マセラティはイタリアの高級車メーカーで、ラグジュアリーでありながらスポーティーな車が特徴です。

最高級車のひとつに数えられるマセラティですが、一方で故障が多いとも言われているのですが、実際にはどうなのでしょうか。

今回はマセラティの故障率についてご説明しましょう。

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マセラティの故障率

マセラティ

マセラティは創業1919年の非常に古いメーカーで、日本のトヨタ、日産、ホンダなどよりよっぽど歴史があります。

しかしその車作りは対照的で、マセラティは長らく高級車の少量生産で経営されてきており、その手法も機械をあまりつかわない手工業的な方法で製造されてきました。

小メーカーであるため経営的には常に厳しい状況にありさまざまな自動車メーカーの傘下に入っており、2005年まではイタリアのスーパーカーメーカーであるフェラーリ傘下でした。

しかし2005年にイタリア最大手でフェラーリを傘下に持つフィアットグループの直轄となり、それを期にそれまでの手工業的な少量生産から、オートメーションを多用する現代的な生産体制を取り入れ、台数の増加と共に売り上げも伸ばしています。

日本でも近年のマセラティの売れ行きはは増加傾向にあり、2003年にはわずか134台だった生産台数が、現在では1,500台前後になるなど、販売は好調です。

都内でも見かけることの多くなったマセラティですが、実際の故障率について調べてみましょう。

マセラティの故障率はワーストクラス

自動車の故障率は各自動車メーカーがそれぞれデータを持っておりそれをもとに自動車開発を行っていますが、このデータは社外秘となっていることがほとんどでマセラティも同様です。

そのため私たちが車の故障率を簡単に見ることはできないのですが、メーカー以外で民間調査会社や保険会社などが独自に調査をしているケースがあり、これらは公表されているので参考にできます。

マセラティは昔の少量生産から脱したとはいえ世界的にみればまだまだ生産台数がすくないので、民間調査会社などの調査にものってこないことがほとんどです。

しかしイギリスの自動車保険会社であるWarranty Direct社の調査にはマセラティが含まれていますので参考にしてみましょう。

この調査ではイギリスで販売している自動車メーカーごとに車の信頼性の高さ、故障頻度、修理費用の少なさなどを総合的にランキング化しており、スコアの業界平均を100とした数値でどのぐらいの信頼性があるかがわかります。

ランキング メーカー スコア
1 ダイハツ 2
2 ホンダ 43
3 スズキ 49
4 トヨタ 59
5 マツダ 64
6 レクサス 73
7 フォード 76
8 ローバー 78
9 ニッサン 87
10 ルノー 89
16 フィアット 101
39 ベントレー 531
40 マセラティ 832

参考:Manufacturer Ratings Car Reliability Index

さてマセラティはどこに位置しているかというと、なんとランキング最下位の40位となっており、信頼性の面では非常に弱いメーカーだということが言えます。

このスコアには修理費の高さのパラメータに入っているので故障の多さだけでスコアが多くはならないのですが、もうひとつ上の高額修理があるベントレーよりも大幅にスコアで負けています。

また同じグループであり親会社のフィアットは16位で、平均スコアに近い位置にあるのですが、マセラティはその8倍もスコアに開きがあります。

長年手工業で車を製造してきたマセラティは昔から故障しやすいといわれていましたが、生産設備が整ってきた現在においてもまだ故障しやすい車のようです。

なぜマセラティは故障しやすい?

マセラティ 整備

マセラティがこれだけ故障しやすいというのは、少数生産時代の台数の少なさから来る故障件数の絶対数が少なかったことと、イタリアの車の故障に対する考え方の違いからくるものがあると考えます。

車の信頼性の高さというのは一朝一夕に完成したわけではなく、それまでに多数経験した失敗や故障の積み重ねと改善によって達成されるものです。

日本車も今でこそ世界に認められる故障の少ない車となりましたが、初期はまだまだ欧米車に勝てなかった点を少しずつ改善して今に至ります。

マセラティも車の開発においては一流でも、故障件数の経験の積み重ねという点では大量生産するメーカーには大きく劣るでしょう。

また少量生産に加えて手作業での自動車製造が長かったため、車ごとに完成度のバラツキが多かったこともあります。

現在はフィアットのもとオートメーションも進んでいますが、まだまだ完成度という点では一歩及ばないのでしょう。

加えてイタリア車と日本車では故障に対する考え方が大きく違い、日本では車はどんなことがあってもトラブルを出さないものと大勢の人が考えていますが、イタリアをはじめとした欧州車は故障が起きたらすぐに修理してのり続けるという考え方です。

日本車はこのある意味過剰ともいえる要求に答えるべく信頼性が上がっていったのですが、マセラティではそこまでして信頼性を向上させる必要性もなかったのでしょう。

とはいえフィアット直轄となってからマセラティの信頼性は年々向上しており、フィアットの生産方式とノウハウを取り込んだマセラティの故障率はこれから改善されていくことでしょう。

中古のマセラティの故障しやすさ

マセラティは新車購入からそんなに期間がたっていない状態でも故障が起こる車ですので、中古車ではいわずもがなです。

特に走行距離が50,000kmを越えている車は要注意で、まず間違いなくどこかに故障が発生することになるでしょう。

このことを表しているのがマセラティのマセラティの中古車価格の下落率で、新車で10,000,000円近い車でもわずか1年で半額まで下がってしまう車種もあります。

3年経過後の中古車価格を表すリセールバリューもマセラティは軒並み50%を下回っており、故障が多く購入者が少なくなってしまう中古のマセラティは価格がかなり下がる結果となります。

そのため中古車で信じられないほど安いマセラティもちらほら見かけるのですが、なにも知らずにマセラティがほしいからと手を出してしまうと後程修理のオンパレードとなる可能性も高いです。

逆に考えると、修理することを前提として考えればその分の費用が車両価格から引かれていると考えることができます。

マセラティとはいっても100%故障するわけではないので、修理費が発生する可能性をあらかじめ考慮しておけば、比較的安い値段で高級車を手に入れることもできるわけです。

いずれにしても中古のマセラティは故障に対して大きなリスクのある車と考えるのがよいでしょう。

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マセラティオーナーの評判

マセラティがどんなに故障が多いのかは実際に乗っているオーナーさんが一番わかっていらっしゃいます。

そこでTwitterからそういったご意見を集めて参考としてみましょう。

電気系統はとにかく弱い

この方のマセラティにはセキュリティアラームがあるのですが、なんとオーナーさん本人が乗っているにもかかわらずアラームが鳴ってしまったようです。

問題は電気系統のどこかでショートや断線などの問題が起こったからでしょうが、輸入車で弱点とされている電気系統はマセラティの故障のなかでも高確率で起こるものです。

現行マセラティは故障が減っている

この方がたはマセラティのディーラーさんからお話を聞かれたようですが、近代化がなされた近年のマセラティはやはり故障は減っているそうです。

ここで話に上がっているギブリは2013年に発売された車なので、ディーラーさんの体感で故障が減ってきたのはここ5年ぐらいということですね。

故障率の多さは確かにまだ多いものの、着実に改善していっていることがよくわかります。

マセラティを一番知っているディーラーさんの話ですから信用度は高いですね。

マセラティの購入は信頼のあるディーラーで

この方はマセラティをあるショップで購入されたようですが、故障が多発して修理だけで5,000,000円もかかったそうです。

他のお店で購入された方はそこまででもないそうなので、マセラティを購入する時のディーラー選びは大事なようです。

マセラティは本当にかっこいいですし故障が多くてもほしくなりますが、故障することを前提にするのであれば信頼できるディーラーを選ぶのは車にとって最良の選択です。

マセラティの故障事例

マセラティの故障事例は大小さまざまなものがありますが、今回はそのなかでも起こりやすい事例をいくつかご紹介しましょう。

電気系統の故障

マセラティに限らず輸入車、とくにイタリア車は電気系統が弱くトラブルが多い箇所です。

電気系統と一口にいっても非常に多岐にわたる部位であり、前述のツイートであったようなセキュリティアラームの故障などもあれば、電線であるハーネスの内部断線などの故障もあります。

またエンジン、車両には多数のセンサーがついており、センサー故障というのも可能性の高いトラブルです。

輸入車の電気系統が弱いのには日本の高温多湿の環境も関係しており、欧州では起こりにくいトラブルも日本では発生しやすいということがあります。

非常に複雑な電気系統なのでどこにトラブルが発生するかは車次第といえるのですが、修理費用も部位によってさまざまです。

電線の故障ぐらいなら十数万円ぐらいの費用でしょうが、大きな部品が故障した場合には200,000円以上の費用がかかることも珍しくありません。

電気系統の故障で多いオルタネータなどがそのぐらいの修理費となります。

電気系統の故障は前触れもなくある日突然起こることが多いので、連絡がとりやすく修理が信頼できるディーラーを確保しておくのが安心ですね。

クラッチのトラブル

マセラティの弱点というか重点メンテナンスが必要な箇所がクラッチで、国産車の感覚で乗っているとすぐにクラッチの消耗を招きます。

マセラティのクラッチはそもそも走行距離20,000kmぐらいでの交換が推奨されている部品で、重量級の車体とハイパフォーマンスの性能をもつマセラティではクラッチにかかる負担が非常に大きいです。

同じイタリアのフェラーリなどもクラッチ交換は20,000kmごとなので、ハイパフォーマンスカーでは珍しいことではありません。

しかしマセラティはラグジュアリーカーとしての側面も持っており一見耐久性が高い要にも見えるのが仇となることがあります。

クラッチに負荷のかかる走り方をしていると20,000kmに満たない時点でクラッチは限界を迎え、動力の伝達不良が起こったり、最悪はクラッチ破損に至ります。

マセラティの運転はクラッチに負担が少ないデリケートな走り方を求められており、決して日本車のような耐久性を求めてはいけません。

それを知らずにマセラティを運転していては、何度もクラッチ関係のトラブルに巻き込まれることでしょう。

20,000kmごとなので車検の度にクラッチ交換するような感じになりますが、費用は500,000円近くかかるので車の維持費としては非常に高額出費となります。

新車でも中古車でもマセラティにのり続けるには維持費がかなり必要なのです。

タイミングベルトの頻繁な交換

もうひとつマセラティのエンジン関係で重点的にメンテナンスしなければならないのがタイミングベルトで、少し前のマセラティには付き物の修理です。

なお現行のマセラティには寿命の長い金属製のタイミングチェーンが採用されたので、ベルトほど気を使わなくてもよいようです。

タイミングベルトはエンジンのピストンとバルブのタイミングを合わせる重要な部品で、このベルトの破損はそのままエンジンブローに繋がる可能性が高い箇所です。

タイミングベルトはゴム製で走行距離が延びるとゴムの劣化、ベルトの延びなどが起こるので、定期的にかならず交換が必要な部品です。

国産車の場合タイミングベルトの交換インターバルは走行距離80,000km~100,000kmぐらいなのですが、マセラティの場合は40,000kmがメーカー推奨です。

しかし万が一切れてしまうと非常に重大なトラブルとなることから、予防的に25,000km~30,000kmで交換する場合も多いようです。

費用は一回の交換で200,000円ぐらいが相場です。

ディーラーで定期的にメンテナンスをしていれば交換時期は適切にわかるのですが、中古車ではなかなかタイミングベルトの交換履歴がわからない場合もあり、運が悪ければ購入してすぐにベルト切れでエンジンがおしゃかになることもあります。

中古車価格が大きく下がるマセラティでは一部の心無い業者が中途半端なメンテナンスをしていることもあり、走行距離が多いマセラティはとくにタイミングベルトの状態をしっかり把握しておかないと危険です。

マセラティは買っても大丈夫か?

車の故障の多さの観点から言ってしまうと、マセラティはまったくおすすめできるものではなく、国産高級車か同じ輸入車でもドイツ車をおすすめします。

マセラティを購入してノートラブルということはまず考えられず、なにかしら故障が起こってもしっかり修理しながら乗るのがイタリア車だからです。

しかし車としてのマセラティの魅力は他のメーカーにはないものであり、高級車としてのラグジュアリーさと、スポーツカーのセクシーさが渾然一体となった素晴らしい車です。

たとえ故障があろうとなんだろうと、マセラティの魅力に魅せられてしまってはしかたないという人がいるのも確かです。

車好きであれば故障が多くても一度は所有してみたい車ですね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。