マツダ デミオはマツダのエントリーカーであるコンパクトカーで、手頃な大きさとスタイリッシュなデザインが人気です。

マツダの重要車種であるデミオですが、売れ筋の車なだけに故障が多いのか少ないのかは気になるところです。

今回はデミオの故障率についてご説明します。

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デミオの故障率

デミオは1996年に登場した車で、当初は小型ワゴン、小型ミニバンとして計画された車でした。

2代目まではそのコンセプトを継承していたものの、3代目からは設計を一新してマツダの世界戦略車としてのコンパクトハッチバックカーとなり、デザインもかなりスタイリッシュなものへと生まれ変わりました。

現行型は4代目ですが、3代目のコンセプトにあわせてマツダの新世代のデザインコンセプトである「魂動 -Soul of Motion」まとうことで世界的な評価が高くなり、日本カーオブザイヤーを獲得するほどの車になりました。

 

デミオはごくオーソドックスなコンパクトハッチバックですが、現行型には近年どのメーカーでも採用されるようなハイブリッドなどはなく、ガソリンエンジンに加えてディーゼルエンジンをそのメインパワートレインにしています。

これはマツダの戦略であり、ハイブリッドを進めるよりも内燃機関の効率向上による燃費改善を目指しているためです。

日本のメーカーでディーゼルエンジンをメインにしているメーカーはマツダだけであり、最近のマツダの大きな特徴でもあります。

 

ではデミオの故障率について、実際のデータなどをもとに検証してみましょう。

 

マツダは故障が多い?

デミオの故障率を直接調べられるとよいのですが、実際に車種ごとの故障率を調べるのは容易ではありません。

そういったデータは自動車メーカーが収集しているのですが、故障率のデータは最重要機密であり一般には公開されないためです。

 

そのため私たちが故障率を把握することはできないのですが、メーカーとは別の民間調査会社が独自にメーカーごとの故障率を調査しており、こちらは一般公開されているので参考にできるでしょう。

アメリカのJ.D.パワー社が公開する「耐久品質調査」では各国市場で新車を購入したオーナーからの故障件数の聞き取り調査結果をまとめており、それをメーカーごとのランキングとして公開しています。

これでデミオ単体ではありませんが、マツダ全体としてどれぐらいの故障率かは把握できます。

 

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・ベンツ 75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93

参考:http://japan.jdpower.com/ja/press-releases/2017_Japan_Vehicle_Dependability_Study

最新の2017年のデータではマツダはランキングでは下位となっており、日本メーカーのなかでは最下位です。

またいくつかの輸入車メーカーにも劣る状況であり、近年のマツダ車は故障が多いといわざるを得ません。

またここ数年のデータを見てもマツダは下位に沈んでおり、信頼性が売り物である日本車としては少々悲しい現実と言えるでしょう。

 

これはマツダ車の完成度が下がっているというよりも、後述するディーゼルエンジンの影響が大きいと思われます。

 

デミオなどのディーゼルエンジンはトラブル続き

乗用車用のディーゼルエンジンは日本では排気ガスの問題で一度完全になくなった経緯がありますが、技術の向上による排気ガスのクリーン化ととCO2削減および燃費がよいという特徴が再導入の理由となりました。

クリーンディーゼルエンジンと呼ばれる最新型のエンジンはもはや黒煙を吐くことはなく、かなり環境に優しいエンジンとなっています。

 

マツダはこの特徴を最大限伸ばすような開発を続けてディーゼルエンジンを主力エンジンのひとつに据え、デミオをはじめとするさまざまな車種に採用しています。

ディーゼルエンジン特有の低速からの軽快な加速などが人気となり、販売面でも成功しているといえるでしょう。

しかしながらディーゼルエンジンの採用以降このエンジンには常にトラブルが付きまとっており、これがマツダ車の故障率を底上げしているといえるでしょう。

 

デミオのディーゼルエンジンの故障に関してはのちほど詳しくご説明しますが、デミオの故障に関してもっとも気になるのは間違いなくこのエンジンでしょう。

 

中古のデミオの故障しやすさ

デミオは初代から数えるとかなりの台数が販売されており、中古車市場にも数多くのデミオが残っています。

デミオはよくも悪くも普通のコンパクトカーですので、中古車の寿命として考えられる年式10年以上、もしくは走行距離100,000km以上が故障の多さの判断基準となるでしょう。

 

この寿命を越えると車の部品の経年劣化が進んでいるといえるので、部品の交換が必要な状態になっている場合が多いです。

デミオの場合は3代目デミオ以前のモデルは確実に年式10年を越えており、また3代目デミオの初期型も対象となります。

こういう車は中古車価格としてはかなり購入しやすい値段になっていますが、その分リスクも多いといえるでしょう。

 

なおディーゼルエンジンが搭載されたデミオは2014年から販売された現行型デミオからですので、3代目まではディーゼルエンジンのトラブルとは無縁です。

現行デミオの中古車もそれなりに出ていますが、トラブルを避けたい場合にはガソリンエンジン車を選びましょう。

ガソリンエンジン車はかなり成熟したエンジンとなっており、信頼性はかなり高いものとなっています。

 

中古のデミオは選択肢が非常に多い車種ですので、見極めはたくさんの車を比較して決めるとよいでしょう。

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デミオオーナーの評判

デミオの故障に関しての評判はTwitterにもかなり情報が上がっており、オーナーさんが経験した故障の実態がわかります。

今回はその中から3件ほどご紹介しましょう。

 

ディーゼルエンジンはトラブル多発

クリーンディーゼルエンジンの技術の核のひとつにDPFという煤取りフィルターがありますが、これがディーゼルエンジンのトラブルが多発する箇所のひとつです。

 

この方のデミオもDPFに煤が堆積しすぎたことでのトラブルで、ディーラーなどで洗浄などの対策が必要だったようです。

Twitterには同様のトラブル報告が結構たくさんあり、デミオでもディーゼルエンジンはトラブルは多いようです。

 

基本的にはデミオの信頼性高い

この方のデミオがどのモデルかはわかりませんが、走行距離100,000kmを越えても故障したことはないそうで、デミオの基本的な信頼性は高いのです。

 

当然メンテナンスをしっかり行ったり消耗品はきちんと交換した上でのことですが、マツダの故障率が上がっているといってもデミオはそうでもないようですね。

 

パワステ故障は結構起こる

デミオの故障事例で結構見かけるのはパワステの故障で、ハンドルが急に重たくなったりするようです。

走行中に起こるとたしかに怖いですね。

 

詳しくはのちほどご説明しますが、走行距離の多いデミオによく見られるトラブルで、中古車には起こりやすいようですね。

 

デミオの故障事例

それではデミオの実際の故障事例をいくつかご紹介しますが、やはり一番気になるのはディーゼルエンジン関連です。

日本メーカーでディーゼルエンジンを大幅に採用しているのはマツダだけなので、マツダの故障率が高くなるのもわかります。

 

ディーゼルエンジン関連トラブル

デミオにも採用されるクリーンディーゼルエンジンは「SKYACTIV-D」と呼ばれるシリーズで、1.5リッターエンジンと2.2リッターエンジンのうちデミオには1.5リッターエンジンが採用されています。

 

クリーンディーゼルエンジンの技術の肝は排気ガス浄化システムであり、ディーゼルエンジンが発生させる黒煙のもととなる煤や、NOxと呼ばれる有害物質の排出削減に複雑なシステムが搭載されています。

DPF(Diesel particulate filter)はそのシステムの中核を担う触媒のひとつで、煤をフィルターで捕集して貯蓄し、それが一定の量に達したところでフィルター内部で「DPF再生」と呼ばれる再燃焼を行って処理します。

煤は燃料が不完全燃焼することで発生するので完全燃焼させればなくなるのです。

 

しかし煤の発生条件は低速走行を続けた場合やストップアンドゴーを頻繁に行うなどであり、日本の道路状況はまさにこれで煤の発生が多い状況にあります。

ですのでDPFに捕集される煤の量はかなり多いものとなり、DPF再生が適切に行われなかった結果、煤のたまりすぎによるトラブルとなり前述のツイートにあるような状況となるのです。

修理にはDPFを分解して内部を洗浄することで対処できますが、かなりの専門的な技術が必要なのでディーラーのほかに経験のある自動車工場でなければ対応できません。

費用はまちまちですが数万円程度が相場でしょう。

 

しかしそもそも煤がそこまで堆積するのはメーカーでも想定外の事態であり、これ関連のリコールが何度も発表されています。

大半は制御ソフトの改良となっており煤の発生を抑えるエンジン制御にマツダも苦労しているのですが、まだまだ完璧には至っていないようです。

もし煤の堆積が多いままでDPF再生を行うとDPF自体が高熱によって破損してしまうこともあり、その場合はDPFの交換が必要で150,000円程度の高額修理の可能性もあります。

 

車の保証期間内であれば無償修理の可能性もありますが、中古車などではそろそろ保証期間が切れるものもあるので気になってくる時期です。

 

参考:http://www2.mazda.co.jp/service/recall/ra/20180129001/

 

パワステポンプの故障

走行距離の多いデミオで割と故障事例が多いのがパワステのトラブルで、ハンドルが突然重たくなって運転が大変になるというものです。

 

パワーステアリングは油圧の力でハンドルを回す力を補助するシステムで、ここ20年ぐらいで車の標準装備になりました。

これがあるとないとでは大きくハンドルの重さは違い、昔の車やゴーカートなどに乗ったことのある人なら実感できます。

今の車は昔の車より重量があるので、パワステなしでは恐ろしくハンドルが重いことでしょう。

 

パワステの故障の大半は油圧を発生させているパワステポンプの故障で、経年劣化による部品の寿命が原因です。

修理にはパワステポンプの交換が必要で、数万円程度の修理費となります。

3代目以降は油圧パワステではなく電動パワステになっており、こちらもモーターの劣化などによる部品交換が発生し、やはり数万円程度の修理費になります。

また3代目のDE系と呼ばれるデミオについては、パワステを制御するコントロールユニットにもトラブルが起こりやすいらしく、こちらのトラブルで修理している例も見かけます。

 

パワステのトラブルは発生すると少しずつハンドルが重たくなったり、ときには一気に重たくなって運転できなくなったりするので、けっこう気づきやすいトラブルといえます。

しかしハンドルが重たい状態では安全面でリスクがありますので、そうなったら無理に自走しようとせずディーラーにまず相談した方が

無難でしょう。

 

パワーウインドウの故障

もうひとつ電動系で故障しやすい箇所にパワーウインドウがあり、これも走行距離が多かったり年式が古くなってくると発生するトラブルです。

 

パワーウインドウは窓ガラスを自動で開け閉めするためのシステムですが、その稼働部には電動モーターや金属部品、樹脂部品などで構成されるパワーウインドウレギュレータという部品があります。

この部品が経年劣化してくると電動モーターが動かなくなったり、樹脂部品が破損したりすることでパワーウインドウが動かなくなるトラブルに見舞われます。

その状態はいわゆる「窓落ち」の状態であり、窓が開きっぱなしになって防犯面でもよくない状態になってしまうのです。

 

修理にはパワーウインドウレギュレータ全体の交換が必要で、モーターだけとか樹脂部品だけなどの単品修理は基本的に行いません。

部品費用は20,000円~30,000円ぐらいで、工賃をいれると50,000円前後が相場です。

またデミオの廃車などから取り外した中古部品などを使うともう少し安くなる可能性もあります。

しかし基本的には同じ部品を交換するので、ずいぶん先にはなるでしょうが再発の可能性は高いでしょう。

 

パワーウインドウの窓落ちは野外の駐車場を使っている人には致命的なトラブルですぐに修理が必要となりますので、パワーウインドウが動かなくなったらディーラーに持ち込みましょう。

 

デミオは買っても大丈夫か?

マツダ全体としての故障率は前述したようにけっこう高い部類にあるのは間違いなく、デミオもその影響は大きく受けています。

故障の内容はわからないのでたしかなことは言えませんが、ディーゼルエンジン関連のトラブルが多いということ自体は事実です。

 

デミオもその点を除けばコンパクトカーとして十分な耐久性をもった車であり、年式が新しく走行距離が少ないときはほとんど故障はありません。

また古くなっても部品交換で対処すれば元通りになる確率は高いでしょう。

 

ディーゼルエンジンのトラブルを嫌うならガソリンエンジン車という選択肢もありますので、人気だからといって無理にディーゼルエンジン車にする必要はありません。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。