フォルクスワーゲン ザ・ビートルはフォルクスワーゲンの象徴も言えるビートルの名前を受け継ぐ現代の車です。

素敵なデザインの車ではあるのですが、輸入車ということでやはり故障は心配ですよね。

今回はザ・ビートルの故障率についてご説明しましょう。

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ザ・ビートルの故障率

フォルクスワーゲン ザ・ビートル

ザ・ビートルはビートルの名前を持つ車としては3代目にあたり、60年に渡って生産された初代ビートルの面影をしっかりデザインにとりいれつつ、最新のフォルクスワーゲンの技術を盛り込んだ最新のビートルです。

車のベースはフォルクスワーゲンのジェッタですが、ジェッタもゴルフ6をベースとしていますのでメカニズムはゴルフのコンポーネントが使われています。

ビートルは昔から日本でも人気があり、その可愛げのあるデザインは日本車にはないものです。

初代ビートル、2代目のニュービートルも人気だったようにザ・ビートルの販売も好調で、さらにニュービートルより使いやすくなったインテリアは高評価を受けています。

メカニズムの完成度もゴルフ譲りで高く、日本でも人気が出ています。

しかし輸入車ということで故障に関してはやはり気になるものですので、実際のデータを参考にザ・ビートルの故障率を調べてみましょう。

フォルクスワーゲンの信頼性は今一つ

車の故障率はメーカー各社が把握してデータとして所有していますが、このデータは非常に秘匿度の高いもので一般には決して公開されていません。

しかしメーカーとは全く独自に車の故障率を調べている調査会社があり、代表的なのが米国J.D.パワー社が公表している「自動車耐久品質調査」です。

この調査では新車を購入して期間が経過した実際のオーナーに車の故障を聞き取り調査しており、ある程度実態に則したデータとなっているのが特徴です。

そのデータをもとにメーカーごとのランキングとして毎年発表しており、このデータによってフォルクスワーゲンが国産メーカーとどれぐらい故障率の差があるのかがわかります。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93
12 BMW 106
13 フォルクス
ワーゲン
124

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

さてフォルクスワーゲンがどのあたりにあるかというと、なんとランキングの最下位になっており、国産メーカーのみならず主要な輸入車メーカーの中でももっとも故障率が高いということになります。

また故障率の数を示すスコアを見てみても、トップのトヨタが59点に対してフォルクスワーゲンは124と倍以上であり、故障率は国産車より結構高めなのです。

これはなんとなく故障が多いというわけではなく、近年のフォルクスワーゲンが抱えるあるトラブルの多さがあります。

ザ・ビートルはDSGの故障が心配

近年フォルクスワーゲンが採用を大幅に進めている技術にDSGというオートマチックトランスミッションがあるのですが、ザ・ビートルにも採用されているこのミッションは日本市場ではトラブルが多く問題となっています。

このことが故障率を高めているひとつの原因であり、リコールもなんども起こっています。

後程詳しくご説明しますが、DSGは初期のザ・ビートルから搭載されていますが、ベース車であるゴルフが採用しているからであり、トラブルの発生原因や現象も同様のものがあります。

とくに走行距離が増えてくるとトラブルは増えてくるので、2011年登場のザ・ビートルでは気になってくる車も増えてきています。

それ以外のトラブルも割と多いのがフォルクスワーゲンですが、やはりなんといってもDSGが気になるところです。

中古のザ・ビートルの故障しやすさ

ザ・ビートルは2011年登場ですので現在で7年目となり、中古車もそれなりに増えてきました。

しかし7年経過していると輸入車の場合は部品の経年劣化によるトラブルが起きやすくなってくる時期であり、初期型のザ・ビートルでは気になってくる時期です。

日本車の中古車では年式10年、もしくは走行距離100,000kmがひとつの目安となっており、これは部品の経年劣化の設計基準が元となっているのでそれなりに理由のある数字です。

しかし輸入車では設計基準の考え方が少々違っており、部品の経年劣化は部品交換で対処すれば問題ないという考え方です。

そのため早い部品では5年もしくは走行距離50,000kmぐらいからトラブルが出始めてくるのでザ・ビートルの初期型はそろそろそういった時期になっています。

また前述のDSGもありますので、中古車のザ・ビートルの故障率はじわじわ上がってきていると言えるでしょう。

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ザ・ビートルオーナーの評判

ザ・ビートルの故障についての評判はTwitterにいくつも投稿されており、オーナーさんの素直な意見が聞ける貴重な場です。

そんなご意見を3件ほど集めてみました。

よもや故障!?のお知らせマーク

この方のザ・ビートルは新車購入でわずか1年で警告灯がついたと思ったら、1年点検をお知らせするアラームだったということです。

日本車にはこういった機能がないのでアラーム音が鳴るなんて真っ先に故障と思ってしまいますが、ドイツ車の細かい配慮の結果なのでいいような悪いようなですね。

故障するのはジェッタの部品?

ザ・ビートルはジェッタとゴルフをベースとして設計されており大半の部品を共用しているのですが、ゴルフの部品であれば日本でも手に入りにくいものなのになぜかジェッタとの共通部品ばっかり壊れてしまったようですね。

ジェッタの部品が特別壊れやすいというわけではなく、ある意味運が悪かったというしかないのですが、日本でほとんど販売されていない車種の部品は輸入となるので高いのですよね。

”またか”と言わせるDSGトラブル

DSG関連のトラブルはとにかくフォルクスワーゲンの持病のようなもので、なんどもリコールがアナウンスされており、Twitterでもまたかの声がたくさん見られました。

それほどまでにDSGのトラブルは多く、ザ・ビートルも間違いなくその対象です。

ザ・ビートルの故障事例

それではザ・ビートルの実際の故障事例をいくつかご紹介しましょう。

フォルクスワーゲン定番のDSGトラブル

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DSG(Direct-Shift Gearbox)はオートマチックトランスミッションの一種類であるDCT(Dual Clutch Transmission)のフォルクスワーゲンでの商品名で、簡単に言えばマニュアルトランスミッションの変速部分のみを自動化したものです。

トランスミッションの構造はほとんどマニュアルミッションであり、変速の制御に2枚のクラッチプレートを活用するためデュアルクラッチという名前がつきました。

DSGは、日本の道路事情ではトラブルが頻発

このDSGの特徴はなんといっても高効率、低燃費なことで、もともとトルコン式ATより効率のよいマニュアルトランスミッションを使っているためです。

しかも変速は自動なので便利で手間がなく、一時期は究極のミッションとして欧州車を中心に一気に採用が進みました。

その急先鋒がまさにフォルクスワーゲンであり、2000年ごろからの中小型車のほぼすべてにDSG仕様がラインナップされているほどです。

ザ・ビートルには6速DSGと7速DSGの2つの仕様があり日本でも両方販売されていますが、それ以外のMT車などは設定がありません。

それがもとでザ・ビートルにはトランスミッショントラブルが頻発する結果となっており、とくに日本や中国市場ではそれが顕著です。

DSGは変速に2枚のクラッチを使うので変速頻度が高いとクラッチの磨耗が進むのですが、日本や中国ではストップアンドゴーの多い道路状況が続く傾向にあって、またスピードも遅いことからかなり変速の頻度が高い環境です。

そのためクラッチプレートの磨耗による伝達不良やクラッチ滑りのトラブルはあとをたたず、自走できなくなったり変速できなくなったりと大変な事態になります。

修理には基本的にクラッチの交換となり200,000円近い修理費用となるのですが、そのまま放置していると今度はミッション全体を交換しなければならないほど症状が進んでしまうので、そうなると500,000円以上の修理費がかかってしまいます。

とにかくDSGにトラブルが起きたり変速時になにか不都合があったらすぐに点検煮出し他方がよいでしょう。

コンピューター制御にも不備

またクラッチ以外にも前述のツイートにあるようなトラブルや、コンピューターの制御プログラムの不備などDSGのトラブルはさまざまなものがあります。

リコールは今後も発生する可能性はまだまだありますので、常に気を付けておかなくてはなりません。

なおDSGのトラブルを最小限に留めるために有効なのは、ミッションオイルの交換を頻繁に行うことです。

オイルが汚れているとそれだけでDSGにはトラブルが増えますので、一回10,000円程度のメンテナンスになりますが、車を長持ちさせたいなら行った方がよいでしょう。

パワーウインドウのロールバック

輸入車のパワーウインドウはトラブルが起こりやすいことで有名な部位ですが、ザ・ビートルのパワーウインドウトラブルは不具合関連のものであり、ロールバックという挟み込み防止機能が不意に作動してしまうことで窓が閉まりきらなかったり、空きっぱなしになってしまうトラブルが起こります。

原因はパワーウインドウを作動させるウインドウリフターモーターの歯車が劣化することで動作不良となることで、これに関してはフォルクスワーゲンからサービスキャンペーンがアナウンスされており、基本的に修理は無償となっています。

修理が完了した車にはスペアタイヤの収納部分にステッカーが張られているそうなので、中古車購入時には確認しておいた方がよいでしょう。

参考:VW ザ・ビートル1.2/77kw 窓ガラスを閉めよ

なおパワーウインドウのトラブルはこのトラブルだけではなく、ザ・ビートルも年式の古い車が増えてきましたので経年劣化によるトラブルも増加傾向にあります。

パワーウインドウを駆動させるパワーウインドウレギュレータの樹脂部品などが壊れて窓ガラスが上がらなくなるトラブルが起こるので、今後注意すべき点ですね。

エアコンコンプレッサーの故障

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これも輸入車には起こりやすいトラブルですが、ザ・ビートルでもエアコンのコンプレッサーが故障してエアコンが冷えなくなることがよくあります。

エアコンコンプレッサーは補機と呼ばれるエンジンに固定された部品で、高速回転する部品なので回転部分のベアリングなどが劣化してトラブルが起こります。

また電気系統や内部の電磁クラッチなどの故障も起こりますが、だいたいは経年劣化によるベアリング故障が多いです。

修理にはエアコンコンプレッサーの交換が必要ですが輸入車はとにかく部品代が高く、200,000円近い修理費用がかかることがほとんどです。

また補機にはほかにもオルタネータやウォーターポンプといった部品もありますが、こちらもやはり同様に高額修理の可能背が高い部品です。

とはいえおおよそ走行距離50,000kmぐらいから故障が起こり始めてきますので、ザ・ビートルでも故障が増えてくる時期と言えるでしょう。

ザ・ビートルは買っても大丈夫か?

ザ・ビートルは信頼性としては日本車より結構低いのがデータでもわかると思いますが、まだ車としては新しい部類なので経年劣化による故障が少ないのが救いでしょう。

しかし今後は少しずつそういったトラブルが確実に増加してくる時期の車ですので、初期型などを中古車で購入する場合には要注意といえる車です。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。