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日産 リーフの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

日本における電気自動車普及の先駆けである日産 リーフですが、ふつうのクルマと違う電気自動車の所有に、一体どれくらいの維持費がかかるのか気になりますよね。

ここでは、多くの人が感じているそんな疑問についてとことん解説していきます。

リーフの月、年間の維持費

走っているリーフ

クルマの維持には毎月かかるものや1年ごとにかかるもの、車検ごとにかかるものと様々あります。それぞれまとめた上で、各項目詳しく解説していきます。

リーフのグレード間の維持費

リーフは

  • S
  • X
  • G

の3つのグレードがあり、さらにバッテリー容量の大きい「e+X」「e+G」の2つのグレードを加えた5つのグレード構成となっています。

このうち「S」のみ車両重量が1,500kg以下で車両重量税が、ほかのグレードより安いです。また「G」「e+G」のみ17インチのタイヤを装着しています。

ほかのグレードは16インチなので、1インチ大きいタイヤの分、値段がわずかに高いです。

リーフの月ごとにかかる費用

リーフを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代(電気代)2,000円
合計10,000円

駐車場代

駐車場代は全国平均の8,000円を設定しています。都市部ではさらに高い駐車場代のところも多く、数万円する場所も珍しくありません。

一方で田舎ではもっと安いところもありますし、駐車場付きの持ち家にお住まいであれば関係のない項目です。

いずれにせよ駐車場を借りる必要のある方は事前に月額いくらなのか確認しておくことをおすすめします。

燃料代

いつもは月間走行距離を500kmと仮定したときにかかるガソリン代を計算していますが、燃料を使わない電気自動車のリーフの維持にそのような概念は当てはまりません。

どういうことなのか、もう少し詳しく解説しましょう。

リーフユーザーは、日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2に加入

ほとんどのリーフユーザーは、「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」の使い放題プランに加入します。

MEMO

これは月会費2,000円で、日産ディーラーにある急速充電器およそ1,890基と、NCS急速充電器およそ3,970基を合わせた全国5,860基以上の充電器がいつでも使い放題になるものです。

2018年にとある機関がおこなった調査結果では、アンケートに回答したリーフオーナーのうち、「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」に加入していないのはおよそ5%です。

一方で「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」のうち、使い放題プランに加入しているユーザーはおよそ89%にもなります。

さらに月間走行距離500〜1,000kmのユーザーが充電する回数は週に0〜2回が最多のようです。

仮に普段の充電をすべて、このプラン対応の充電器でおこなったとすれば、使い放題プランなので走行距離がどれだけ増えたとしても2,000円の定額でそれ以上になることはありません。

自宅の充電設備を使えば電気代がかかる

アンケートでは、およそ75%のユーザーが自宅に充電設備があると回答しています。

自宅での充電や「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」対象外の充電スポットでは別途電気代がかかります。(対象外の充電スポットのうち無料で使える場所もあります)

このように充電するのにかかる費用にはバラツキが発生するので、ここでの燃料代の計算はわかりやすく「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2」の月会費2,000円のみとします。

自宅の充電設備の注意点や、電気代の詳細についてはのちほど解説します。

リーフの燃費(電費)走行

電気を動力に使うリーフは、従来のクルマとは違った点に気をつけて燃費走行をしないといけません。

エアコンを極力使わない

リーフは冷房や暖房を使うと、一気に航続可能距離が短くなります。

ふつうのクルマの暖房は、エンジンの熱によってあたたまったエンジンの冷却水を車内に取り込み、エアコンの風を当てることで、あたたかい風が出る仕組みになっています。

一方で、リーフは電力を使用するヒートポンプ式を採用しています。また冬(寒いとき)は、バッテリーにとって1年のうちでもっとも辛い環境になり、あたたかい時期と比べると性能も落ちてしまいます。

電気を動力にして走るリーフなので、特に暖房を使用する冬場は航続可能距離に注意する必要があります。

シートヒーター・ステアリングヒーターを極力使わない

リーフには快適装備の全席シートヒーター・ステアリングヒーターがすべてのグレードに装備されています。

これにももちろん電力が使われているので、シートヒーター・ステアリングヒーターの使用により航続可能距離は短くなります。

自分も周りにも余裕のある運転をする

これはふつうのクルマにも言えることですが、急加速・急減速をしないことが大切です。

いずれの運転もガソリンまたは電気をムダに消費する走行です。また、速度が法定速度に達したあとはなるべくアクセルのON・OFFを抑えて、速度を維持するのが燃費をよくするポイントです。

さらに減速時に発生する回生ブレーキでバッテリーに電力が充電されるので、前方の交通状況を見極めて余裕のある減速をすることが大切です。

たまに回生ブレーキを意識するあまりアクセルのONとOFFを繰り返すような運転をする人がいますが、これは逆効果で燃費が悪くなるのでおすすめしません。

なおリーフの航続距離については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

走っているリーフ【実験】リーフ40kWhのフル充電の走行距離は236km!実際の航続距離が短いか測定してみた【冬編】

1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税29,500円
任意保険料84,000円
消耗品代0円
合計113,500円

自動車税

自動車税は毎年5月初旬にクルマの所有者のもとに納税通知書が郵送され、すみやかに納税しないといけません。自動車税の支払いを滞納すると車検を受けることができません。

エンジンの排気量によって決まる自動車税ですが、エンジンのないリーフも支払う必要があるのか疑問に思うでしょう。

これはエンジンがない=排気量0ccを、排気量1,000cc以下に含むと解釈しているからです。よってリーフの場合は29,500円となります。

任意保険料

任意保険はあくまで任意での加入ですが、クルマに乗るのなら自賠責保険で補えないもしもの事故に備えて、加入することが常識です。

保険会社や保険の等級、運転者の年齢、保険の内容によって保険料は大きくかわりますが、平均的な金額として年間84,000円、ひと月7,000円を設定しています。

もっとも保険料がかわるのは、車両保険を付帯するかしないかです。もしもの事故のときに実費修理をする覚悟があるのなら、車両保険を付帯せずに保険料を節約するのもひとつの手段です。

消耗品代

ふつうのクルマであれば、この項目でエンジンオイルとオイルフィルターの交換1回分を6,000円として設定しています。

しかし、リーフには必要がなく同等の頻度で交換するものもありません。よって、この項目は0円としています。

数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年毎実施される車検の費用をまとめました。

種類費用(グレード S)費用(S以外のすべてのグレード)
自動車重量税15,000円20,000円
自賠責保険料25,830円25,830円
車検基本料金50,000円50,000円
12ヶ月点検費用14,000円14,000円
合計104,830円109,830円

※自動車重量税…新車購入時は免税となり0円
※自賠責保険料…新車購入時は3年分35,950円

自動車重量税

車検時に納付する自動車重量税は500kgごとに区分され、重くなるほど税額が高くなります。リーフの場合、ベースグレードの「S」のみが車両重量が1,490kgで、それ以外のグレードはすべて1,501kg以上になります。

本則税率が適用され、それぞれ2年間で15,000円と20,000円になります。これはふつうのクルマの同区分のエコカーと変わりありません。

自賠責保険料

交通事故の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料です。車検時に次の車検までの2年間分を支払わなければ、車検に合格することはできません。

また毎年1月に保険料の見直しがおこなわれおり、年度がかわる4月より新しい保険料が適用されます。現在の自賠責保険は25,830円です。

2017年度から据え置かれていますが、今後かわる可能性もあります。ちなみに乗用車(3・5・7ナンバー)はすべて同じ保険料です。

車検基本料

車検基本料は、車検ごとの法定点検費用と印紙代、車検代行料を足したものとします。

電気自動車にはエンジンはありませんが、逆にふつうのクルマにはないリーフ(電気自動車)にしかない部品もあるので、法定点検費用もふつうのクルマと同等程度に必要です。

車検業者やディーラーによって、金額に差はありますが平均的に50,000円ほどかかると思っていただければ、間違いないでしょう。

12ヶ月点検費用

リーフの12ヶ月法定点検費用は、わかりやすく日産ディーラーの区分で説明すると、ジュークやティーダと同じSクラスの料金区分となるようです。

この項目も、点検を受ける工場や同じ日産ディーラーでも地域によって設定金額に差があるのですが、おおむね14,000円ほどが必要です。

距離を多く乗るユーザーや、細かい点検項目を求めるユーザー向けの「シビアコンディション」の場合は、費用が高くなります。

MEMO

もしリーフを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

リーフの月ごと、年ごとの維持費平均

リーフの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内での平均的な維持費がわかります。

リーフの月ごとの維持費

リーフを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用(グレードS)費用(S以外のすべてのグレード)
駐車場代8,000円8,000円
燃料代(電気代)2,000円2,000円
自動車税2,458円2,458円
任意保険料7,000円7,000円
消耗品代0円0円
自動車重量税625円833円
自賠責保険料1,076円1,076円
車検基本料2,083円2,083円
12ヶ月点検費用416円416円
合計23,658円23,866円

リーフの年ごとの維持費

リーフを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用(グレードS)費用(S以外のすべてのグレード)
駐車場代96,000円96,000円
燃料代(電気代)24,000円24,000円
自動車税29,500円29,500円
任意保険料84,000円84,000円
消耗品代0円0円
自動車重量税7,500円10,000円
自賠責保険料12,915円12,915円
車検基本料25,000円25,000円
12ヶ月点検費用7,000円7,000円
合計285,915円288,415円

そのほかの費用

走っているリーフ

基本的な維持費に加え、ほかにも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

リーフが装着しているタイヤは以下の3つのサイズがあります。

グレード名205/55R16215/50R17225/45R18
S
X
G
e+X
e+G
NISMO

ここでは16インチと17インチのタイヤ代がいくらになるのか紹介しましょう。

205/55R16のタイヤ代

もっともタイヤ代が安くなるのが16インチのタイヤです。国産の売れ筋タイヤ1本あたりの価格は、8,000円〜18,000円です。

ハイグレードのものになると高くなりますが平均的な価格は1本あたり12,000円、4本交換したときの工賃も含めた価格は58,000円前後で考えておけばよいでしょう。

215/50R17のタイヤ代

基本的には、タイヤはサイズが大きくなるほど高くなります。このサイズの国産の売れ筋タイヤ1本あたりの価格は10,000円〜24,000円です。

1本あたりの平均は14,000円、4本交換したときの工賃も含めた価格は66,000円前後で考えておけばよいでしょう。

ローン金利

ローンでリーフを購入する場合は、車両価格に加えて金利がかかります。どこから借りるかでも金利は大きくかわるので慎重に選びたいところです。

また、新車のリーフの購入には国からの補助金が出ますが(2019年2月時点)、これを受け取る場合は車両値引きがないことが条件で、補助金の受け取りも購入後数ヶ月経ってからとなります。

地方自治体独自の購入補助金制度もありますが、ここではこれらの補助金は考慮せずに人気グレード「G」に一般的なオプション装備を装着した場合の支払い総額、およそ430万円をフルローンで購入する場合と、150万円の頭金を用意した場合に金利の総額がいくらになるのか計算してみます。

返済に要する期間は5年間とします。

ローンの種類金利 金利総額(フルローン)金利総額(頭金150万円)
ディーラーローン年 5%~7%568,760円〜808,700円370,340円〜526,580円
銀行ローン年 2%~4%222,140円〜451,460円144,680円〜293,960円
信販会社年 1.9%~8.4%210,860円〜980,840円137,300円〜638,660円

表からもわかる通り、金利の額は数十万円単位となりかなり大きな出費となることがわかります。

リーフの場合、リチウムイオンバッテリーの劣化を見越して短期間で乗り換えを考えている方もいるでしょうが、そういった場合は残価設定型クレジットがお得な場合もあります。

ご自身の経済状況を客観的に見て、自分に合った無理とムダのない支払い方法を選択できるように、しっかりと検討しましょう。

高速料金

高速道路を頻繁に使う人は、維持費に占める高速料金の割合が大きくなるので、どれくらいかかるのか気になりますよね。

高速料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能です。また、100kmを超え200kmまでの部分については25%の割引、200kmを超える部分については30%の割引となるように設定します。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で4,950円です。深夜割引・休日割引が適用されるときのETCでの利用であれば、30%割引され3,470円になります。

また、通勤等で頻繁に高速を利用される人はETCマイレージサービスに登録すれば、利用回数に応じた還元率を、割引対象区間の通行料金のうち最大100km相当分に適用する「平日朝夕割引」というサービスがあるので、有効に活用しましょう。

修理代・部品交換代

消耗品にかかる費用の一例を以下の表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃) 交換推奨目安距離
ブレーキパッド20,000円~80,000km~
12Vバッテリー7,500円〜3年~
ブレーキフルード5,000円~2年ごと
ワイパーゴム3,000円~1年ごと
エアコンフィルター2,500円~1年または20,000kmごと

それぞれ使用環境により交換時期は前後しますが、おおむね書いてある距離・年数を目安にしていただければと思います。

エンジン廻りの消耗品がなく、一般的なクルマと比べて交換の必要がある消耗品が少ないのが電気自動車であるリーフの特徴です。

ブレーキパッドは回生ブレーキにより磨耗が少なくすむので、走行距離が10万kmを過ぎても一度も交換したことがないという声も多く聞かれます。所有しているあいだに交換することがないかもしれませんね。

また、リーフにはふつうのクルマと同じように12Vバッテリーも搭載されています。純正サイズは46B24Lで、おおむね従来のクルマと同等に交換時期を迎えます。

なおリーフの故障・修理については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

リーフ サイドリーフは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

リーフの維持費に関する注意点

走っているリーフ

リーフを維持する上での特別な注意点をまとめました。

自宅の充電設備設置には費用がかかる

リーフ購入者のほとんどは、すでに自宅に充電設備があるか、自宅に新たに充電設備を設置することになるかと思います。

後者の場合は、充電設備工事費が別途必要になります。実際にかかった費用の例として3〜10万円くらいが多いですが、自宅の電気設備の状況や各補助金の有無によって大きくかわってきます。

補助金については日産ディーラー・地方自治体に確認してみるとよいでしょう。

LEAF to HOMEの導入はしっかり検討するべし

「LEAF to HOME」とは、リーフに蓄えた電気を家庭の電源として使うことができるシステムです。

太陽光発電×オール電化と組み合わせて、売電を考えている方もいらっしゃるでしょう。

まだまだ時代の一歩先をいくシステムで、一見よいことしかなさそうに聞こえますがメリットとデメリットをよく理解する必要があります。

注意

実際には、コスト面におけるメリットを感じづらいようです。

まず設置コストとして例を挙げると、ニチコンという会社からリリースされているこのシステムの本体価格が入門モデルで39万円、中級モデルで79万円です。さらに設置費用がかかるので、システムの導入は高額な出費となります。

また、太陽光発電と組み合わせると売電価格が太陽光発電のみの場合より大幅に下がるという報告もあります。

災害時も含めたインフラとして魅力的なシステムであることに間違いないですが、「LEAF to HOME」導入に投資した金額を回収することは、現状難しいでしょう。

なおリーフの充電については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

リーフ 充電ケーブルリーフの充電方法!普通/急速充電の充電時間を実際に計測してみた!

充電にかかる電気代は人によって大きく異なる

リーフ 充電スポット

自宅に充電設備を設置するときに、同時に検討していただきたいのが、家庭の電気の契約内容です。

電力自由化によりユーザーにとって選択の幅が増えた分野なので、リーフの購入を機にご自身に合った電気料金プランに変更してみるのもよいかもしれません。

例えばオール電化の家庭は日中と深夜で料金単価が深夜のほうが安くなる契約をしているのが一般的です。その場合リーフを充電するなら断然、夜間におこなうのがお得ですね。

実際の電気代がいくらになるのか計算してみた

では実際にどれほどのランニングコストがかかるのか気になると思うので具体例を挙げて解説します。

1kwhあたり電気料金がいくらなのかわかれば、1回あたりにいくら電気代がかかるのか簡単に計算が可能です。おおむね「15円〜30円/1kwh」の間におさまることが多いでしょうから、これを元に計算してみましょう。

40kwhモデルのリーフを1回あたり30kwh分、充電した場合の電気代は以下のとおりです。

1kwhあたりの料金単価30kwh充電するのにかかる電気代
15円450円
20円600円
25円750円
30円900円

そして、ユーザーの報告によるリーフの実電費の平均値は「7〜9km/1kwh」です。間を取って8km/1kwhとすると、30kwhで240km走る計算となります。つまり表のそれぞれの電気代は、240km走るのに必要となる電気代です。

ガソリンエンジンのクルマで、20km/Lの低燃費車でも240km走る場合、ガソリン代を130円とすると1,560円の燃料代がかかります。リーフの場合は450円〜900円なので、かなりコストを抑えることができますね。

もちろん、出先での充電設備を使えばこの電気代はかからない上に、大型ショッピングモールなど無料で充電可能な設備を備えているところも増えてきているので、実際のコストはさらに抑えることができます。

リチウムイオンバッテリーの劣化問題とその費用

リーフのリチウムイオンバッテリーは、長距離を走りいずれエンジンの載せ替えが発生するのと同程度くらいは、最低でも品質を維持することができるとメーカーは公表しています。

40kwhモデルで8年16万kmという保証があるのもその自信の表れでしょうが、机上の理論と現実は違うのが実情です。

満充電にしても、満足のいく航続可能距離を走れなければカーライフにおいてストレスにもなりますし、実際にバッテリーの劣化によりこうした不満がユーザーからあがっています。

仮に、保証を受けることができない場合にバッテリーの交換にかかる費用は、新品のバッテリーの部品代だけでおよそ82万円です。(40kwhの場合)

さすがにそれは高すぎるとのことで、2018年にはリサイクルバッテリーを使用した有償交換プログラムを日産は発表しました。

将来的には30・40kwhと販売の拡充を図るようですが、現在は初代リーフに搭載されていた24kwhバッテリーのみで、金額はおよそ30万円です。

24kwhバッテリーは新品がおよそ62万円なので半額での交換が可能ですが、あくまでリサイクルされたバッテリーなので、その後の劣化スピードは新品よりも早く、結局ふつうに新品を買ったほうが良かったのでは?…ということもあるようです。

電気自動車を保有することのリスクとして、このバッテリー交換にかかる費用の問題は理解しておく必要がありますね。

MEMO

もしリーフを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

リーフの旧型(中古)の維持費

リーフは初代が2010年に登場、現在販売されている2代目は2017年に登場しています。初代リーフの維持費は、どれくらいかかるのでしょうか。

初代リーフの維持費

日産リーフ

初代リーフはすべてのグレードで1,500kg以下なので、自動車重量税が現行モデルだと「S」のみが同額で、それ以外のグレードだと現行モデルのほうが高くなります。

ただその差は2年間で5,000円しかかわらないのであまり気にすることはないでしょう。それ以外の維持費で、初代と現行モデルで大きくかわる点はありません。

中古のリーフを買う際の注意点

初代リーフは前期モデルが24kwhの航続可能距離200kmモデル、中期モデルが24kwhの航続可能距離228kmモデル、後期モデルではこれに30kwhの航続可能距離280kmモデルが追加されました。

性能がもっとも劣る初代前期モデルの中古車の流通量は多く、かつ走行距離が少ない割に値段が安いので、中古車を検討しているユーザーの目にとまりやすいかもしれません。

そんな中古のリーフの注意点を紹介しましょう。

快適なカーライフは程遠く、購入後に多額の出費の可能性がある

中古のリーフのなかでも初代の前期モデルは特に先ほどのバッテリーの劣化の話もあるように、実際には満充電で100kmも走れない可能性があります。

例えランニングコストが安くても充電に取られる時間が多くなることや、航続可能距離が短いことによって自由が利かないなどのデメリットが目立ち、快適なカーライフとは程遠くなるかもしれません。

ましてや新品のリチウムイオンバッテリーに交換するとなれば、バッテリー代がリーフの購入価格より高くなることもあり得ます。

日産の認定中古車以外の購入は避けるべし

リーフはまだまだ国内ではほかにあまり見かけない電気自動車なので、町の中古車屋などは情報や整備のノウハウを充分に持ち合わせていません。よって出どころのわからない中古車を買うことはリスクが高いです。

一方で過去の整備歴やバッテリーの状態が明確で保証も手厚い日産の認定中古車は、クルマになにかあっても堂々とディーラーに修理を依頼することができ、安心感も大きく異なります。

リーフを中古車で購入すること自体あまりオススメはしませんが、それでも購入するとなった場合は、多少車両購入価格が高くなってでも、日産の認定中古車を選ぶほうがよいでしょう。

あとは中古車の選び方の一般的なポイントを抑えて買うようにしましょう。中古車の一般的な選び方が分からない方は、こちらの記事もご覧ください。

中古車選び初心者が絶対意識すべき中古車の選び方の5つのポイント・コツ!

リーフの維持費をほかのクルマと比較

リーフのライバルとして、「トヨタ プリウスPHV」「日産 ノート e-power」そして、ふつうのガソリンエンジンのクルマの維持費の例として「日産 ノート」の3車種と、維持費の違いを比べてみましょう。

トヨタ プリウス PHVの維持費

プリウスPHVのフロント

プリウス PHVの年間の維持費は以下のとおりです。

維持費 一覧費用
駐車場代96,000円
燃料代28,560円 ※使い方によって大きく異なる
自動車税39,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税10,000円
自賠責保険料12,915円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用6,500円
合計308,475円

国産車でリーフの直接的なライバルで思い浮かぶのはプリウス PHVくらいでしょう。

完全な電気自動車にはまだ不安がある人にとって、近距離であれば問題なくEV走行ができつつ、もしもの時はガソリンを使ってハイブリッド車として走行が可能なこのクルマの魅力度はかなり高いです。

維持費の中で注目すべき点は燃料代です。上記のクルマの性質上、使い方によってかなり大きく燃料代がかわってくるので、よく検討する必要があります。

MEMO

リーフの航続可能距離は40kwhモデルで400km、プリウス PHVのEV走行可能距離は68.2kmです。いずれもJC08モードでの数値なので、実際にはこれより短い距離です。

リーフより大幅に短いEV走行可能距離と、日常のカーライフがどれだけマッチしているのかが重要です。

仮に近距離での通勤などにEV走行のみでクルマを使い、その先々で満充電できる環境にあれば、理論上はガソリンを給油することなく乗ることが可能です。

しかし、少しでも遠出することになればHV走行が当たり前となるので、ガソリンの給油が必要になります。

よって、プリウス PHVを検討する場合はご自身のクルマの使い方とよく照らし合わせることをオススメします。

ポイント

ここでの燃料代は、普通充電を利用し放題の定額プラン「PHV充電サポート」の月会費の1,080円と、月間の走行距離のおよそ半分をHV走行して10Lガソリンを給油すると仮定した場合の、ガソリン代を足した金額を設定しています。月々で2,380円、年間で28,560円になります。

またPHV充電サポートは急速充電をする場合は電気代がかかりますし、プリウス PHVにはエンジンがあり、リーフにはないエンジンのメンテナンス費用も必要となることから、リーフより維持費が安くなることは、ほとんどないでしょう。

なおプリウスPHVについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウスPHVの運転席の広さプリウスPHVの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!プリウスPHVのフロントプリウスPHVの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

日産 ノート e-powerの維持費

日産 ノート e-power

ノート e-powerの年間の維持費は以下のとおりです。

維持費 一覧費用
駐車場代96,000円
燃料代40,227円
自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料12,915円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用7,000円
合計313,142円

「電気自動車の新しいかたち」というキャッチフレーズで販売台数を伸ばしているノート e-powerですが、e-powerに搭載されているエンジンは駆動用としては一切使わずバッテリーへの充電機としての役割を担っています。これは正確には、ハイブリッド車になります。

エンジン排気量は1.2Lで、車両重量はFFモデルで1.2t前後とふつうのガソリンエンジンのコンパクトカーに比べると重量があるものの、実燃費は19.39km/Lという優秀な数値が出ているので、燃料代は安いほうです。

手軽に電気自動車っぽさを味わいたいユーザーにとっては、従来のクルマに比べると燃費に優れ、モーターならではの優れた走行性能を楽しめるので良いかもしれませんね。

やはり、トータルでのランニングコストでは完全な電気自動車のリーフには及びません。

なおノートについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

日産 ノートノートの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ノート 外装日産ノート(e-power)の口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

日産 ノート ガソリンエンジンモデルの維持費

日産 ノート

ノートのガソリンエンジンモデルの年間の維持費は以下のとおりです。

維持費 一覧費用
駐車場代96,000円
燃料代49,336円
自動車税34,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税7,500円
自賠責保険料12,915円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用7,000円
合計322,251円

ノートはガソリンモデルもエコカー減税対象車で、自動車重量税が本則税率適用となることから、実はe-powerとの維持費の違いは燃料代の違いくらいです。

リーフの維持費と比べると年間の差額は33,836円〜36,336円です。この差は走行距離が多くなればなるほど大きくなっていきます。

これだけ維持費に差があれば、リーフの購入にあわせて自宅に充電設備を設置する費用は、2〜3年でペイできるでしょう。

自宅に充電設備もないし…と諦め、今まで電気自動車に興味のなかった人も一度、リーフのある生活を検討してみるのもよいかもしれませんね。

なおノートについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

日産 ノート日産ノート(e-power)の燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

リーフのランニングコストの安さは圧倒的

最後にそれぞれパワートレインの異なるクルマを例に挙げ、維持費の比較をしましたがリーフのランニングコストが安いことは一目瞭然です。

プラグインハイブリッドであるプリウスPHVはHV走行が可能なので、充電スポットのないところで充電が切れて帰れなくなるような不安がない強みはあります。

しかしそれがゆえにお得に維持するためには、完全な電気自動車のリーフ以上にユーザー自身がカーライフについて塾考する必要があります。

一方でリーフは下取り価格が安いデメリットがあります。理由は以下のとおりです。

  1. 使い方が限られるので、誰もが電気自動車の恩恵を受けることができない
  2. バッテリーの劣化で走行距離が大幅に短くなる可能性がある
  3. インフラ整備がまだまだ発展途上

まだまだリーフに合ったライフスタイルを送ることができるかどうかが、リーフを購入するか否かのボーダーラインとなります。

もし、自分自身のライフスタイルに電気自動車がマッチするのであれば、ぜひとも一度検討してみてはどうでしょうか。

結果的に購入に至らずとも、家庭のオール電化や、電気料金の見直しによる家計の節約のキッカケにつながるかもしれませんよ!

なおリーフについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

リーフ メーターリーフのプロパイロットをレビュー!パーキングも実践!一般道で使えないのか実際にやってみた!リーフ 睡眠姿勢リーフが車中泊に不向きな理由4つ!フルフラット化は不可能!人数は1人~2人まで!