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ステップワゴンの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

ホンダ ステップワゴンは、乗用バンというジャンルを確立した車。

現行型である5代目ステップワゴンは、ダウンサイジングターボエンジンを搭載し、小排気量ながらこれまでのミニバンと同等の動力性能を実現しました。

それにより、ミニバンの維持費を大きく引き下げ、他社ライバルミニバンとの差別化を図ります。

しかし、実際にエンジンダウンサイズ化はどれほど維持費に関わるのでしょうか?

ステップワゴンを維持するためにかかる月間と年間、長期的な費用をライバル車と比較して、5代目ステップワゴンの維持費を検証します。

ステップワゴンの月、年間の維持費

ホンダ ステップワゴン

ホンダ ステップワゴンを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。

ホンダ ステップワゴンとは?

ホンダ ステップワゴンが位置するMクラスのミニバンは、実用性と快適性のバランスが求められる激戦区。

2015年に5代目へとモデルチェンジを果たしたホンダ ステップワゴンは、ミニバンとしての使い勝手を高めつつ、ターボエンジンを搭載することで、排気量を縮小し、より安価な維持費で所有できるようになりました。

ゴルフ ターボエンジンターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!
ポイント

外観デザインでは、標準ボディにくわえて、精悍なフロントフェイスをもつ「ステップワゴン スパーダ」の2種類を用意。リアハッチの半分だけがドアのように開く「わくわくゲート」など、ホンダ独自のアイデアでも他社ミニバンに差をつけます。

エンジンラインナップは、燃費性能に優れる2.0Lハイブリッドエンジンと、維持費に優れる1.5Lターボエンジン。1.5Lターボエンジンはミニバンでは標準的な排気量とされる2.0Lエンジンよりも、自動車税が1ランク下に区分されるため、わずかとはいえ維持費を安くすることができます。

今回はステップワゴン 1.5Lターボをサンプルに維持費をシミュレーションしていきます。

ステップワゴンの月ごとにかかる費用

ガソリン

ステップワゴンを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,000円
合計13,000円

駐車場代

駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。

燃料代

ステップワゴン 1.5Lターボ(FF)のカタログ燃費は、JC08モード燃費で15.4〜17.0km/L。実燃費は11.0km/Lです。

エンジン種類JC08モード燃費実燃費走行500kmあたりの燃料代
1.5L ターボ FF15.4〜17.0km/L11.0km/L5,888円
1.5L ターボ FF15.0〜15.4km/L10.7km/L6,075円
2.0L ハイブリッド25.0km/L16.4km/L3,963円

実燃費11.0km/Lのステップワゴン 1.5Lターボで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、ガソリン代を130円/Lとすると、5,888円と算出できます。

通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ1,177円増えると考えましょう。

ステップワゴンの1.5Lターボエンジンは、他社の2.0Lのミニバンと比較しても良好な実燃費をマークします。動力性能でもターボ特有の力強さを発揮し、低速から高速まで充分実用に耐えるものです。

なおステップワゴンの燃費については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ ステップワゴンステップワゴンの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

ステップワゴンの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
合計124,500円

自動車税

毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。

排気量1.5Lターボエンジンの自動車税は、コンパクトカー並の年間34,500円です。2.0Lハイブリッドモデルの自動車税は年間39,500円。

さらにハイブリッドモデルはグリーン税制により、購入翌年の自動車税は75%減税され9,000円になります。

任意保険料

万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」は、月7,000円として年間で84,000円ほどになります。

ただし、任意保険は車種やドライバーの年齢などの条件や加入する保険会社によって、金額が最大数万円ほど変わります。他の費用以上に個人差が大きいので、年84,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。

また、ここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。

消耗品代

エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。

ステップワゴンの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税車検ごと20,000円(新車購入時はエコカー減税により25%減)
自賠責保険料車検ごと26,000円(新車購入時は3年分37,000円)
車検基本料車検ごと50,000円
12ヶ月点検費用車検から1年ごと10,000円
合計106,000円

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。

車重が1.5t〜2.0tに収まり、エコカー対象となるステップワゴンの重量税は翌2年間分20,000円です。新車購入時の3年分の重量税は25%減税の22,500円です。

ハイブリッドモデルはエコカー減税対象車のため、新車購入時に支払う重量税は全額免除となります。

自賠責保険料

交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。

ステップワゴンに限らず、普通車で自家用に使用される場合の保険料は、翌2年間分で約26,000円。車購入時は次の車検までの3年分で37,000円です。

車検基本料

車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、ステップワゴンの場合は2年分/50,000円ほどかかります。

ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。

また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、50,000円の金額は目安としてお考えください。

12ヶ月点検費用

法定12ヶ月点検は車検と違い、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。

費用はおよそ10,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの査定にプラスに働きます。

MEMO

もしステップワゴンを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ステップワゴンの月ごと、年ごとの維持費平均

ホンダ ステップワゴンの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

ステップワゴンを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,888円
自動車税/軽自動車税2,875円
任意保険料7,000円
消耗品代500円
自動車重量税833円
自賠責保険料1,083円
車検基本料2,083円
12ヶ月点検費用416円
合計28,678円

年ごとの維持費

ステップワゴンを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代70,656円
自動車税/軽自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計344,156円

ステップワゴンのその他の費用

基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

ステップワゴンのタイヤサイズは205/60R16で、価格は1本あたり7,000円〜14,000円です。ステップワゴンが標準装備するタイヤは、ミニバンなかでは比較的安価な方です。

タイヤは走行するほど摩耗してゆき、一般的な使い方では、およそ2年ほどで摩耗限界に達します。

前輪駆動のステップワゴンはフロントタイヤが摩耗しやすい傾向にあるため、定期的に前後タイヤを入れ替えるタイヤローテーションをすることでタイヤの寿命摩耗を伸ばすことができます。

ローン金利

ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。

参考までに、「ステップワゴン G(FF)」車両本体価格266万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。

借入先金利費用
ディーラーローン年 5%~7%133,000〜186,200円
銀行年 2%〜4%53,200〜106,400円
信販会社年 1.9%~8.4%50,540〜223,440円

高速料金

高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。

料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。一般的に、トンネルや橋などの工事に手間のかかる区間ほど高い距離料金が設定されます。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円。100kmあたり2,500円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

修理代・部品交換代

エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。

また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。

消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃)
エアクリーナー3,000円~
ブレーキパッド20,000円~
ブレーキフルード5,000円~
補機バッテリー15,000円~
ワイパーブレード4,000円~

なおステップワゴンの故障・修理については以下の記事でも取り上げているので、もっと詳しく知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ステップワゴンのフロントステップワゴンは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ステップワゴンの維持費に関する注意点

ここでは劣化しやすい部品や故障しやすい箇所など、車種特有の特別な維持費について解説します。

ホンダの車の信頼性はトヨタ/レクサスに次いで高いものであるため、ステップワゴンを購入しても故障ばかりして維持費がかさむといった心配はありません。

ホンダのロゴホンダは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

4代目ステップワゴンで報告されていたエンジン周りの不具合も、5代目では目立った報告がないことから、改善されているものと見受けられます。5代目ステップワゴンを所有するうえでの注意したい点をまとめました。

電動スライドドアの故障

ミニバンで常識的に装備されている電動スライドドアは、ステップワゴンに限らず故障しやすい部分です。大きく重いスライドドアを開閉するための電気モーターは、頻繁な開閉と経年劣化で負荷かかかりやすく、あるとき突然動作しなくなってしまいます。

電動スライドドアはメーカー保証の範疇に入っていないため、初期不良以外の故障は実費で修理しなければなりません。

電動スライドドアの修理費用は10万〜20万円ほど。頻繁に壊れる部分ではありませんが、長く乗り続けるのであれば注意したいポイントです。

ハイブリッドバッテリーの劣化と交換費用

ステップワゴンのハイブリッドモデルには、高価なリチウムイオンバッテリーが採用されています。

バッテリーは使用にともない徐々に劣化していきますが、メーカーでは20万kmほどの使用を想定しているため、リチウムイオンバッテリーの寿命を心配する必要はありません。

仮にトラブルがあった場合は、メーカーで5年/10万kmの特別保証を設けており、保証範囲内であれば無償修理を受けることが可能です。

ちなみにリチウムイオンバッテリーを交換した場合は、工賃込みで40万円ほどになります。交換が必要になるころには、車自体も大きく劣化しているため乗り換えおすすめします。

MEMO

もしステップワゴンを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ステップワゴンの旧型(中古)の維持費

歴代ステップワゴンを中古で購入した場合の維持費をシミュレーションします。

初代ステップワゴン

 

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初代ステップワゴンは、1990年代初頭に始まったミニバンブームの火付け役。現代のミニバンに比べて車重が軽いため、重量税は1ランク下に該当するモデルが存在しますが、18年経過による重課税が課せられ、1.5t以下のモデルは37,800円。1.5t以上のモデルは50,400円。

自動車税は2.0Lエンジンに13年経過の重課税が課せられ45,400円。現行型にくらべて税金・修理費用で大きく維持費がかさんでしまいます。

2代目ステップワゴン

 

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2001年〜2005年まで販売された2代目ステップワゴンは2.0Lエンジンにくわえ、2.4Lエンジンのラインナップが追加され走行性能を強化。

そのぶん自動車税は引き上がり、13年を経過したモデルの自動車税は51,700円です。重量税は1.5t〜2.0tに該当し、13年を経過したモデルでは45,600円。

燃費性能でも現行型に劣るため、あらゆる面で大きな維持費がかかります。

3代目ステップワゴン

 

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2005年〜2009年まで販売された3代目ステップワゴン。エンジンは先代から引き続き2.0Lと2.4Lを採用。

年式による重課税は現時点ではかからないため、自動車税は2.0Lが39,500円。2.4Lが45,000円。重量税は32,800円と排気量と車重に応じた費用で維持することができます。

4代目ステップワゴン

 

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2009年〜2015年までに販売された4代目ステップワゴンは、現行型とほぼ同等の使い勝手を実現しています。

エンジンは2.0Lに統一されたため、自動車税は39.500円。重量税は32,800円。アトキンソンサイクルを採用した新型エンジンは実燃費で11〜12km。現在の基準でも良好な数値です。

中古のステップワゴンを買うなら

初代・2代目ステップワゴンは年式が古く維持費がかかるうえ、中古物件もほとんどないため、あえて購入する価値はありません。

現行型の中古車は、まだ高価であるため、中古で購入するメリットは薄いでしょう。中古のステップワゴンを購入するなら4代目をおすすめします。

4代目ステップワゴンは、現行型とほぼ変わらない実用性を備え、3代目に比べて故障率も大きく低減されています。走行距離5万km前後の車両が150万円以下の価格で豊富にあるので、お買い得といえます。

次点を挙げるとすれば、3代目ステップワゴンの2.4Lモデルをおすすめします。トルクに優れる2.4LエンジンとATの組合わせを搭載する最後のモデルである3代目は、機関系の故障を心配せず、商用車のような使い方に最適なステップワゴンです。

あとは中古車の選び方の一般的なポイントを抑えて買うようにしましょう。中古車の一般的な選び方が分からない方は、こちらの記事もご覧ください。

中古車選び初心者が絶対意識すべき中古車の選び方の5つのポイント・コツ!

ステップワゴンの維持費を他の車と比較

ホンダ ステップワゴンのライバルとなる3車種を挙げ、1年ごとの維持費を比べてみます。

トヨタ ノア 2.0L

トヨタ ノア

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代70,909円
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計349,409円

2014年にフルモデルチェンジして3代目となったトヨタ ノア。兄弟車であるヴォクシー、エスクァイアのなかの標準モデルとして位置づけられており、ミニバン全体でもスタンダードとなる車種です。

搭載エンジンは2.0Lガソリンエンジンと1.8Lハイブリッドエンジン。自動車税はどちらのエンジンも、1.5Lターボのステップワゴンよりも1ランク上に該当します。

燃費性能は2.0Lガソリンエンジンが11km/L。1.8Lハイブリッドエンジンが16.5km/L。燃費性能ではステップワゴンのそれぞれのグレードと比べても同等です。

ハイブリッド同士の比較ではほぼ同じ維持費ですが、ステップワゴンの1.5Lターボと比較した場合は、自動車税分でステップワゴンがわずかに安価に維持できるためステップワゴンをおすすめします。

なおノアについては以下の兄弟車ヴォクシーの記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ヴォクシーの運転席のドアを閉めた状態ヴォクシーの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ヴォクシーのフロントヴォクシーの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

日産 セレナ 2.0L

日産 セレナ

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代82,105円
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計360,605円

2016年に登場した日産セレナは、現在最も売れているミニバンとくに、シリーズ・ハイブリッドのセレナ e-POWERは高い燃費性能と安価な維持費で人気を博しています。

セレナのエンジンラインナップは、2.0Lガソリンエンジンと1.2Lエンジンを発電機として使う e-POWER。

ステップワゴン1.5Lターボと、セレナの2.0Lをくらべた場合は、税金・燃費ともにステップワゴンが有利。セレナ e-POWERと比較した場合では燃費性能に優れるセレナ e-POWERが優位になりますが、価格の高さがネックになります。

高い車両価格を支払ってでも安く維持したいのであればセレナ e-POWERがおすすめですが、車両価格と維持費、それにターボの走行性を加味した場合はステップワゴン・ターボをおすすめします。

なおセレナについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

日産 セレナセレナの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!セレナ 外装セレナ(e-power)の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

三菱 デリカD:5 2.0L

三菱 デリカD:5

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代82,105円
自動車税/軽自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料13,000円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用5,000円
合計360,605円

三菱 デリカD:5はSUVとミニバンをクロスオーバーさせた一風変わったミニバン。高い最低地上高と堅牢な4WDシステムでオフロード走行もこなせる万能ミニバンです。

デリカD:5に搭載されるエンジンは2.0Lと2.4Lのガソリンエンジンと、2.2Lディーゼルエンジン。

ディーゼルが安価な軽油で走ることを考慮しても、1.5Lターボのステップワゴンのほうが圧倒的に安い維持費で所有することができます。

家族を連れて海や山へ頻繁にキャンプへ行くのであれば、デリカに代わる車はありません。一般的な使い方で、維持費を優先するのであればステップワゴンを強くおすすめします。

なおデリカD:5については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

三菱 デリカD:5デリカD:5の月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!デリカD:5 外装デリカD:5の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ステップワゴンはコンパクトカー並の維持費で乗れるミニバン

大きく重いミニバンに満足いく動力性能を与えるには、最低でも2.0Lの排気量が必要でした。しかし、ステップワゴンはコンパクトカーと同じ1.5Lの排気量で動くミニバンです。

極低速域からでも過給がはじまるターボ技術によって、全回転域で2.0Lエンジンとほぼ同等のパフォーマンスを発揮することが可能になりました。

ダウンサイジングターボによる最大の恩恵は、ハイブリッドほど車両価格を値上げすることなく、毎年かかる自動車税が安価になることです。

それにより、ステップワゴンは他社同格のミニバンよりも安いランニングコストで維持することができます。

5代目ステップワゴン1.5Lターボは、大学生や新社会人でも楽に購入・維持してゆくことのできる、現在もっともおすすめできるミニバンです。

なおステップワゴンについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ステップワゴン 外装ステップワゴンの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!ステップワゴンの走りステップワゴンの走りは最高?走行性能を解説しつくします!