スポーティな外観で走りの良さを予感させるカローラスポーツ。
デザインが洗練され欧州的なテイストの感じられるおしゃれな車になりました。
若い二人が歌いながら運転するCMはとても印象的です。
そんなカローラスポーツですが燃費は良いのでしょうか。
ここではカローラスポーツの燃費について解説していきます。
カローラスポーツの燃費・実燃費
まずはカローラスポーツのカタログ燃費と実燃費の差をチェックしていきます。
カローラスポーツはWLTCモード燃費が採用されていますので、実燃費はカタログ値にとても近い数値になります。ハイブリッドモデルとガソリンモデルの2つのモデルがあるのでそれぞれの数値を検証していきます。
ガソリンモデルの燃費・実燃費
ガソリンモデルはカタログ値で16.4km/Lです。では実燃費はどのような数値になるのでしょうか。
燃費の種類 | 数値 |
カタログ燃費 | 16.4km/L |
街乗り燃費 | 10~14km/L |
高速燃費 | 15~17km/L |
ユーザーの燃費を見ていくとこの様になります。カタログ燃費達成率は7割程度と十分な達成率です。市街地モードの燃費も12.9km/Lなのでとても平均値に近い数値になっています。
ハイブリッドモデルの燃費・実燃費
ハイブリッドモデルの燃費はカタログ値で30.0km/Lです。同様に実燃費を見ていきます。
燃費の種類 | 数値 |
カタログ燃費 | 30.0km/L |
街乗り燃費 | 19~22km/L |
高速燃費 | 22~26km/L |
ハイブリッドモデルはこのような結果になりました。カタログ達成率は6割を超える数値でハイブリッドとしては優秀な達成率です。
さすがはハイブリッドシステムをもつ車だけあって燃費性能は非常に高いです。走りの良いダウンサイジングターボもなかなか良い燃費性能なので、購入しても燃費で悩むことは少ないでしょう。
なおハイブリッドエンジンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
ハイブリッドカーとは?メリット6つとデメリット/問題点11つ特徴をわかりやすく解説!カローラスポーツの燃費の口コミ
カローラスポーツの燃費についてユーザーはどう感じているのでしょうか。ここではツイッター上からカローラスポーツの燃費に関する口コミをご紹介していきます。
カローラスポーツ返却わず。260km少々走って消費したレギュラーガソリンは14L弱。車両のMIDが示した燃費は15.5km/L、満タン法だと19km/L近い数値。一人乗車、荷物もないのでさすがにパワー不足を感じることはなかったし、加速も必要十分なパワーが出ているように感じた。 #今日D
— 田邑 真紀(McRash/亀羅家荷紺)*正夢の先の先へ! (@f4mcrash) 2018年8月4日
ガソリンモデルでも満タン法で19km/Lという非常に優れた数値です。ダウンサイジングターボエンジンで高速を走ると非常に燃費が伸びますね。
カローラスポーツHV岡山蒜山・鳥取大山ドライブ無事故無違反で帰宅!
燃費:20.6km/L#カローラスポーツ写真をぶら下げていきます。 pic.twitter.com/npQuDXebEj
— シ ト ラ ス 🍊 (@citrusY_07) 2018年11月18日
カローラハイブリッドも平均的に20.6km/Lという数値を出しています。スタイルと燃費性能を両立したいならハイブリッドモデルがおすすめです。
カローラスポーツ240キロで燃費まさかの17w
俺の運転だと燃費延びないらしい…
c-hrの時も同じだったけどwにしてもHUDは良いねぇ。
ナビ使用中ホントに便利。
c-hrにもあれば良いのに— 中毒 (@kame_sen_nin_82) 2019年2月19日
こちらの方はハイブリッドモデルですが17km/Lという数値になるようです。ハイブリッドモデルも走り方によってはなかなか燃費が伸びない場合もありますが、それでもこれだけの燃費が出るのです。
なおカローラスポーツの口コミ・評判については以下の記事でさらに詳しく取り上げているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
カローラスポーツの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!カローラスポーツの燃費の理由
ユーザー燃費もなかなか優れているカローラスポーツですが、これらはどういった技術から達成されているのでしょうか。解説していきます
ダウンサイジングターボエンジン
カローラスポーツには1.2Lのダウンサイジングターボエンジンが搭載されています。
ダウンサイジングターボとは?デメリット/欠点2つとメリット3つ!搭載車種も紹介1.2Lエンジンでありながらも約1,500回転から2.0Lクラスのトルクを発揮するエンジンで、排気量は小さいので巡航時は同クラスの排気量の車に比べ燃料消費が抑えられています。
加速性能はターボエンジンとCVTの組み合わせによってパワーバンドうまく使い、ダイレクトな走りをする気持ちが良い走りです。
高効率化されたパワートレイン
カローラスポーツのパワートレインはプリウスのものと同じく高効率化されており、高い燃費性能が特徴的です。
プリウスの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!エンジンには効率的な燃焼を実現するミラーサイクルやクールドEGR構造などで効率の良い燃焼を行い、電子部品であるモーターやトランスアクセルは改良により小型軽量化をしています。
効率をあげたパワートレインは最大熱効率を41%に到達しており、これは世界でもトップクラスの熱効率です。
街乗りが苦手
先述の通りダウンサイジングターボエンジンは加速時にターボがかかります。そのため普通の車よりも燃料消費が多くなる傾向があります。
そのため市街地のようなストップアンドゴーが多いような環境では加速が頻繁に行われるため効率が悪い走りしかできません。
長距離の巡航には非常に優れていますが、街乗りでは燃料の消費が多少多くなってしまいます。
カローラスポーツの燃費改善・向上方法
なかなか優れた燃費のカローラスポーツですが、さらに燃費を良くする方法はないでしょうか。ここではカローラスポーツの燃費をさらに向上する方法をご紹介します。
ハイブリッドインジケーターで覚える
カローラスポーツのハイブリッドモデルのメーターには、回生ブレーキとモーター出力のわかるハイブリッドインジケーターがあります。
まずはこれをみながら回生ブレーキを最大限に利かせるブレーキの踏み具合や、無駄のないアクセルの踏み具合を体で覚えましょう。これにより無駄のない発進や走行、回生充電が可能となります。
街なかでは優しく運転しよう
カローラスポーツのガソリンモデルは低回転からパワーの出るターボエンジンなので、ストップアンドゴーの多い街なかでは燃費がとても悪くなります。
そこで少しでも無駄を減らすために走り出しは丁寧にします。まずはクリープ走行で発進しある程度進みます。
そこからアクセルをしっかり踏んで2,000回転ほどを目安に加速しましょう。優しいアクセルワークとメリハリのある運転で無駄のない走行を心がけます。
ハイブリッドモデルであればその場面はモーターで走らせましょう。
こちらもクリープ走行やハイブリッドエリア内を出ない軽いアクセル操作で発進し、そこからは必要に応じて加速させます。これを意識するだけでも燃料消費を抑えることができます。
エンジンブレーキを使おう
アクセルを離して減速するエンジンブレーキやハイブリッドの回生ブレーキは、燃料供給がカットされるため実質燃費は無限大です。低燃費を心がけるならその部分をうまく活用することが重要です。
ほとんどの車は1,500回転以上でアクセルが離された状態であればエンジンブレーキがかかっています。
できるだけこの状態を長く続けるために、回転が低い場合はギアを一つ落とすなど適時調整し、活用しましょう。
レーダークルーズコントロールシステムを使おう
カローラスポーツにはトヨタセーフティセンスの機能の一つとして、前車に追従走行するレーダークルーズコントロールが採用されています。
高速道路やバイパスのような速度一定で走れるような環境では、レーダークルーズコントロールを積極的に使用してアクセル操作を車に任せましょう。
これで無駄な加減速を減らせるので燃料消費を抑えられますし、ドライバーの疲労も軽減できます。
もしカローラスポーツを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!カローラスポーツの燃費を他の車と比較
カローラスポーツの燃費はなかなか優秀でした。ではカローラスポーツのライバル車たちの燃費はどうでしょうか。
ここでは比較に上がりやすいマツダのアクセラスポーツ、スバルのインプレッサ、ホンダのシビックと比較していきます。
ホンダ シビック ハッチバック
シビックはホンダが発売するスポーツハッチバックです。1.5Lターボエンジンは非常にパワフルで、CVTの他にMTもラインナップされているので乗って楽しいクルマです。
そんなシビックのカタログ燃費は18.0km/Lです。では実燃費を見ていきましょう。
燃費の種類 | 数値 |
カタログ燃費 | 18.0km/L |
街乗り燃費 | 10~13km/L |
高速燃費 | 16~19km/L |
燃費性能ではハイブリッドモデルのあるカローラスポーツのほうが優位です。
ただ走行性能に関しては、スポーティな1.5Lターボエンジンのシビックに対してカローラスポーツは実用性重視の1.2Lのターボエンジンやハイブリッドモデルです。パワーではかないません。
燃費の良さではカローラスポーツですが、走行性能を優先する場合はシビックがおすすめです。
なおシビックハッチバックについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
シビックハッチバックの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!シビックハッチバックの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!マツダ アクセラ スポーツ
アクセラスポーツは魂動デザインが非常にスタイリッシュで目を引くマツダの主力車種です。ガソリンモデルだけでなくディーゼルモデルもあるなど自分好みの仕様が選べます。
アクセラのカタログ燃費は1.5Lディーゼルモデルが21.6km/L、1.5Lガソリンモデルが20.4km/Lです。では実燃費はどうでしょうか。
燃費の種類 | ディーゼル | ガソリン |
カタログ燃費 | 21.6km/L | 20.4km/L |
街乗り燃費 | 15~18km/L | 13~17km/L |
高速燃費 | 18~21km/L | 17~20km/L |
燃費性能ではこちらもハイブリッドのあるカローラスポーツが優位です。
とはいえディーゼルエンジンの燃料代の安さや走りの良さもあるので単純には比較できません。燃費性能で選ぶならカローラスポーツですし、走りの良さで選ぶならアクセラスポーツがよいでしょう。
なおアクセラについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
アクセラの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!アクセラの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!スバル インプレッサ スポーツ
インプレッサはスバルの主力車種で、シンメトリカルAWDやアイサイトなど車の基本性能の高さが魅力的な車です。
カタログ燃費は18.2km/Lと非常に良い数値ですが、実燃費を見ていきましょう。
燃費の種類 | 数値 |
カタログ燃費 | 18.2km/L |
街乗り燃費 | 10~12km/L |
高速燃費 | 14~17km/L |
カローラスポーツのガソリンモデルと大きく変わらない結果です。
カローラスポーツのほうが排気量は小さいですが、ターボの加速の良さがあります。インプレッサは安全性や走行性能の高さなどがありますので、ガソリンモデル同士で比較するとインプレッサの勝利でしょう。
なおインプレッサについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
インプレッサG4の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!インプレッサG4の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!カローラスポーツは燃費性能が優秀
カローラスポーツはCセグメントコンパクトカーの中でも非常に燃費性能に優れたモデルです。
世界的にスタンダードなセグメントなのでライバルも多く高いレベルが求められているため、運転しても楽しさが感じられますしデザイン性もしっかりしています。
その中でもダウンサイジングターボエンジンやハイブリッドシステムなどで、高い燃費性能という特徴をしっかり持つ車です。
なおカローラスポーツについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
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