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ルノー メガーヌは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

ルノー メガーヌはフランス生まれの中型車で、同社の代表的なモデルです。

今回はそんなルノー メガーヌの故障についてご説明します。

ルノー メガーヌの故障率

ルノー メガーヌ参考:www.renault.jp

ルノーはフランス最大の自動車メーカーで、同社の中型車を代表するのがメガーヌです。

メガーヌは1995年の登場以来フランス車の代表格の1つで、現行車は2016年にフルモデルチェンジを果たした4代目となります。

メガーヌにはハッチバックタイプと4ドアセダンの2種類が設定されており、ほぼこの1車種でルノーの中型車ラインナップを構成しています。

日本にも初代メガーヌから正規輸入が開始されており、2000年ごろに日産自動車と提携した後は供給量も増えています。

そんなメガーヌの故障に関しては次の点から見ることが出来ます。

ルノーの自動車耐久品質調査

自動車の故障率などのデータは各自動車メーカーが独自に市場調査をして集めているのですが、そのデータは社外秘の機密データとなっていますので一般には公開されません。

MEMO

そこでメーカーとは別の民間調査会社のデータを参照する必要があり、米国J.D.パワー社の公開する「自動車耐久品質調査」が信頼性の高い調査の1つとなっています。

この調査では各国市場で新車を購入したユーザーから購入後3年〜5年経過時の不具合を聞き取り調査しており、それをメーカーごとのランキング形式で発表したものになります。

この調査では車種単体ではなくメーカーごとの信頼性比較となりますが、データーがある調査の中では信頼性のあるものになります。

ルノーは日本では販売台数が少ないことからこのランキングに入ってきませんが、ルノーの主戦場であるドイツ市場の結果がありますのでこちらを参考にします。

2019年 ドイツ自動車耐久品質調査
ランキングメーカー名スコア
1三菱85
2シュコダ88
3ヒュンダイ89
4スマート90
5キア95
6フォード98
7セアト99
8トヨタ101
9ダチア102
10オペル108
11フォルクスワーゲン109
12ボルボ111
13マツダ114
業界平均115
14日産118
15プジョー119
16ルノー120
参考 2019 Germany Vehicle Dependability StudyJ.D. Power

この調査でルノーは全体の16位という位置につけていますが、全22メーカーの中では平均以下という評価となっています。

ランキングトップは日本メーカーの三菱がつけており、その後を欧州メーカー、韓国メーカー、トヨタやマツダなどの日本メーカーが続きます。

MEMO

この結果からルノーは不具合の少ないメーカーとはいえませんが、一方で日産自動車と同程度の順位であり一定の評価はできます。

日産とルノーは提携関係にあることから基本的な設計要件などが似ており、信頼性評価が同程度というのもうなずけます。

一方でメルセデス・ベンツやBMW、アウディなど日本で主要な輸入車メーカーはどれもルノーより順位が下であり、日本の輸入車として考えるとルノーの信頼性はそこまで低いわけではなさそうです。

中古のメガーヌの故障しやすさ

メガーヌは1996年から実に20年以上日本に正規輸入されていますので、中古車市場には一定数のメガーヌの中古車があります。

多くは2002年のメガーヌⅡ以降の車ですが、それでも最初期の車は年式が結構古くなっています。

一般的に国産車の場合は年式10年以上もしくは走行距離100,000km以上で寿命と言われており故障が増えますが、輸入車の場合はその半分程度から故障が増加します。

ルノー メガーヌもこれに当てはまる車が多く、中古車を選ぶ際には年式と走行距離が重要となります。

現行メガーヌであればまだ年式は数年しか経っていませんが、走行距離に関しては車によって差があります。

ただ近年のメガーヌは日産の車と共通部品を採用していることも多く、修理部品に日産の部品が使える場合があります。この場合は修理費用などの面で有利となります。

ルノー メガーヌ オーナーの評判

ルノー メガーヌの故障に関してはTwitterにもさまざまな情報が投稿されていますので、その中からいくつかご紹介しましょう。

こちらの方はメガーヌのスポーツ仕様であるRSに5年間乗っていらっしゃいますが、その間は故障がなしということでなかなか優秀な耐久性を発揮しています。

フランスにはルノーの他にもプジョーやシトロエンといったメーカーがありますが、その中でもルノーは信頼性が高いほうです。

一方こちらの方のメガーヌはパワーウインドウのトラブルが多発しているそうですが、5年で5回という高頻度で発生しており全ての窓が故障したそうです。

後ほどご説明しますがパワーウインドウは弱点の1つであり、その中でも故障の多い車を引き当ててしまわれたようです。

こちらの方は11年もの長い間メガーヌヲの理続けてこられましたが、毎年故障が起こるような状況にあり手放すことにされたようです。

ですが次もフランス車にされるそうで、その魅力にとりつかれてしまったようですね。

ルノー メガーヌの故障事例

ルノー メガーヌの故障事例はいくつか代表的なものがあり、その中からいくつかご紹介しましょう。

パワーウインドウのトラブル

これはTwitterでも度々話題となったトラブルですが、窓ガラスを電動で上下させるパワーウインドウのトラブルが起こりやすいです。

パワーウインドウは重たい窓ガラスをパワーウインドウレギュレーターという部品で上下させているのですが、この部品は電動モーターと金属や樹脂のアーム類などで構成されています。

ですがパワーウインドウレギュレーターは経年劣化によって電動モーターが動かなくなったり、樹脂部品が破損して正常に作動しなくなったりと、年式が古くなってくるとトラブルが一気に増加します。

故障すると窓ガラスが上がったままか、下がったままで固定されてしまいますので、防犯上などでも問題があります。

修理にはパワーウインドウレギュレーターの交換が必要ですが、修理には一箇所100,000円〜150,000円ぐらいはかかってしまうのでかなりの高額部品です。

前述のツイートにあったように毎年故障するようではたまったものではありませんね。

電気系統のトラブル

メガーヌの故障事例としてよく聞くのが電気系統のトラブルですが、特に多いのはコネクターやケーブル類の経年劣化によるトラブルです。

電気系統のトラブルは一般的にはエンジンや車体側のセンサーの故障や、エンジン関連の電気系統の故障があります。

メガーヌでもこういった故障事例はあり、修理には当該部品の交換を行って数万円〜100,000円ぐらいの修理費用がかかります。

ポイント

しかし他には電線ケーブルであるハーネスの問題もあり、古いメガーヌではハーネスをおおおっている被覆が経年劣化で剥がれたり、コネクター部分の接触不良による故障など細かいトラブルも少なくありません。

ですが近年は日産と規格を統一するなどして全体的な耐久性や信頼性は向上しています。

補機類の故障

メガーヌ システム参考:www.renault.jp

補機はエンジンの動力で動作する機器で、エアコンコンプレッサーやオルタネーターといったものが代表的です。

補機はエンジンの回転をベルトによって伝達し、その回転動力で動いています。エンジンが動いている間は常に高速回転をしており、その回転部分には高い負荷がかかり続けています。

注意

そして経年劣化によって主に回転部分のベアリングなどが消耗し、それが原因で異音や異常振動が発生します。

またメガーヌを始めとして少し前のルノー車全般に採用されていた補機には、回転部分に振動を抑えるゴムブッシュなどが採用されており、これが年々減ることで異常振動が起こる場合もあります。

この世代のメガーヌではエンジンルームに黒い粉のようなものが残っていることがあるのですが、その原因はこのゴムのかけらだったりします。

これら補機のトラブルに対しては基本的に補機の交換が必要で、一箇所あたり100,000円〜200,000円ぐらいの修理費用が必要です。

近年は補機の耐久性も上がってきており、故障が起こる走行距離は伸びてきています。

ルノー メガーヌは買っても大丈夫か?

ルノーは日本で乗る輸入車としてはマイナーな部類に入り街中で見かけることも少ないですが、その信頼性や耐久性は近年かなり向上しており故障の少ない輸入車になってきました。

というのも、もともと信頼性の高い日産自動車との提携によって両者の設計ノウハウが交換されており、これによってルノー車が日本の厳しい環境でも耐えられる車になってきているということです。

また近年はデザイン的にもスタイリッシュになってきており、高級車ではありませんが普段使いの便利な1台として満足感の高い車になっています。