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「ハイブリッド」vs「クリーンディーゼル」の違い8つ!燃費や維持費まで比較!

自動車用のエンジンは環境性能と燃費性能が大きな注目点となっており、各自動車メーカーそれぞれ考え方が違います。

そんな環境対応エンジンにはいくつかトレンドがあり、ハイブリッドエンジンとクリーンディーゼルという2つがあります。

今回はハイブリッドとクリーンディーゼルの違いについてご説明します。

ハイブリッド、クリーンディーゼルの基本

ハイブリッドエンジン

ではまずハイブリッドエンジンとクリーンディーゼルエンジンとはどういうものか、簡単にご説明しましょう。

ハイブリッドエンジンの概要

ハイブリッド(HYBRID)という言葉は2つの異なるものを組み合わせる、という意味ですが、自動車用エンジンの場合は2種類の動力源を組み合わせたエンジンのことを指します。

現在一般的にハイブリッドエンジンというと、電動モーターと内燃機関のエンジンを組み合わせたエンジンを指し、電動車の一種に分類されます。

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ハイブリッド乗用車を初めて量産したのは日本のトヨタですが、トヨタのハイブリッドシステムはガソリンエンジン+電気モーターという組み合わせで、現在もこの組み合わせが多数を占めます。

なお他の組み合わせ、例えば電気モーターとディーゼルエンジン、のような組み合わせでも2種類のエンジンが組み合わされていればハイブリッドと呼ばれます。

ハイブリッドカーは燃費改善のために「回生ブレーキ」という独特のシステムを備えており、エンジン走行のときに無駄に捨てていたエネルギーを電気エネルギーとして回収するシステムです。

そこで回収した電気エネルギーは一旦専用の大型バッテリーに蓄積し、発進時や加速時などにその電気でモーターを駆動させることでエンジンの割合を減らします。

エンジンが動く割合が少なくなればその分燃料消費が減り、なおかつエンジン動力の無駄を電気として回収できるので、エンジンだけの車種に比べて大幅に燃費を改善することが可能です。

トヨタの初期のハイブリッドカーであるプリウスでカタログ燃費28.0km/L〜31.0km/Lを記録しており、これは発売された1997年当時には驚異的な燃費の良さです。

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このプリウスの成功を皮切りにハイブリッドカーは急速に拡大し、とくに日本国内でのエコカーはハイブリッドカーがほとんどです。

また海外でもハイブリッドカーが広がり、ハイブリッドエンジンは環境対応エンジンの主軸のひとつです。

クリーンディーゼルエンジンの概要

クリーンディーゼルエンジンはディーゼルエンジンの環境性能を大幅に高めたエンジンのことを指し、2000年ごろから欧州メーカーを中心に広がったエンジンです。

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ディーゼルエンジンはガソリンエンジンとともに自動車用エンジンの主流ですが、ガソリンエンジンとは特性が違い、高い低速トルクと燃費の良さが大きなメリットです。

一方で排気ガスに含まれる有害物質がガソリンエンジンよりも多く、黒煙の発生や光化学スモッグの原因物質が多く含まれています。

MEMO

このデメリットによりディーゼルエンジンは規制の対象となり、特に日本では1990年頃を境にディーゼルエンジン乗用車は衰退の一歩をたどりました。

ですが欧州ではディーゼルエンジンの燃費の良さと、燃料消費量の少なさによるCO2排出量の少なさなどの特徴を重視しており、環境対応できるディーゼルエンジンの開発が進みました。

クリーンディーゼルと呼ばれるのがいつ頃かはわかりませんが、黒煙の発生がなくなったことは大きな違いです。

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クリーンディーゼルエンジンの大きな特徴は排気ガス処理の触媒にあり、排気ガス内の有害物質それぞれの処理のために複数の触媒を持っています。

触媒種類 処理する有害物質発生時
DPF(Diesel particulate filter)PM(粒状黒鉛):黒煙の原因エンジン低負荷時
酸化触媒HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)エンジン低負荷時
・NOxトラップ触媒
・尿素SCR触媒
NOx(窒素酸化物)エンジン高負荷時

ディーゼルエンジンの排気ガスに含まれる有害物質の内、HCとCOは酸化触媒の効果により比較的容易に無害化できますが、問題はPMとNOxです。

この2つは発生しやすい条件が全く正反対で、エンジン制御によって片方を減らすともう片方が増加してしまうというジレンマを抱えています。

ポイント

初期のクリーンディーゼルエンジンでは各国の排気ガス規制がまだゆるいころだったこともあり、酸化触媒とDPFという組み合わせが一般的でした。

それでもDPFによってPMが99%以上除去できることにより、黒煙の排出がほとんどないクリーンなエンジンとなりました。

それ以降排気ガス規制が年々厳しくなるたびに、触媒性能の向上やNOx処理の触媒の追加が行われ、どんどんエンジンの排気ガスはクリーンになっています。

排気ガス浄化性能が大幅に高まったことで、ディーゼルエンジン本来の低燃費性能、低CO2性能を発揮することができるようになり、欧州では環境対応エンジンの主流となったのです。

日本ではハイブリッドが普及したと同時期に欧州ではクリーンディーゼルが普及し、この2つは環境対応エンジンの主流として現在まで競い合っているのです。

なおクリーンディーゼルの詳細は以下の記事でも解説しているので、こちらもあわせて参考にしてみてください。

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MEMO

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ハイブリッドとクリーンディーゼルの違い

ハイブリッドエンジンとクリーンディーゼルエンジンはどちらも環境対応エンジンですが、両者はエンジン性能や車の性能でさまざまな違いがあります。

この項ではいろいろな面での違いを比較して見ますが、まず各項目の評価を簡単に表でまとめます。◎、◯、△の3段階評価で比較します。

項目ハイブリッドカークリーンディーゼル車
燃費性能
走行性能(日本)
環境性能
CO2排出量
エンジン音と振動
コスト関係
維持費
税金関係

燃費性能

まず環境対応エンジンとして最も重要な燃費面を比較してみましょう。車の燃費を語る際に一つの指標となるものがカタログ燃費で、自動車のスペックに表示される燃費です。

これはある一定の走行条件における燃費を計測したもので、実際に運転した時の実燃費とは少し差がありますが同一の基準で測定した結果として参考になります。

ハイブリッドカーもクリーンディーゼル車も様々な車種や大きさ、排気量があり、燃費も様々ですが、最新の車種で燃費が良好なものを基準に考えると次の程度のカタログ燃費となります。

  • ハイブリッドカー:40.0km/L〜30.0km/L
  • クリーンディーゼル車:30.0km/L〜20.0km/L
  • (参考)ガソリンエンジン車:25km/L〜15km/L

ハイブリッドカーの燃費の良さはクリーンディーゼルと比べてもワンランク上のもので、量産乗用車として燃費の記録を更新し続けているほどです。

ハイブリッドカーのエンジンはガソリンエンジンですが、電気モーターとの組み合わせによってここまで燃費が改善するのです。

クリーンディーゼル車もガソリンエンジン車に比べれば燃費は良く、3割程度はクリーンディーゼル車のほうが上回ります。

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またディーゼルエンジンの燃料である軽油は、ハイブリッドカーやガソリンエンジン車の燃料であるガソリンよりも1割程度価格が安く、燃料代という面で見ればクリーンディーゼルも燃費が良いといえるでしょう。

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なおここまでをまとめると、ハイブリッドカーにディーゼルエンジンを採用するとさらに燃費が良くなりそうですが、それは後述するコスト面の問題であまり実用には向きません。

走行性能と得意な領域

ハイブリッドカーとクリーンディーゼル車はそれぞれ得意な走行領域があり、その違いが日本と欧州での普及に差がある理由でもあります。

ハイブリッドカーは走行時に電動モーターとエンジンを併用して走りますが、電動モーターはバッテリーの容量からそこまで長い距離は走れず、主に発進時や低速走行時に限られます。

MEMO

つまりハイブリッドカーの得意な領域というのは発進や低速走行の多い道路状況であり、これは日本や中国の市街地に多い状況です。高速走行時にはおもにガソリンエンジンだけで走行するので、高速走行時はあまり燃費がよくありません。

一方クリーンディーゼル車はディーゼルエンジン特有の高いトルクと発進加速の良さを持ち、発進時の走行感覚は同じく高トルクのモーターを持つハイブリッドカーと似たものがあります。

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ですがクリーンディーゼル車は巡航もある程度有利で、特に長距離を定速走行することが得意です。

高速道路を高い速度で走る場合は回転数の高いガソリンエンジンのほうが効率的ですが、中速度で走る場合はディーゼルエンジンも効率は悪くありません。

ポイント

クリーンディーゼル車の普及率が高い欧州は巡航できる道路が多く、高速道路での移動も多いことからクリーンディーゼル車でも良い燃費を維持しながらはしれます。

一方でハイブリッドカーは欧州市場に必ずしもマッチしてるとは言い切れず、エンジン走行メインの巡航ではハイブリッドカーの良さは生かされません。

日本では効率のよいハイブリッドカーも、他国では状況が変わってくるのです。

環境性能

大気汚染

車の環境性能は燃費の良さによる燃料消費量もありますが、前述したような排気ガス規制に対する対応が主です。

クリーンディーゼル車は前述したように排気ガスの浄化性能が大きな課題となるエンジンであり、その対策技術なしには環境負荷が大きなエンジンと言えます。

クリーンディーゼル車が普及した欧州でもこの問題は根強く、古い規制にしか対応していない車には高い税金や、市街地への乗り入れ規制など、法規での規制が厳しいです。

新規性に対応したクリーンディーゼル車は登場しているものの、古い車も以前多く、欧州ではそれが原因で大気汚染が厳しい地域も多いです。

一方でハイブリッドカーの場合には基本的にガソリンエンジンの環境性能となりますので、クリーンディーゼルエンジンより基本的に環境負荷は少なくなります。

また電気モーターで走行している間はエンジンは停止しているので、エンジン走行が少ないほど環境性能が高いと言えるでしょう。

また基本的にクリーンディーゼル車よりハイブリッドカーのほうが燃料消費量が少ないので、その分環境性能は高いと言えます。

ですが環境性能を考える上でもう一つ気にしなければならないのが、CO2(二酸化炭素)の量です。

CO2排出量の差

前述したのは排気ガス中の有害物質による環境負荷の問題ですが、もう一つ問題となるのがCO2の排出量です。

CO2はご存知の通り地球温暖化の原因物質となっており、その排出量の削減は世界中の課題です。

自動車におけるCO2排出量は一般的には燃料を燃やした際の排出量であり、燃費はCO2排出量に直結する点です。

ポイント

クリーンディーゼル車に使われる軽油は燃焼時のCO2排出量がガソリンの半分程度であり、またエンジン効率の高さからもCO2排出量はガソリンエンジンより2割程度良いとされています。

一方ハイブリッドカーはそもそもエンジンを稼働させない領域があるので、ガソリンエンジンがあるとはいえ車全体で見ると、ガソリン車の3割〜4割程度CO2排出量が少なくなります。

これだけ見るとハイブリッドカーのほうが優秀に見えるのですが、実はもう一つの要素があり、それは車の製造時におけるCO2排出量です。

車の部品の製造や車の組み立てにはさまざまな動力が使われており、それらを稼働させる際にも巡り巡ってCO2が排出されていることになります。

その観点で見た場合、ハイブリッドカーに使われている

  • 電気モーター
  • バッテリー
  • インバーター

などの電動部分の製造時にはCO2排出量が多いという面もあり、エンジン単体だけのクリーンディーゼル車やガソリン車よりも製造時のCO2排出量は比較的高いのです。

ハイブリッドカーは走行時のCO2排出量は少ないものの製造時には多く、クリーンディーゼル車はその逆の状況にあると言えるので、車トータルで見るとハイブリッドカーのほうがCO2による環境負荷が高いという見方もあります。

エンジン音と振動

車の快適性を左右する大きな要素にエンジン稼働時の音の大きさや振動の激しさがありますが、これに関してはハイブリッドカーとクリーンディーゼル車では明確な差があります。

ハイブリッドカーは非常に静かで振動の少なさが特徴の車で、特に電気モーターだけでの走行時には電気自動車と同じになりますので、エンジン音というものがない車もあります。

速度が上がってエンジンが動き始めればそれなりのエンジン音と振動が生まれますが、ハイブリッドカー用のガソリンエンジンは効率重視で作動音が静かなので、全体的にハイブリッドカーは音が静かで振動も少ない車と言えます。

一方クリーンディーゼルエンジンにはディーゼルエンジン特有のドコドコという振動音があり、これはガソリンエンジン車にも無い特徴です。

ディーゼルエンジンは燃焼効率が良い一方で、その燃焼構造によって基本的に振動が大きいという特徴があり、クリーンディーゼルとはいえども存在する大きなデメリットです。

昔のディーゼルエンジンと比べれば近年のクリーンディーゼルは振動も音も少なくなって入るのですが、ガソリンエンジンやハイブリッドカーと比べるとかなり気になる要素です。

なおディーゼルエンジンの音については以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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コスト関係

ハイブリッドカーとクリーンディーゼル車両方に大きく影響していく要素としては、開発製造にかかるコストの高さで、普通のガソリンエンジン車に比べると両者とも割高な分、車両価格が高額化する面があります。

MEMO

まずクリーンディーゼル車ですが、内部で起こる燃焼エネルギーがガソリンエンジンに比べて大きい分、エンジン本体及び各種構成部品が頑丈にできています。

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また燃料系や触媒関係の部品自体のコストが高く、主に排気ガス処理に対する対応費用でエンジンのコストが大きく跳ね上がります。

このことからクリーンディーゼル車は同クラスのガソリン車より200,000円〜300,000円ほど高額となってしまいます。

一方ハイブリッドカーはエンジン本体はガソリンエンジンそのものなのでそこまでコスト面の問題はないものの、電動車の部分が大きなコスト増加要因となります。

電動モーターや制御用のインバーター、各種高圧電線など、材料費の高い銅線を多用する部品ばかりであり、そもそもの原価が高価です。

また回生ブレーキで発電した電気を貯めるためのバッテリーはハイブリッドカーの部品の中で最も高額で、一番のコスト増加要因です。

ハイブリッドカーの燃費の良さはバッテリーの大きさで決まると言ってもよく、バッテリーが大きいほどモーター走行を長く続けられるからです。

そのためトヨタ プリウスなどの燃費性能が特に優れたハイブリッドカーはバッテリーにかかるコストが大きく、同クラスの車種と比較すると500,000円以上価格差があります。

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ハイブリッドカーもクリーンディーゼル車もガソリン車に比べて価格が高くなってしまうのですが、どちらもガソリン車よりも燃費が良いので、価格が高い分を燃料代の節約でカバーするというのがこれらエコカーの基本的な考え方となっています。

ですが両者とも計算してみると走行距離80,000km〜100,000kmぐらい走らないと元が取れないようなので、コスト面では長く乗らなければエコカーの本当の効果が得られません。

車の維持費

車 維持費

車の実用的な面に目を向けると、燃費の良さは大きな要素ですが、それに加えて車の維持費の高さも重要です。

車の維持費にはいくつか項目がありますが、ハイブリッドカーとクリーンディーゼルエンジンの比較をすると、大きな差があるのはエンジンオイル交換です。

ハイブリッドカーのエンジンオイル交換は基本的には自然吸気のガソリンエンジンとかわらず、メーカーにもよりますが走行距離10,000km〜15,000kmに一度の交換で大丈夫です。

ですがクリーンディーゼルエンジンはターボチャージャーが付いている関係上、走行距離5,000kmごとにエンジンオイル交換をしなければなりません。

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またクリーンディーゼルエンジンはエンジン内部にスラッジという汚れが溜まりやすく、エンジンオイルが古くなるとスラッジが生成されやすくなるので、決められた交換インターバルでメンテナンスしなければなりません。

ハイブリッドカーにはそこまで厳しい要件はなく、むしろエンジンの稼動回数が少ない分エンジンオイルの劣化も少ないのです。

ほかにもエンジンの定期部品交換や消耗品の交換などメンテナンスの項目はありますが、大体は走行距離80,000km〜100,000km程度で交換するものがほとんどなので、普通に乗っている限りは維持費に差は生まれないでしょう。

なおクリーンディーゼルの維持費については以下の記事でさらに詳しく解説しています。。詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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MEMO

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税金関係

ハイブリッドカーもクリーンディーゼル車も自動車関連の税制上は「エコカー減税」の対象車となっており、車を所有する際の各種税金に減免措置があります。

これらの税制は現在ハイブリッドカーやクリーンディーゼル車に有利なものとなっていますが、今後は変化する可能性もあります。

自動車税

自動車税

自動車税は自動車を所有している限り毎年4月に発生する税金で、1年分の税金を収める必要があります。

エコカー減税の対象車は以下の基準に則って減免割合が決められており、ハイブリッドカーおよびクリーンディーゼル車で排気ガス規制を達成していれば受けられます。

減税率車種
75%減税・電気自動車
・燃料電池車
・天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減車)
・プラグインハイブリッド自動車
・クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合車)
・ガソリン車(ハイブリッド車を含む)のうち平成27年度燃費基準+20%達成かつ平成32年度燃費基準達成(平成17年排ガス規制75%低減車)
50%減税・平成27年度燃費基準+20%達成かつ平成32年度燃費基準未達成(平成17年排ガス規制75%低減車)
・平成27年度燃費基準+10%達成車(平成17年排ガス規制75%低減車)

なお自動車税はエンジンの総排気量によって税額が決まっており、減免なしの状態と比べるとハイブリッドカーとクリーンディーゼル車は大幅に減額が受けられます。

総排気量減額無し75%減税50%減税
~1,000㏄29,5007,50015,000
1,000㏄~1,500㏄34,5009,00017,500
1,500㏄~2,000㏄39,50010,00020,000
2,000㏄~2,500㏄45,00011,50022,500
2,500㏄~3,000㏄51,00013,00025,500
3,000㏄~3,500㏄58,00014,50029,000
3,500㏄~4,000㏄66,50017,00033,500
4,000㏄~4,500㏄76,50019,50038,500
4,500㏄~6,000㏄88,00022,00044,000
6,000㏄~111,00028,00055,500

自動車重量税

自動車重量税は車の車検時に発生する税金で、車検の期間によって税額が変わります。

ですがハイブリッドカーやクリーンディーゼル車は現在の税制では免税の対象となっているため、車検時にも大幅に金額を節約できます。

以下の表は2年ごとの自動車重量税の一覧表ですが、普通車クラスの重量である1t〜1.5tでは10,000円前後は節約できます。

車両重量2年自家用
免税50%減税本則税率エコカー以外
右以外13年経過18年経過
H28.3.31までH28.4.1以降
0.5t以下免税2,5005,0008,20010,80011,40012,600
~1.0t5,00010,00016,40021,60022,80025,200
~1.5t7,50015,00024,60032,40034,20037,800
~2.0t10,00020,00032,80043,20045,60050,400
~2.5t12,50025,00041,00054,00057,00063,000
~3t15,00030,00049,20064,80068,40075,600

自動車重量税の減免制度は初回車検時と次回の継続車検時の2回に限られており、3回めの継続車検時からは普通の税額に戻ります。

自動車取得税

自動車取得税は自動車の購入時にかかる税金で、新車に限らず中古車の購入時にも発生します。

自動車取得税は購入金額に対して一定の計算式で決められており、それに対してハイブリッドカーやクリーンディーゼル車では450,000円の控除まで受けることができます。

次の表にあるとおり、燃費基準の低い車と比べると大きく控除額が違っており、車両購入時にはこれらも考慮して支払総額を決めると良いでしょう。

燃費基準 エコカー減税控除額
・電気自動車
・燃料電池自動車
・天然ガス自動車(平成21年排ガス規制NOx10%以上低減)
・プラグインハイブリッド車
・クリーンディーゼル乗用車(平成21年排ガス規制適合の乗用車)
・平成32年度燃費基準+20%達成車
450,000円
平成32年度燃費基準+10%達成車350,000円
平成32年度燃費基準達成車250,000円
平成27年度燃費基準+10%達成車150,000円
平成27年度燃費基準+5%達成車50,000円

ハイブリッドとクリーンディーゼルはどちらがいいか

ここまでハイブリッドカーとクリーンディーゼル車を比較してきましたが、両者ともそれぞれの特徴からメリットデメリットがあり、購入する方の車の使い方によって決めると良いでしょう。

ポイント

単純に燃費のことだけを考えると、現在日本の道路状況に合っているのはハイブリッドカーのほうです。

クリーンディーゼル車は欧州では道路状況に合っているために普及が進んでいるのですが、日本の道路状況に必ずしも合致しているわけではありません。

ですが高速道路の走行や、郊外で渋滞の少ない道路を走る機会が多い方はクリーンディーゼル車も良いでしょう。

走行感覚でいうとハイブリッドカーよりはクリーンディーゼル車のほうが快適に走れますが、一方で静かな車がよいならばハイブリッドカーのほうが便利でしょう。

そういった走行感覚は実際に運転してみて気に入ったほうを購入するのがよいので、ぜひハイブリッドカーとクリーンディーゼル車を何車種か試乗してみることをオススメします。

なおクリーンディーゼルについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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