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ベンツのイメージは悪い?!クラスごとにイメージを徹底調査!

あ、黒いベンツが後ろから走ってきてる。早くどかなきゃ。

日本ではなぜかベンツというだけで高級車というイメージがありますし、映画などでもギャングの車やヤクザの車として黒塗りのベンツというのが出てきており、よく怖い人が出てくると言われます。

そんなベンツですが近年エントリーモデルであるAクラスがおしゃれになって登場したり、一度廃止された直列6気筒エンジンを復活させたりといろいろ変化があります。

おしゃれだったり走行性能だったりとイメージが少しづつ変わってきていますが、現在ベンツはどんなイメージで見られているのでしょうか?

ベンツのイメージをまとめていきます。

ベンツのコンセプト

ベンツの車種

ベンツといえば丸の中の3つ星がトレードマークの大きくて高級感のあるセダンというイメージがあると思います。

しかしそれは威圧感を全面に出して周囲の車に避けてもらうためにわざと怖い車として売っているわけではありません。

ではベンツはもともとどういったコンセプトで開発されているのでしょうか?

実はベンツは安心安全をモットーとした質実剛健なメーカーなのです。

目的地まで安全に移動するための車

ベンツは世界的に見ると最初期の方に作られた古い自動車メーカーです。その頃はまだまだ自動車ではなく馬を使った交通手段がメインで、車は逆に馬を邪魔するものぐらいに考えられていた時代に創設されました。

そんな時代に遠く離れた場所へ移動するために馬を乗り継ぐこともなく、安心安全に移動できる手段としてベンツはエンジンで動く自動車を開発していました。

そういった時代背景もあり、ベンツは自動車のスポーツ性や乗って楽しいというよりは馬車のような移動のための乗り物であり、快適にそして安全に移動するという自動車の根幹にあることに開発のコンセプトを持ってきています。

そのためベンツは車の安全性や長時間座っていても疲れにくい乗り心地など、快適な移動手段を提供する自動車を作っています。

ベンツの歴史的な話は以下の記事でも取り上げているので、あわせて参考にしてみてください。

ベンツのクラシックカーベンツはどこの国の車?国産車との違いはこの4つだ!

先端の技術を作り出している

今ではほとんどの車に標準装備となっているエアバッグを始めとする安全装備があります。実はこれらの多くはベンツから始まったものが多いのです。

近年標準で採用されることの多くなってきたウィンカー内臓のドアミラーや横滑り防止装置、ほぼすべての車についているシートベルトテンショナーなどはベンツが採用することによって他車がどんどん模倣していっているのです。

移動の手段として安全安心をコンセプトに真面目なクルマづくりをし、時代をリードしている車開発をしているのがベンツなのです。

the BEST or NOTHING

最善か無か。これはベンツがスローガンとする言葉です。

ベンツというメーカーは、上記の通り移動のための手段として最高に良いものを作り、そうでないものはなくしていき、正に質実剛健という言葉がしっくりくる開発をしているのです。

ただ実際は以下の記事でも解説していますが、日本車よりも故障率は高かったりします。日本車の品質が高過ぎるというのもあるのですが。

漆黒に光り輝くベンツ壊れやすい?ベンツは故障が多いのか故障率の実態とは?!

ベンツの一般的なイメージ

ベンツのオーナー

質実剛健で安全快適をモットーとした車づくりをしているベンツ。でもなぜか日本でのイメージはコンセプトとちょっと違い、すごい高級車であったり怖いというイメージがあります。

しかし近年ベンツはAクラスなどエントリーモデルを追加し、幅広い層がベンツに乗るようになってきたため、それだけでは収まらないようなイメージにもなってきています。

現在の日本でのイメージはどうなのでしょうか?

ベンツ=高級車

ベンツは、車両価格も高く装備も良い非常に高級な車というイメージがあります。

しかし実際にはそういった高級車だけではなく大型のバンやトラック、タクシー車両など日常使いや仕事車など多くの車種を販売しています。

そのためよく見ると高速道路を走っているベンツマークのついた大型トラックやバスなどを見かけると思います。実はベンツは車の総合商社なのです。

ではなぜ高級車のイメージがついてしまったのでしょうか。これはもともと車を輸入販売していたヤナセが作り上げたイメージなのです。(ヤナセの詳細は以下の記事をご参照ください。)

ヤナセディーラーヤナセとベンツやBMWの正規ディーラーとの違いは?詳しく解説!

当時輸入車は輸送料や関税などで国産車に比べ大きく値段が上がってしまいました。このままではただ値段が高いだけの車となってしまい、国産車と競争になりません。

そこで上級装備をたくさんつけた車を輸入・販売することにより、輸入車=高級車としてのイメージを作り上げ、値段が高くても売れるようにしたのです。

その当時のイメージの名残でベンツは今でも高級車として言われることが多いようです。

高級車のイメージについては以下の記事でも掘り下げて解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

ベンツGクラスベンツは高級車じゃない?大衆車?ドイツでの価格は意外すぎた?!

堅気じゃない人が乗っている

黒塗りのベンツからは怖い人が降りてくるから煽ったりしてはいけない。今でもだいたいの人はこの一文には同調してもらえると思います。

ポイント

つまりあちらの世界の人や政界の大物など、普通の会社の社長などとは一線を画する怖い人が乗っているイメージがあります。

これに関しては、昔は自分の力を見せつけるためにわかりやすいステータスとして高級な車に乗っていることが多かったためのようです。

その中でもベンツは速さを競う走行性能などよりも快適に移動できる車であるため選ばれたのでしょう。

しかし現代ではベンツ=怖い人というわけでも無くなってきているようです。どんな車からどんな人が出てくるかはわかりませんので、煽り運転などはしてはいけません。

近づきたくない車

高速道路の追い越し車線を走行中に、後ろから大きなベンツが走ってきたら思わず道を開けてしまいます。

先程の理由もあり難癖をつけられるのも嫌ですし、もし事故の当事者になど起ころうものなら怖い人が降りてきても困ります。

そうでなくてもベンツが相手では修理代が非常に高いため、できればお近づきになりたくないと思います。

というわけで現在でもできれば近づきたくない車と言えるでしょう。

各クラスごとのイメージ

同じベンツとはいえどエントリークラスからフラッグシップまでさまざまあります。次はその各クラスごとのイメージを見ていきます。

※各クラスごとの価格については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

ベンツ AMG GTベンツは新車/中古でいくらで買えるか?全車種の価格を車検費用とともに解説!

Aクラス

ベンツ Aクラス

Aクラスはベンツの中でエントリークラスの車。価格も300万円からあるので国産車ではスバルのレヴォーグあたりを乗るのと同じぐらいの価格帯で購入することができるため、近年普通のサラリーマンの方でも購入している方が多いです。(レヴォーグの詳細は以下の記事をご参照ください。)

レヴォーグレヴォーグが高い理由2つ!ただ高額なだけじゃなかった?!

イメージ的にはブランド好きだけど身の丈にあったものを選ぶしっかりした人のように見られています。

ただやはり世間からは高級車=ベンツのイメージが有るため、高級車のエントリーカーだと軽視されがちです。

Cクラス

ベンツ Cクラス

ベンツの主力グレードのCクラスです。価格も440万円からあり、国産車ではクラウンなどが買える価格帯となっています。(クラウンの詳細は以下の記事をご参照ください。)

クラウン フロントから新型クラウン(ハイブリッド/ターボ)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

大きさ的にも排気量的にも日本人には比較的乗りやすいサイズ感の車のため、人気があります。近年のイメージでは高級車に乗っているというより、おしゃれな人が多いイメージです。

しかしちょっと頑張れば乗れる価格帯のベンツだからかAクラスよりさらに妬まれることが多くなります。

昔のベンツのイメージを持っている人からは、ベンツに乗って威張ってるとかベンツなのに安物に乗ってなどと言われることが多いです。

しかしそれはベンツといえば1000万円という古いイメージの人が多いためです。

Eクラス

ベンツ Eクラス

Eクラスは古くからベンツにあるグレードで、価格帯も700万円を超えます。高額な車になってきますので、需要の多くは節税対策の法人需要や一定の成功を収めている人で、会社の車や社長の車、個人の弁護士などが乗っているというイメージが強い車です。

ベンツはもともとEクラスとSクラスのみの販売だったため、このクラスからじゃないとベンツじゃないと思っている人達もいます。

ただ実際は中古だったらかなり安く買えたりします。なぜかは以下の記事で解説しているので、こちらの記事もあわせて参考にしてみてください。

ベンツのクラシックカーベンツの中古車はなぜ安い?安価な理由はこの3つだ!

Sクラス

ベンツ Sクラス

ベンツの最高峰のSクラスは1000万円を軽く超える車。大きな病院の理事長クラスや会社の車として購入することがメインとなり、運転手付きで運転してもらう人や、お医者さんが乗る高級車というイメージです。

Gクラス

ベンツ Gクラス

Gクラスはもともとゲレンデヴァーゲンという名前からイニシャルのGをとったベンツのSUVです。そのクラシックな外観からSクラスの価格ながら人気のある車。

どちらかというと趣味性の強い車だからか、セレブやスポーツ選手などが乗っているイメージが強いです。

ベンツは高級車というイメージはかなり強いため、妬みからCクラス辺りまでは軽んじるような言い方をされることがあります。

MEMO

正しいやり方で値引き交渉をやれば、ベンツでも上記の金額よりも安く買えますよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ベンツの世間からの実際のイメージ

ベンツのおおよそのイメージをここまで解説してきました。では世間的なベンツのイメージはどうなのでしょうか。

ツイッターからピックアップして見ていきましょう。

現在ではおしゃれなエントリーグレードも増えてきていますが、それでもやはりベンツは高級車であり、あこがれの対象のようです。

いつかはクラウンという言葉がありましたが、今はいつかはベンツという感じです。(クラウンのステータス性の詳細は以下の記事をご参照ください。)

クラウン フロントクラウンは高級車じゃない?大衆車?世間のイメージを元に解説!

Gクラスは確かに馬車にも見えますね。こういったデザイン部分にもベンツの持つセンスを感じます。やはりかっこいい車というイメージが強いようです。

ちなみにベンツはイメージだけでなく、実際に素晴らしい車ですよ。以下の記事で具体的に解説しているので、ベンツのことを知りたい方はあわせて参考にしてみてください。

黒いベンツ絶対的な最高の魅力!ベンツの7つの良さをわかりやすく解説!

ベンツに乗ってる人のイメージ

ベンツという車に対しては憧れであったり、かっこいいと思う人が多いようです。ではベンツに乗ってる人はどういう風に見られているのでしょうか?

こちらもツイッターからピックアップしていきます。

意外と多かったのがベンツオーナーの運転の荒さ。怖い人が降りてくるというイメージのせいもあるかもしれませんが、ベンツを運転しているとそれだけで目立ってしまうだけに荒い運転をすると非常に悪い印象が付きます。

どうしてもベンツに乗るだけで目立ってしまい、こういったイメージが付きやすいようです。

運転マナーの悪さが多く語られていましたが、実際にはこのようにベンツに乗っている人は社会的に成功している人やアイデンティティを確立しているおしゃれな人が多いと思います。

ベンツの女性からのイメージ

高級車だからベンツに乗れば女性にモテるという時代がありましたが実際はどうなのでしょうか?v女性から見るベンツのイメージをツイッターからピックアップしていきます。

ベンツの大型SUVであるゲレンデはかっこいいようです。女性のSUV人気もありますがベンツのSUVはおしゃれというよりかっこいいというイメージが有るようです。

ベンツはその他の輸入車に比べて紳士的な運転の人であるイメージがついてきているようです。世間一般のイメージより女性のベンツに対するイメージのほうが良いようです。

女性からのイメージについては、以下の記事でも深く考察しています。興味のある方は、こちらもご参照ください。

人気のあるベンツベンツはモテるか?女性受けがいい理由を徹底的に考察!

ベンツは昔のイメージと現在のイメージで受け取り方が違う

ベンツは昔の販売方法のおかげで未だに高級車というイメージですが近年はエントリーカーも増え始め、おしゃれに乗れる車というようになっているようです。

どちらにせよベンツに乗るということは普通より目立ちやすいので、今以上に丁寧な運転を心がけると自分のイメージアップに繋がります。

つまり乗り方次第では非常に好感を持たれる車ですので、他を威圧するような運転ではなく、思いやりを持った運転をしましょう。

これからベンツを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。

ベンツのGクラス購入には年収制限が?ベンツオーナーになるには年収はどれだけ必要?ベンツ オーナーベンツはなぜ高いのか?考えられる3つの理由!