエンジン交換の対応をされたという例もありました。

しかしどうやらDPFの煤の燃焼(DPF再生といいます)時に起こることが多く、DPFをきれいにするとノッキングも解消したという話もあります。

いずれにしても異常な振動や変な音がエンジンからするようになったら、すぐにディーラーに持ち込むようにしましょう。

電装系の故障

最近はディーゼルエンジンの不具合が多く取りざたされますが、少し古いマツダの車の場合電装系が弱い車があります。

補記類

電装系といっても多数ありますが、オルタネータなどの補機類は筆頭でしょう。

補機は高回転する部品で走行距離が多くなってくると不具合が出てくる部品で、80,000kmぐらいで交換が必要な部品です。

しかしそれまでのところで異音や異常振動が起こってきた場合には修理が必要で、50,000円〜100,000円ぐらいの費用で交換となります。

パワーウィンドウ

また他に以外な点としてパワーウインドウのモーターがあり、こちらも経年劣化でモーターが動かなくなりパワーウインドウが下がりっぱなしになってしまうことがあります。

窓が開きっぱなしになり防犯上もよくないので、故障が発生したらすぐに修理を行いましょう。

費用的には30,000円前後でしょう。

最近のマツダ車は信頼性も上がって不具合は減っていますが、中古のマツダ車には注意が必要ですね。

マツダ車は買っても大丈夫か?

マツダ車は国産メーカーの中では故障の多いメーカーとなってしまっており、それは前述したデータでも示されています。

しかし状況を見てみるとやはりディーゼルエンジン関連の不具合が故障率を押し上げてしまっているようです。逆にガソリンエンジンやそれ以外の車体部品などについてはおおむね他の国産メーカーと遜色ない故障率のようです。

もちろん購入しても問題ありません。むしろ以下の記事でも書いていますが、デザインもかっこいいのでおすすめできるくらいです。

マツダ ロードスターRFマツダ車のイメージは悪い?!ブランドイメージを徹底調査!

ただディーゼルエンジンはマツダの環境対策の中心技術で、車としても非常に楽しく快適な車に仕上がっているだけにトラブルが多いというのは残念です。

それほどクリーンディーゼルエンジンは難しい技術だということで、技術の進歩に期待したいですね。

マツダ車の購入を検討している方は、こちらの記事も参考にしてみてください。マツダ車をもっと詳しく知ることができますよ。

マツダロードスターマツダ車の決定的な特徴6つ!魅力から欠点まですべて解説します!