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エクストレイルの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

エクストレイルはアウトドアテイストなスタイルが人気のSUVです。

街中で見かけることも多く、次の愛車候補として気になっている人も多いのではないでしょうか。

ここではエクストレイル購入後、維持するために必要なお金についてとことん解説していきます。

エクストレイルの月、年間の維持費

日産 エクストレイル

エクストレイルの維持費を、月・年間・数年ごとの車検、またそのほかに必要なものに分けて詳しく解説していきます。

エクストレイルのグレード間の維持費

エクストレイルには2.0Lガソリンと2.0Lハイブリッドの2つのモデルがあり、どちらもエコカーです。ただしエコカー減税対象はハイブリッドモデルのみです。

また4WDモデルが人気のエクストレイルで注意しておきたいのが車両重量です。

通常グレードのガソリンモデルは2WDが1,500kg以下、4WDが1,501kg以上の重量税区分となるので、駆動方式の違いで自動車重量税額がかわります。

ただし例外もあり、特別仕様車のモードプレミアの2WDモデルは装備増の関係で1,501kg以上となります。

エクストレイルの月ごとにかかる費用

ガソリン

エクストレイルを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用(ハイブリッド)費用(ガソリン)
駐車場代8,000円8,000円
燃料代5,200円5,594円
合計13,200円13,594円

駐車場代

駐車場代は、全国平均の8,000円を設定しています。都市部では数万円するような高い駐車場代になるでしょうし、郊外ではもっと安い駐車場もあります。

月々の維持費の中で駐車場代に占める割合はとても大きく、それこそ都市部ではもっとも大きい出費となることも珍しくありません。

クルマを購入する前に、駐車場代やその駐車場にクルマがおさまるのか確認しておくことをおすすめします。

燃料代

燃料代は、月間走行距離500km(年間走行距離6,000km)で130円/Lのレギュラーを給油していると仮定した場合での燃料代です。

また、以下の平均実燃費をもとに計算しています。

モデル実燃費
ハイブリッド12.50km/L
ガソリン11.62km/L

ハイブリッドモデルとガソリンモデルで、平均実燃費の差は1.0km/L以内です。予想よりハイブリッドの燃費がよくない印象ですね。

よって、月間500km走行した場合の燃料代の差もおよそ400円と、そこまで大きな差はありません。

ちなみにこの条件で100km走行するのにかかる燃料代は、ハイブリッドモデルで1,040円、ガソリンモデルで1,119円です。

エクストレイルの燃費走行

あまり燃費がよくない印象のエクストレイルの燃料代を、節約するためにできることをいくつか紹介しましょう。

4WD車のインテリジェント4×4は燃費最優先であれば2WDモードがおすすめ

同じ条件のクルマで2WDと4WDを比較したときに、燃費が優れているのは2WDです。クルマを駆動するタイヤが4本の4WDは安定性・駆動力は向上しますが、そのぶん抵抗となり燃費が悪化する要因となります。

エクストレイルの4WD車には、電子制御のインテリジェント4×4が標準装備され、走行モードを任意で選択できます。上記の理由から、燃費を優先したい場合は2WD(前輪駆動)モードにしておくのがよいでしょう。

ちなみに、AUTOモードは通常は2WD(前輪駆動)状態で、濡れた路面などでは走行安定性を向上させるために駆動力をこまかく配分してくれるので、普通に乗る場合はAUTOモードにしておくことをおすすめします。

ECOモードの有効活用

エクストレイルのECOモードをスイッチでONすれば、エコな発進をサポートするスムース発進アシストと、不要なエンジン回転数の変動を抑制するスマートレブコントロールにより燃費を向上させます。

そのぶん、動力性能がおさえられるのでそのことがストレスに感じないのであれば、有効に活用してみましょう。

ガソリンモデルのアイドリングストップ機能

アイドリングストップ機能は、燃費の向上にひと役かってくれる機能です。特にストップ&ゴーの多い市街地では積極的にアイドリングストップを活用すれば、ムダなガソリンを消費せずに済みます。

昔はエンジンが始動するときにもっとも多くガソリンを消費すると言われていたので、アイドリングストップ機能に否定的な考えをもつ人もいますが、今のクルマは一切気にする必要はありません。

なおエクストレイルの燃費については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

日産 エクストレイルエクストレイルの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を以下の表にまとめました。

種類費用(ハイブリッド)費用(ガソリン)
自動車税39,500円39,500円
任意保険料84,000円84,000円
消耗品代6,000円6,000円
合計129,500円129,500円

自動車税

自動車税は毎年5月上旬前後に、クルマの所有者のもとに納税通知書が届きます。税額はエンジン排気量0.5Lごとに区分されています。

エクストレイルの場合は、ハイブリッド・ガソリン両モデル共に2.0Lエンジンなので、1.5L〜2.0Lの区分の39,500円を納付します。

自動車税は通常、新車登録から13年を超えると重課されますが、どちらのモデルもエコカー対象車なので重課は免除されています。

ちなみに、新車購入翌年度の自動車税の支払い1回に限り、ハイブリッドモデルはグリーン化税制により39,500円→20,000円に減税されます。

任意保険料

任意保険料は保険会社、等級、運転者の年齢、保険内容、車種ごとにより大きく異なります。ここでは、一般的な乗用車で等級が15〜20等級で車両保険を付帯した場合に考えられる保険料を、おおよその金額として月額8,000円と仮定して計算しています。

もちろん、保険内容から個人的に不必要なものをはずせばさらに安くもなり、内容を手厚いものにすれば金額はアップします。

しかし、もしもの場合に備えて懐事情が許すのであれば、弁護士費用特約と自損事故もカバーできる車両保険は最低限付帯しておくことをおすすめします。

消耗品代

ここではエンジンオイルとオイルフィルターの交換を1回した場合の金額として、6,000円を計上しています。

エンジンオイルは5,000kmごと、または半年ごとのいずれか早いほうを目安に交換することを、自動車ディーラーでは推奨しています。

数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年ごとに実施される車検の費用をまとめました。

種類費用(ハイブリッド)費用(ガソリン)
自動車重量税20,000円15,000円/20,000円
自賠責保険料25,830円25,830円
車検基本料金50,000円50,000円
12ヶ月点検費用14,000円14,000円
合計109,830円104,830円/109,830円

※自動車重量税…ハイブリッドモデルはエコカー減税により新車購入時30,000円→7,500円(75%減税)/ガソリンモデルは22,500円または30,000円

※自賠責保険料…新車購入時は3年分35,950円

自動車重量税

エクストレイルはハイブリッド・ガソリン両モデルともにエコカーで、車検時に支払う自動車重量税は20,000円、または1.5t以下のガソリンモデルの場合で、15,000円です。

ちなみに、エコカーでない場合は32,800円または24,600円なので、エコカーはおよそ10,000円優遇されています。

出費の大きい車検時に、車両重量税だけでおよそ1万円の差が出るのは大きな違いですね。

自賠責保険料

交通事故時に、被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料です。自賠責保険の加入はクルマの所有者の義務であり、加入していなければ車検には通りません。

乗用車(3・5・7ナンバー)は、すべて同じ保険料です。また、毎年1月に保険料の見直しがおこなわれ、年度がかわる4月より適用されます。

現在の25,830円の保険料は2017年度から据え置かれていますが、今後かわる可能性もあります。

車検基本料

車検基本料は車検ごとの法定点検費用、印紙代、車検代行手数料を足したものとし、エクストレイルの場合はおよそ50,000円かかります。

自動車ディーラーや整備工場、ガソリンスタンドなど今ではさまざまな場所で車検を受けることができます。

費用にも多少の違いはありますが、自分で陸運局に持ち込み車検をしない限りは必要な項目なので、おおむねこれくらいの金額を予算として考えておけば間違いないでしょう。

12ヶ月点検費用

日産の場合、調査したところ販売会社ごとに12ヶ月点検費用に差があるようです。ここではそれらの間をとって14,000円としています。

また、12ヶ月点検は法定点検ですが必ず受ける必要はありませんし、受けなかったことで罰則もありません。しかし、安心・安全なカーライフを送るためにも点検を受けることをおすすめします。

ちなみに、きちんと点検を受けていれば受けていない場合よりも、下取り査定額が多少アップするようです。

MEMO

もしエクストレイルを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

エクストレイルの月ごと、年ごとの維持費平均

エクストレイルの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめてみました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

エクストレイルを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用(ハイブリッド)費用(ガソリン)
駐車場代8,000円8,000円
燃料代5,200円5,594円
自動車税3,292円3,292円
任意保険料7,000円7,000円
消耗品代500円500円
自動車重量税833円625円/833円
自賠責保険料1,076円1,076円
車検基本料2,083円2,083円
12ヶ月点検費用583円583円
合計28,567円28,753円/28,961円

年ごとの維持費

エクストレイルを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用(ハイブリッド)費用(ガソリン)
駐車場代96,000円96,000円
燃料代62,400円67,128円
自動車税39,500円39,500円
任意保険料84,000円84,000円
消耗品代6,000円6,000円
自動車重量税10,000円7,500円/10,000円
自賠責保険料12,915円12,915円
車検基本料25,000円25,000円
12ヶ月点検費用7,000円7,000円
合計342,815円345,043円/347,543円

その他の費用

基本的な維持費に加え、車に乗るうえでほかにかかる費用をまとめました。

タイヤ代

エクストレイルのタイヤサイズを以下の表にまとめました。

グレード名225/65R17225/60R18225/55R19
20S HYBRID
20X HYBRID
20Xi HYBRID
20S
20X
20Xi
エクストリーマーX(全グレード)
モードプレミア(全グレード)

基本的には17インチか18インチのラインナップですが、特別仕様車のモードプレミアにのみ19インチが標準装備です。

タイヤの大きさがかわれば価格帯もかわってくるので、それぞれいくらくらいするのか紹介します。

225/65R17のタイヤ代

エクストレイルの17インチのタイヤ1本あたりの値段は9,500円〜29,000円です。人気のあるタイヤに絞って値段を見ていますが、かなり幅広い価格帯です。

ちなみに街中走行だけでなく、悪路を走行することを想定したSUVタイヤは特に値段が高くなる傾向にあります。

日産 エクストレイル オフロードエクストレイルの走破性を徹底解剖!クロカン・オフロード性能はいかに?!

街中で普通に乗るぶんには1本あたり15,000円くらいのタイヤを想定しておくとよいでしょう。

その場合にタイヤを4本交換したときの価格は、工賃や廃タイヤ処理料も含めて65,000円〜70,000円ほどになります。

225/60R18のタイヤ代

エクストレイルの18インチのタイヤ1本あたりの値段は11,000円〜31,000円です。1サイズ大きくなったぶん、わずかに価格帯も上にスライドしたかたちです。

街中で乗るぶんには、1本あたりの17,000円くらいのタイヤを選ぶことになるでしょう。その場合のトータル支払い価格は73,000円〜78,000円ほどになります。

225/55R19のタイヤ代

エクストレイルの19インチのタイヤ1本あたりの値段は12,000円〜28,000円です。サイズが大きくなってくると、タイヤの種類が限られてくるからなのか、調査した段階では18インチのほうが高価格帯のタイヤがある結果になりました。

タイヤ交換にかかる費用は18インチと同じ73,000円〜78,000円ほどでしょう。

もっとも経済的なのは17インチ

やはりタイヤは小さいサイズのほうが安いので、維持費を優先した場合は17インチ一択でしょう。

さらにその中でも乗用タイプのSUV向けタイヤがコストパフォーマンスも良く、静粛性も含めたトータルバランスのよいタイヤなので、もっともおすすめです。

夏タイヤよりも高いスタッドレスタイヤも17インチがおすすめ

エクストレイルのようなSUVは、アウトドアによく似合います。エクストレイルに乗って降雪地域に出かける人が、ふつうの乗用車に比べて多いはずです。

雪道を走るのに必須なのがスタッドレスタイヤですが、スタッドレスタイヤは夏タイヤと比べてかなり価格がアップします。

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よって、スタッドレスタイヤを履く場合はインチダウン、または標準装備タイヤの中でもっとも小さいサイズのタイヤを購入する場合がほとんどです。

エクストレイルの場合は、「225/65R17」ですね。このサイズの国産スタッドレスタイヤをアルミホイールセットで購入する場合の価格は、およそ12万円〜17万円くらいが相場です。

ローン金利

ローンでクルマを購入する場合は、車両価格だけでなく金利がかかります。また、どこから借りるかで金利は大きくかわるので、少しでも損をしないローン会社を慎重に選びたいところです。

ここではエクストレイルのもっとも売れ筋グレードの「20X (2列シート)」の2WDモデルをフルローンで購入し5年で完済する場合に、ローン金利だけでいくらかかるかをシュミレーションしてみます。

車両価格255万円に諸費用50万円を合わせた305万円で計算したものを以下の表にまとめました。

ローンの種類金利金利総額
ディーラーローン年 5%〜7%403,420円〜573,640円
銀行年 2%〜4%157,600円〜320,200円
信販会社年 1.9%〜8.4%149,560円〜695,560円

金利が1%上がると、およそ8万円ずつ金利が増えるので、例え少しの差であっても金利の低いものを選びましょう。

もしくは、可能な限り頭金である程度まとまった支払いを済ませておいて、残りをローンで返済すれば金利で支払う金額は少額になります。

高速道路料金

高速道路を使うことが多いのであれば、その分の通行料金も維持費として考えなければいけません。

高速の通行料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能です。一般的には、トンネルや橋など工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されています。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

また、毎日高速道路を通勤で使う人はETCマイレージサービスの還元サービスがお得です。ETCを使うと利用頻度、時間帯により様々な割引サービスを受けることができるので、1度チェックしてみてください。

修理代・部品交換代

クルマは乗りっぱなしというわけにはいかず、メンテナンスが必須です。そこで消耗品にかかる費用の一例を以下の表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃) 交換推奨目安距離
エアエレメント3,000円〜40,000km〜
ブレーキパッド20,000円〜60,000km〜
バッテリー(ガソリン/ハイブリッド)20,000円〜/25,000円〜3年〜
ドライブベルト10,000円〜60,000km〜
スパークプラグ10,000円〜100,000km
ブレーキフルード5,000円〜2年ごと
ワイパーゴム3,000円〜1年ごと
エアコンフィルター2,500円〜1年または15,000kmごと

それぞれ使用環境により交換時期は前後しますが、おおむね書いてある距離・年数を目安にしていただければと思います。

バッテリーは、ハイブリッドモデルが「LN3」という種類、ガソリンモデルがアイドリングストップ車専用「S-100」という種類のものなので間違えないように注意してください。

また、消耗品のなかでもバッテリーは特にメーカーや販売店によって価格に大きなバラつきがあります。

それ以外の消耗品も、整備する工場によって価格にある程度バラつきがありますが、点検や車検と同時作業になった場合は工賃が割引されることもありますので、普段入庫しているディーラーや車屋であらかじめ確認しておくのもよいかもしれません。

なおエクストレイルの故障・修理については以下の記事で詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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エクストレイルの旧型(中古)の維持費

現行エクストレイルは3代目で、初代は2000年に販売が開始されました。

エクストレイルは今でも旧型の人気が高く、あえて旧型を選んで購入している人もいます。そこで、各世代ごとの維持費も紹介しましょう。

初代エクストレイルの維持費

 

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初代エクストレイルは2000年〜2007年に販売されていました。

エンジンは2.0Lガソリンの自然吸気エンジンとターボエンジンのラインナップで、エンジンの違いによる維持費の違いはありません。車両重量はすべてのグレードで1.5t未満です。

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初代を購入するときに、もっとも気をつけなければいけないのは新車登録から13年経過しているかどうかです。もし、13年経過していれば毎年支払う自動車税は39,500円→45,400円に重課されます。

また、車検時に納付する自動車重量税は13年経過で24,600円→34,200円、18年経過で34,200円→37,800円に重課されます。

わかりやすく2年間での現行型との維持費の差額を以下にまとめました。

維持費(税金)現行型(3代目)初代(13年未満)初代(13年経過18年未満)
自動車税39,500円×239,500円×245,400円×2
自動車重量税15,000円24,600円34,200円
燃料代67,128円×279,349円×279,349円×2
合計228,256円262,298円283,698円

※現行型は車両重量1.5t未満のガソリンモデルで比較しています。

自動車重量税と自動車税2年分の差額は、新車登録から13年未満でおよそ3万円もあります。また、初代の実燃費はおよそ9.83km/Lで年間の燃料代は79,349円です。

現行型のガソリンモデルと比較すると年間12,221円の燃料代の差があります。新車登録から13年経過した時点で、2年間の維持費のトータルでの差額はおよそ55,000円です。

2代目エクストレイルの維持費

 

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2代目エクストレイルは2007年〜2015年に販売されていました。エンジンは2.0Lガソリン、2.5Lガソリン、2.0Lクリーンディーゼルの3種類がラインナップされていました。

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年式やグレード・仕様によりエコカー対象とそうでないものが混在していて、かなりややこしいので注意が必要です。

また、2代目のみ唯一2.5Lエンジンを搭載したモデルがあり、自動車税が45,000円です。

一方で自動車重量税は現行型と同様に、1.5t未満のものと1.5t以上の場合があるので、エコカーの場合は現行型と同じ区分・料金ですが、エコカーでない場合は、24,600円または32,800円です。

同じ重量でエコカーとエコカーでない場合の差額は、1.5t未満の場合で9,600円、1.5t以上の場合で12,800円です。

年間のガソリン代は2.0L・2.5Lのガソリンモデルが72,558円(実燃費9.92km/L)、クリーンディーゼルモデルが50,343円(実燃費13.11km/L)です。

燃料代だけを見ると、2代目エクストレイルのクリーンディーゼルモデルが、使用燃料が軽油ということもあり、もっとも安いですね。

ガソリン(クリーン)ディーゼルの燃料は軽油?灯油やガソリンを給油しても走れる?

中古のエクストレイルを買う際の注意点

どういったことに気をつけて中古車選びをすればよいのか、いくつか紹介します。

ディーゼル車の購入はデメリットも理解して購入すべし

エクストレイルのディーゼルはトラブルが多いという情報があります。

燃料代が安く、エコカー対象でもあるディーゼルモデルは維持費がほかのモデルより安いイメージがありますが、トラブルが多く修理に費用がかかるのであれば元も子もありません。

クリーンディーゼルはどのメーカーも、エンジンから発生する煤が大きな課題ですが、エクストレイルもこれが原因による部品の故障や、走行不具合が起きるようです。

320d エンジン(クリーン)ディーゼルの煤問題とは?除去・洗浄や対策方法まで全て解説!

また、国内のクリーンディーゼルと言えばマツダが有名ですが、そのマツダのディーゼルと比べるとかなりトラックっぽいエンジン音がするので、わずらわしく感じる方もいます。

もし中古でエクストレイルを買うなら

中古車も人気の高いエクストレイルの中でおすすめなのは、2代目の2.0Lガソリンモデルです。さらに購入モデルがエコカー対象であれば、車検時の自動車重量税が安くなるので、燃料代も含めて現行モデルとほぼかわらない維持費で維持できます。

それでいて、1世代前のモデルなので中古車価格も落ち着いてきており、狙い目なのは間違いありません。

特にそれほど距離を多く乗らないユーザーであれば、燃費のよいディーゼルや現行のハイブリッドの恩恵は受けにくいので、なおさら2代目の2.0Lモデルはおすすめです。

MEMO

もしエクストレイルを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

エクストレイルの維持費をほかの車と比較

SUV人気の高まりが自動車業界を賑わす昨今、各メーカーから魅力のあるSUVが多くリリースされています。

そこで、スバル「フォレスター」、マツダ「CX-5」、トヨタ「ハリアー」の維持費と比較してみましょう。

スバル フォレスターの維持費

スバル フォレスター

フォレスターの維持費は以下のとおりです。

維持費一覧費用(ハイブリッド) 維持費(ガソリン)
駐車場代96,000円96,000円
燃料代60,653円71,560円
自動車税39,500円45,000円
任意保険料84,000円84,000円
消耗品代6,000円6,000円
自動車重量税10,000円16,400円
自賠責保険料12,915円12,915円
車検基本料25,000円25,000円
12ヶ月点検費用7,000円7,000円
合計341,068円363,875円

フォレスターはすべてのグレードで1.5t以上の車両重量があり、ガソリンモデルは2.5Lエンジンと排気量が大きく、さらにエコカー対象外なので、自動車税や自動車重量税がエクストレイルより高くなります。

燃費もハイブリッド、ガソリンそれぞれエクストレイルのほうがよいので、燃料代もフォレスターのほうが高いです。

ちなみに、ハイブリッドモデルは発売されて間もないため実燃費の情報が乏しいですが、燃費よりも走行性能を重視したハイブリッドシステムなので、燃費性能はあまり期待できないでしょう。

フォレスターはAWDのみのラインナップで趣味性の高いクルマなので、維持費を優先したクルマ選びには向かないですね。

なおフォレスターについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

スバル フォレスターフォレスターの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!フォレスター 外装フォレスターの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

マツダ CX-5の維持費

マツダ CX-5

CX-5の維持費は以下のとおりです。

維持費一覧費用(ディーゼル)費用(2.0Lガソリン)費用(2.5Lガソリン)
駐車場代96,000円96,000円96,000円
燃料代49,180円73,308円73,308円
自動車税45,000円39,500円45,000円
任意保険料84,000円84,000円84,000円
消耗品代6,000円6,000円6,000円
自動車重量税10,000円10,000円/16,400円10,000円/16,400円
自賠責保険料12,915円12,915円12,915円
車検基本料25,000円25,000円25,000円
12ヶ月点検費用7,000円7,000円7,000円
合計335,095円353,723円/360,123円359,223円/365,623円

※2.5Lモデルは自然吸気エンジンとターボエンジンの2つのラインナップあり

マツダの代名詞クリーンディーゼル車は燃料代が安いのが強みです。

ハイブリッド並みの燃費で燃料はガソリンよりも安い軽油を使うので、もっとも燃料代が安いです。

もちろん、エコカー減税対象車でトータルの維持費はライバルと比較しても1番安いです。

また、ガソリンモデルには「2.0L自然吸気エンジン」「2.5L自然吸気エンジン」「2.5Lターボエンジン」の3つのラインナップがあり、豊富なエンジンラインナップの中から選ぶことができることが大きな魅力です。

ポイント

そのなかで「2.0L自然吸気エンジン」「2.5L自然吸気エンジン」の2WDモデルは、自動車重量税がエクストレイルと同じように本則税率が適用されます。

一方で2.5Lターボエンジンモデルは、今回比較したなかでもっとも維持費が高いです。しかし、このあと紹介するハリアーはターボモデルがハイオクなのに対して、CX-5の2.5Lターボモデルはレギュラー仕様なので、燃料代だけをみると経済性についてきちんと考えられていると言えます。

CX-5の維持費は、今回比較したなかでもっとも安いモデルからもっとも高いモデルまであり幅広いので、グレード選びは慎重におこないたいですね。

なおCX-5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

CX-5 外装CX-5の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!マツダ CX-5CX-5の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

トヨタ ハリアーの維持費

ハリアー フロント

ハリアーの維持費は以下のとおりです。

維持費一覧費用(ハイブリッド)費用(ガソリンターボ)費用(ガソリン自然吸気)
駐車場代96,000円96,000円96,000円
燃料代53,793円76,712円67,885円
自動車税45,000円39,500円39,500円
任意保険料84,000円84,000円84,000円
消耗品代6,000円6,000円6,000円
自動車重量税10,000円10,000円10,000円
自賠責保険料12,915円12,915円12,915円
車検基本料25,000円25,000円25,000円
12ヶ月点検費用7,000円7,000円7,000円
合計339,708円357,127円348,300円

現行型ハリアーはマイナーチェンジで2.0Lにターボモデルが追加されました。このモデルは今回比較しているクルマのなかで唯一のハイオク仕様となり、燃料代が高くなります。

また、自動車重量はいずれのモデルも車検時に支払うのは2万円で、エコカー減税対象外のターボモデルも本則税率が適用されます。

ちなみに今回比較したハイブリッド車のなかで、もっとも維持費が安いのはハリアーです。

ハリアーは維持費が安いハイブリッド、中間の2.0L自然吸気エンジンモデル、維持費よりもクルマの走りにこだわった2.0Lターボエンジンモデルと、CX-5と同様にユーザーにあった様々な選択肢があるのが魅力ですね。

なおハリアーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハリアー ロゴハリアーの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ハリアー フロントハリアーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

維持費で見たときにエクストレイルは買いの車

最後にさまざまな維持費を解説してきたなかで、出した結論を以下にまとめました。

ガソリンモデルでもっとも維持費が安いのはエクストレイル

エクストレイルのガソリンモデルは、グレードによってはライバルのなかで唯一、車両重量1.5t未満のものがあります。

自動車重量税がほかと比べて安くなるのはもちろんですが、重量が軽いほど燃費もよくなるので、ガソリンモデル同士でライバルと比較したときに実燃費がもっとも優れています。

また、車両価格もエクストレイルはライバルより数十万円以上安い219万円〜で、トータルコストにおいてもエクストレイルのガソリンモデルは、大きなアドバンテージをもっています。

クルマを購入し、維持していくうえでかかるお金を少しでも節約したいという人には、エクストレイルのガソリンモデルがもっともおすすめです。

ハイブリッドモデルはライバルのほうが維持費が安いが、気にする必要なし

一方、ハイブリッドモデル(またはディーゼルモデル)の維持費でライバルと差がつくところは、実燃費の項目くらいです。

この実燃費はライバルのほうが優れていて、エクストレイルがもっとも維持費が高くなる結果になりました。

しかし、もっとも維持費の安いCX-5のディーゼルモデルと比べても、年間走行距離6,000kmで7,720円です。その差はわずかで、維持費の面では比較した4車種どれも似たり寄ったりです。

ハイブリッドモデルやディーゼルモデルを選択肢として比較している人は、あまり維持費の面にこだわらなくてもよいでしょう。

なおエクストレイルについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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