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アルファード/ヴェルファイアは高級車じゃない?大衆車?世間のイメージを元に解説!

日本最大級の大型ミニバンアルファード。

兄弟車にはゴツゴツした雰囲気で若者受けのデザインにしあげたヴェルファイアも存在します。

大胆な造形やメッキ部品を多用した迫力のあるフロントフェイスや非常に広くて高級感のある車内が特徴的な車です。

近年は一般車だけだなく著名人の送迎などにも使われることが多く、見かけることの非常に多くなったアルファードですが、この車は高級車なのでしょうか。

非常に分類しにくい車ではありますがここではしっかり解説していきます。

アルファード/ヴェルファイアは高級車なのか

トヨタ アルファード

2002年の発売からはや16年。非常に広い室内空間と高級感のある内装と強面なデザインで現在のミニバン業界にしっかり定着したアルファード。

モデルチェンジした2008年にはネッツ店に向けてヴェルファイアが販売されるなど、Lクラスのミニバンの中でも根強い人気を持っています。

世間的には高級車といわれていたり、ただの高額車だと言われたりと意見が分かれるアルファードですが、メーカーであるトヨタにとってアルファードは高級車として考えられているのでしょうか。

ここではトヨタのコンセプトや狙いについて解説していきます。

高級ミニバンとして誕生

初代アルファードは高級ミニバンとして登場しました。当時、トヨタのグランドハイエースやその他の大型乗用ミニバンを抑え、日産のエルグランドが高級ミニバン市場を独占状態にしていました。

そのエルグランドも2代目にフルモデルチェンジするのですが、トヨタはそれに合わせて同じように高級感のあるミニバンをFF構造にすることで低床で大空間をもたせ、さらに大排気量モデルだけでなく税金の安い低排気量エンジンを載せて発売しました。

高級路線のためFR構造と3Lエンジン一択だったエルグランドとはちがい、大衆受けしやすいように改善した形で登場したアルファードはあっという間にエルグランドの騎乗を崩し、高級ミニバンの名を我が物にしました。

その後もエルグランドは度重なる仕様変更を繰り返しましたが、トヨタブランドや構造上上回ることのできない燃費などの影響で完全に失墜しました。

大空間高級サルーン

さて、現行のアルファードは高級ミニバンとしての確固たる地位を固めるために、それまでよかった内装のデザインや外観の威圧感の強い高級感のあるデザインをさらに伸ばし、弱点と言われてきた走行性能の部分を大きく改善し、さらに質感を高めてきました。

乗り心地を改善するために高張力鋼板を使用する範囲を増やし、構造用接着剤の導入などによってボディ剛性を大きくあげ、足回りにはダブルウィッシュボーンサスペンションを採用しています。これによって乗り心地だけでなく、そうだ安定性も向上しています。

その他にも制震材や吸遮音材の配置を見直し、風切り音などにも対応した形状を採用することで停止状態から高速走行まで幅広い騒音に対策がなされています。

こういった乗り心地の改善にはトヨタが”大空間高級サルーン”という開発テーマで開発したという意図がしっかり伝わってきます。

幅の広い価格帯

トヨタにとって高級車として開発されているアルファードですが、実は価格は335万円から735万円とちょっと頑張れば手に入る価格から、高所得者御用達みたいな価格まで非常に幅広い価格設定になっています。

トヨタはブランディング的に”ちょっと頑張れば手に入る高級車”という売り方をするのが特徴です。

ただそれだけでなく、上級グレードにはしっかりと本気の高級な仕様も同車に用意してあるため高級車というイメージはしっかりと固めてあります。

日本人が求める高級車

近年はSUVブームで日本でのミニバンブームも落ち着いては来ていますが、それは落ち着いたというより大衆車として広く浸透し、一昔前のセダンのような一般的な車になったと言えるでしょう。

そのなかで高級感があって乗り心地の良く非常に大きな車内をもち、クラウンのように高級車ブランドととして成長したアルファード、ヴェルファイアというネームバリューは、乗っているだけで影響力のある高級車であると言えるでしょう。

アルファード/ヴェルファイアはイメージでは高級車なのか

トヨタはアルファード/ヴェルファイアを高級車として開発していることがわかりました。では世間的にはどのようなイメージでこの車は見られているのでしょうか。

ツイッターからピックアップして解説していきます。

アルファードなどのエグゼクティブラウンジはシートが非常に上質で車内も広く、後ろに乗せてもらいたい高級車のイメージがあります。

しかしヤンキーというかガラの悪い人たちの御用達の車というイメージのせいで高級感が薄れてしまいます。

アルファード、ヴェルファイアに非常に嫌悪感を感じています。高級車であればこんな自体にはならないでしょう。

ヴェルファイアうんぬんというより、ミニバン自体が高級車にはなりえないとの意見があります。

海外では日本のような高級ミニバンという文化はすくなく、バンと言えば荷物を運ぶ車が多いので、そういった考えからでしょうか。

アルファード/ヴェルファイアは世間的には高級車というイメージは非常に微妙なようです。

高級な感じを受けていても、乗り手が非常にガラが悪く高級車として感じられないという意見から、そもそもミニバンが高級車にはなりえないといわれています。

なぜアルファード/ヴェルファイアが高級車じゃないと言われるのか

高級車として開発しているトヨタと高級車として思えない一般ユーザーがいますが、こういった思いの違いはどこから出てくるのでしょうか。

車としての構造や性質、さらにはドライバーのイメージなどさまざまな要因がありますが、解説していきます。

ミニバンであること

先程の意見にもありましたが、ミニバンは高級車とは思えないとのことでした。

この場合どういった車が高級車になり得るのかという水掛け論になってしまうため結論は出にくいですが、○○だから高級車ではないというのはナンセンスだと思います。

高級ステーションワゴン、高級SUV、高級セダンなど、さまざまな形がある中でミニバンだけ高級とは認められないというのは正直おかしいです。

日本では近年セダン以上にミニバンが大衆車として受け入れられるようになりました。そんな日本においては高級なセダンよりも、高級なミニバンのほうが当たり前に存在しておかしくありません。

コンパクトカー並みの足回り

アルファード サスペンション

現行はすでに改善されましたが、2代目アルファードまではコンパクトカーと同じような足回りを使っていました。

いうなれば500万円もするアルファードと、100万円ほどで買えるパッソが同じ足回りで製造されていたのです。

正直なところ、もともと引きずるだけでしかない前輪駆動の車の後輪のサスペンションが、トーションビームではなくダブルウィッシュボーンを採用したところで、そこまで乗り心地が大きく変わるとは言えません。

しかし多人数で乗車して移動することが目的のミニバンで、高級車を謳うというのならば乗り心地や運動性能などそれなりにお金をかけて作りこんであることが重要でしょう。

こういった見た目ばかり優先し、基本性能をないがしろにした過去があったためアルファード/ヴェルファイアは高級車として認められないと言われる原因があります。

フェイク素材の多い内装

アルファード インテリア

次に残念な部分はこちらです。高級車と言われていますが、シートの素材やインテリアパネルの多くがフェイク素材を使って高級感を出している部分です。

一定以上のグレードには本革シートなどを採用していますが、ほとんどのグレードがフェイクレザーと木目調のパネルを多用し、高級感を出しているだけであり、ただの高額車だと言われる部分でもあると思います。

やはり本物の素材を使った本当の高級感がなければ、高級車とは言いにくいのではないでしょうか。

乗り手の柄の悪さ

さて、一番残念なのが運転手のガラの悪さです。

高級ミニバンとしての確固たる地位を築いたアルファード/ヴェルファイアですが、低めの価格帯からあるラインナップのためか、ブランド志向のガラの悪い人たちに好まれるようになりました。

そのため煽りや幅寄せのような荒い運転や下手くそな運転によってユーザーのイメージが非常に悪くなっています。

やはり高級車にはそれなりの人が乗っているイメージがないとブランドイメージが下がってしまいます。

トヨタがアルファード高級車としてブランドを構築するにはなんらかのテコ入れが必要でしょう。

アルファード/ヴェルファイアの海外での位置付け

日本では捉える人、開発する側によってイメージが違うアルファード/ヴェルファイアですが、海外ではアルファード/ヴェルファイアはどのような位置づけで見られているのでしょうか。

海外での情報を解説していきます。

そもそも積極的には販売されていない

そもそもアルファード/ヴェルファイアは北米や欧州では販売されていません。

というのも日本国内でのガラパゴス的な需要に答えた車なので他の国では全くマッチしないのです。

アルファードは日本国内での需要を元に開発されており、スピードレンジや積載性、高級感といった部分は自動車先進国のような国では対応できないのが現状です。

日本では大型サイズのミニバンであるアルファードですが北米ではサイズが小さすぎますし、実用性が第一なのでこのような車では役に立ちません。

そして欧州で使うとなると多人数乗れる割には人数分の荷物は積めませんし、アウトバーンを走行できるほど走行性能は高くありません。

そのためアルファードは自動車の発展途上国のような国に向けて輸出販売されています。

中国などでは販売されている

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そんななか中国やマレーシアなどといった国ではアルファード/ヴェルファイアは販売されています。

しかし日本で完成した車を輸入する形になっており、非常に高額な関税がかけられています。

車両金額は77万2,000元から82万3,000元となっていますが、これを日本円に直すと約1,300万円もの金額なのです。

中国では輸入車に高額な関税をかけるためこのような金額となるのですが、販売されているモデルが日本円では465万円なので2倍以上の価格となっています。

これは中国で製造販売されているクラウンなどとは比べ物にならないほどの価格で、非常に高額な車だと言えます。

高級セダンに変わる車

現在中国ではあまり見ませんが、香港などでは非常に人気があり一般的に販売されている車だけでなく、エアログレードなどを並行輸入して所有している人達もいるようです。

もちろん平行輸入となると関税も非常に高いですが、法規対応にもお金がかかります。

しかしそれでもアルファードやヴェルファイアに価値を感じており、その広い室内と上質なインテリアは高級セダンに変わる車として認識されているようです。

アルファード/ヴェルファイアは高級車なのか

アルファード/ヴェルファイアはトヨタにとっては高級車として作られていますが、世間的には意見の分かれる車です。

事実車自体はしっかり作り込まれてきており、走行性能や静粛性など高級車らしい車体になってきました。

しかし予防安全装備や電子制御、そしてデザインなどもう一歩踏み込んでスキのない車作りをすることが必要だと思われます。

そして高級車というからには乗る人のイメージも非常に重要です。

低価格で販売し、シェアを増やすことも重要ですが、ドライバーのイメージが高級車としての品位を落としかねませんので高級車として販売するからにはそういったイメージ戦略も非常に大事です。

限りなく日本の高級車と言うに近いブランドまで仕上がってきているアルファード/ヴェルファイア。

現在は上級な大衆車といった具合で、高級車と言われるためにもう一歩の所まで来ています。高級車といわれるかどうかはトヨタの次の出方で決まると言えるでしょう。