1分で車を60万円値引きする裏技

ミニクーパーのガソリンの種類はハイオク?レギュラー仕様?どっちなのか解説!

イギリス発のブランド「MINI」は現在、BMWが親会社の自動車メーカーです。

「ミニクーパー」と呼ばれることが多いですが、実はクーパーとはクラブマンやクロスオーバーといった派生モデルも含めた幾つかのラインナップ全てにおいての、グレード名のひとつなのです。

ただ、ここでは分かりやすくMINIのクルマ全体をまとめた総称を耳馴染みのある「ミニクーパー」として、気になるガソリン事情を徹底的に解説していきます。

ミニクーパーのガソリンの種類は?

ミニクーパー

ミニクーパーは歴史のあるクルマで、かつてはイギリス「ランドローバー社」を親会社に持ち、その頃のミニは「ローバー ミニ」と呼ばれています。

ローバー ミニは今でも人気が高く、古いクルマですが街中でもよく見かけますね。

「BMW ミニ」「ローバー ミニ」新旧のミニクーパーで使われるガソリンの種類はどうなっているのでしょうか。

今も昔もミニクーパーはハイオク車

小柄で可愛らしいイメージのあるミニクーパーですが、使用するガソリンは高価なハイオクです。

ガソリンエンジン搭載モデルは現行モデルも、ローバー ミニのような古いモデルも全てハイオクです。

排気量が大きい訳でもなく、普通のエンジンなのに何故?…と思われるかもしれませんが、詳しい理由は後ほど解説します。

現在はクリーンディーゼル車もある

現行のミニクーパーは、それぞれのモデルにディーゼルエンジン搭載グレードがラインナップされています。ディーゼルエンジンに使う燃料は軽油です。

ミニクーパーは、ガソリンエンジン車にはハイオク、ディーゼルエンジン車には軽油を使うと覚えておきましょう。

ハイオク車にレギュラーを入れてもいいのか?

ガソリン

ミニクーパーはハイオクが指定ですが、ハイオクは値段が高いのでレギュラーを入れて問題ないのであれば、安いレギュラーを入れたいですよね。

ミニクーパーにレギュラーを入れても大丈夫なのか、日本と欧米のガソリン事情の違いにも触れつつ解説します。

ハイオクとレギュラーの違い

皆さんは、そもそもハイオクとレギュラーの違いについて明確に説明できますか?

ひと言で違いを説明すると、レギュラーと比較してハイオクは高性能でいいガソリンです。

ガソリンとしての性能差はオクタン価と呼ばれる単位で示されていて、日本国内で販売するガソリンはJIS規格によりレギュラーは89以上、ハイオクは96以上と定められています。

実際にはレギュラーは90〜91、ハイオクは98〜100で販売されていますが、これは銘柄によって異なります。

そして、オクタン価が高ければ高いほどアンチノック性の高い燃えにくいガソリンです。

ハイオクは燃えにくいガソリンで性能のいいエンジンに使用される

ここからハイオクがなぜ必要なのか、さらに詳しく掘り下げて解説していきます。

ハイオク車のエンジンの特徴

ハイオクを使うエンジンは、ハイオクを使うことを前提に設計・制御されています。また、一般的に高性能なエンジンがハイオク仕様であることが多いです。

性能の高いエンジンと言えば、今では燃費がいいことが挙げられるかもしれませんが、ここではパワーがあってよく走るエンジンを指します。

エンジンの性能を高めていく上で、弊害となるのがエンジンのノッキングという異常燃焼です。

エンジンの性能を高めるためには、例えば以下のような方法が挙げられます。

  • 圧縮比を高める
  • 過給器をつける
  • 吸排気バルブをコントロールする
  • コンピュータ制御で点火時期などをコントロールする

圧縮比が高いほど、エンジンのシリンダー内に入った空気はより圧縮されます。

また、ターボやスーパーチャージャーのような過給器がついていたり、緻密なバルブコントロールによって、エンジンのシリンダー内にノーマル状態よりも多い空気が吸入されます。

シリンダー内の容積が同じであれば、普通より多い空気が吸入されるとその分、空気はより圧縮されます。

ハイオク車は、エンジンのシリンダー内部で空気が普通(レギュラー仕様)より圧縮されるというのがポイントで、空気は圧縮されるほど高温になるという性質を持っています。

ノッキングとは

ノッキングとは、この高温になった空気がスパークプラグで点火を行う前の意図しないタイミングで、他の熱源により燃焼することで衝撃波が発生して、その衝撃波がエンジンの壁面などを叩くことで「カンカン」「キリキリ」という異音を発生させることを指します。

ノッキングはエンジンにダメージを与える原因やパワーロスの原因になり、エンジンにとって良くないものなので、ノッキングを予防する必要が出てきます。

ノッキングを予防するために必要なのがハイオクガソリン

点火する前の意図しないタイミングで、シリンダ内の混合気(ガソリンと空気が混じり合ったもの)が燃焼してしまうのであれば、燃焼しにくいガソリンを使って対策すればいいということでハイオクが使われます。

燃えにくいガソリンと聞くと、一般的には粗悪なガソリンのこと?…と勘違いしてしまいそうですが、実はこうした理由により燃えにくいガソリンとは高価なハイオクガソリンのことを指します。

ヨーロッパで一般的に販売されているガソリンのオクタン価は日本のレギュラーよりも高い

ミニクーパーは決してスポーツカーのような車ではないのに、ハイオク仕様ということは高性能なエンジンってこと?…と疑問に思いませんか?

実はヨーロッパで販売されているレギュラーガソリンは、日本のレギュラーよりもオクタン価が高いです。

ポイント

ヨーロッパの自動車メーカーは、このヨーロッパのレギュラーガソリンを使うことを前提として自動車を開発します。

こうして作られた車(エンジン)にとって日本のレギュラーはオクタン価が低すぎるので、レギュラーを使うとノッキングによるパワーダウンや燃費の悪化してといった不調が起きる可能性があります。

そうした不調を予防するためにも、ミニクーパーを日本で乗る場合にはオクタン価が高いハイオクを入れる必要があります。

これがミニクーパーのガソリンエンジンが全車、ハイオク仕様である理由です。

ハイオク車であるミニクーパーにはハイオクを入れるのが無難

ヨーロッパのレギュラーガソリンのオクタン価は、その多くが95くらいです。ちょうど日本のレギュラーとハイオクの中間くらいのオクタン価です。

これを知っている人は手間を惜しんでハイオクとレギュラーを半分ずつ給油するという人もいるようです。

確かに理屈の上では問題ありませんが、面倒なこともあり常にこうした方法を続けることができるのかは疑問ですよね。

潔く、ハイオク車であるミニクーパーにはハイオクを入れるのが無難でしょう。

ミニクーパーのガソリン代

コスト

ミニクーパーのガソリン代はどれくらいかかるのでしょうか。

BMWミニはモデルや年式によって、排気量の違いやNAエンジン、ターボ付きやスーパーチャージ付きなどのバリエーションがありますが、それぞれ細かく分けて実燃費を計算するのが難しいので、年式(型式)でのモデル別でまとめています。

よって、ここで紹介している平均燃費より実際にはもっと燃費の良い車もあれば、逆に悪い燃費の車もあることをご了承ください。

1ヶ月のガソリン代を比較

燃費投稿サイトの平均実燃費を元にレギュラーを140円、ハイオクを150円、軽油を120円として月間走行距離1,000kmの場合にかかるガソリン代を計算してみました。

軽油は地域やガソリンスタンドによって価格差の違いがかなり大きいのですが、平均値としてレギュラーとの価格差20円とします。

ローバー ミニと、BMW ミニ以降3世代の4つのモデル毎にまとめたものが以下のものです。

モデルエンジン平均燃費ガソリン代使用燃料
BMWミニ
R50/R52/R53
ガソリン10.32km/L14,535円ハイオク
BMWミニ
R56/R57
ガソリン12.57km/L11,933円ハイオク
ディーゼル16.39km/L7,322円軽油
BMWミニ
F55/F56
ガソリン11.84km/L12,669円ハイオク
ディーゼル17.02km/L7,051円軽油
ローバーミニ
MKⅠ〜Ⅹ
ガソリン12.62km/L11,886円ハイオク

ガソリンエンジンだけで見ると、最大で平均燃費約2.3km/Lの違いで約3,000円のガソリン代の違いがあります。年間にするとその差は3万円を超えてきます。

ローバーミニは古い車ですが、ミニの名の通り普通自動車でありながら軽自動車よりも小柄で軽量なボディの恩恵を受けて、ガソリンエンジンの中では平均燃費が最も良いので、意外にもガソリン代は安く済むようです。

近年、ラインナップされるようになったクリーンディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりもかなり燃費がいい上に軽油そのものが安いので、1万円を大きく切る7,000円代というガソリン代が魅力ですね。

レギュラーを給油した場合のガソリン代

ハイオク車のミニクーパーにレギュラーを入れたときと、ハイオクとレギュラーを半分ずつ入れたときのガソリン代も計算してみました。

モデルレギュラー使用時レギュラー・ハイオク併用時
BMWミニ R50/R52/R5313,566円6,783+7,268=14,051円
BMWミニ R56/R5711,137円5,600+6,000=11,600円
BMWミニ F55/F5611,824円5,880+6,300=12,180円
ローバーミニ MK Ⅰ〜Ⅹ11,094円5,530+5,925=11,455円

このガソリン代はハイオク使用時の平均実燃費を元に計算しています。

一般的にハイオク車にレギュラーを給油した場合の燃費は、よくて同じくらいもしくは悪くなると言われているので、実際のガソリン代の差額はもう少し小さくなるはずです。

最も差額が大きくなるレギュラーのみとハイオクのみのガソリン代を比べても、1ヶ月で800〜1000円弱の金額差です。

ミニクーパーのガソリンタンクの容量と給油回数

それぞれのモデルのガソリン代が分かったところで、1ヶ月あたり1,000km走行するのに必要な給油回数は何回くらいになるのでしょうか。

モデルエンジン ガソリンタンク容量給油回数
BMWミニNAエンジン40L2〜3回
ターボエンジン50L1〜2回
ディーゼルエンジン44L1〜2回
ローバーミニ34L2〜3回

ガソリンタンクの容量が小さい車は、燃費が良くても給油回数が増えてしまいますね。

容量そのものに関しては、BMWミニは国産のコンパクトカーと同じくらいのサイズです。

ローバーミニは車体が小さいのでガソリンタンクの容量も必然的に軽四クラスしかありません。

ミニクーパーでガソリンはどうするべきか

ガソリンスタンド

ここまでミニクーパーのガソリン事情について解説してきましたが、給油するガソリンはどうするのがいいのか最後に結論を出します。

ローバー ミニはハイオク必須!

最近の国産のハイオク車はレギュラーを入れたときのことも考慮して、コンピューターがノッキングを検知するノックセンサーをはじめとした様々なセンサーからの信号を元に、出力を制御して車に負担がかからないようになっています。

しかし、最終モデルでも年式が2000年のローバー ミニには、ノッキングを検知できるノックセンサーがついていないので、最近の車のような緻密な耐ノッキング制御ができません。

ですので、そんな車に想定外に低いオクタン価のレギュラーガソリンを入れることは、やはりリスクが高いです。

ローバー ミニは古い車ですので、車を健康な状態に保つためにも必ずハイオクを使うようにしましょう!

BMW ミニはオクタン価95を下回らないように給油することが条件だが…

ノックセンサーがついて、コンピューターによる制御が近代的になったBMWミニ以降のミニクーパーは、多少のレギュラー使用によりすぐに車に不具合を起こすようなことは実際にはほとんどありません。

とは言え、市場のレギュラーオクタン価90〜92の日本をターゲットとした国産メーカーのハイオク車と比較して、耐ノッキング制御の性能差の実情は一般ユーザーには分かりません。

ポイント

そんなBMW ミニのガソリン給油の最低条件は、ヨーロッパのレギュラーのオクタン価95を下回らないようにすることです。

つまり、極端な話ハイオクとレギュラーを半分ずつ混ぜておけばいいということになります。

しかし、ハイオクのみ給油した場合とハイオクとレギュラーをブレンドしたときのガソリン代の差額は、1,000km走るのに3〜500円程度です。

ミニクーパーは1,000km走るのに2〜3度の給油が必要ですが、その度に手間をかけてまでガソリンをブレンドした見返りとしてはあまりにも小さくありませんか?

そこまでするくらいなら指定通りハイオクを使うか、リスクを理解した上で割り切ってレギュラーを使うかのどちらかにしたほうがマシです。

もちろん、リスクがあることをおすすめするわけにはいきませんので、やはりBMW ミニ以降のミニクーパーも指定通りにハイオクを使うようにしましょう。