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ハイエースが海外で人気の3つの理由!盗難被害が多すぎるほど人気だった?!

トヨタ ハイエースはキャブオーバーバンのベストセラー車で、商用車として長らく愛されてきた車です。

日本でも非常に高い人気を誇るハイエースですが、なんとこの車は海外でもかなりの人気があることはご存じですか?

今回はハイエースの海外での人気についてご説明します。

ハイエースは海外で人気なのか?

トヨタ ハイエース

ハイエースは1967年に初代が発売されてから現行型で5代目になりますが、どの世代でも商用車として国内で圧倒的な人気を誇りました。

国内にはキャブオーバータイプの商用車はハイエースと日産 キャラバンの2車種がありますが、ハイエースのシェアはなんと7割近くもあり、その人気の高さがわかります。

なぜハイエースがここまで人気かというと、乗用車では実現し得ない圧倒的な積載量があり、キャブオーバーバンの特徴を最大限活かした使い勝手の良さにあります。

さらにハイエースには非常に多くのバリエーションがあり、次の表にあるように乗車定員の数から車のサイズまでさまざまな用途に活用できる点です。

乗車
定員
全長全幅全高
バン2人ロング4,695mm
(DX系のみ)
標準1,695mm標準
ルーフ
1,985mm
2人~
5人
4,830mmワイド
ボディ
1,880mmミドル
ルーフ
2,105mm
3人~
9人
スーパー
ロング
5,380mmハイ
ルーフ
2,285mm
ワゴン10人ロング4,830mmワイド
ボディ
1,880mmミドル
ルーフ
2,105mm
スーパー
ロング
5,380mmハイ
ルーフ
2,285mm
コミューター14人スーパー
ロング
5,380mmワイド
ボディ
1,880mmハイ
ルーフ
2,285mm

国内で人気のあるのは商用車として使いやすいバンで、主に貨物に使われます。

またバンはプライベートユースにも人気があり、乗用車バージョンも存在します。

また大人数乗りのワゴンやコミューターはホテルや旅館の送迎、老人ホームの送り迎えなどで良くみますね。

そんな人気の高いハイエースですが、海外ではどんな使い方をされているのでしょうか?

海外でのハイエース

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海外のハイエースで人気のモデルは大人数乗りのモデルで、この車をバス代わりに使っている光景が良くみられます。

ハイエースは日本だけでなく世界150カ国以上で販売されており、特にアジア、中東、アフリカなどで非常に高い人気があります。

こういった発展途上国では自家用車がまだまだ普及していない地域も多く、多人数乗りのハイエースは一般人の大事な足となるバスとなっています。

ハイエースは最大でも14人乗りなのですが、向こうではそういった制限は無視して倍以上の人が乗り込む光景も良く見ます。

実際私もベトナムでハイエースのバスにのったことがあるのですが、3人掛けのベンチシートになんと6人で座らされました。

最初は空いていた席に後から後から人が乗って来てこうなったのですが、案外倍の人数でも乗れるものだなぁと、的はずれな感心をしたことがあります。(もちろん日本ではダメですよ!)

またヨーロッパやアメリカでも一定の人気があるのですが、こちらでは商用車というよりは乗用車として活用されていて、豊富なカスタムパーツを組み合わせて使い勝手のよい1台を作り上げているようです。

商用としても使われてはいますが、これらの国々では自国製の安価な商用車もありますので、ハイエースの商用車はそこまで普及していないようです。

このように海外でのハイエースは根強い人気があり、日本から輸出されるハイエースの中古車もかなりの数に上るのです。

日本の中古ハイエースは大人気

日本で車の寿命として一般的に言われているのは「初年度登録10年、走行距離100,000km」というものがあり、良くこれぐらいの走行距離の車は乗り換えの対象となっています。

しかしそうして乗り換えられた中古車はどこにいくかというと、日本国内で流通するのもありますが、海外に輸出されて第二の人生を送る車もかなりの台数に上ります。

ハイエースもそういった車種の代表格で、国内で古くなったり走行距離の多くなったハイエースは国内中古車市場ではあまり値が付きません。

次から次へともっと状態のよい中古車がでてきますので、当然ですよね。

しかしその中古のハイエースを海外、とくに発展途上国に持っていくと、値段は上がり、またそれでも飛ぶように売れるのです。

人気の高さからトラブルも

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海外でのハイエースの人気の高さはすさまじいものがあり、それが元でトラブルがあるほどなのです。

まず問題となっているのが国内でのハイエースの盗難件数の多さで、どのぐらい多いのかというと、なんとここ7年でワースト1位なのです。

それ以前からハイエースの盗難は非常に多く、2位以下の車種の倍以上盗まれ、海外に持っていかれています。

喜ばしいことではありませんが、これもハイエースが海外で圧倒的な人気をもっている証拠と言えるでしょう。

また中国でもハイエースは非常に高い人気があるのですが、その結果中国ではハイエースのパクりカーが星の数ほど登場しており、中国の自動車メーカーがこぞってハイエース人気にすがろうとしている証拠です。

中国最大の上海モーターショーには毎年すごい数の中国メーカーが出展しますが、それと比例してハイエースとほとんど同じ外見をした車がそこかしこで見られます。

ハイエースっぽいぐらいならかわいいものなのですが、デザインもカラーリングも全くハイエースと同じ別の名前の車が何台も並んでいるのは、ある意味見ていて面白いものです。

もはや上海モーターショーの定番と化してしまっているのですが、何十年も続くこの現象はハイエースの人気の高さを端的に表しています。

参考:ハイエースのコピー車が急増

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さてハイエースが海外でここまで人気なのにはいくつか理由がありますので、次はその辺りをご説明していきましょう。

ハイエースが海外で人気の理由

ハイエースの歴史

ハイエースがここまで海外で人気なのはしっかりとした理由があり、日本車の完成度と信頼性の高さが評価されている結果です。

圧倒的な耐久性の高さ

日本では100,000kmで古いと言われる車ですが、日本車の本当の耐久性はそんなものではなく、海外では200,000km、300,000kmのハイエースでもしっかり走っています。

車の寿命というのは諸説ありますが、少なくとも日本人が思っている100,000kmというのは本当の寿命にはほど遠いです。

日本でも150,000km~200,000kmのハイエースはいくつも走っていますし、そもそも商用車は自家用車より走行距離が多い傾向にあるのでハイエースにはそれに対応できる性能が持たせてあるのです。

海外のハイエースの多くは日本の中古車ですが、走行距離がいくら多くても日本からの中古車というなら飛ぶように売れます。

日本では海外より大事に車が乗られている傾向にありますし、前述したような無理な使い方も基本的にはありません。

それだけでも状態のよいハイエースという期待が高いのです。

そして海外に持っていかれたあとでもハイエースは持ち前の耐久性をフルに発揮して、壊れにくく信頼性が高く、それでいて無理も効く車として高い人気があるのです。

頑丈さと信頼性は日本車が世界に認められた点ですが、ハイエースの人気はそれを端的に表していると言えるでしょう。

頑丈なディーゼルエンジンが人気

ハイエースにはガソリンエンジンとディーゼルエンジンの2種類があるのですが、海外で人気のあるのは圧倒的にディーゼルエンジンです。

ディーゼルエンジンは構造的にガソリンエンジンより頑丈で、さらに燃料は単価の安い軽油ですので経済性もあります。

そしてトヨタのエンジンの耐久性は世界随一であり、とくにハイエースのエンジンは設計は古いものの複雑な機構を持たない分頑丈なのです。

海外ではとにかく荒っぽい運転をされることがほとんどで、また走る路面も未舗装路が多いのでエンジンにかかる負荷は非常に大きいです。

頑丈なエンジンでなければ走っているだけで壊れてしまうでしょうし、車やメーカーの実力がこういう点で如実に現れてきますが、トヨタのエンジンは世界的に信頼されています。

また燃料についても日本と発展途上国では同じ軽油といっても燃料の純度は大分違い、海外の燃料は粗悪なものも少なくありません。

しかしディーゼルエンジンであれば多少粗悪な燃料でも走ることができ、発展途上国でも使い勝手がよいのです。

日本ではあまりよい印象のないディーゼルエンジンですが、環境の良くない場所でで使用するのにはこれ以上のものはありません。

修理もしやすく部品も豊富

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発展途上国の過酷な環境で車を走らせるためには車のメンテナンス性の良さは大事な要素で、簡単に修理できるようでなくては長く信頼される車になりません。

ハイエースがいくら頑丈で信頼性が高いからといって全く故障しないわけはなく、走行距離が長ければそれだけ故障も増えます。

その時点で修理が不可能だったり交換部品がなかったりしたらその車の寿命はそこまでなのですが、ハイエースは設計段階から整備性を高くするように設計されており、部品交換が必要な部分は楽に修理できるようになっています。

また交換できる部品も海外にたくさん輸出されるハイエースから外した部品などが豊富に流通しているので、主要な交換部品にも事欠きません。

長年人気があってかなりの台数が海外に出ているハイエースならではの特徴で、ここまでさまざまな国で多くの台数が走っている車種もなかなかないものです。

信頼性が高く故障が少ない上に、故障しても修理が楽だというのなら、そんな車が人気にならないわけはありませんよね。