フォルクスワーゲン シャランは同社の大型ミニバンに位置付けられるモデルで、日本でも使い勝手の良いミニバンとして人気のモデルです。

しかし輸入車というのはどうしても故障が多いイメージがあるのですが、シャランの場合はどうなのでしょうか。

今回はシャランの故障率についてご説明します。

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シャランの故障率

フォルクスワーゲン シャラン

シャランは1995年に登場して日本にも導入されましたが、当時はあまり人気が出ず1999年に打ちきりとなりました。

しかしその後日本でのミニバンブームをとらえる形で2011年に2代目シャランが導入され、こちらは一定の人気を得ています。

フォルクスワーゲンには現在2種類のミニバンがあり、どちらも7人乗りでシャラン、およびトゥーランがあります。

シャランのほうが多少大型で車のサイズが大きいのですが、その分内装などが豪華になっています。

またトゥーランの3列目シートは簡易的であまり乗り心地はよくないのですが、シャランはしっかりと作り込まれていて大型ミニバンのクオリティをもっています。

そんなシャランですが、故障率について実際のデータをもとに見てみることにしましょう。

日本でのフォルクスワーゲンは故障率が高い

フォルクスワーゲンに限りませんが車の故障率のデータはメーカーの社外秘データであり、一般には公開されません。

シャランの正確な故障率を知ろうとしてもデータを見ることは不可能です。

しかしメーカーのデータとは別に民間調査会社が自動車メーカーごとの故障率を調査しており、そのデータを一般公開しています。

その調査では新車購入後の3年~5年の間に起こったトラブル件数を実際のオーナーから聞き取り調査をして集計したものです。

シャラン自体の故障率ではありませんが、フォルクスワーゲンというメーカーの傾向が比較できます。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93
12 BMW 106
13 フォルクス
ワーゲン
124

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

2017年の調査では全13メーカーでランキングになっていますが、フォルクスワーゲンはそのなかで最下位であり、故障件数の多さを表すスコアでも飛び抜けて数字が大きいです。

トップのトヨタが59ポイントですから、フォルクスワーゲンはその2倍以上故障率が高いことになります。

同じドイツの輸入車であるメルセデス・ベンツやBMWと比べてもフォルクスワーゲンの故障率は高く、これにはフォルクスワーゲン固有の理由もあるのです。

シャランのコンポーネントはゴルフ譲り

シャランはボディサイズこそ大きいものの、エンジンやトランスミッションなどの基本コンポーネントはフォルクスワーゲンのベストセラーであるゴルフとと共通であり、ゴルフの不具合関連がそのままシャランにも影響しています。

のちほど詳しくご説明しますが、近年のフォルクスワーゲンはトラブルが続いており、とくにフォルクスワーゲンの大半に採用されたDSGと呼ばれるオートマチックトランスミッションは日本でトラブルが続出していることから、これがフォルクスワーゲンの故障率を押し上げている原因のひとつです。

シャランもこの影響を受けており、ゴルフ同様に故障の多い箇所といえます。

フォルクスワーゲンは世界販売の多い大メーカーですので決して信頼性が低いわけではないのですが、こと日本市場においては過酷な道路状況や高温多湿の環境から故障率は高くなっています。

日本メーカーはそのあたりの対策を長年続けているのでランキングでも上位を占めているのです。

中古のシャランの故障しやすさ

シャランの中古車は市場にも少ないながらありますが、初代シャランについては販売期間も短く、また年式も古いのでほぼみかけることはありません。

大半は2011年から発売された2代目シャランの中古車であり、年式としてはまだ10年は経過していません。

日本で中古車の寿命としていわれているものに年式10年以上というものがありますが、これは部品の経年劣化の観点からいえば正しいもので、10年経過したゴム部品などは交換の必要が出てきます。

しかし輸入車であるフォルクスワーゲンの場合はこの基準に必ずしも当てはまらず、部品の設計基準の違いからもう少し経年劣化が早い場合があります。

部品によっても違いますが、5年経過した輸入車の部品は交換が必要となるものが増えてきます。

そのため5年経過、もしくは走行距離50,000kmを越えたシャランには部品故障の可能性が高いと見るべきであり、軽度なトラブルは増えてくるでしょう。

その分中古車価格が下がりますが、維持費がかかる点に注意しなければなりません。

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シャランオーナーの評判

シャランの故障に関してもっとも見に染みて体験されているのは、実際に運転されているオーナーさん自身です。

今回はそんなオーナーさんのシャランへの評価をTwitterから集めてみました。

やっぱり多いDSGのトラブル

DSGとはデュアルクラッチトランスミッションの商品名なのですが、シャランでもやはりトラブルが多いようです。

のちほど詳しくご説明しますが、シャランの故障事例のなかではかなり多いものです。

シャランの弱点のひとつ、ウォーターポンプ

シャランの故障事例で案外多いのがウォーターポンプの故障で、この方のシャランからもウォーターポンプを原因とする異音が発生したそうです。

シャランにはツインチャージャーと呼ばれる独自の仕様のエンジンがありますが、このエンジンは特にウォーターポンプにトラブルが起こりやすいようです。

これについてはのちほどご説明します。

エアコン故障も発生が多い

エアコン故障は輸入車に多いトラブルのひとつですが、シャランをはじめとするフォルクスワーゲン車でも発生確率はたかいようです。

この方はシャランのほかにセダンのパサートにものられていますが、エアコンのトラブルは多いようですね。

いくらエアコンが日本製でも故障は出るようです。

シャランの故障事例

シャランの故障事例はいくつかありますが、Twitterにもある代表的なものを詳しくご説明しましょう。

DSGのトラブル

Lewis Gameさん(@lewisgame)がシェアした投稿 -

これは近年のフォルクスワーゲンに非常に発生しやすいトラブルとなっているのですが、DSG自体の設計というよりは日本の環境用件が強く影響するトラブルです。

DSG(Direct-Shift Gearbox)とはオートマチックトランスミッションの一種で、DSGはフォルクスワーゲンでの商品名であり一般にはDCT(Dual Clutch Transmission)と呼ばれています。

このミッションはマニュアルトランスミッションの機構を使用しながら変速部分を自動化したもので、それまでのトルコン式ATに比べて伝達効率がよく燃費もよいのが特徴です。

デュアルクラッチと名前にある通り、内部には変速に使用するクラッチ機構を複数備えているのが特徴です。

欧州では中、小型車を中心にDCTの採用が進んでおり、とくにフォルクスワーゲンのDSGはその代表的なものです。

フォルクスワーゲンの中小型車にはほぼ例外なくDSGがラインナップにあり、日本に導入されたシャランにも採用されています。

しかし日本市場と中国市場ではDSGにはトラブルが多く、過去にリコールも起こったほどです。

DSGのトラブルの多くはクラッチの磨耗によるもので、これは日本や中国などストップアンドゴーが多く変速の頻度がかなり多い市場において発生しやすくなっています。

変速が多いということはそれだけクラッチ板を多用するということであり、欧州では許容範囲内の使用頻度であっても日本では許容をこえてトラブルとなるのです。

またDSGのトラブルはそれだけではなく、変速の制御を行う油圧のソレノイドバルブなどにもトラブルが起こります。

修理にはクラッチ板の交換やソレノイドバルブの交換など内部部品の交換が必要であり、輸入車ということもあり修理費用は高めです。およそ100,000円〜200,000円の間です。

また最悪の場合はトランスミッション交換となってしまい、300,000円以上の費用がかかることもあります。

メーカーの保証期間中であれば無償修理となりますが、中古車などであれば有償修理となることも珍しくありません。

とにかくシャランに乗っていれば非常に遭遇しやすいトラブルですので、DSG搭載車種であれば注意が必要です。

またクラッチをいたわる運転を行えば少なからずトラブルは減らせますので、急激な加減速を抑えるだけでも効果はあるでしょう。

ウォーターポンプからの水漏れ

シャランのエンジンの仕様にツインチャージャーと呼ばれる仕様があり、とくにこのエンジンではウォーターポンプからの水漏れが多く起こります。

フォルクスワーゲンではTSI(Turbocharged Direct Injection)と呼ばれるタイプのエンジンで、直噴エンジンに過吸機を組み合わせたものです。

中でもツインチャージャーは2種類の過吸機をひとつのエンジンに搭載したものであり、ターボチャージャーとスーパーチャージャーを組み合わせたエンジンとなっています。

どちらも吸気を圧縮して出力を向上させることが目的の部品ですが、その動作は大きく違っており、ターボチャージャーが排気ガスのエネルギーで稼働させるのに対し、スーパーチャージャーはエンジンの動力をゴムベルトで伝達して稼働させる過吸機です。

しかしTSIのスーパーチャージャーは駆動するためのベルトがウォーターポンプのプーリーから派生する形となっている珍しい構造であり、これがウォーターポンプの水漏れを起こす原因となっているのです。

ウォーターポンプ自体はどのメーカーでもトラブルは多く、おもにプーリーのベアリングが消耗してガタが起こり、異音や異常振動などのトラブルが起こるものです。

また振動が増えるとウォーターポンプのシールなどにも悪影響があり、それが原因で水漏れが発生します。

TSIではそういったトラブルが起こりやすいウォーターポンプにスーパーチャージャーからの負荷がさらにかかることになりますので、よりトラブルが起こりやすい構造となってしまっているのです。

修理にはウォーターポンプの部品交換が必要なのですが、構造が複雑な分部品の費用も高額となり、100,000円近い修理費用がかかってしまいます。

また水漏れですので冷却水の補給も必要ですし、エンジンルームが狭いこともあって整備費用も結構かかります。

しかし放置しておくと冷却水が減少してエンジンの冷却性能が下がって、最終的にはエンジンのオーバーヒートにも繋がりますので、早急な対応が必要です。

エアコンコンプレッサーの故障

ウォーターポンプと同じようにエンジンの動力を使って稼働する部品にエアコンコンプレッサーがありますが、これもやはり高速回転からくる部品の劣化によって異音や異常振動が起こる場合があり、フォルクスワーゲンでは起こりやすいトラブルです。

エアコンコンプレッサーの故障は走行距離が50,000kmを越えたあたりから次第に増えてくるトラブルで、すぐに故障に繋がるものではないものの、異音や異常振動ははっきりした形で現れます。

そうなると部品交換のタイミングというサインであり、修理には100,000円〜200,000円もの高額修理となります。

国産車でもエアコンコンプレッサーは故障しやすい部位ですが、修理費用は輸入車であるフォルクスワーゲンのほうが高額で、とくに部品費用が高いのです。

とはいえ高温多湿の日本ではエアコンは必須ですので故障したままというわけにもいかず、修理は必須でしょう。

シャランは長くのっていると維持費のかかる車ということです。

シャランは買っても大丈夫か?

シャランは輸入車のミニバンの中では非常に使い勝手の良い車で、国産車のミニバンと比べても遜色ない車といえるでしょう。

しかし故障についてはシャランは多い傾向にあり、やはり維持費については国産車より多くかかってしまいます。

新車で長くのっている場合もそうですが、中古車の場合も要注意しなければならない車でしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。