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ハイエースはレクサス仕様がある?エンブレムがレクサスなのはなぜ?

車に興味のある人だったら、街中ですれ違う車を終始チェックしてしまうもの。

高級車であれば、つい目で追ってしまいますよね?

しかし、なかには見たことがない車も走っていたりします。

そんな形で数年前から話題になっているのが、レクサス仕様のハイエース!

「信号待ちで前にいた!」「街中ですれ違った!」「駐車場に停まってた!」

など、目撃情報が各地から寄せられています。

「レクサスのエンブレムを冠したハイエースとは、いったい何者なのか?」

今回は、そんな幻の車であるレクサス仕様のハイエースについて解説していきたいと思います!

ぜひ最後まで読み進めていただき、真相を明らかにしてください!

ハイエースのレクサス仕様の目撃情報

トヨタ ハイエース

街中では、レクサスのハイエース仕様が多数目撃されています。

Twitterではたびたび話題となっており、議論が起きています。気になったツイートをいくつかピックアップしたので、ご覧ください。

ハイエース+レクサス仕様=ダサい?

こちらの方は、単刀直入に「ダサい」と言い放っていますね。

ハイエースのレクサス仕様を「本気でなし」と、かなり毛嫌いしている様子。

共感するリプライが来てるので、多くの人に共通する認識のようです。

写真付きのツイートで見てみましょう。引用されているのは、レクサス仕様のハイエースとして有名な画像で、代表例のように認識されています。

こちらの方も「ダサい」と一言。程よくローダウンされた車高、ブラックの大径ホイールに、ホワイトレターが施されたラジアルタイヤ。

ウィンドウにはスモークが施されていて、ちょっとヤンチャな雰囲気ですが、カスタム自体はシンプルでかっこいいですよね。唯一、エンブレムだけが酷評されています。

酷評する声が多数

こちらの男性は、思わず笑ってしまっています。正気を疑っています。

さらにこのツイートには、10件の「いいね」と共感するリプライが寄せられてるようです。リプライの主は、「車体とミスマッチで違和感がある」とコメント。

たしかに、ハイエースの大きな車体には対してエンブレムが小さく、やや不釣り合いのようにも思えますね。

この男性は、ハイエース以外に「アルファード」と「ワゴンR」のレクサス仕様を目撃したようです。

「何を思って付けてる?」「ギャグ?」「めちゃダセーぞw」「神経疑う。」と、これ以上ないくらいに酷評しています。

たしかに、ワゴンRはスズキの車ですから、レクサスとはなんの所縁もありませんからね。偽物と一目見てわかります。

ハイエースやアルファードは、トヨタ車ですからレクサスと一応の関連はあるのですが…。

アルファードの例については以下の記事でも解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

アルファードの黒アルファードはレクサス仕様がある?エンブレムがレクサスなのはなぜ?

ハイエースのレクサス仕様はあるのか

ここが今回のポイントとなります。ハイエースはレクサスから展開されているのでしょうか?順を追って解説していきたいと思います。

レクサスってどんなブランド?

レクサスのSUV

「そもそもレクサスとは、どういった自動車ブランドなのか?」

わかっているようで、意外とわかってないもの。今一度、レクサスについて復習といきましょう。

レクサスはトヨタの海外向け上級ライン

トヨタ自動車は海外戦略の一環として、1950年代から北米トヨタをはじめ、海外での販売をスタート。

しかし、この頃の高級車といえば「重厚感のあるスタイリング」が主流でした。当時はまだ、海外から見たときの日本車の印象は「壊れない大衆車」というもの。安くて機能的な点がウリだったのです。

レクサスが産声を上げたのは、そんな1989年のことです。当時は無茶とされていた、海外の高級車市場への参入が、きっかけでした。

日本国内のモデルを海外仕様に改良し、着実に実績を積み重ね、ブランドネームが徐々に浸透していきます。2000年を超える頃には、海外での日本車のイメージをガラリと変えることに成功!

実は、日本での法人発足は2005年ということで、国内で正規販売され始めてから、意外にも十数年しか経っていないんです。

「AMAZING EXPERIENCE(革新的で驚きに満ちた体験を)」というブランドスローガンのもと、感性に働きかける走りと、日本の伝統的な美意識を軸にした、美しくも躍動感のあるデザインで世界中のファンを魅了しています!

「ベンツやBMWと比較されることが多いですが、足周りのセッティングや、気持ちのいい回転フィーリングなど、ドイツ車にも勝らずとも劣りません!!」

レクサスの変遷については以下の記事でさらに詳しく解説しています。興味のある方はこちらもあわせてご参照ください。

レクサス ラインナップレクサスとトヨタ車の関係とは?違いをわかりやすく解説!

レクサスのラインナップ

レクサスのラインナップは、「セダン」「クーペ」「ハッチバック」「SUV」の4タイプ。限定生産でスーパースポーツの「LFA」というモデルも一時ありましたね。

以前はプリウスの改良版「HS」、ISシリーズのスポーツセレクション「IS F」、ソアラの後継車「SC」も販売されていましたが、現在は生産終了しました。

ラインナップは、以下の12モデルです。

    セダンタイプ

  • IS:470~630万円
  • GS:577~746万円
  • GS F:1,118~1,550万円
  • LS:980~1,680万円
    クーペタイプ

  • RC:530~708万円
  • RC F:982~1,059万円(特別仕様車除く)
  • LC:1,300~1,400万円(特別仕様車除く)
    ハッチバックタイプ

  • CT:377~477万円
    SUVタイプ

  • NX:440~596万円
  • RX:492~769万円
  • LX:1,150万円

ラインナップと価格の詳細は以下の記事をご参照ください。

LEXUS LS500のフロントグリル一番高いのはこれだ!レクサスを価格が高い順に紹介!

ハイエースのレクサス仕様について

さて、上の項目を見ていただければわかると思いますが、ハイエースにはレクサス仕様は存在しないのです。

「なぜレクサスブランドで販売されていないのか?」について少し解説しましょう。

ハイエースとはどんな車?

ハイエース 荷室

ハイエースという車は、日本国内向けに商用目的で開発されたモデルです。

貨物車として、あらゆる荷を積載することを念頭に製造されているので、無骨に使える堅牢なボディがウリの一台といえますね。

職人さんや芸能関係の機材運搬、さらにはバイクなどのトランスポーターなど、その用途は多岐にわたります。

中古となった車両が国外へ輸出され、発展途上国ではバスとしても人気が高いです。

海外では、日本とはスケールの違う距離を走るので、走行距離100万kmという猛者も多いのだとか…。(走行距離の詳細は以下の記事をご参照ください。)

ハイエースの加速ハイエースの走行距離の寿命が凄まじい!?限界はどこまでいくのか?

ハイエースのレクサス仕様はありえない!

つまり、ハイエースは「レクサスの方針にまったく当てはまらない」ということなんです。

レクサスは「日本発信のプレミアムカー」を軸にブランドを展開しています。商用目的で生産されているハイエースは、レクサスの掲げるコンセプトとは、まさに正反対ですよね?

公式のアナウンスにも、ハイエースの名は挙がりませんし、今後も登場することはないでしょう。

またレクサスは「走行性能」と「質感」にこだわりを持っているブランドです。そのため、主力モデルはセダンやクーペなど。

最近では大型SUVの流行もあって、「LX」や「RX」にも力を入れているようですね。

バンやワゴンといったボディタイプは、レクサスの方針とはややズレているので、今後登場する可能性は極めて低いでしょう。

ハイエースは海外向けに作られていない?

そもそも、ハイエースは国外で販売されるのに向いていないモデルです。レクサスはおろか、北米トヨタでもハイエースが販売されたことがありません。

方針に当てはまらないことも理由の一つですが、ハイエースが海外戦略に適していないことも、レクサス仕様が存在しない大きな要因です。

海外の車両規格に適していない

発展途上国などでは、ハイエースは大人気です。(人気の理由は以下の記事で詳しく解説しています。)

ハイエースハイエースが海外で人気の3つの理由!盗難被害が多すぎるほど人気だった?!

しかし、米国・欧州では販売されることがありませんでした。それは車に求める「規格」に理由があります。

アメリカは道が広く、ガソリンも安いので、大きくて重い車が好まれてきました。日本では大型キャラバンとして認知されるハイエースですが、アメリカの感覚では大型とは認知されません。

重要なのは小さいから「使えない」ということではなく、小さいから「危ない」という点なのです。

アメリカでは、日本のような厳しい車検がありません。ですが、日本以上に衝突安全性能を重視し、厳しい基準を設けています。

なにせ、4Lを超えるような大型車がゴロゴロ走っている国ですからね…。

こういった理由から、ハイエースのようなワンボックスカーは、まずアメリカでは販売されません。エンジンルームのストロークが短いため、もしアメ車と衝突したら即死してしまいます。

「つまり、ワンボックスや軽自動車といったボディタイプは、島国である日本特有の形状なのです」

海外で販売されることもあるが…

トヨタ プロエース

例えば、トヨタ・ヨーロッパでは「プロエース」という車が販売されています。ハイエースを改良したような構造で、欧州市場に向けた商用モデルです。

衝突安全に備えてエンジンルームが長くなり、内装にアルファードなどのノウハウが組み込まれているのが、ハイエースとの大きな違い。

「つまりハイエースを海外で売るには、それなりに構造を変更する必要があるのです…」

ちなみに、トヨタ・ジブラルタル(イギリス)では、人道援助機構向けの車両供給の一環としてハイエースを製造しています。

海外仕様ということで「左ハンドル」「左スライドドア」「15人乗り」と、国内モデルとは仕様が異なりますが、あくまでも人道援助機構への普及が目的。欧州市場に向けた販売戦略ではありません。

レクサスのエンブレムは偽装とバレる

というわけで、ハイエースにはレクサス仕様がなく、海外モデルもほぼ存在しません。

よって、レクサスのエンブレムをつけていると、偽装していることがすぐバレてしまいます。

「ダサい」という意見が多いのは、偽装していることに起因しているのでしょう。

レクサスといえば「高級車」というイメージがありますから、エンブレムを貼ることでクラスアップした気分になります。ですが、かえって悪い印象を与えるようですね。

ハイエースにレクサスのエンブレムをつける理由

これはいわゆる「エンブレムチューン」と呼ばれるもので、張り付けるだけの手軽さが人気です。

ハイエースにエンブレムチューンを施す人は、どんな理由で行うのでしょうか?

見栄を張るため

ハイエースは商用車ですから、それほど高額な車ではありません。ですが、エンブレムを張り替えて高級感を出すことで、「見栄を張ること」が最大の理由だと考えられます。

たしかに、レクサスを詳しく知らない人が見たら、「レクサスのバンだ!」と思うかもしれませんね。

ただ、知っている人にはすぐ見破られてしまいますが…。

オリジナリティを出すため

ハイエースのエンブレムチューンだけでなく、車をカスタムする理由の多くは「愛車にオリジナリティを持たせるため」です。

普通のハイエースは、もちろんトヨタのエンブレムを装着しています。レクサスのエンブレムを付けていれば、たしかにオリジナル感は生まれ、他の車とはカブりません。

ネットを検索してみると、200系ハイエースに適したサイズのエンブレムも販売されているようです。

価格も2,000~5,000円と手ごろで、通販で簡単に購入できることから、トライしてみる方が多いのでしょう。

やめたほうがいいかも…?

さて、ハイエースのレクサスエンブレム仕様について解説してまいりましたが、周りからの評判は良くないことがわかりましたね。

車のカスタムは個人の自由ですが、今回の内容を総括すると、レクサスのエンブレムを貼るのは控えた方が無難だと思います…。

エンブレムやステッカーは、周囲に知らしめるためですから、施工するなら関連のあるものだけにした方がいいでしょう。

これからハイエースを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。

ハイエース カスタマイズなぜヤンキーはハイエースに乗るのか?考えられる理由4つ! ハイエースのフロントハイエースの試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!