突然ですが、中古車の購入を考えたとき、走行距離が15万kmに達してる車両は候補に入りますか?

 

ほとんどの場合、購入は考えませんよね…。

 

しかし、世の中には20万kmを超えても価値のある車があるんです!それがトヨタが誇る最強の商用車「ハイエース」。

 

「もしかしたら、今日あなたがすれ違ったハイエース、走行距離30万kmの大ベテランかもしれませんよ?」

 

車好きの間では、「ハイエース=長寿命」というのが常識になるくらい、タフな車なんです。

 

今回は、ハイエースの走行距離のヒミツについて、余すところなくお伝えしたいと思います!

 

ハイエースを検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね♪

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ハイエースの走行距離の実態

まずは、実際どれくらい走れるのか、確認してみましょう。オーナーの生の声をTwitterからいくつか取り上げてみたので、ご覧ください!

 

20万km超えなんて、あたりまえ!

こちらのツイートにある「H100系後期」とは、先代モデルにあたる型式です。およそ10年前のモデルですが、25万kmという長距離を走破している模様。

 

「普通なら買い替えのタイミングですよね? ところがハイエースの場合、20万km程度なら許容範囲なのです!」

 

先代モデルにして、これだけの耐久性を実現。さらに、現行モデル「H200系」型はこの上を行くタフさを備えているんですよ。

ついにハイエースの走行距離が25万キロ突破 エンジン絶好調でまだまだ壊れる気配ないので乗り続けます 本当に1KZは丈夫#1KZ#祝ってくれる人RT #RTした人全員フォローする #ハイエースはいいぞ#ディーゼルはいいぞ pic.twitter.com/7vDqePQaFJ

— 煮干@車バイク好き (@niboshi1942) 2016年6月20日


こちらの方も25万km走っていますね。このように、ハイエースにとっては、20km超えなんてザラなんです!

 

普通の車なら、15万kmも乗ったら「頑張ってくれたな~」という感じです。耐久性に優れているスポーツカーでも、20万kmに届くのはほんのわずか。

 

ハイエースは20万kmで留まるような代物ではありません!

 

50万km以上走ってるオーナーも多数!

ハイエースの走行距離が500,000㎞になった事をお知らせします!!!#ハイエース#トヨタ pic.twitter.com/HoxIm9OeEn

— Makkin (@makkincolin) 2017年9月7日


ハイエースが走る20万kmという走行距離は、「終わり」ではなく「折り返し」なんですよ!

 

国内では建設屋さんや、電気業者さんなど、とにかくプロの足として機能しています。他にも、テレビのロケ車や、バイクのトランスポーターなど。

 

これらに共通するのは、「重い荷物を積んで、長距離を走る」という点。

 

距離なんて気にせずガンガン走れるからこそ、プロの仕事場で活躍するのです。

@cocoa_12a28 @wadaiko_takara
我が家の初代ハイエース、60万km乗りましたよ‼︎

— プッチャー (@Pt2000Rk0507) 2014年3月31日


こちらは60万kmを走破したオーナーの声です。しかし、このツイートに対して、中にはこんな感想を持つ方もいることでしょう。

 

「そんなに長く乗れたのは、一部のオーナーだけなんでしょ?」

 

もし「カローラ」や「クラウン」なら、YESと言ってしまうところです。ところがハイエースに至ってはNOという回答。けっして珍しい例ではなく、50万km以上走ってるハイエースもたくさんあるんですよ!

 

余談ですが、地元の友人に、電気工事の仕事をしている者がいます。

 

彼は仕事でハイエースを運転する機会が多いようで、以前「会社のハイエ―スが、もうすぐ70万kmになる!」と、嬉しそうに話していたことがありました。

 

というわけで、私の周囲では最長記録は70万kmですね…おそろしい!

 

ハイエースの走行距離の限界

耐久性が売りのハイエースですが、走行距離の限界はどれくらいなのか、気になりませんか?信憑性のあるデータから、寿命について解説したいと思います。

 

100万kmも圏内!?

とある雑誌で、トヨタ自動車の岩田氏がとても興味深い発言をしていたので、引用したいと思います。

 

「このクルマに関しましては、日本国内だけでなく海外でもユーザーが多いですから、ホントにいろいろな意味において信頼性と耐久性を重視しています。100万km以上は平気で走りますからね(笑)」

 

文末の(笑)にどんな意味があるのかは定かではありませんが、関係者の意見ですから、公式の発表と同等の信憑性があります。

 

ハイエースは商用キャブバンとして、プロが過酷な環境で使用することを前提に開発された車です。それは日本のみならず、海外も視野に入れています。

 

日本は比較的舗装路面が多く、車両に与えるダメージはそれほど大きくありません。加えてメンテナンスも頻繁にできるので、車にとってはいい環境ができています。

 

その分、車検基準が厳しいので、30万kmで乗り換えることが多いようですが…。

 

海外では脅威の150万km走破!

一方、海外(タイなどの東南アジア)では、日本よりも過酷な環境で車を扱うことが日常。商用車として、海外でもシェアを高めるには、耐久性と整備性を極限まで高める必要があるのです。

 

こういった経緯で生まれたハイエースは、狙い通り海外でも大人気!

 

東南アジアに行くと、ハイエースはバスやタクシーとして闊歩しています。移動距離は日本のソレとは、かけ離れたレベルで、往復2000kmくらいならよくある話。

 

海外では100~150万kmという走行距離の車両も珍しくないようですよ?

 

そのため、ハイエースは輸出向けに下取り価格が高額です。その実力は、「20万kmを超えた事故車両が、30万円で下取りにだせた」という例があるほど。

 

「まさに、ハイエースの耐久性は規格外なのです!」

 

いくらタフでも、メンテナンスは大事!

ハイエースのタフさについて言及してきましたが、だからといって「ガサツに扱ってもいい」という訳ではではありません。長持ちさせるには、メンテナンスを施して、きちんとケアをする必要があります。

 

「中には、10~20万kmでエンジンを故障させるオーナーもいます」

 

このような場合は、車の個体差というよりも、メンテナンス不足が原因と考えられます。ハードに使うからこそ、日ごろの点検や部品交換が重要なのです。

 

メンテナンスといっても難しく考えることはありません。

 

  • 5,000km走行でオイル交換
  • 1万km走行でオイルエレメント交換
  • 3万km走行でファンベルト交換
  • 5万km走行でエアクリーナー交換
  • 10万km走行でATフルード(ミッションオイル)交換
  • 10万km走行でタイミングベルト交換

 

最低限これだけでもやっておけば、多少ハードに扱っても30万km以上は走ります。長距離を走る機会が多い際は、エンジンオイルをまめに取り換えましょう。1回のオイル交換は工賃含めて数千円ほどなので、長く乗れるなら安い出費です。

 

これ以外の細かい部品交換は、車検や定期点検でチェックしてもらえば問題ありません。

 

料金の安さを優先して検査の甘い場所で済ませると、後々痛い目を見ることになります。きちんとした整備屋さんでメンテナンスしてもらうことが賢明ですよ。

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なぜハイエースは長く走れるのか

車好きなら、「どうしてハイエースが超長距離を走れるのか?」気になるところです。

 

現行モデルのH200系ハイエースを例にとって解説していきましょう。

 

商用のTR型/GD型エンジンを搭載

そもそも商用として開発されたハイエースは、普通乗用車とは一線を画す存在なのです。

 

搭載している「TR型」と「GD型」というエンジンは、ピックアップトラックやライトバンなどに採用されている代物。乗用車とは、開発のアプローチがまったく異なるのです。

 

現在ハイエースには、3種類のエンジンがラインナップされています。スペックについては、以下をご覧ください。

 

型式 1TR-FE 2TR-FE 1GD-FTV
排気量 1998cc 2693cc 2754cc
燃料 レギュラー レギュラー 軽油(ディーゼル)
最高出力 136ps/5600rpm 160ps/5200rpm 151ps/3600rpm
最大トルク 18.6kgf・m/4000rpm 24.8kgf・m/4000rpm 30.6kgf・m/1000~3400rpm

 

2017年にマイナーチェンジが行われ、それまで搭載されていた2基のディーゼルエンジン(2KD-FTV、1KD-FTV)は1GD-FTVに統一される形となりました。KD型を踏襲したエンジンなので、性能については信頼できるのでしょう。

 

さて、この3種類のエンジンですが、このような特徴が挙げられます。

 

  • 低・中速域でのトルク発揮を重視
  • 樹脂部品の多用による軽量さ
  • シンプルな設計

 

商用を意識しているので、低・中速域でのトルク発揮は言うまでもありませんね。耐久性の面で最も重要なのは、設計のシンプルさ。

 

快適さよりも、耐久性・整備性を意識しているため、電子部品がほとんど使われていません。最新の車に比べてアナログな仕組みになっているため、かえって頑丈なのです。電子機器は衝撃や振動に弱いですからね。

 

また、シンプルなつくりゆえに、熱害のリスクも少ないのもメリット。部品数が少なく、スペースは多いため、熱がこもりにくいのです。エンジン最大の敵は熱といっても過言ではありませんからね。

 

このように、ハイエースの長い歴史で培われ、形式を大きく変更することなく改良が重ねられてきたため、これ以上ない完成度に至ったのです。

 

品質基準の厳格化

ハイエースは、世界中で愛される商用車としてシェアを高めるため、品質水準が他車よりも厳しく設定されています。その厳格さは、高品質なトヨタ車のなかでもズバ抜けたものです。

 

このハイエース特有の品質基準を、チーフエンジニアの野村氏は「ハイエース・クオリティ」と呼んでいるそうです。

 

例えば、「スライドドアの耐久性が、他車に求められる数値の、さらに一桁上に設定されている」という逸話があります。

 

ハイエースのスライドドアは、世界一の耐久性という声もあるくらい好評なのです。

 

商用車であれば、斜面や段差で停車し、ドアを開閉するシーンがよくあります。この際、場所によっては「日産 キャラバン」をはじめ、他社のバンではドアが開閉できないことも。

 

これは、バンのボディ形状では剛性を持たせにくいため、結果ドア部分にゆがみが出てしまうことが原因なのです。しかし、ハイエースはどんな場所に停車しても、滑らかにスライドできるというから驚き。

 

このような厳しい品質基準を、あらゆる部分に課しているため、何万km走っても耐久性を維持できるのです。

 

圧倒的な整備性の高さ

ハイエースはエンジンを含め、全体的にシンプルな構造をしています。もっと端的にいうと、部品が少ないということです。加えて、モデルチェンジの間隔も長いです。

 

チーフエンジニアの野村氏は「ハイエースはモデルチェンジしないことも商品力の1つ」とのコメントをしています。乗用車は頻繁にモデルチェンジすることで商品力を高めますが、ハイエースはまさに正反対ですね。

 

まず、部品点数が少なければ、整備そのものが簡略化することができますね。

 

さらに、モデルチェンジの回数が少なければ、部品の供給が滞りません。モデルチェンジをすると部品も切り替わるので、在庫を確保するのに苦労します。

 

こういった理由から、都市部だけでなく、地方や海外でも整備が容易に行えるのです。

 

壊れにくいハイエースといえど、長い距離を走っていれば整備は必要。ただ単に丈夫なだけではなく、整備性の高さも、ハイエースの耐久性を支えているということですね。

 

「防災に例えると、災害を未然に防ぐ対策をし、なおかつ二次災害を防ぐ工夫もしているというイメージ」

 

 

走行距離の観点ではハイエースは買いか?

「とうわけで、走行距離という観点では、ハイエースは買いといえるでしょう」

 

デザインや走行性能の好みなどはありますが、単に走行距離だけで考えるなら、間違いなく市販車の中でトップクラス。おそらく、世界中の車と比較しても、10本の指に入るはずです。

 

個人的な見解ですが、ハイエースを長く乗る考えなら、「4WD仕様」「LSD(デフロック)」「寒冷地仕様」は装備しておくことがおすすめです。

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この記事を書いた人

庄司憲正
庄司憲正
工学部機械系学科出身、専攻は内燃機関。大学時代のサークルは自動車部、アルバイトはガソリンスタンド。卒業後は石油タンカーで機関士として働いていた経験があり、エンジンまみれの生活を送る。インプレッサWRX(GDB-C)→フェアレディZ(Z33前期)と乗り、現在はレガシィB4(BE5-D)が愛車。