ダイハツ ムーヴは軽自動車のトールワゴンで、車高の高さから来る車内の広さが特徴の車です。
今回はこのムーヴとその派生車種のの給油口についてご紹介します。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口の位置
ダイハツ ムーヴはダイハツの軽自動車シリーズの中でも人気の車で、実用性の高さと扱い易さがメリットです。
ムーヴはダイハツの軽自動車の中ではミドルクラスの車で、現在の軽自動車のトレンドの一つです。
ムーヴは現行モデルで6代目を数えるほどの人気車種になっており、そのコンセプトは変わらず便利な軽自動車としての要素が詰まっています。
車体は車高が多少高い程度の車ですが車内スペースは広々としており、居住性が高く快適で普段使い用としては必要十分なスペックを持っています。
またエンジンにはハイブリッドモデルなどは設定されていませんが、その分コストパフォーマンスがよく手に入れやすい車となっています。
そんなムーヴの給油口は車の左側面に位置しており、車のリアタイヤの上側にある丸いフタが給油口のフタとなります。
ムーヴは全体的なデザインがシンプルなイメージなので、丸形の給油口のフタは多少のアクセントになっています。
この給油口は密閉をするためのフタになっており、この内側に床下の燃料タンクにつながる燃料口があります。
またムーヴにはいくつかの派生モデルがあるのですが、まずこちらのムーヴカスタムはムーヴをベースとしてフロントマスクデザインをシャープな印象にした車種となります。
ムーヴとムーヴカスタムは一見するとかなりデザインが違うように見えますが、フロントマスクのデザインやボディカラー以外は同一のデザインとなっており、給油口の位置もムーヴと変化はありません。
また構造面でもムーヴの給油口と全く同一なので、このあとご紹介する給油口の開け方や燃料補給の方法などはムーヴとムーブカスタムは同じものとなります。
なおムーヴにはもう一つの派生モデルであるムーブキャンバスがありますが、ムーヴキャンバスはムーヴのコンポーネントを活用しながらエクステリアデザインやインテリアは大きく変更されています。
リアドアもスライドドアに変更されており構造面も大きく違うのですが、給油口自体は丸形のもので位置もほぼ同等です。
また開閉機構についてもムーヴキャンバスとムーヴは同様の機構となっていますので、基本的には今後ご紹介する給油の方法と同じとなります。
ですがムーヴキャンバスではスライドドアの採用によって給油口との関係で注意する点がありますので、後ほどご紹介します。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口の開け方
次にムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口の開け方と給油の方法をご紹介しますが、作業手順や開閉方式はほぼ同一なのでどの車種でも同じと考えて良いです。
なお給油の前には車のウインドウやドアをしっかり閉めて密閉しておき、さらにパーキングブレーキをかけてエンジンも切っておきましょう。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口の開け方
ムーヴシリーズの給油口の開け方はレバー式となっており、現在の開閉方式の基本となっています。
昔の車種では給油口の開け方の方法は鍵穴式が一般的であり、給油口の周りに設けた鍵穴に車のキーを差し込んで回すことで給油口のロックを解除します。
この方式は構造的に非常にシンプルで信頼性も高いのですが、一方で車外に出てキーを差し込んで回すという手順が少し面倒であり、そのうちもっと簡単に開く方式としてレバー式が登場しました。
レバー式では車内に設けたレバーやボタンを操作することで旧ユコウのロックを解除する方式で、車内から操作できるので非常に楽に開けることができます。
初期にはフェールセーフとして鍵穴式も並行して採用されていましたが、現在では信頼性の向上とともに鍵穴は廃止され車の外側にはなにも特徴のないシンプルなフタとなっています。
ムーヴシリーズの給油口の開閉方式もこのレバー式で、ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスとも車の外側には給油口はシンプルな丸いフタのみとなっています。
給油口を開くためのレバーであるフューエルリッドオープナーは車内の運転席の右脇に位置しており、運転席のダッシュボードの下側に配置されています。
運転席に座った状態で覗き込むとフューエルリッドオープナーを確認することができ、ガソリンスタンドの給油機のマークが入っているのでわかりやすいです。
このフューエルリッドオープナーを手前に引くと給油口のロックが外れて少しだけ浮き上がるのですが、そのあとは車外に出て手動で給油口を最大まで開きましょう。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油の方法
ムーヴシリーズで給油口が開いたら次はその中にある燃料口キャップを解除します。
給油口のフタを開くと燃料タンクまでつながる燃料口が出てくるのですが、燃料口のパイプにはフタとなる燃料口キャップがかぶさっています。
この燃料口キャップはねじ込み式で燃料口に固定されているので燃料口キャップを左に回すことで取り外すことができます。
取り外した燃料口キャップは車体とひもで繋がっているので紛失防止になっているのですが、さらにそのひもを給油口のフタの裏にひっかけるような構造が用意されているのでブラブラしないように固定しておきましょう。
燃料口がひらきましたら給油を行えますので、ガソリンスタンドの給油機のプロープを差し込んで給油を実施しましょう。
給油が完了したらプロープを抜き出してから燃料口や給油口を閉める作業に移ります。まずは燃料口キャップを取り付けるのですが、燃料口キャップは取り外したのと逆向きにねじ込んでいくことで固定できます。
ねじ込んでいく途中に「カチッカチッ」という音がするのですが、この音がしたらしっかり固定された合図です。
そのあとは給油口を閉めますが、給油口は手動で押し込むようにしていくと車体に沈むあたりで自動的にロックがかかって固定されます。
これで給油作業は完了となりますが、この一連の手順はムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスとも同様です。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口が開かない場合の対処法
ムーヴシリーズの給油口は信頼性が高くめったに故障しないのですが、もし一度故障すると非常に対処が難しくなります。
またムーヴキャンパスについては故障の他にスライドドアとの関係性でトラブルになることがあります。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口の故障
ムーヴシリーズの給油口の開閉機構は信頼性は高いのですが、絶対に故障しないわけではありません。
ムーヴシリーズの給油口は運転席の脇にあるフューエルリッドオープナーから車の左後方にある給油口のロックまで、ワイヤーやリンク機構などの機械的な要素で繋がっています。
フューエルリッドオープナーを引くとワイヤーが引かれてロックが解除されるのですが、車の年式が古くなってきたりすると経年劣化によってワイヤーが切れてしまったり、錆によって動かなくなることがあります。
こうなるといくらフューエルリッドオープナーを引いても給油口を開くことができなくなり、結果的に燃料の給油もできなくなってしまいます。
こういった故障に気づくときというのは多くはガソリンスタンドで給油を行おうとするときなのですが、そのときに給油口が開かないと燃料が少なくなっていても給油が不可能です。
また給油口の故障には個人での対処は難しいのでディーラーや自動車修理工場での修理が必要であり、故障したときにはまずディーラーや自動車修理工場に連絡を取って対処を相談しましょう。
修理を行うためには車をディーラーや自動車修理工場まで移動させる必要がありますが、燃料の残りが少ない状態では自走で入庫できない場合も出てくるでしょう。
もしディーラーや自動車修理工場が遠くにあったり旅行先で故障に見舞われたときには、自走以外の陸送などの方法も考える必要が出てきます。
なお遠出しているときにはその近隣の自動車修理工場で緊急対応として給油口をあける作業をしてもらえる可能性があるので、そちらにも連絡してみると良いでしょう。
ムーヴキャンパスのスライドドアと給油口の関係
ムーヴキャンバスでは前述の開閉機構の故障とは別に、故障ではないのですが給油口との関係でトラブルの可能性があります。
ムーヴキャンバスではほかのムーヴシリーズとは違って後部のドアは左右が電動スライドドアになっています。
この電動スライドドアは開口部が広くて乗降性が良いのですが、一方で給油口との位置関係が問題となります。
ムーヴキャンパスの給油口は車の左後方にあるのですが、そこはちょうど左の電動スライドドアの動作範囲にありスライドドアを開くと燃料口の上にかぶさる形になります。
そのためもしスライドドアが開いているときにフューエルリッドオープナーを引いてしまうと、重なっている状態で給油口が開いてしまって場合によってはぶつかってしまう可能性があるのです。
ですので給油の前にはスライドドアも含めてしっかりドアは閉めておき、フューエルリッドオープナーを引く前にはドアが閉まっているかどうかを確認しましょう。
また逆に給油口が開いている状態でスライドドアを開こうとすると、今度はぶつからないようなフェールセーフが働いて電動スライドドアは動作しないようになっています。
電動スライドドアはスイッチを切り替えることで手動でも開けるのですが、そのときにもスライドドアは半分ぐらいのところで止まるようになっているので全開まで開くことができません。
これらはもちろん故障ではなく安全性を重視した設計によるものですが、この構造を知らない方からすると急にスライドドアが開かなくなってしまうと思うでしょう。
もし電動スライドドアが動かなくなったときには一度給油口の状態を確認しておき、もし給油口が開いていたら閉めてからもう一度スライドドアを操作すれば機能は戻るでしょう。
ムーヴ、ムーヴカスタム、ムーヴキャンパスの給油口レバーが壊れた場合の対処法
ムーヴシリーズで給油口の開閉機構が故障してしまったら、個人での対処やガソリンスタンドでの緊急対応などは厳しいものです。
ムーヴの給油口はフューエルリッドオープナーから給油口のロックまでがワイヤーなどで繋がっているのですが、このワイヤーは車の車内を伝って車の後方まで繋がっています。
しかし故障したときにワイヤーなどを確認しようとしても、これらは車内のシートの下や車内パネルの奥、カーペットの下などに隠れるように配置されており、故障箇所の確認をしたり修理するにも個人やガソリンスタンドではそもそも対処ができません。
ディーラーや自動車修理工場であれば車内の部品を取り外した上で修理を行うので良いのですが、緊急時の対応としては難易度の高い作業でしょう。
なお一部の車種には給油口が開かなくなったときのフェールセーフとして、車内から給油口のロックに直接アクセスできるアクセスホールなどがある車種もあります。
ですがムーヴシリーズにはこういった構造は設けられていませんので、給油口が故障してしまったときの対処は難しいです。
ですが自動車修理工場などであれば緊急対応として車内のパネルの一部を取り外すことで給油口のロックを解除できる可能性があり、対処を相談してみるとよいでしょう。
ムーヴの給油口カバー・ステッカーおすすめ
では最後にムーヴシリーズの給油口をドレスアップするためのアフターパーツをご紹介しましょう。
まずこちらのアフターパーツは給油口のフタに貼り付けるステッカー式のものとなっており、簡単にドレスアップできるパーツとなっています。
このステッカーは文字タイプのステッカーなのですが、その中にはムーヴの車名が入っているのでぴったりです。
ステッカーはシール式で取り付けるものなので、個人でも十分に施工できます。
こちらのドレスアップパーツはムーヴやムーブカスタム用にぴったりのステッカーで、カーボン調のシャープなデザインが特徴です。
ムーヴやムーブカスタムは車の全体的なデザインが直線基調なので、スポーティなカーボン調はぴったりです。このステッカーも取り付けが簡単なものです。
またこちらのドレスアップパーツはムーヴキャンパスにぴったりのドレスアップパーツで、ポップで可愛らしいデザインがムーヴキャンパスのデザインにマッチします。
デザイン的にかわいいので女性向けにもぴったりで、ステッカーのカラーもいくつかあるのでボディカラーに合わせて選ぶと良いでしょう。
なおこのステッカーもシール式で取り付けは簡単ですが、デザイン的に多少向きを気をつけましょう。
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