ベントレーは歴史あるイギリスの高級車メーカーで、1台数千万円もするセレブ御用達の車です。

そんなベントレーですのであまり一般には知られていないことも多く、例えば故障率についてはあまりご存じないですよね。

今回はベントレーの故障率について調べてみましょう。

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ベントレーの故障率

ベントレー コンチネンタル

ベントレーは1919年創業の歴史ある高級車メーカーで、ロールスロイスとともにイギリスのみならず世界の高級車メーカーのトップブランドに君臨しています。

高級車を専門に手掛ける同社は経営的には厳しい時代が多く、一時期はロールスロイス傘下、そして現在はフォルクスワーゲンの傘下に入っています。

ベントレーの車は高級車の王道を往く造りをしており、最高級の本皮を使用したインテリアや本物の木目パネル、最高の乗り心地と動力性能を備えており、自動車の最高峰のひとつなのは間違いありません。

また同じ高級車のロールスロイスとは違い、オーナー自ら運転を楽しむドライバーズカーとしての側面も持っているのが特徴で、車のデザインは幾分かスポーティなフォルムをもっています。

そのためベントレーは日本でもかなり人気が高く、とくに年の若いセレブな人たちがこぞってベントレーに乗っています。

そんなベントレーですが故障率を調べてみるとなかなか大変な車だということがわかってきます。

ベントレーの信頼性ランキング

車の故障率はメーカー各社が当然調査しておりデータも持っていますが、それは社外秘のデータになっているので一般には公開されていません。

そこで参考になるのが自動車メーカー以外の団体が調査したメーカーごとの信頼性ランキングです。

民間調査会社や保険会社などが各国でのメーカーごとの故障率や信頼性を独自に調査しており、その結果が公表されています。

ただベントレーは生産台数の多いメーカーではないのでそういった調査から切り離され勝ちですが、イギリスの自動車保険などを手掛けるWarranty Direct社が調査をしていましたのでそちらを参考にしましょう。

この調査ではイギリスで販売している自動車メーカーごとに車の信頼性の高さ、故障頻度、修理費用の少なさなどを総合的にランキング化しており、それをもって信頼性が高いメーカーがわかります。

ランキングでは平均を100としたランクで数値が少ないほど信頼性が高いことを表しています。

参考:Manufacturer Ratings Car Reliability Index

ランキング メーカー スコア
1 ダイハツ 2
2 ホンダ 43
3 スズキ 49
4 トヨタ 59
5 マツダ 64
6 レクサス 73
7 フォード 76
8 ローバー 78
9 ニッサン 87
10 ルノー 89
16 フィアット 101
38 ベントレー 531

このランキングでは日本車メーカーが上位をほぼ独占しており、日本車の信頼性の高さが浮き彫りになっています。

そしてベントレーはというとかなり下位の38位で、39メーカーでのランキングなのでワースト2です。(ちなみに最下位はイタリアのマセラティです)

スコアも平均値の5倍以上となっており、日本車はのきなみ平均値以下となっているところからすると大きな開きがあります。

このスコアは修理費の多さも内訳に入っているので日本車よりかなり高額なベントレーの修理費も影響していますが、ワースト2位となると信頼性の低さも見てとれます。

なおこの調査はイギリスでの調査であり、環境要件がイギリスより厳しい日本ではもう少し厳しい状況となるでしょう。

ベントレーの修理費はかなり高額

ベントレー 延長保証

ベントレーの故障率は日本車より悪い状況にあるのはわかりましたが、それでもさすがに新車に近いコンディションではそこまでトラブルは出ません。

しかしベントレーは車が重く様々な部位に付加の大きい車で、走行距離が増えるととたんにトラブルは増えていきます。

一概にどのぐらいとは言いづらいですが、メーカーの保証が3年48,000km保証であることを考えると、50,000kmを超えたあたりからが正念場といえます。

他の輸入車より修理費が高い

さてここまではベントレーに限らず輸入車ではありがちな点なのですが、ベントレーが他の輸入車よりすごいのはその修理費の高さです。

ベントレーがひとたび故障すると小さな部品でも修理に100,000円かかることは珍しくなく、ブレーキやエンジンの修理では1,000,000円以上の修理となることもあるのです。

もちろん日本車ではここまでの修理費になるわけはなく、ベントレーの修理費で日本車が買えるとはよく言われることです。

なぜここまで高額なのかというと、ブランドや輸入車だからということもありますが、ベントレーは車の性能が高く部品性能も高いので部品は高額となります。

また生産台数が少ないので部品の生産数も限られており、量産によるコスト低下ができないことも要因です。

ベントレーを購入するには経済力が必要

いずれにしてもベントレーの維持にはかなりのお金がかかるのです。

そもそもベントレーは新車で数千万円する車で、購入できる人は年収がかなり高い人たちばかりです。

その人たちは修理費が高くても維持できる経済力があるのです。

しかし維持費が問題となるのは、次にご説明する中古でベントレーを購入した人たちでしょう。

中古のベントレーの故障しやすさ

ベントレーのオーナーとなる人たちは当然のことながら年収の高い方ばかりなので、車の購入は新車が当たり前です。

しかも数年ごとに新モデルに乗り換えることもよくあり、ステータスを保つため常に新しい車に乗り続けています。

安いベントレーはリスクが高い

では乗り換えられたベントレーがどうなるかと言えば、一般車と同じように中古車市場に流れてきます。

そして中古のベントレーは新車から考えられないほど安くなっているので手を出す人も結構いるのですが、車の状態によっては大きなリスクを背負い込むこととなります。

ベントレーは50,000km走行ぐらいからトラブルが増えてくるのですが、前述した通り修理費は一般車と比べ物にならないほど高額です。

それがあるのでベントレーの中古車はかなり値が下がっており、安くならないと買い手がつかないのです。

中古車価格よりも修理費が高くなることも

中古車市場には5,000,000円前後の格安ベントレーもあるのですが、もしトラブルが発生して修理となるとベントレーではとたんに百万円単位の修理費が発生することもよくあります。

中古車価格より修理費が高くついた、などという話も高級車の中古車には付き物の体験談ですね。

ベントレーはどうあってもセレブ層の車であり、中古車で購入してもそれなりのコンディションの車でなくては維持費がそれ以上にかかることになります。

夢の高級車が安くなっているというのは、ちゃんとした理由があるのです。

もしベントレーの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

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ベントレーオーナーの評判

ベントレーの故障がどのようなものかはやはり実際のオーナーさんの声がいちばん参考になります。

Twitterにはそういった意見が多数投稿されていますので、参考として何件かご紹介しましょう。

パワステ一発1,000,000円


ベントレーは重量の重たい車でパワステ関係にかかる負荷が大きいので比較的故障しやすい部位です。

この方のベントレーもパワステ関係の修理をされたようですが、修理費は1,000,000円近くかかるようですね。

国産車でパワステ関係の故障でもせいぜい100,000円ですので、ベントレーの修理費は文字通り一桁違うぐらいの差があるのです。

運ばれていくベントレー

ベントレーはひとたび故障するとなかなか修理できる場所がなく、ディーラーやベントレーを直せる工場まで運ばれることがよくあります。

どこでもメンテナンスできるような車ではないことも修理費が高くなっている原因でしょう。

それにしても高級車が運ばれていく光景って、かなり寂しいものがありますよね。

信頼性ではレクサスに敵うものなし

この方はベントレーの故障の多さから車を下取りに出してレクサスを購入されたようです。

ベントレーはレクサスよりもステータスの高い車で満足感も高いはずなのですが、それがひっくりかえるほどトラブルが大変だったのでしょう。

レクサスの信頼性は世界的にもトップレベルでベントレーとは比べ物にならないほど故障しません。

そして故障の増えてきたベントレーが中古車市場に出てきて次のオーナーが苦労するのでしょう。

ベントレーの故障事例

ベントレーの故障事例には様々なものがありますが、基本的に車の負荷が高い部分にトラブルが多く発生するようで、ベントレーという車の泣き所です。

また輸入車にはありがちな電装系のトラブルも多く、日本の高温多湿の環境は車の電装系には悪いのです。

ではいくつか故障事例をご紹介しましょう。

パワステ関連故障

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さきほどのツイートにもありましたが、重量の大きなベントレーはパワステ関係の部品に大きな負荷がかかり、パワステポンプやギアなどが破損することがあります。

国産車でもパワステ関係は比較的故障の多い部位ですが、ベントレーでは割と走行距離が少ないうちから故障が発生します。

車の走り方や環境にもよるのですが、ハンドルのすえ切りやフル転舵を頻繁にすると発生したりするようです。

パワステ関連で故障しやすいのはパワステポンプのオイル漏れやギアボックスの破損で、修理費はやはり1,000,000円を越えることが多いようです。

走行距離の多いベントレーほど発生頻度は増えますので、中古車を買ってこのトラブルが発生すると一気に維持費がかさみますね。

電装系部品の故障

電装系と一口にいってもその範囲は非常に広いのですが、故障しやすい電装品は負荷の大きい部品ですので、オルタネータ、エアコンコンプレッサーなどがその筆頭です。

これらの部品はエンジンと一体化している部品で、オルタネータとエアコンコンプレッサーはエンジンからベルト駆動で高速回転する部品です。

そのため使用頻度が増えると内部のベアリングなどが傷んで故障の原因となり、異音や異常振動が起こります。

そうなると部品交換で修理が必要となり、ベントレーの場合だと部品代だけで300,000円〜500,000円もかかってしまうのです。

またエアコン関連だとガスが通るパイプなどからのガス漏れが起こる場合や、室内のエアコンブロワに故障が起こる場合もあります。

程度によりますが、大抵はエアコンコンプレッサーと一緒に交換したりしますので、500,000円以上の整備費用は覚悟しておかなければなりません。

エアサスの故障

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ベントレーのサスペンションには最高の乗り心地を実現するエアサスペンションが搭載されていますが、重量級の車を支えるエアサスは走行距離が増えてくるとトラブルが増える傾向にあり、場合によっては部品交換が必要となります。

エアサスはポンプによってサスペンションに空気を送り、空気をバネがわりにして滑らかな乗り心地を産み出す部品です。

素晴らしい乗り心地を実現できる一方でシステムが非常に複雑であり、故障しやすい部位が多いものでもあります。

とくにベントレーのエアサスではエアサス本体からのエア漏れのトラブルが多く、そうなった場合にはエアサス交換が必要となります。

エアサスは左右の部品代だけで800,000円〜1,000,000円もする高額な部品であり、交換費用なども考えると間違いなく1,000,000円声の修理費用がかかる部位です。

走行距離の多さと経年劣化で発生しますので、やはり中古車は可能性が高くなります。

なおエアサスの空気漏れはいちどリコールが出たこともある部位でその際には部品交換で対応されましたが、ベントレーの泣き所のひとつであるのは間違いありません。

パワーウインドウレギュレーターの故障

パワーウインドウレギュレーターはパワーウインドウのガラスを上下させる部品ですが、これも故障の多い部品であり故障するとガラスが下がったままで上がらなくなります。

防犯上非常に不味い状態で、ベントレーならなおさらすぐに修理が必要でしょう。

ベントレーは静粛性をあげるためにガラスウインドウが2重ガラスとなっており、普通の車のガラスより重たくなっています。

そのためパワーウインドウレギュレーターにかかる負荷も大きく故障しやすい部位といえます。

パワーウインドウレギュレーターの交換には500,000円以上の費用がかかりますが、このトラブルがすぐに修理しなければならないものなので、非常に負担が大きいものとなるでしょう。

ベントレーは買っても大丈夫か?

ベントレーは日本車に比べると故障しやすい車で、ひとたび故障すると非常に修理費も高額で大変な車です。

しかしベントレーを新車で購入できる経済力を持っている人なら、心情は別としても故障の修理は十分可能です。

中にはベントレーの故障の多さから手放してレクサスにする人もおられましたが、ベントレーが素晴らしい車であることは間違いなく、購入できれば満足度は非常に高いです。

しかし中古車は要注意で、車両価格が非常に割安になっているからといって安易に買うと、頻発する修理費で維持費が簡単にかさんでしまってけっきょく手放すことになるケースも少なくありません。

ベントレーはすべてにおいて経済力のある人向けの車であり、維持費もかなり必要なことを把握しておかなければ危険ですね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。