日産 ノートはコンパクトカーのハッチバックカーで、スタンダードなバランスの取れた車です。
今回はノートのメーターについてご紹介します。
ノートのメーターのデザイン
日産 ノートはコンパクトハッチバックカーのベストセラー車の一つで、実用性の高い扱いやすい小型車です。
ノートは日産のコンパクトカーシリーズの中で最もスタンダードなモデルに位置づけられており、現在はハイブリッドモデルであるe-power専用の車になっています。
e-powerシステムはモーターをメインに走行してエンジンが発電専用となっているシステムで、ノートに初搭載されてからは同モデルの魅力の一つになっています。
またインテリアもコンパクトカーとしては上質な印象のデザインになっており、シャープなエクステリアデザインと相まって満足感の高い1台に仕上がっています。
ではこのノートのメーターについて詳しくご紹介します。
ノートのメーターのデザイン
ノートのメーターは日産の最新のデジタルメーターが採用されており、先進的なデザインのメーターに仕上がっています。
ノートのメーターは配置としては運転席の目の前のハンドルの奥に配置されていますが、デザイン的に中央のカーナビの画面と繋がっているような配置となっていてコンパクトカーにしてはかなり特徴的なデザインです。
ノートのメーターは全体が液晶ディスプレイとなったフルデジタルタイプのメーターとなっており、ハンドルの奥に四角いディスプレイが置かれたような形です。
メーターのすべての表示はこのディスプレイにデジタル表示されており、従来のアナログメーターは一切ありません。
このフルデジタルメーターは表示内容は表示エリアは固定式の仕様であり、メーターの向かって右側のエリアにはデジタルスピードメーターなど走行中に必要な情報がまとまっています。
左側のエリアにはe-powerシステム関係のハイブリッドインジケーターや、その他細かいシステムの情報を表示するアドバンスドライブアシストディスプレイで構成されており、明確にメーターの左右エリアで役割が分けられたメーターになっています。
これまでの車のメーターは全体的に曲線や円形を組み合わせたイメージのデザインでしたが、現行ノートのメーターは全体的に直線基調で四角四面といった感じです。
なおこのメーター表示は同メーカーのミニバンであるセレナのメーターの1仕様と共用化されており、フルデジタルメーターになったことで別の車種との統合が可能となった最新の仕様です。
ノートのメーターのデザインについての評判
ノートのメーターのデザインについてはX(twitter)にも色々な投稿がありますが、その中からいくつかご紹介していきます。
車の見た目と形こんな感じのフォルクスワーゲンぽいやつで、内装は日産ノートePOWERのこれがいい
マジでデジタルメーター乗りやすいし、ギアチェンもレバーないから邪魔にならん
まぁじで日産ノートePOWERいいゾ〜 pic.twitter.com/fvhQKoIMg2— ゆめりあ (@uMELiq37_mc_) April 11, 2024
こちらの方はノートのインテリアについて気に入っていらっしゃって、乗りやすいとおっしゃっています。
その良い点にはレバーなどが少ないことの他にデジタルメーターも挙げられており、先進的なメーターながら実用性もしっかりあるようです。
会社の社用車で今日初めて乗ったけど、日産ノートめちゃくちゃ運転しやすいね❗️
絶妙な高さの肘置きがあってあれなら長時間の運転でも疲れないのでは?と思った。
メーターも見やすくデザインもいいしノートなかなかいいぞこれ❗️#日産ノート
— だいきち (@XzA193qCq4RgXwe) March 20, 2024
こちらの方は初めてノートに乗られたそうなのですが、運転しやすい車で気に入っていらっしゃいます。
メーターについてもデザインが良いとおっしゃっており、ファーストインプレッションで魅力的に映るのは良い車の証でしょう。
ノートのメーター表示の意味・見方
次にノートのメーター表示を詳しくご紹介します。
メーター表示 | メーター機能 | |
メーター表 示 | デジタルスピードメーター | 走行時速度表示 |
パワーメーター | 走行中の出力(加速力)と回生量(電力の回収量)を表示 | |
燃料計 | 燃料残量表示 | |
航続可能距離表示 | 現在の燃料残量と平均燃費から、走行可能な距離を表示 | |
外気温表示 | 外気温を表示 | |
時計 | 現在時刻を表示 | |
オドメーター(積算距離計)/ト リップメーター(区間距離計) | 総走行距離、走行距離表示 | |
最高速度標識検知表示 | カメラで最高速度標識を検知しアドバンスドドライブアシストディスプレイに表示 | |
NORMALモードインジケー ター/SPORTモードインジケーター/ECOモードインジケーター | ドライブモードの表示 | |
ポジションインジケーター | セレクトレバーのシフトポジションを表示 | |
チャージモードインジケーター/マナーモードインジケーター | EVモードスイッチのモード表示 | |
ドライブモードインジケーター | 現在選択されているドライブモードを表示 | |
アドバンスドドライブアシストディスプレイ | ・パワーメーター ・ドライブコンピュータ ・平均燃費/エコイン ジケータ/エコペダ ルガイド 2分間燃費 ・エネルギーモニター ・ナビゲーション ・コンパス表示 ・オーディオ ・運転支援 ・クルーズ(CRUISE) ・制限速度標識 ・警告 ・設定 | |
警告灯 | 油圧警告灯 | e-POWERシステムが作動しているとき、 エンジン内部を潤滑しているオイルの圧 力が低下すると点灯 |
e-POWERシステム警告灯 | パワースイッチがONのとき、モーターや高電圧システムなどに異常が発生すると点灯します。 | |
12V系充電警告灯 | 走行可能表示灯が点灯して いるとき、12Vバッテリーの充電系統に異 常があると点灯 | |
故障警告灯(MIL) | e-POWERシステムが作動しているとき、 エンジン電子制御システムに異常がある と点灯または点滅 | |
ABS警告灯 | ABSのシステムに異常があると点灯 | |
電動パーキングブレーキ警告灯 | パワースイッチがONのとき電動パーキング ブレーキのシステムに異常があると点滅 | |
ブレーキ警告灯 (赤色) | パワースイッチがONの時、次の場合に点灯 ・ブレーキ液が不足しているとき ・ブレーキシステムに異常があるとき | |
ブレーキシステム警告灯(黄色) | パワースイッチがONの時、次の機能に異常があると点灯 ・ブレーキシステム ・回生ブレーキ ・ヒルスタートアシスト ・電動パーキングブレーキ | |
シートベルト警告灯 | ・パワースイッチがONの時に乗員がシート ベルトを着用していないと点灯 ・シートベルトを着用していない状態で走 行すると(約15km/h以上)警告灯が点滅 ・シートベルトを着用していない状態で走 行すると(約15km/h以上)、警告灯が点 滅 | |
SRSエアバッグ警告灯 | SRSエアバッ グのシステム、プリテンショナー機能に 異常があると点灯 | |
VDC(ビークルダイナミクスコントロール)警告灯 | ・VDC作動時に点滅 ・VDCシステム異常時に点灯 | |
EPS(電動パワーステアリング)警告灯 | 電動パワー ステアリングのシステムに異常があると点 灯 | |
燃料残量警告灯 | 燃料の残量が少な いと黄色に点灯 | |
出力制限表示灯 | パワースイッチがONの時、次の場合に点灯 ・リチウムイオンバッテリーの残量が極 端に低下しているとき ・真冬の屋外などで、リチウムイオン バッテリーの温度が極端に低いとき ・上り坂の連続走行などで、走行用モー ターやリチウムイオンバッテリーなど の温度が極端に高いとき ・発電出力が制限されているとき ・シフトポジションがNで停車中、アクセルペダルを踏み込んだとき | |
電制シフト警告灯 | 電制シフトに異常があると点灯 | |
インテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯 | 次の場合に点灯 ・インテリジェント エマージェンシーブ レーキをOFFにしているとき ・VDCをOFFにしているとき ・インテリジェント エマージェンシーブ レーキまたはインテリジェント FCW (前方衝突予測警報)のシステムに異 常が発生しているとき ・フロントガラスの汚れなどにより、マ ルチセンシングフロントカメラが前方 を認識できなくなったとき ・前方からの強い光により、カメラが前 方を認識できなくなったとき ・炎天下に駐車したときなど、カメラが 高温になったとき ・フロントガラスの結露やくもりなどに より、マルチセンシングフロントカメ ラが前方を認識できなくなったとき 周辺の電波源の影響を受けているとき ・センサーの汚れなどで、インテリジェ ント エマージェンシーブレーキが一時 的に作動できない状態になっていると き | |
マスターウォーニング | メーターに警告メッセージが表示される と同時に点灯 | |
車両接近通報システム警告灯 | 車両接近通報装置に異常があると点灯 | |
手放し警告灯 | ・プロパイロット(ナビリンク機能付)で ハンドル支援を行っているとき、ハンド ルを持っていないまたはハンドル操作が 検出されないと点灯 ・ 手放し警告灯が点灯しているにもかかわ らず、運転者のハンドル操作が検出され ない場合は、警告音とともに手放し警告 灯が点滅し、ハンドル支援は解除 ・プロパイロット(ナビリンク機能付)の システムに異常があると点灯 | |
表示灯 | 方向指示表示灯 | 方向指示器を作動させると、作動させた側のみ点滅 |
ヘッドランプ上向き表示灯 | ヘッドランプのハイビーム(上向き)を 点灯させると点灯 | |
テールランプ表示灯 | 車幅灯、尾灯、番号灯を点灯させると点 灯 | |
フォグランプ表示灯 | フォグランプを点灯させると点灯 | |
リヤフォグランプ表 示灯 | リヤフォグランプを点灯させると点灯 | |
ハイビームアシスト表示灯 | ハイビームアシストをONにすると点灯 | |
VDC(ビークルダイナミクスコントロール) OFF表示灯 | VDCをOFFにしていると点灯 | |
アダプティブLEDヘッドライト表示灯 | アダプティブLEDヘッドライトシステムをONにすると点灯 | |
オートブレーキホールド表示灯(白色) | オートブレーキホールドが待機状態のとき白色に点灯 | |
オートブレーキホールド表示灯(緑色) | オートブレーキホールドが作動しているとき緑色に点灯 | |
走行可能表示灯 | ・走行できる状態になると点灯 ・e-POWERシステム始動時、走行可能な状態になるまで点滅 | |
低水温表示灯 | エンジン冷却水の温度が低いと点灯 | |
ソナー検知表示灯 | ソナーにより障害物を検知したときに点 滅 |
ノートのメーター表示
ノートのメーター表示はデジタルメーターの先進的な表示で、従来のメーターとは大きくデザインが違います。
ノートのフルデジタルメーターはディスプレイにすべての女言う方が表示されるものであり、アナログメーターに比べて自由度の高い表示となっています。
ノートのディスプレイは右側の表示エリアと左側の表ジェイリアに大きく分けられており、右側にはデジタルスピードメーター、オドメーターやトリップメーター、燃料残量系などがかたまっており、普段の走行時に必要な内容となっています。
ノートのメーターではスピードメーターすらアナログメーターではなくデジタル表示だけなので、メーターに慣れないうちは瞬時に読み取るのが少し大変です。
一方で左側のエリアにはアナログメーターがありますが、こちらはタコメーターではなくハイブリッドシステムの作動状態を表すパワーメーターとなっています。
ノートは走行にモーターのみを使用するためパワーメーターが加速性能などを表しており、このあたりはe-powerという他のハイブリッドカーと違うシステムのためのメーターといえます。
その他時計や外気温計、ポジションインジケーターなどがそなわっており、走行モードを表すインジケーターもそなわっています。
そして左の表示エリアはアドバンスドライブアシストディスプレイとしてさまざまな情報を切替式で表示できるようになっており、ハイブリッドシステムや燃費関係の表示から走行支援システム、ナビゲーション情報など多機能な使い方が可能です。
全体的に情報量の多いメーターになっていますが、デジタル表示のため結構ゆとりのある表示になっており慣れれば結構見やすいでしょう。
ノートの警告灯
ノートのメーターには各種警告灯もそなわっており、デジタルメーターの各所に配置されています。
警告灯は車のシステムや状態に問題が起こった際に表示される表示灯で、普段の正常なときには基本的に消灯しています。
ノートはe-powerでモーター走行を行うハイブリッド専用車となっており、警告灯にもハイブリッド関係のものは多くあります。
e-powerシステム警告灯や12V充電警告灯、故障警告灯などが基本的な警告灯になっており、充電用エンジンの警告灯も兼ねています。
またハイブリッドシステムに過熱や一時的な異常がある際には出力制限表示灯なども点灯し、従来のエンジン警告灯に近い使い方となっています。
その他の警告灯は他の車種にもあるものが揃っており、ブレーキ警告灯やABS警告灯、電動パーキングブレーキ警告灯など安全装備に関するものが充実しています。
またノートの警告灯には、出力制限表示灯などもそうですが1つの警告灯に複数の内容が含まれているものがあり、点灯状態や警告メッセージ、取扱説明書などを参照して状態を確認しましょう。
特にインテリジェントエマージェンシーブレーキ警告灯や手放し警告灯には多くの条件で点灯する内容があり、その中にはドライバーのちょっとした対処で解消するものもあるので内容を確認して対処を決めましょう。
ノートの表示灯
ノートのメーターには表示灯も数多く設定されており、こちらもデジタルメーターの各所に表示されます。
表示灯は車の走行状態やドライバーの操作によって表示されるもので、使用頻度の多い表示灯もあります。
表示灯には基本的なものとして方向指示器表示灯やヘッドランプ上向き表示灯、フォグランプ、テールランプ表示灯などのライト関係のものがあり、これらは運転中には頻繁に使用します。
そのためデジタルメーターの中央上側の見やすい位置に配置されており、使い勝手の良い配置になっています。
またハイビームアシストやアダプティブLEDヘッドライト表示灯などがありますが、これらはライト関係のシステムのON、OFFに対する表示であり、基本的にはONにしておけば大丈夫です。
その他の表示灯は走行可能表示灯などハイブリッドシステムに関するものもありますが、こちらは普段そこまで意識的に見る必要はないでしょう。
またオートブレーキホールド表示灯やソナー検知表示灯などは安全システムに関する表示灯であり、システムの作動時などに点灯します。
VDC OFF表示等に関しては基本的に普段使用することの無い表示灯であり、こちらは凍結路など特殊な状況でVDCシステムをOFFにする必要が生じた際にのみ使用すればよいでしょう。
ノートのメーターの見やすさ
ノートのメーターは先進的なデザインということで見やすさについては気になる部分もあり、詳しくご紹介します。
ノートのメーターの見やすさについて
ノートのメーターはフルデジタルメーターになったことで従来のメーターとは大きく仕様の違うものとなり、使いこなすには慣れが必要です。
メーターの見やすさについてはいろいろな要素が関係してくるもので、メーター自体の大きさや各種計器類の大きさ、配置、メーター全体の明るさなども関係しています。
またメーターのアナログメーターやデジタルメーターによってもドライバーの好みや慣れが関係してくる点で、馴染みのないメーター配置や表示だと結構使いづらいものです。
この点においてノートのメーターがフルデジタルメーターになっている影響は大きく、アナログメーターで慣れてきた方は結構最初は戸惑う部分が多いでしょう。
特にノートのメーターではスピードメーターがデジタル表示のみになっており、アナログメーターで直感的に速度を把握してきた方には使いづらい部分があるでしょう。
ノートに乗り続けて慣れていけば違和感は少なくなるのですが、もともとデジタルの数字での表示は瞬時に把握するのを苦手としていますので、アナログメーターが良いという方は少なくないでしょう。
その他のメーターの表示についてはギュウギュウ詰めで配置されていないので見やすさはあり、この点はフルデジタルメーターの利点が活かされています。
ノートのメーターの見やすさについての評判
ノートのメーターの見やすさについてはX(twitter)にも色々な投稿があり、その中からいくつかご紹介します。
マイチェン後のノート、メーターの中のノートもハイマウント付くようになってる… pic.twitter.com/kp1J96qxvI
— わだしゅん (@aura_nismo__5) March 17, 2024
こちらの方はノートのメーターについてマイナーチェンジ前後の違いを確認しておられ、メーターの左側に表示されるノートのグラフィックが細かく変更されていることに気づいていらっしゃいます。
このグラフィック表示は実際の車の状態を表すものであり、より鮮明にわかりやすい表示にアップデートされているのは良いですね。
先ほど自宅から山北の
国道246号のコンビニまで運転
前のラフェスタと違い
E13ノートは運転席の
メーターが液晶画面
慣れれば便利だ。
パーキングブレーキ
ボタン式は慣れるまで違和感有ったが
解除もボタン引かずに
アクセルペダル踏むと自動解除で
便利である。 pic.twitter.com/7JColn4CY8— 足柄のカメ (@1214kamesan) January 15, 2024
こちらの方はノートについていろいろな点で便利とおっしゃっており、メーターについても言及されています。
メーターは慣れれば便利とおっしゃっているので最初は多少違和感があったようですが、使い慣れてくれば問題はないようですね。
ノートのメーターの故障
最後にノートのメーター故障についてご紹介します。
車のメーターは他の車の部品と比べると故障の少ない部品であり、故障は主に経年劣化によるものがほとんどです。
現行ノートは発売からまだ数年程度しか経過していないので現時点で故障の確率はかなり低く、またフルデジタルメーターなのでアナログメーターのような機械的な故障が少ないのも良い点です。
それでも故障する可能性はゼロではありませんので、もし故障した場合には基本的にメーターパネル全体の交換が必要になります。
アナログメーターであれば機械部分の修理や警告灯などの電球交換だけで対処できる場合もあるのですが、フルデジタルメーターとなったノートのメーターは細かい修理はできないので交換修理が基本です。
そのため費用的にも30,000円〜50,000円ぐらいが必要であり、アナログメーターよりも多少高めの相場となるでしょう。
それでも故障の可能性自体が少ないデジタルメーターですので普段からあまり心配することはなく便利なのは確かです。