ホンダ ステップワゴンは日本で大人気のカテゴリーであるミドルサイズミニバンで、競合ひしめくカテゴリーの重要車種です。

ステップワゴンは2015年にフルモデルチェンジした比較的新しい車なのですが、なぜか販売台数が芳しくないと言われているのです。

今回はステップワゴンの売れゆきについてご説明しましょう。

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ステップワゴンは売れてないのか?

ステップワゴン

ステップワゴンの競合車種は主に2車種あり、トヨタのノア/ヴォクシー/エスクァイア ファミリーと日産のセレナがあります。

ミドルサイズミニバンは昔はもっと他のメーカーも出していたのですが、ホンダ、トヨタ、日産に太刀打ちできずいずれもモデル廃止となっています。

それぐらい競争の激しい人気カテゴリーであるため各社とも気合いの入れ方は半端ないものがあるのですが、実際の販売台数をみてみるとステップワゴンの一人敗けが見えてしまいます。

ステップワゴンのフルモデルチェンジ後の2015年4月以降の販売台数をまとめました。

ホンダ
ステップワゴン
トヨタ
ノア/ヴォクシー/
エスクァイア
日産
セレナ
2015年 4月~6月 16,692台 48,735台 13,223台
7月~12月 29,504台 97,540台 26,961台
2016年 1月~6月 28,699台 92,598台 35,216台
7月~12月 23,773台 98,977台 38,286台
2017年 1月~6月 21,752台 90,525台 54,344台
7月~11月 20,098台 82,195台 23,097台

ステップワゴンは台数的に見ても3社のなかでは低いのですが、フルモデルチェンジ直後の2015年4月もあまり台数は多くなく、その後台数は減り続けています。

トヨタはノア、ヴォクシー、エスクアィアの3車種を顔の変更だけで売り分ける戦略がうまく、かなりの台数を売っています。

またマイナーチェンジごとに台数も増えたりしており、販売台数が右肩下がりということもありません。

日産セレナは2016年にフルモデルチェンジをしたので2015年はモデル末期ということもあり台数が増えません。しかしモデルチェンジ後には台数は一気に増えステップワゴンを軽く凌駕しました。

このように販売台数で見ると、フルモデルチェンジがあったにも関わらずステップワゴンの販売は延びず、競合車に比べて人気のなさが露呈してしまいます。

なぜステップワゴンだけが販売が振るわないかについては、次の項で理由を説明していきましょう。

ステップワゴンが売れてない理由

ステップワゴンは初代が1996年に登場とはやく、現在のミドルサイズミニバンの先駆者でした。

登場直後は核心的なパッケージングで大人気となり販売台数も多かったのですが、その後どんどん競合車が出てきて競争の厳しい車種となったのです。

現行ステップワゴンは2015年にフルモデルチェンジした5代目ですが、ステップワゴンに一定の人気はあるものの、次のような理由で売れ行きがいまいちなようです。

デザインがミニバン風じゃない

ステップワゴンはデザインコンセプトとしてスクエアデザインを採用してきましたが、現行型はスポーティな顔つきとなったことが人気がでないもとのひとつです。

トヨタのヴォクシーや日産セレナを見てみても、ミドルサイズミニバンの人気車種はいづれもスクエアフォルムで、ミニバンはスクエアフォルムが好まれるのがわかります。

ステップワゴンはそことの差別化を図りたかったのでしょうが、ユーザーはどことなくミニバンらしからぬフェイスマスクに違和感を感じたのでしょう。

ノーマルのステップワゴンは顔つきが同じホンダのフリードに似ていることもあって、ステップワゴンらしい魅力が欠けているように見えます。

先代の4代目がしっかりしたスクエアフォルムだっただけに、コンセプトの大幅変更はうまくいかない結果となったのでしょう。

バリエーション車であるスパーダはスクエアフォルムをある程度維持して、メッキ類を多用する押し出しの強さをもっていますが、ベース車のノーマル車の存在感が乏しいのです。

近年は車のデザインはキープコンセプトが多く顧客が離れにくい戦略が一般的ですが、大きく改革したホンダの目論みは少々外れた形です。

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排気量が小さくなったエンジン

ステップワゴンのエンジン

ステップワゴンのエンジンもフルモデルチェンジによって大きく変更され、競合車よりも排気量の小さい1.5Lエンジンとなりました。

ターボのおかげでパワーやトルクは下がっておらず競合車と十分張り合えるスペックなのですが、車格のわりに排気量が小さいということがイメージのうえで非力にみえてしまっています。

まずエンジンのスペックを比較してみますが、ノア/ヴォクシー/エスクァイアやセレナと比較してもエンジン単体ではスペックには大きな差はありません。

ステップワゴン ステップワゴン
スパーダ ハイブリッド
トヨタ ノア/
ヴォクシー/エスクァイア
日産 セレナ
エンジン L15B型 1.5L 直4
DOHC VTECターボ
LFA型 2.0L 直4
DOHC VTEC+モーター
・3ZR-FAE型 2.0L 直4
DOHC(ガソリン車)

・2ZR-FXE型 1.8L 直4
DOHC+モーター
(ハイブリッド車)

MR20DD 2.0L 直4
DOHC+モーター
最高出力 110KW[150PS]/
5,500rpm
エンジン
107kW[145PS]/
6,200rpm

モーター
135kW[182PS]/
5,000-6,000rpm

・3ZR-FAE型
112kW[152PS]/
6,100rpm

・2ZR-FXE型
エンジン
73kW[99PS]/
5,200rpm

モーター
60kW[82PS]

エンジン
110kW[150PS]/
6,000rpm

モーター
1.9kW[2.6PS]

最大トルク 203N・m
[20.7kgf・m]/
1,600-5,000rpm
エンジン
175N・m
[17.8kgf・m]/
4,000rpm

モーター
315N・m
[32.1kgf・m]/
0-2,000rpm

・3ZR-FAE型
193N・m
[19.7kgf・m]/
3,800rpm

・2ZR-FXE型
エンジン
142N・m
[14.5kgf・m]/
4,000rpm

モーター
207N・m
[21.1kgf・m]

エンジン
200N・m
[20.4kgf・m]/
4400rpm

モーター
48N・m
[4.9kgf・m]

カタログ
燃費
FF:15.4km/L~
17.0km/L

4WD:15.0km/L~
15.4km/L

25.0km/L ・3ZR-FAE型
FF:16.0km/L

4WD:14.8km/L~
15.0km/L

・2ZR-FXE型
23.8km/L

FF:15.4km/L~
16.0km/L

4WD:13.6km/L

排気量が少ない分はダウンサイジングターボエンジンが補っており、低回転から太いトルクを発生させ、またVTECの効果で高回転でも出力があります。

また燃費を見ても競合車とほぼ変わらないか上回っている点もあり、1.5Lエンジンへのダウンサイジングはうまくいっているのです。

しかし一般ユーザーの持つイメージからは少々かけはなれてしまっており、「ステップワゴンほどの大きさと重量を持つ車に1.5Lエンジンでは非力だろう」と思われてしまいます。

実際に乗って見ればそんなイメージは払拭されるのですが、ネットやCMで「1.5L」と見るだけではいい印象をうけないことも確かです。

実際私もスペックを調べるまでは同じイメージを持っており、調べたあとでステップワゴンのすごさを理解したほどです。

それほどまでにイメージというものは根強いもので、ステップワゴンの実力とは関係なく低い評価を受けてしまっています。

ただ、後述しますがステップワゴンのノーマルにはハイブリッドがないのも人気が今一つの理由でもあるのです。

スパーダしかハイブリッド設定がない

ステップワゴン ハイブリッド

近年はどんなクラスの車にもハイブリッドが設定されるようになり、競合車のノア/ヴォクシー/エスクァイアやセレナはハイブリッドがあります。

しかしステップワゴンには今に至るまでハイブリッドは設定がなく、ステップワゴンスパーダのみに最近ようやく追加されたほどです。

ミニバンのハイブリッド化は重くて燃費の悪いミニバンにとっては重要なシステムで、ハイブリッドがあるだけでその車種の人気は大幅に上がります。

ノア/ヴォクシー/エスクァイアではエンジン車かハイブリッドかの選択ですが、セレナは全車がマイルドハイブリッドとなるほどです。

そんな人気のもとであるハイブリッドがステップワゴンにないのは大きなデメリットであり、人気がいまいちなのもうなずけます。

しかも技術的に搭載できないわけではないのはスパーダに設定ができたことでもわかります。

そもそもホンダのハイブリッドは燃費も走行性能もよいi-MMDというシステムで、表にある通り競合車より燃費がよく素晴らしいシステムです。

フルモデルチェンジ時点でハイブリッドが揃っていれば燃費のよさだけでも人気は出たでしょうし、追加モデルだとしても全車に設定がほしいところです。

いずれにしてもステップワゴンに人気がないのはイメージが悪いということだけでなく、ホンダのやる気がいまいち感じられない点にもあるのでしょう。

ステップワゴンは買うべきでないのか

ステップワゴンはミニバンとしての使い勝手はよいものがあり、ホンダ得意の低床・低重心レイアウトによって走行性能も乗り心地も、乗降性も競合車以上の価値があります。

ハイブリッドがスパーダにしかないのはともかくとしても、エンジン車でもかなり優秀なスペックと燃費を持ち合わせているのです。

そう考えるとミドルサイズミニバンの選択肢としては良い車で十分に買う価値のある車ですが、いかんせんデザインが前型車から離れたものになったのは残念な点です。

スパーダならデザインも悪くなくハイブリッドも選べますので、買うのであればスパーダが良いでしょう。

実際スパーダにハイブリッドの設定が加わった2017年9月以降は販売台数も盛り返しており、ステップワゴンの反撃はこれからという感じがしますね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。