フォルクスワーゲン ティグアンは同社の代表的なSUVのひとつであり、日本にも輸入されています。

そんなティグアンですが、輸入車となるとやはり故障が心配ですよね。

今回はティグアンの故障率についてご説明します。

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ティグアンの故障率

フォルクスワーゲン ティグアン

フォルクスワーゲンにはクロスオーバーSUVが2車種あり、大型SUVのトゥアレグと今回ご紹介する中型SUVのティグアンです。

世界的なSUVの人気を受けてフォルクスワーゲンが送り出したSUVシリーズであり、欧州などで大人気です。

ティグアンは2008年に初登場したモデルで比較的新しいのですが、2016年には2代目に降るモデルチェンジを遂げており、現行型はまだ2年たらずの新しい車です。

日本車ではトヨタ ハリアーや日産 エクストレイルなどが競合車となりますが、輸入車なのでそれら人気車には及ばないもの日本のフォルクスワーゲンとしては結構販売台数が多い車です。

ではそんなティグアンの故障率を実際のデータをもとに調べてみましょう。

フォルクスワーゲンの故障率を調べる

自動車の車種ごとの故障率のデータはメーカーごとに独自に調査収集して車の開発に活かしているのですが、そのデータはメーカーの最重要機密のひとつであり一般に公開されることはありません。

そのため私たちがティグアンの故障率を調べることはできないのですが、メーカーとは全く別に民間調査会社が車の故障率を独自に調べているデータがあり、こちらは一般公開されているので参考にすることができるのです。

米国のJ.D.パワー社が公開している「自動車耐久品質調査」では、各国市場でのメーカーごとの故障率を調査しており、そのデータをランキング形式で公開しています。

これを見れば、車種ごととはいかないまでもそのメーカーがどのぐらいの信頼度を持っているかを比べることができるのです。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93
12 BMW 106
13 フォルクス
ワーゲン
124

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

日本市場で最新の2017年版ランキングでは、なんとフォルクスワーゲンは全13メーカー中で最下位となってしまっており、その故障率は国産メーカーのみならず他の主要輸入車メーカーよりも低いものとなってしまっています。

故障の少なさを表すスコアでもフォルクスワーゲンは124ポイントと圧倒的に高いスコアであり、トップのトヨタの倍以上とかなりの差です。

しかしフォルクスワーゲンも世界的な販売台数のトップに何度も輝くほどのメーカーで基本的な設計はしっかりしているはずなのですが、ここまで故障が多い背景には日本の環境の特異性があるのです。

ティグアンにとって日本は厳しい

ティグアンのようなSUVは一般的に頑丈で壊れにくいイメージがあるかもしれませんが、実際にはティグアンのようなクロスオーバーSUVは普通の乗用車とそこまで変わるものではありません。

フォルクスワーゲンはここ十年ぐらいで日本での信頼性にたいする評価が下がってしまっているのですが、それは車の基本的な性能が悪いというよりは、世界の市場向けに作られた車が日本にマッチしないのが問題なようです。

その筆頭がティグアンにも採用されているDSGというトランスミッションのトラブルで、後程詳しく解説しますが、このトランスミッションは日本や中国のようなストップアンドゴーの多い道路環境では消耗が激しく、それがひいては故障率を押し上げているようです。

その証拠にDSGは何度かリコールを出しており、とくに日本や中国市場でのリコールが大幅な台数に上ります。

それ以外にも日本の高温多湿な環境が欧州車には合わなかったりする面もあるのですが、同じドイツのメルセデス・ベンツなどは信頼性をあげてきているので、欧州車だから故障が多いという構図は過去のものになりつつあります。

とはいえ現時点ではフォルクスワーゲンは故障が多い輸入車メーカーであるのは間違いなく、ティグアンもそういった影響をうけているのです。

中古のティグアンの故障しやすさ

ティグアンの中古車はこの車種が人気があったことからそれなりの台数が存在しており、年式も一番古いものでも10年と、それなりに新しい車ではあります。

しかしフォルクスワーゲンは日本車とは故障やトラブルにたいする考え方が違っており、それは部品交換の頻度に現れます。

日本車では走行距離80,000kmぐらいまでノートラブルな部品であっても、故障した部品はすぐ交換すればよいという考え方の輸入車では50,000kmぐらいで交換時期を迎えるものも珍しくありません。

そのため中古車に対する考え方も日本車とは違っており、フォルクスワーゲンでは5年50,000kmを越えた車では部品交換の必要性がそれなりに増えてくると考えた砲がよいでしょう。

その証拠にそれ以上経過しているティグアンの中古車価格は下落傾向にあり、値段が安いからと安易に手を出すと、あとから修理や部品交換が必要になることもあります。

それでも現行のティグアンであれば登場からまだそれほど経っておらず、中古車も程度のよいものばかりですので、価格との折り合いがつけばそちらを選ぶべきでしょう。

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ティグアンオーナーの評判

ティグアンの故障に関する評価はTwitterに実際のオーナーさんが投稿したものがいくつも見られます。

その中から参考になるものをいくつかご紹介します。

不安のあるトランスミッション

VWは車としては結構満足度の高いものなのですが、近年の評判からやはりトランスミッションに不安を感じている人は多いようです。

それほどまでにVWはトランスミッションにトラブルを抱えており、もはや世界的にもそれは認知されています。

当然最新車であるティグアンで改善はされているでしょうが、今後は非常に気になりますね。

工場に修理を断られる?

この方はどうも石はねでサイドミラーを破損されてしまったようですが、修理のためにディーラー以外の修理工場に持ち込んだところ断られてしまったようですね。

輸入車は国産車ほど台数がなく、また部品の入手に手間がかかるため、慣れていない修理工場などでは断られる可能性もあります。

メルセデス・ベンツやBMWなら日本で台数も多いので対応されることが多いですが、日本ではフォルクスワーゲンは案外台数が少ないのですよね。

初代ティグアンは電気系統にリコール

この方の情報によると、初代ティグアンを含めたフォルクスワーゲンのヒューズボックスにはトラブルがあり、リコールで対応されたようです。

調べてみるとどうやらライト類のヒューズのようで、2014年までのティグアンも6,865台が対象になりました。

中古のティグアンで対象車があると思いますが、一応修理が完了しているかは確認しておくとよいでしょう。

ティグアンの故障事例

ティグアンの故障事例としては、まずフォルクスワーゲン全体に及ぶトランスミッション「DSG」のトラブルがあります。

それとあわせて他の修理事例もご紹介しましょう。

フォルクスワーゲンの泣き所DSG

DSG(Direct-Shift Gearbox)はデュアルクラッチトランスミッション(DCT)のフォルクスワーゲンでの商標で、マニュアルトランスミッションの構造を使って変速部分を自動化したオートマチックトランスミッションの一種です。

このミッションの特徴は燃費のよいマニュアルの構造を持ちながら自動変速できることであり、それまでのトルコン式ATやCVTよりも高効率、低燃費なことが評価され、おもに欧州メーカーを中心に採用を広げてきました。

その先鋒に立っているのがフォルクスワーゲンであり、世界販売される中、小型車のほとんどに採用されて次世代のフォルクスワーゲンを代表するものとなりました。

欧州のほかのメーカーもこの流れにのってDCTの採用を増やしており、日本に入ってくる輸入車にもよく採用されています。

しかしこのDSGですが、日本や中国ではトラブルが頻発しており、欧州とは状況が大きく違います。

日本や中国の道路状況は、欧州とは違って平均速度は遅く、また都市部ではストップアンドゴーの非常に多い道路です。

その環境ではDSGは欧州ほどの耐久性を発揮することができず、故障が頻発し、リコールにまで発展する自体となりました。

DSGには変速に使うためのクラッチが2組入っており、これがデュアルクラッチトランスミッションと呼ばれる由縁なのですが、このクラッチは変速をするたびに少しずつ消耗していくものです。

しかしストップアンドゴーの多い状況だとこの変速の回数は非常に多いこととなり、クラッチ板の消耗は欧州を上回るのです。

そして消耗が限界に達すると、変速不良やギア固定などのトラブルに発展し、修理が必要な状況となります。

修理にはクラッチ板の交換が必要となり、トランスミッションの分解も必要なことから、修理費用は150,000円以上の高額なものとなります。

また最悪はトランスミッションの載せかえが必要な場合もあり、この場合は300,000円〜500,000もの修理となります。

また他にもクラッチを稼働させる油圧システムが故障することもあり、同様に高額修理が必要です。

DSGのトラブルは初代ティグアンでは結構多かったもので、現在でも中古車には注意が必要です。

一度修理されたとしてもおなじ使い方をすればトラブルが再発する可能性は高いでしょう。

現行ティグアンに関しては信頼性を向上させたDSGが採用されているといわれていますが、なにぶん誕生から2年しか経過していないので、今後トラブルが起こるかどうかを注視することがよいでしょう。

電気系統の故障

電気系統の故障は輸入車にはつきもののトラブルといえますが、ティグアンでもやはりその傾向は強く故障しやすい箇所といえます。

前述のツイートにあったヒューズボックスもその一つであり、まずはそこをご説明しましょう。

2014年に発表されたこのリコールは、ライト類のヒューズが車の振動や熱の影響によって故障してしまい、最終的にはライトが付かないといったトラブルに発展します。

リコール情報を参考にすると「前照灯、前部霧灯、車幅灯、番号灯、尾灯、後部霧灯、制動灯、補助制動灯、後退灯及び方向指示器の一部」となっているので、ヘッドライトだけではなく方向指示器などにも起こるようです。

参考: リコール情報 VW ティグアン 2.0T 灯火装置用ヒューズに不具合

修理はヒューズを対策品に交換するだけで済み、またリコールなので無償修理となり費用面では問題はないのですが、突然ライトが切れたりするトラブルなのでリスクは高いです。

2014年までのティグアンが対象なのでそれ以降、および現行ティグアンでは対策済みですが、やはり中古車に気を付けておいたほうがよいでしょう。

こういった小さい電子部品の接触不良や電線の断線、短絡といったようなトラブルは他の部分でも起きることが多く、走行距離の多い車ほどその傾向は強いです。

修理自体は簡単なものが多いのですが、原因部位の特定に時間がかかるため、工賃が高くなるのは仕方ないでしょう。

注意してもしきれないトラブルではありますが、リスクが高いということは覚えておきましょう。

補機類の故障

電気系統の故障とあわせて故障しやすい箇所に補機があります。

発電機のオルタネータやエアコンのコンプレッサーなどがその代表的なものですが、エンジンの動力をベルトで伝えて駆動するのですが、常に高速回転しているので回転部分のベアリングが消耗していくのです。

ベアリングの消耗はそのまま補機の回転が不安定になることに繋がり、それがもとで異音や異常振動などが起こってトラブルが判明します。

そのままでもすぐに補機が動かなくなるわけではありませんが、放置することはできないトラブルですのですぐに修理が必要です。

修理には補機の交換は必要ですが、交換部品は欧州からの輸送費などもかさんで高額となるため、修理費用はおおよそ100,000円〜200,000円もかかってしまいます。

国産車では走行距離80,000kmぐらいからトラブルが起こり始める補機ですが、ティグアンでは走行距離50,000kmあたりから故障する部品も出始めます。

この差は部品保証の考え方が違うからであり欧州ではあたりまえなのですが、日本では修理費が高額ということもあり古いティグアンの泣き所ともいえるでしょう。

ティグアンは買っても大丈夫か?

ティグアンはクロスオーバーSUVとしてはデザインもよく性能もしっかりした車ですが、こと故障に関しては国産車よりリスクが高いことは確かです。

フォルクスワーゲン全般がその状況にありDSGのトラブルはその筆頭ですが、さすがに新車であればそこまでトラブルは多くありません。

ですが中古車では走行距離が多いものもあり、故障は一気に増える傾向にありますので注意が必要でしょう。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。