日産 エクストレイルは国産中型SUVのなかでは昔から人気の高い車であり、アウトドア向けの装備が特徴の車です。

そんなエクストレイルですが、故障のしにくさについてはどうなのでしょうか。

今回はエクストレイルの故障率についてご説明します。

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エクストレイルの故障率

日産 エクストレイル

エクストレイルは日産のSUVの中では昔からあるモデルで、現行車で3代目となる車種です。

初代および2代目はラダーフレーム構造を採用したオフロード重視のSUVでしたが、現行の3代目からはモノコックボディの乗用車となり、より都会的な車になりました。

エクストレイルの特徴というと「タフギア」と呼ばれるように、都会的なSUVでありながらオフロードもこなせる両面性にあり、アウトドアやスポーツをするひとたちに人気がありました。

2代目エクストレイルにはクリーンディーゼルエンジンも設定され、より力強い車でした。

ただそれは初代と2代目までとなっており、3代目エクストレイルではそこまでのオフロード性はなく一般的な都会派SUVとなり、ディーゼルエンジンもなくなりました。

その分あらたにハイブリッドが設定され、燃費には有利な車となっています。

このように世代によって大きく特徴の違うエクストレイルですが、故障率についてどのぐらいの位置にいるかをデータをもとに見てみましょう。

エクストレイルは故障しやすい?

車の故障率のデータは各車種ごとにメーカーが調査収集しており、自動車開発時の重要なデータとなっています。

しかしそのデータは非常に重要なので社外秘となっており、私たちでは知るすべがないのです。

ですが車の故障率の調査を行っている会社が他にもあり、さまざまな事柄の調査を行う調査会社であるJ.D.パワー社が、自動車耐久品質調査という調査を公開しています。

この調査では新車購入から3年~5年のあいだに起こった故障やトラブルの件数を車のオーナーから聞き取り調査をしており、それをメーカーごとにランキング化しています。

単独の車種の故障率ではありませんが、日産車全般が日本車の中でどのぐらいの立ち位置にあるかは見えるでしょう。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

最新の2017年の調査では、日産は全体では三菱と同率の6位となっており、低くはありませんが業界平均のスコアは下回っています。

日産を含めた日本3台メーカーのトヨタとホンダは業界平均より上回っており、トヨタが1位、ホンダが3位と、日産よりも故障件数が少ない事実がわかります。

エクストレイルがこのランキングとぴったり合致するわけではありませんが、最近の車の中身は結構な部分で共通のものが多いので、傾向としては全体ランキングと似たようなものでしょう。

エクストレイルは頑丈?

エクストレイルはSUVですので普通の乗用車よりは頑丈な構造になっています。

とくに初代および2代目のエクストレイルに採用されていたラダーフレームという車体構造は、本格的なオフロード走行が可能なクロスカントリー車と同じです。

それもあって2代目までのエクストレイルは他社のSUV、とくにクロスオーバーSUVと比較しても頑丈であり、ある程度の過酷な路面までは十分対応できる性能があります。

しかし車が頑丈なことと故障の多さは直接的な関係はじつは無く、車の主要部分が壊れにくい構造であっても中身の細かな部分が壊れやすいということはよくあります。

エクストレイルもその部類であり、後程詳しく説明しますがとくに電気系統にトラブルを発生させることが多いようです。

エクストレイルの頑丈さは定評があり主要な部分は結構壊れにくいのですが、それ以外の弱点が多いのが故障率に反映されているようです。

中古のエクストレイルの故障しやすさ

エクストレイルの後ろ

エクストレイルは中古であっても基本的な車の頑丈さはキープされていますので、年式が古かったり走行距離が多くなければ、そこまで大きなトラブルは起こりません。

一般的な車の寿命として言われるのは年式10年以上経過か走行距離100,000km以上経過した時点です。

たしかにここまで使い込まれるとさまざまな部品の経年劣化が進んでおり、トラブルや部品交換が必要な部分が増えてきます。

エクストレイルも基本的な考え方はかわっておらず、10年以内、もしくは走行距離が100,000km未満の車で新しければ新しいほどコンディションはよいでしょう。

もしそれ以上経過したエクストレイルでは、劣化した部品の交換をしっかり行えばまだまだ走行は可能で、車の主要部分の寿命はもっと先です。

初代と2代目エクストレイルは車体構造が頑丈なのでより寿命も長いでしょう。

ですのでそういった中古車を買う場合にはあらかじめメンテナンスを行っておくか、そのうち修理が必要になることをあらかじめ把握して購入する必要があります。

エクストレイルは中古でも人気が高くあまり値崩れしませんが、もし大幅に安い車があったらなにかトラブルがあると思った方がよいでしょう。

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エクストレイルオーナーの評判

エクストレイルの故障の状況は実際に所有されているオーナーさんが一番わかっておられます。

今回はそんなご意見をTwitterから3件集めてみました。

100,000kmまで故障なし

こちらのエクストレイルはめでたく100,000km走行を超えられたそうですが、その間大きな故障はなく信頼性が高かったようです。

どの世代のエクストレイルかはわかりませんが、こうして故障がなく走り続ける車はTwitterにも多数評判が上がっています。

エクストレイルハイブリッド不具合多し

この方のエクストレイルは新車購入からまだ2年ぐらいだそうですが、さまざまな部分に不具合が出ていて部品交換が頻繁なようです。

とくにCVTからの異音がとまらず、CVT自体を何度か交換する事態になっているようですね。

DPFの警告?

エクストレイルの2代目にはクリーンディーゼルがありますが、その車にのっていると時たま警告灯が点灯してメッセージが流れることがあります。

警告灯というと故障かと思うかもしれませんが、これはDPFと呼ばれる触媒の処理を行う要求で、スイッチを押して処理をすれば解決する問題です。

とはいえ放置しておくとほんとうに故障することになりますので、警告灯が点灯したらすぐに処理したほうがよいですね。

エクストレイルの故障事例

エクストレイルは世代ごとに結構大きく変化しているので、故障事例もさまざまなものがあります。

その中から代表的なものをいくつかご紹介しましょう。

CVTからの異音

エクストレイルは2代目からオートマチックトランスミッションにCVTを採用し始めたのですが、このCVTには異音や異常振動が起こりやすく、日産のCVTにはとくにこの傾向が強いです。

CVTは変速機構にプーリーと金属ベルトを使用しており、ベルトは高い力でプーリーに挟み込まれており密着させることで駆動力を伝えています。

CVTは別名無段変速機と呼ばれ、ギアの段数がなく無段階に変速できるので非常にスムーズで、さらに燃費などにも効果が高いミッションです。

そのためエクストレイルにも燃費をよくする目的で採用されました。

しかしCVTを使い続けていると、プーリーとベルトの関係が少しずつ劣化によって崩れて、異常な音や振動が発生するようになります。

最初はほんのわずかで気にならない程度のものなのですが、そのうち走行中にずっと聞こえる不安な異音が聞こえるようになってきます。

そのままでもすぐにCVTが故障して動かなくなることはありませんが、異音や異常振動が起こったら修理が必要なのは確かです。

修理には内部部品の交換で済む場合もありますが、多くの場合はCVT全体の交換となることが多く、費用は100,000円〜200,000円もかかることがあります。

しかし一度交換したとしても、同じ走り方をしていたらそのうち再発する可能性はあり、前述のツイートの方の場合は2度目の交換となっていました。

とくにモーターなどでCVTに負荷のかかるハイブリッドでは発生確率が高いようです。

すべてのCVTにトラブルが起こるわけではなく故障が発生しないことも多いですが、ひとたび発生すると完治が難しいトラブルのひとつです。

ディーゼルのDPFの寿命

これは2代目エクストレイルのクリーンディーゼル車で注意するべき点ですが、クリーンディーゼルにはかかせない触媒であるDPFは経年劣化で交換が必要となることです。

おおよそ走行距離100,000km以上の車で対応が必要で、中古車では注意が必要です。

DPFはディーゼルエンジンが排出するPM(粒状黒鉛)と呼ばれる黒煙のもとを捕集して排気ガスをクリーンにするシステムです。

捕集し続けるとフィルターが詰まるのでたまったPMをDPFの内部で再燃焼させ、燃料の不完全燃焼で生じるPMを完全燃焼させます。

前述のツイートにあるDPFの警告灯は、この再燃焼を行ってください、という警告だったのです。

とはいってもずっと捕集と再燃焼を繰り返していくと触媒本体の劣化は少しずつ進んでいき、捕集能力は下がっていきます。

そして100,000kmあたりで部品交換が必要なほど劣化は進んでしまい、放っておくとPMのたまりすぎで触媒が破損したり、PMが捕集できなくて排気管から黒煙が出るようになってしまいます。

DPFの交換には150,000円〜200,000円かかる高額部品ですので、これを機に車を乗り換えるひとも少なくありません。

中古のエクストレイルディーゼルでは気づかないうちにDPFが劣化している場合がありますので、走行距離の多い車を購入する際には注意が必要です。

費用をかけたくないのであれば、ディーゼルの高走行車は避けるべきでしょう。

エクストレイルハイブリッドの劣化

エクストレイル ハイブリッド

現行のエクストレイルにはクリーンディーゼルは無くなりましたが、その代わりに新世代のハイブリッドが設定されました。

ハイブリッドカーはエンジンと電気モーターを併用する車で、モーターを使ったエコ運転や、減速時に充電することで燃費をよくする効果があります。

エクストレイルの長年の課題が燃費が悪いことでしたので、そこにハイブリッドを追加することで対応できました。

しかしハイブリッドカーはシステムが複雑で、モーター以外にモーターを制御するインバータ、電力を貯めるための駆動用大型バッテリーが必要となります。

これらの部品の信頼性自体は高いものがあり故障することはあまりありませんが、問題は部品の劣化が進んだあとの交換部品の高さです。

ハイブリッドカーのインバータの設計は100,000km走行で寿命が来るように作られており、それ以降だといつインバータが故障してもおかしくありません。

内部部品には精密な電子部品が多数搭載されているので、これらが故障したり断線したりする可能性があります。

またハイブリッドカーの駆動用バッテリーも充電と放電を繰り返すことで劣化が進み、そのうち電圧が降下してしまって交換が必要となります。

こちらもやはり100,000kmが寿命の目安とされていて、インバータと同じと考えておく必要があります。

部品交換にはどちらも高額の費用がかかり、インバータで150,000円程度、駆動用バッテリーの場合は300,000円以上かかることがあります。

しかしエクストレイルハイブリッドは登場したのがまだ最近なので、すぐに寿命がくることは希です。

それでも中古車などでは高走行車も出てきていますので、今後こういったトラブルは確実に増加していくでしょう。

ハイブリッドカーの高走行車は値崩れが激しくなりますが、それはこういった理由からなのです。

エクストレイルは買っても大丈夫か?

エクストレイルはトヨタやホンダのSUVに比べると若干トラブルや故障が多い車のようで、大きな故障は少ないものの細かいトラブルは結構起こるようです。

とはいえエクストレイルにしかない車の魅力もたしかにあり、車自体は素晴らしい性能を備えています。

エクストレイルで故障が多いのは、やはりハイブリッドのような複雑なシステムを持っていくる車であり、これまでのノウハウが積み重ねられたエンジン車は比較的故障が少なくおすすめです。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。