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ルーテシアは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ルーテシアは本国フランスではクリオと呼ばれている車種。現行型ですでに4代目の息の長いモデルです。

初代からわずかな台数ですが日本でも販売されているのですが、ルノーの正規ディーラーが入ってきてからは割と町中でも見かけるようになりました。

現行ルーテシアは2012年にフルモデルチェンジした車ですが、日本国内での年間販売台数は2,000台~3,000台と決して多くはありません。

本国フランスではコンパクトカーの販売台数トップであり、欧州全体を見てもトップ3にはいるほどの人気車なのです。

それでも日本でこれだけしか販売台数がないのは、なにより日本人の間に「輸入車はトラブルが多い」というイメージが残っていて、身近で信頼できる日本車にどうしても流れていってしまうからでしょう。

よく輸入車は壊れやすいという話を聞きますが、その点は最新のルーテシアではどうなのでしょうか?

この記事ではルーテシアの故障を、具体的なデータを用いながら解説していきます。

ルーテシアの故障率

ルノー ルーテシア

それでは早速ルーテシアの故障率を見ていきましょう。

ルノー車の故障率は?

自動車の故障率というのはメーカー各社が収集しているのですが、社外秘なので一般には公開されていません。

そのため個々の車の故障率というのは調べることはできないのですが、メーカーごとの故障件数の低さをランキングにした調査がありますのでこれが参考になります。

J.D. Power社という調査会社がまとめている「自動車耐久品質調査」という調査があり、これは車の実際のユーザーから聞き取りを行って故障件数の多さをランキング形式にしたものです。

残念ながら日本市場ではルノーは販売台数が少なすぎてランキングに乗らないのですが、欧州随一の自動車市場であるドイツでの調査が参考になります。

2017年 ドイツ自動車耐久品質調査
ランキングメーカー名
1キア
2ヒュンダイ
3トヨタ
4三菱
5シュコダ
6プジョー
7日産
8オペル
9ホンダ
10フォード
11セアト
12ルノー
13フォルクス
ワーゲン
業界平均
16メルセデス・
ベンツ
23BMW

参考:J.D. Power 2017 Germany Vehicle Dependability Study

ルノーは2017年のドイツ市場の調査で12位となっていますが、上位には日本メーカーと韓国メーカーがひしめき合っており、欧州メーカーとしては大手のVWやベンツ、BMWよりも上位となっています。

フランス車の品質は十数年前と比べると格段に上昇しており、信頼性も日本車に負けないほどの性能を持っています。

そうでなければ欧州トップクラスの販売を達成できる訳はありませんし、フランス車の品質が悪かったのは今は昔です。

さらにルノーは1999年に日産自動車と提携し、ルノー車には日産の培ってきた信頼性の技術が応用されていますので、日本車に匹敵する品質を持っているのは当然ともいえるのです。

ルーテシアはそんなルノーのベストセラー車ですので、故障率はかなり低いと言えるでしょう。

なお日本車メーカーの故障率は以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご参照ください。

トヨタのロゴトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! ホンダのロゴホンダは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

現行ルーテシアは日産車と共同開発

ルノーは日産との提携により両社の車の開発をかなりの部分共通化するようになり、ルーテシアも日産のコンパクトカーであるノートと共同開発された車です。

ルーテシアには日産の信頼性が受け継がれている

ルーテシアとノートは車の骨格部分であるプラットフォームを共通化しており、基本設計は似かよった車です。

デザインはもちろん両車は大きく違いますし、搭載されるエンジンも差があります。

しかし車の信頼性を司る部分はどちらも共通の考え方で設計されており、車両にもエンジンにも日産車の持つ信頼性の高さはそのままルーテシアに受け継がれているのです。

日産車の故障率については以下の記事で詳細に触れています。こちらもご参考にしみてください。

日産ロゴ日産車は故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ルノー車は共同開発で故障率を下げている

またエンジンはルーテシアのベースグレードにはルノー製エンジンが搭載されていますが、はいパフォーマンスモデルのルーテシアRSには日産製エンジンのチューンナップ版が搭載されています。

ルノー車は日産車との共同開発を進めることで信頼性が格段に向上しており、エンジン部品、車両部品とも日産と共用する部品も多いことから日本車に匹敵する故障率の低さがあるといっても間違いではないでしょう。

またルノーの新車保証の内容が信頼性の高さを表しており、昔のルノーは3年60,000kmまでが保証の対象だったのに対し、最近では有料にはなりますが5年100,000kmまで保証を延長できるプランもあります。

このプランがあることは、車自体の故障率が低くなったことの証でしょう。

ルノー自体の故障率は以下の記事で詳細を分析しています。あわせて参考にしてみてください。

ルノーのトゥインゴルノーは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

中古のルーテシアの故障しやすさ

さて輸入車といっても世の中には新車ばかりではなく中古車もあり、よく輸入車の中古車は壊れやすいという話を聞きます。

しかしこれも輸入車の品質がよくなかった時代の名残であり、中古輸入車の品質を見極めるポイントは国産車と何ら代わりありません。

中古車はトラブルが多い

ルーテシアはそもそもの販売台数が少ないので中古車市場で見かけるのも少ない車なのですが、基本的には走行距離の長さと年式の古さが故障しやすさに繋がっているのは普通の中古車と同じです。

走行距離で言えば80,000km~100,000km近い車は部品の劣化もありトラブルや修理が必要ですし、年式も5年~7年経過していればそれなりに古くなる部品も出てきます。走行距離の限界は以下の記事を参考にしてみてください。

車のメーター中古車は走行距離が何万キロまで安心して乗れる?答えはこれだ!

そうした中古のルーテシアは当然トラブルが多いので、避けるのが一番でしょう。

またルーテシアといっても先代、先先代のルーテシアも市場にはありますが、それらはほぼすべてが10年以上経過した車ですし、走行距離も多い車がほとんどです。

のちほど詳しくご説明しますが、前型のルーテシアに搭載されていたAT(オートマチックトランスミッション)は非常にトラブルの多いものでしたので、中古車で買う場合には避ける必要も出てきます。

修理費が高くなる

なおルノーの中古車を買ってトラブルに見舞われた場合、もっとも大変なのは修理費が高いことです。

いくら日産との共同設計とはいっても部品を製造しているのはルノーですし、交換部品の在庫もほとんどはフランスにあります。

国内でルノーを修理しようとするとどうしても部品を取り寄せになるので部品費が高く付き、中古のルノーを維持していく上では問題となる点です。

ルーテシアの中古車は走行距離や年式の状態のよい車なら買っても大丈夫ですが、それなりに古くなった車はトラブルと修理費を覚悟しておかなくてはなりません。走行距離の目安は以下の記事をご参照ください。

車の走行距離基準はこれを参考に!中古車の走行距離の目安を解説します!

中古車ショップもその辺りはわかっているので国産中古車より安い値付けをしたりしており、安いからといって飛び付くと後々が大変でしょう。

中古車を買うのが初めてなら、以下の記事も参考にしてみてください。

中古車選び初心者が絶対意識すべき中古車の選び方の5つのポイント・コツ!

ルーテシアオーナーの評判

国内のルーテシアオーナーは決して多くはないのですが、それでもルーテシアの故障についての評判はTwitterにいくつも投稿されており参考になります。

今回はその中からいくつかご紹介します。

ルーテシアのDSGは故障が少ない?

これについてはのちほど詳しく説明しますが、DSGと呼ばれるトランスミッションが欧州車を中心に採用を広げている中で、ルーテシアのDSGは他社より故障の少ない構造をとっているようです。

フォルクスワーゲンでもさんざんDSGの故障は取りざたされているので、ルーテシアのほうが信頼性は高いのでしょう。フォルクスワーゲンの故障については、以下の記事で詳細を解説しています。

アルテオンのフロントフォルクスワーゲンは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ルーテシアは故障知らず

こちらの方のルーテシアは乗り換えまで故障もなく状態がよかったようで、何万kmまで走行されたかはわかりませんが、故障の多い車出はないことは確かなようです。

もうひとつのツイートでは前述したルーテシアの信頼性の高さを表すようなもので、当時のドイツではホンダ フィットよりも故障が少なかったようですね。

エアコンは輸入車の泣き所


輸入車の故障で筆頭に上がるものにエアコンの不調がありますが、これはルーテシアでも泣き所のようでいくつか故障したというツイートが見られました。

のちほど詳しくご説明しますが、修理費が高価で修理は大変なようです。

MEMO

もしルーテシアの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ルーテシアの故障事例

ルーテシアは全体的に見て故障率の低い車と言えますが、それでもいくつか故障しやすい部位があり注意が必要です。

次は故障事例をご紹介していきましょう。

DCT(EDC)の故障が心配

ルーテシア EDC

DCTとはデュアル・クラッチ・トランスミッションの略で、マニュアルトランスミッションの変則機構のみを自動化した、自動トランスミッションの一種です。

前述したDSGはDCTのVWでの商品名で、ルノーではEDC(エフィシェント・デュアル・クラッチ)と読んでいます。

DCTの採用は欧州メーカーが積極的に進めており、そのメリットはマニュアルトランスミッションの持つ燃費のよさを活かしながら、ATと同じく自動変速が可能な点です。

特にVWが積極的に採用を進めており日本市場のゴルフやポロにも搭載されているのですが、DSGは故障や不具合が多発してVWの泣き所になってしまっています。(ゴルフの故障については以下の記事をご参照ください。)

ゴルフトゥーランゴルフトゥーランは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

DSGは変速に使う油圧系のコントロールや、負荷の増えたクラッチなどに問題を抱えており、リコールまで行いました。

前述のツイートでEDCは変速が電動化されているというものがありましたが、これはVWの不具合を受けて信頼性の高い構造にしてあるのでしょう。

しかしDCT系は総じてクラッチへの負荷が大きくなる構造であり、ルーテシアでも心配が残ります。

EDCは現行のルーテシアから導入されたのでまだ故障の報告はなさそうですが、今後経年劣化が進んだ状態でどうなるかは気になるところです。

なおVWの場合ではDSGの修理には高額の費用がかかった事例が多く、DSG全体を交換するような場合では300,000円〜400,000円もの高額修理になりました。

EDCはそうならないよう頑張ってほしいものですが、万が一の時には高額修理の可能性もあることを覚えておきましょう。

先代モデルはATの故障が問題

現行のルーテシア4ではなく先代のルーテシア3までに使われていたAT(オートマチックトランスミッション)はかなり問題の多かった部品で、走行距離が増えてくるとトラブルが頻発するものでした。

現行ルーテシアの国内モデルはATはなくなりEDCになりましたので、もし中古車で先代までのルーテシアATモデルを買う際に注意が必要です。

ギアが固定される故障

故障事例としては、ある日突然エンジンルームから異音が起こり、ギアの変速ができなくて固定されてしまうことです。

ルーテシアの場合、3速で固定されると言う事例が多いようですね。

原因はATの変速を制御する油圧部品の故障で、これは一応部品交換をすれば収まります。

もうひとつの故障事例のほうが致命的で、ATの内部を循環しているATF(オートマチックトランスミッションフルード)が少しずつ漏れ始め、そのうちシールがほとんど機能しないようになりATFが吹き出すように漏れ出すようです。

そしてATFが少なくなれば当然ATは内部で焼き付きを起こして故障、AT全体を交換しなければならない事態になってしまいます。

修理費用としては最初の3速固定の部品交換では100,000円ぐらいの修理ですむでしょうが、もし後半のトラブルでAT全体の交換となると300,000円〜400,000円の出費となってしまうでしょう。

ATのトラブルが多い

ここまでトラブルの多いATは国産車ではあまり聞かないのですが、同じATはルノー以外にもプジョーやシトロエンなどでも使われていてやはりトラブルは多発しているようです。

こういった前例があるので、前述したEDCに対しても疑念を持っている人は結構多く、今後の経緯が注目されます。

もし中古車で前のルーテシアやその当時のルノー、プジョー、シトロエンなどを買う場合には、AT搭載車にとくに注意が必要です。

少しでも異音やオイル漏れが認められたらその時点で買うのをやめましょう。それよりは現行ルーテシアのEDCのほうが現時点では信頼性は高そうです。

プジョーとシトロエンの故障については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせて参考にしてみてください。

プジョー208プジョーは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説! シトロエンのロゴシトロエンは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

エアコン関連の故障

ルーテシアのインテリア

輸入車の故障と修理でもっともよく聞かれるのはエアコン関連で、エアコンコンプレッサーの不調、異音発生や、エアコンブロアの故障、エアコンガス抜けなどが起こります。

ルーテシアでもエアコン不調の報告はいくつも上がっており、主に経年劣化で不具合が生じてくるので走行距離の多い車によく発生します。

一口にエアコンといっても結構さまざまな部品が関連しており、エンジンに固定されているエアコンコンプレッサーが故障しやすい部品の筆頭です。

エアコンコンプレッサーは稼働中は高速回転する部品であり、経年劣化でベアリングが痛んでくると異音や故障が起こります。

これはルノーに限らず国産車でも起こるもので、輸入車だからというわけではありません。

およそ走行距離80,000km~100,000kmの間で交換しなければいけない部品なので、完全に故障する前に交換が必要です。

またエアコンの風を送るブロワーユニットは車室内にありますが、こちらも経年劣化でユニットの動きが悪くなったり、温風冷風が送られてこなかったりします。(前述のツイートの故障事例)

他にもエアコンの作動ガスがどこからか抜けたりする場合もあり、パイプやホース類などの配管に問題が出ることもあります。

これらも走行距離が100,000kmに近づけば近づくほど不具合の発生率は高くなりますので、古いルーテシアを買う際には注意が必要です。

なおエアコン関連の修理費用は、故障した部位にもよりますが200,000円〜400,000円かかることもあり、部品費も工賃も国産車より高いのです。

日本では夏も冬もエアコンは必須なので、修理費用が高いというのはかなり辛いものです。

そこまでの修理費をかけるぐらいなら乗り換えのタイミングととらえた方がよいかもしれません。

パワーウインドウ

ルーテシアのサイド

ルーテシア、とくに先代までの車で見られた故障部位にパワーウインドウがあり、パワーウインドウレギュレーターという部品の故障でドアガラスが下がったままということがあります。

パワーウインドウはモーターの力でドアガラスを上下させる部品で、すでに世界中の車で標準的なシステムとなりました。

システム自体は既に確立されているのですが、輸入車全般としてパワーウインドウレギュレーターに故障が発生することがよくあります。

ルーテシアでもパワーウインドウレギュレーターの部品が破損したり、モーターから異音がしたりとさまざまな故障が発生します。

もしドアガラスをさげたままの状態で故障してしまうとドアガラスが開けっぱなしになってしまい、運転中に風が入りっぱなしになるどころか防犯上も大きな問題になってしまいます。

パワーウインドウを動かしたときに少しでも異音がするようなら、即座に点検に出すようにしましょう。

修理費用はやはり国産車よりも高額で、修理だけで済めばいいのですがパワーウインドウレギュレーターの交換となると100,000円〜200,000円は覚悟しなければなりません。

早めに直せば修理だけで済むかもしれませんので、とにかくどこからか異音がしてきたらディーラーにすぐ持ち込みましょう。

ルーテシアは買っても大丈夫か?

ルーテシアは昔の輸入車から比べると信頼性はかなり向上しており、もはや国産車にも負けず劣らない故障率の低さを持っている車です。

ルノー車は日本ではまだまだ馴染みがないので輸入車の悪いイメージが付きまとっていますが、もうそのイメージは過去のものでしょう。

走行距離や年式と故障率の考え方も国産車と大差はなく、しっかりしたメンテナンスと定期的な点検を欠かせなければ、故障も少なく長い期間乗り続けられる車といえます。

それ以外にもフランス車には日本車にはない乗り味もあり興味深い車なので、新車や状態のよい中古車なら故障率のことなどはあまり深く考えずに乗り換えられる車でしょう。

しかし国産車と違う点は修理費が高額になるということで、こればかりは輸入車ですので仕方ない面もあります。古くなればなるほど維持費がかかるようになる点は注意しておいたほうがよいですね。

ルーテシア以外にも輸入車の故障について解説した記事がございます。興味がある方はこちらもあわせてご覧ください。

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