ダイハツ タントは現在主流となっている軽トールワゴンの先駆けとなった車。
車名の「タント」は、イタリア語で「たくさんの」という意味で、その名が示すとおり、人も荷物のたくさん積めるうえ、ピラーレスのドアは乗り降りしやすく使い勝手は抜群です。
軽自動車なので維持は安価におさまるものの、実際に所有したとするといくらくらいの維持費がかかるのでしょう?
ダイハツ タントの月間と年間、長期的にかかる費用をライバル車と比較して、タントの維持費を検証します。
タントの月、年間の維持費
2003年に登場した初代タントは、ロングホイールベースを活かし、それまでの軽自動車の常識を覆す程の広い室内空間を実現した軽自動車。
大口径のスライドドアは、ベビーカーも楽々積み込めることから、子育てファミリーに絶大な人気を博しました。
軽自動車初となるピラーレスを採用し、助手席と後部スライドドアが一つの超大開口面積を誇る「ミラクルオープンドア」が装備された2代目タントを経て、現行型は熟成が重ねられた3代目。激戦区の軽トールワゴン市場において上位に食い込んでいるのがダイハツ タントです。
タントのグレードによる維持費の違い
ダイハツ タントのグレード構成は、エントリーグレードの「L」、装備を充実させた「X」、最上グレードの「G」とターボエンジンを搭載した「Gターボ」の4種類。
グレード間の大きな維持費差はなく、唯一ターボエンジンを搭載した「Gターボ」の燃費性能がやや劣る程度です。
ターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!今回は、売れ筋モデルである中間グレードの「G(FF)」をサンプルとして進めていきます。
タントの月ごとにかかる費用
タントを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,779円 |
合計 | 11,779円 |
駐車場代
駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。
燃料代
エンジン種類 | JC08モード燃費 | JC08モード燃費 | 走行500kmあたりの燃料代 |
自然吸気(FF) | 28.0〜26.0km/L | 17.2km/L | 3,779円 |
自然吸気(4WD) | 27.0〜25.8km/L | 16.7km/L | 3,892円 |
ターボ(FF) | 26.0km/L | 14.5km/L | 4,482円 |
ターボ(4WD) | 24.6km/L | 14.0km/L | 4,642円 |
例を挙げると、今回サンプルに使うタントの実燃費は17.2km/L。仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ガソリン代を130円/lとすると、3,779円と算出できます。
通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ755円増えると考えましょう。
タントの自然吸気とターボエンジンを比べると、実燃費差で3km/L弱。それほど燃費が悪くないタントターボは、自然吸気エンジンではパワー不足を感じる方におすすめします。
なおタントの燃費については以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
タントの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!タントの1年ごとにかかる費用
次に1年間にかかる費用を解説します。
種類 | 費用 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
合計 | 76,800円 |
自動車税
毎年4月1日に課税される軽自動車の「軽自動車税」は一律10,800円です。
タントはグリーン減税が適用され、購入翌年の自動車税が25%が免除された8,500円となります。ターボエンジン車にはグリーン減税が適用されないので注意が必要です。
任意保険料
万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月5,000円として年間で60,000円ほどになります。軽自動車の料金は、リッターカーよりも3割ほど安価になります。
ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。
他の費用以上に個人差が大きいので、年60,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。
また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。
消耗品代
エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。
もしタントを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!タントの数年ごとにかかる費用
新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。
種類 | 費用 |
自動車重量税 | 車検ごと5,000円(新車購入時は3年分7,500円 ただし、新車購入時は50%減税) |
自賠責保険料 | 車検ごと25,070円(新車購入時は3年分34,820円) |
車検基本料 | 車検ごと36,000円 |
12ヶ月点検費用 | 車検から1年ごと10,000円 |
合計 | 76,070円 |
自動車重量税
軽自動車の重量税は一律5,000円。ただし、タントはエコカー減税対象車であるため、新車購入時に支払う税額は50%免除の2,500円です。
自賠責保険料
交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。
軽自動車の保険料は、翌2年間分で25,070円。新車購入時は次の車検までの3年分で34,820円です。
車検基本料
車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、タントの場合は2年分でおよそ36,000円ほどかかります。
ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。
また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、36,000円の金額は目安としてお考えください。
12ヶ月点検費用
法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。費用はおよそ10,000円。
もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。
また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの際の査定にプラスに働きます。(査定価格の決まり方の詳細は以下の記事をご参照ください。)
何で決まる?車(中古車)の買取査定額の相場を左右する8つの要素!タントの月ごと、年ごとの維持費平均
ホンダ タントの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。
月ごとの維持費
タントを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 8,000円 |
燃料代 | 3,779円 |
自動車税/軽自動車税 | 2,500円 |
任意保険料 | 5,000円 |
消耗品代 | 500円 |
自動車重量税 | 417円 |
自賠責保険料 | 1,044円 |
車検基本料 | 1,500円 |
12ヶ月点検費用 | 416円 |
合計 | 23,156円 |
年ごとの維持費
タントを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,348円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,183円 |
その他の費用
基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。
タイヤ代
タントのタイヤサイズは標準サイズが155/65 R14。タイヤの価格は1本あたり3,000〜6,000円。新品タイヤに交換した場合、およそ2年ほどでタイヤ交換されるのが一般的です。
タントに採用される155/65 R14のタイヤサイズは、多くの車に広く採用されるサイズ。そのため大量生産できる分、安価につくることが可能な、財布にやさしいタイヤサイズです。
ローン金利
ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。
参考までに、タントの売れ筋グレードである「 タント G SAⅢ」車両本体価格153万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。
借入先 | 金利 | 費用 |
ディーラーローン | 年 5%~7% | 76,500〜107,100円 |
銀行 | 年 2%~4% | 30,600〜61,200円 |
信販会社 | 年 1.9%~8.4% | 29,070〜128,520円 |
高速料金
軽自動車でも高速道路は問題なく走行することができます。交通料金は、普通車の料金にの8割で済むため、この点でも財布にやさしいのが軽自動車のメリットです。
一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでのの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で3,990円。ちなみに普通車では4,950円かかります。
軽自動車の高速道路交通料金は、100kmあたり2,000円前後と覚えておけば、利用の際の目安になるでしょう。
ただし車重の軽い軽自動車は、普通車に比べて高速安定性に劣る傾向があります。
水たまりの抵抗や高さのある軽ハイトワゴンでは横風の影響を受けやすく、不安定になりがちです。悪天候時は高速道路の使用を避けるのも安全運転技術のひとつです。
修理代・部品交換代
エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。
とくにタントのフロントブレーキパッドは、軽自動車のなかでも重量級であるため、摩耗が進行しやすい傾向にあります。1万〜2万km毎には点検を実施したい箇所です。
バッテリーに関しても、アイドリングストップ機能を搭載するタントのバッテリーは、普通のバッテリーよりやや割高なアイドリングストップ用の補機バッテリーを装着しなければなりません。(アイドリングストップ機能の詳細は以下の記事をご参照ください。)
タントのアイドリングストップ「エコアイドル」の機能とは?わかりやすく解説!消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。
費用項目 | 費用(部品代+工賃) |
エアクリーナー | 3,000円〜 |
ブレーキパッド | 20,000円〜 |
ブレーキフルード | 5,000円〜 |
補機バッテリー | 15,000円〜 |
ワイパーブレード | 4,000円〜 |
タントの維持費に関する注意点
タントのよくあるトラブルに、イグニッションコイルの故障が挙げられます。
イグニッションコイルとは、エンジンを点火するためのスパークプラグに高電圧をかけるための電子部品ですが、エンジン直上に位置するため、熱による劣化が激しく壊れやすい傾向にあります。
イグニッションコイルが壊れると、加速時に前へつんのめるように失速してしまうのが特徴です。
かろうじて走行は可能ですが、加速不良の症状が出た場合は、ディーラーで点検をしてもらいましょう。
3気筒エンジンのタントは、3個のイグニッションコイルが搭載されます。コイルの単価は8,000円/1本。交換工賃は2,500円ほどになります。
もしタントを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。
このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!タントの旧型(中古)の維持費
軽自動車のなかでも最大クラスの室内空間を誇るタントは、発売14年目にしてシリーズ累計200万台を達成。維持費が安く、小回りがきき、十分な室内空間を備えるタントは子育てファミリーに大人気の車種となっています。
現行型と中古のタントを購入した際の維持費の違いを比較します。
初代タント
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2003年に登場した初代タントは、小さな軽自動車の常識を覆すほどの広大な室内空間を備えた車として話題を呼びました。
しかし拡大されたボディに比例して車重も増え、パワー不足と燃費の悪さがウィークポイント。
基本的な維持費は現行型と変わらないものの、実燃費で11km/Lほどの燃費では燃料代に大きな差が出てきます。燃料代は500km走行時で、現行型が3,779円に対して、初代では5,900円とその差は歴然です。
2代目タント
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2007年から2013年まで製造された2代目タントは、助手席側をピラーレスとしてスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」が特徴。これにより初代よりもさらに使い勝手が向上されました。
しかしその弊害としてボディの強度不足からスライドドアの動作不良が数多く報告されています。
またパワートレインでも新型エンジンにCVTの組み合わせは信頼性に欠け、生産初期型ではCVTの大規模リコールを出しています。
実燃費は14km/Lに向上しましたが、故障の際は数十万円単位での修理費用が発生してしまいます。
タントは現行型がおすすめ
タントを買うなら現行型がおすすめです。
販売台数が多いタントは中古車で安価に購入することができますが、2代目タントは故障が多く、初代は信頼性こそ高いものの、年式の古さと燃費の悪さがネックになるためおすすめできません。
中古を買うとしたら、中古車の選び方の一般的なポイントを抑えて買うようにしましょう。中古車の一般的な選び方が分からない方は、こちらの記事もご覧ください。
初心者が絶対意識すべき中古車の選び方の5つのポイント・コツ!現行型の新車購入なら、エコカー減税に加え保証付き。現行型タントの「ミラクルオープンドア」は、徹底したボディ補強が加えられ、安心して使えるように改良されています。
タントの維持費を他の車と比較
タントとライバル関係にある軽トールワゴン3車種とタントの維持費を比較します。
両側スライドドアを備え、軽自動車規格を目一杯使った室内空間と、予防安全装備が常識となっている最新の軽トールワゴン同士の比較です。
ホンダ N-BOX G・L Honda SENSING
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 45,882円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 256,717円 |
ホンダN-BOXは、タントと同じく、軽自動車規格を目一杯まで広げた軽トールワゴン。2代目となる現行型は、初代N-BOXを大きく質感を高める改良が加えられました。
大幅な軽量化に加え、エンジンにはバルブタイミング可変機構のVTECを搭載し、優れた加速と乗り心地を発揮します。
VTECエンジンとは?仕組み/構造は?搭載車はバイクにもあり?!一方タントは、同じくバルブタイミング可変機構を用い、低負荷時の燃費効率を改善するアトキンソンサイクルを採用。
平均的な燃費性能ではタントがわずかに上回る程度ですが、高速巡航が多ければタントの燃費性能がN-BOXを大きく上回ります。
上質な乗り味の軽自動車を求めるのならN-BOXがおすすめですが、ミラクルオープンドアの使い勝手と高速巡航が得意のタントは、実用性を重視する方におすすめできます。
なおN-BOXについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
N-BOXの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!N-BOXの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!スズキ スペーシア HYBRID X
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 39,000円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 249,835円 |
ツースケースをモチーフにした愛嬌ある見た目が特徴のスズキ スペーシアは、高い使い勝手を備えながら乗車している全員への気配りが特徴の軽自動車。
後部座席への送風も可能にする「スリムサーキュレーター」やエアコン風を拡散させる特殊形状ルーバーなどの乗員に優しい装備が満載です。
加えて、スズキのマイルドハイブリッド「Sエネチャージ」を搭載するスペーシアの燃費性能は実燃費で20km/Lとタントを上回ります。
マイルドハイブリッド(MHEV)とは?仕組み/構造は?搭載車の燃費は悪いのか解説!Sエネチャージとは?ハイブリッドより評価が高い?搭載車種はこれ!とくに発進・停止を繰り返す市街地走行ではモーターアシストの燃費のよさが十分に発揮できるでしょう。
しかし、モーターアシストの効かない高速巡航では平均的な燃費に落ち着くため、低負荷時の高速巡航燃費では、アトキンソンサイクルを採用するタントに軍配が上がります。
それぞれの特性を活かして、市街地走行が多ければスペーシアを。郊外走行が多ければタントを買うのが正解です。
なおスペーシアについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
スペーシア/スペーシアカスタムのフルモデルチェンジ!新型の内装や画像を公開【東京モーターショー2017】日産 デイズルークス
種類 | 費用 |
駐車場代 | 96,000円 |
燃料代 | 47,560円 |
自動車税/軽自動車税 | 10,800円 |
任意保険料 | 60,000円 |
消耗品代 | 6,000円 |
自動車重量税 | 2,500円 |
自賠責保険料 | 12,535円 |
車検基本料 | 18,000円 |
12ヶ月点検費用 | 5,000円 |
合計 | 258,395円 |
日産 デイズルークスは、日産と三菱の合弁会社で制作された軽自動車。これまでは他社のOEM供給に頼っていた日産が独自開発した初の軽自動車となります。
デイズルークスの特徴は高い品質の室内空間。広さや使い勝手はもちろん、空気清浄機能付き後部座席送風機構などを備えた充実した装備を備え、軽自動車を開発するにあたってライバル車を徹底的にリサーチしたことが伺えます。
動力性能についてはライバルに及ばず、実燃費でも16.4km/Lとやや劣る燃費性能ですが、トールワゴンの高さを感じさせない操舵感と、小回りのきく4.2mというトップクラスの最小回転半径は、ハンドリングに定評のある日産らしさを感じさせるものです。
燃費と実用性を重視するならタントがおすすめしますが、実用性を備えながら、車の運転を楽しみたいのであればデイズルークスもおすすめできる車です。
タントは維持費のもっとも安い実用車
軽自動車であるため、ライバル間で大きな維持費の差はありませんが、あらゆるシーンでトップクラスの燃費性能を備える優れたエンジン性能はトータル燃費で随一。実質的な維持費ではタントがトップになるでしょう。
また、最大の特徴である「ミラクルオープンドア」はライバルに大きな差を付けるタントの武器。
軽自動車とは思えない広い室内空間と高い乗降性は、子育てファミリーはもちろん、学生や新社会人、ご年配の方にもおすすめできる特徴です。
自転車も楽に積め、キャンプや車中泊も楽々こなすダイハツ タントは、軽自動車であることを忘れてしまうほどの高い実用性を備えた車です。
なおタントについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
タントの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ダイハツ「タント」と「タントカスタム」の6つの違いを比較!