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マセラティの車にはチャイルドシートが2~3台取り付け可能?おすすめのチャイルドシートはこれ!

マセラティはイタリアの高級車メーカーでスポーツ性の強い車種を多くラインナップしているメーカーでもあります。

今回はマセラティにチャイルドシートを装着したときの状況についてご紹介します。

マセラティのチャイルドシートの設置可能場所

マセラティ参考:www.maserati.com

マセラティはイタリアの伝統的な自動車メーカーで、創業が1914年と日本のメーカーよりもかなり歴史の長いメーカーでもあります。

マセラティが手がけるのはいわゆる高級車であり、マセラティブランドは日本でも高級な乗用車として高い人気があります。

マセラティは全体的なコンセプトとして高級スポーツカーという位置づけを取っており、フラッグシップモデルである大型セダンのQuattroporteなどもかなりスポーティでスタイリッシュなフォルムをしています。

このことからマセラティは後部座席がメインとなるショーファードリブンカーというよりも普段からユーザーが運転するような高級車であり、走行性能も非常に高い車種が揃っています。

その性格からあまりファミリーカー的なイメージは少ないマセラティですが、子供さんを乗せるときにはチャイルドシートが必要となってきます。

マセラティへのチャイルドシート設置について

マセラティはドライバビリティの高いスポーツカーが多いのですが、それでもチャイルドシートは必要な場合があります。

チャイルドシートは子供を車に安全に乗せるための器具であり、車の通常のシートが子供に対しては大きすぎて安全に乗れないので、ある程度の年齢まではチャイルドシートが必要となります。

チャイルドシートは車のシートの上に乗せて使う器具なのでシートに何かしら固定が必要ですが、基本的にはシートに備え付けの3点式シートベルトを使う形となります。

マセラティにおいても車内に幼い子供さんを乗せるときにはチャイルドシートは必要ですし、チャイルドシートが搭載できないとしたら安全のために子供さんを乗せるのは避けたほうがよいことになります。

そこで現行のマセラティの車種に対してチャイルドシートの適合性を確認してみました。

車種車名最大乗
車人数
フロントシートセカンドシートサードシート
助手席左側席センター席右側席左側席センター席右側席
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ISOFIX式シート
ベルト式
ラインナップGrecale5名
Ghibli5名
Levante5名
Quattroporte5名
Granturismo4名
MC202名
MC20 Cielo2名

上記の表ではチャイルドシートの設置できる座席を「◯」、設置できない座席を「✕」、シートが装着されていないなどを「-」としています。

マセラティは国内では見かけることの珍しい車種でありチャイルドシートの設置性についてはしっかり確認できない車種もあるのですが、他の車種との兼ね合いである程度予想する形でまとめてみました。

最終的にはチャイルドシートを設置する際に適応性についてチャイルドシートメーカーに確認したり、ディーラーに確認したりしてしっかり搭載性は確認してください。

マセラティへのISOFIX式チャイルドシートの設置について

マセラティへのチャイルドシート設置については基本的にはシートベルトでの固定を行いますが、その他にISOFIX式のチャイルドシートも使用できます。

チャイルドシートはシートに固定する際に3点式シートベルトで縛り付けるようにして固定する方式が基本であり、多くの車種に対応できる汎用性のある方式です。

またチャイルドシートの固定方式にはもうひとつISOFIX式というものがあり、こちらはチャイルドシート専用の規格として制定された固定規格になります。

ISOFIX式のチャイルドシートは専用の金具によってシート側の器具に差し込むことで固定しますので、シートベルトで固定する方式よりもさらに頑丈に安定感のある固定ができます。

ポイント

マセラティはスポーティな車種なのでこういったファミリーカー的な機能はあまりイメージがないのですが、実際にはマセラティの多くの車種にISOFIX式の固定器具がそなわっています。

マセラティはセダンやSUVで4ドア、5ドアのタイプが多いため、ISOFIX式のチャイルドシートを搭載する際にも意外と装着性は悪くありません。

そのためシートベルト固定式のチャイルドシートでもISOFIX式チャイルドシートでもどちらでも使える車種が多いですが、こちらも最終的な適合性はしっかりチャイルドシートメーカーに確認しましょう。

マセラティの助手席へのチャイルドシート設置について

マセラティの助手席へのチャイルドシート設置はすべての車種で✕となっているのですが、これはマセラティに限らず乗用車全般で同じ対応となります。

チャイルドシートは基本的にはシートに3点式シートベルトがそなわっていれば固定が可能な器具であり、マセラティは運転席や助手席、セカンドシートのすべてが3点式シートベルトです。

運転席はともかくとしても助手席には物理的にはチャイルドシートの設置できるスペースはあるのですが、実際には助手席へのチャイルドシート設置は推奨されておらず、基本的にはセカンドシートなど後ろの座席に設置するようにどのチャイルドシートメーカーの適合表にもなっています。

これは助手席が比較的車の前側にあることで正面衝突時に影響が強いためであり、最も保護の必要な幼い子供を乗せるためのチャイルドシートなのでより安全性の高い座席に装着することを推奨されています。

マセラティは高級車として安全性の高い車種ではありますがこの基本的な考え方は同一なので、どのマセラティの車種でも助手席にはチャイルドシートは搭載しないほうがよいでしょう。

緊急時やチャイルドシートを一時的に移動させる以外はセカンドシートにチャイルドシートを設置するようにしましょう。

マセラティのチャイルドシートの可能台数

では次にマセラティの各車種に対してのチャイルドシート設置可能台数をご紹介しましょう。

Grecaleのチャイルドシート設置可能台数

Grecale参考:www.maserati.com

Grecaleはマセラティの現行の最小サイズの車で、クロスオーバーSUVの車種となります。

クロスオーバーSUVは現在世界的に非常に高い人気を持っているカテゴリーで、マセラティも近年力を入れているカテゴリーです。

Grecaleはその中でも最新車種の一つで、マセラティでは挑戦的な中型車クラスのSUVとなっています。

車のレイアウトは標準的な5ドアハッチバックカーになっていますので普段使いの使い勝手は良好であり、ファミリーカーとしても使いやすい1台でしょう。

チャイルドシートについてはセカンドシートの3席に設置可能であり、シートベルト固定式であれば最大3つまで取り付けられるもののセカンドシートのサイズ的に難しい場合もあるでしょう。

またISOFIX式のチャイルドシートであれば左右席に1つずつ設置する構造があり、対応はしっかり出来るでしょう。

Ghibliのチャイルドシート設置可能台数

Ghibli参考:www.maserati.com

Ghibliはマセラティの代表的な車といえる高級大型セダンで、国内でも見かけることが比較的多い車種でしょう。

Ghibliは高級セダンにしては低いフォルムを保つスポーツセダンであり、マセラティのイメージを体現する1代となっています。

特にフロントマスクが非常にシャープに仕上がっており、スタイリッシュで運転したくなる1台です。

ポイント

一方で車内についてはしっかり高級セダンのクオリティと満足感を持ち合わせている車で、後部座席の広さはさすがラグジュアリーカーといった快適さです。

チャイルドシートについてはこのセカンドシートに装着するのですが、シートベルト式あれば3つまで、ISOFIX式であれば2つまで装着できます。

Ghibliは車高が低くなっているので高さ方向は結構狭めとなっていますので、チャイルドシート搭載時にはその点を注意して装着するチャイルドシートを決めましょう。

Levanteのチャイルドシート設置可能台数

Levante参考:www.maserati.com

Levanteはマセラティ初のクロスオーバーSUVとして登場したモデルであり、マセラティらしいスポーティなSUVです。

Levanteは車のサイズとしては中型〜大型に属する大柄なボディを持つSUVで、フロントマスクのデザインに存在感があるのでボディサイズ以上に大きく見えます。

全体的には車高が低めのフォルムのクロスオーバーSUVですが、デザイン的に乗降性の障害となるような部分は少ないので実用性は十分確保された車となっています。

Levanteへのチャイルドシート設置はセカンドシートの3席に装着可能であり、シートベルト固定式であれば3つまで固定できます。

ISOFIX式であっても2つまでは取付可能ですし、セカンドシートのスペースもそこそこ広いのでさまざまな製品を問題なく装着可能でしょう。

Quattroporteのチャイルドシート設置可能台数

Quattroporte参考:www.maserati.com

Quattroporteはマセラティの最上級のフラッグシップセダンで、同社の高級車の到達点の一つです。

Quattroporteは大柄なボディを持つ大型セダンで、フラッグシップモデルの存在感のある高級車となっています。

全長が長くて全幅にゆとりもある車なので、特にセカンドシートのゆとりある車内はさすがラグジュアリーカーといった広さを持っています。

あまりチャイルドシートを装着するイメージのない高級セダンではありますが、それでも子供さんを乗せるときにはチャイルドシートが必要なのでセカンドシートであればシートベルト固定式でもISOFIX式でも装着できます。

最上級のセダンではありますがこういった実用面もしっかり対応できる車になっています。

Granturismoのチャイルドシート設置可能台数

Granturismo参考:www.maserati.com

Granturismoはマセラティのスポーツカーを体現した1台で、高級感のあるデザインとスポーツカーらしい2ドアクーペスタイルの車となっています。

Granturismoはマセラティの伝統のあるモデルの一つですが、現行モデルは2022年にフルモデルチェンジした2代目となっておりマセラティのラインナップの中でもかなり新しい車です。

GranturismoはQuattroporteとほぼ同サイズの大型車ですがスポーツカーの基本である2ドアクーペとなっており、ラグジュアリーさよりも走りを磨き上げた車です。

それでも車内にはセカンドシートが2席設けられているので実用性上も乗用車として活用できる車であり、チャイルドシートについても一応セカンドシートに設置可能です。

シートベルト固定式であればある程度フレキシブルに対応できますが、ISOFIX式については固定は可能なものの車内スペースのサイズから搭載性はしっかり事前に見ておく必要があります。

なお2ドアクーペなのでセカンドシートへの乗り込みをフロントシート側から行う必要があり、チャイルドシートの搭載性や子供さんの車内への乗降性はそこまで良くありません。

MC20、MC20 Cieloのチャイルドシート設置可能台数

MC20参考:www.maserati.com

最後はマセラティの最上級スポーツカーであるMC20およびMC20 Cieloを一緒にご紹介します。

MC20はGranturismoを上回るピュアスポーツカーとして開発された車で、2020年に登場した新型スポーツカーでもあります。

Granturismoはセダンの流れをくむ2ドアクーペで流麗なボディ後ある程度の実用性を兼ね備えた車ですが、MC20はそれに対して純粋にドライバーの走りに特化したスポーツカーになっています。

レーシングカーのような低いフォルムのボディに跳ね上げ式のドアやパワフルなエンジンを搭載し、まさにスーパーカーといったクオリティの1代に仕上がっています。

MC20は基本モデルですが、これに対してMC20 Cieloは特別仕様車としてルーフの一部が開くオープンモデルとなっています。

ポイント

MC20でもMC20 Cieloでも車内は2シーターのピュアスポーツカーになっており、セカンドシートがそなわっていません。

そのためチャイルドシートの装着は基本的に不可能となっており、ピュアスポーツカーですのでファミリーカーとしての使い勝手が悪いのは仕方ない部分があります。

助手席には物理的にチャイルドシートは搭載できますが避けたほうがよく、MC20の強烈な走行性能を見ると子供さんを乗せる車にはいささか過激すぎるのでほかの乗用車に子供さんは乗せるほうがよいでしょう。

マセラティでのチャイルドシートの使用感

マセラティへのチャイルドシート設置は国内では珍しいいのであまり例はありませんが、X(twitter)にはいくつか投稿がありますのでご紹介します。

こちらの方は実際にマセラティにチャイルドシートを搭載して運用されており、意外と広い後部座席でゆとりがありそうですね。

チャイルドシートの搭載にはどうしても広いセカンドシートのスペースが必要ですので、セカンドシートのゆとりの広い高級車であればこういった使い勝手もよいのでしょう。

こちらの方はご家族のマセラティにチャイルドシートを搭載しようとしていらっしゃいますが、チャイルドシートメーカーでは適合性を確認できていなかったようです。

その後確認をディーラーに確認などをされたようで、マセラティのように車内で珍しい車はこういった確認をしっかり行う必要があります。

マセラティのおすすめのチャイルドシート

マセラティは国内車ではないのでチャイルドシートメーカーの適合表に乗っていないことが多いのですが、その中でもいくつか取り付け確認された製品があるのでご紹介します。

アップリカ フラディアグロウISOFIX360°

アップリカは国内大手のチャイルドシートメーカーですが、その中でマセラティの車種で使用できるチャイルドシートとしてフラディアグロウISOFIX360°があります。

アップリカ フラディアグロウISOFIX360°参考:www.aprica.jp

フラディアグロウISOFIX360°はその名前の通りISOFIX式のチャイルドシートとなっており、安全性や安定性は高い製品です。

マセラティの車種に対してはGhibliやGranturismoなど主要な車種に対しての搭載性が確認されており、あらかじめ搭載性が確認されている点がかなり利便性の良いものとなっています。

ISOFIX式のチャイルドシートなので取り付けには多少手間がかかりますが、チャイルドシートのベースからはサポートレッグも出ていますので適切に取り付けることでより安定性の高い製品となっています。

またフラディアグロウISOFIX360°の大きな特徴としてチャイルドシートの座面部分が回転できる点があり、360°どの向きにでも自由にチャイルドシートを動かせますのでさまざまな使い方ができます。

車のドア側に向ければ子供さんをチャイルドシートに乗せるときにとても便利ですし、横向きにすれば車内での世話などにも対応できます。

マセラティのセダン系の車種では決して車内のチャイルドシートに乗り込みやすいわけではありませんので、フラディアグロウISOFIX360°のこの特徴はかなりありがたいものとなるでしょう。

コンビ THE S ISOFIX エッグショックZD

コンビも国内で高いシェアを誇るチャイルドシートメーカーの一つですが、こちらのTHE S ISOFIXもマセラティに適合性を確認されている製品です。

コンビ THE S ISOFIX エッグショックZD参考:www.combi.co.jp

コンビニはいくつかの種類のチャイルドシートがありマセラティの車種への搭載性が未確認の製品もあるのですが、THE S ISOFIXはその中でもGhibliやQuattroporteへの搭載性が確認されている製品です。

THE S ISOFIXはISOFIX式のチャイルドシートなので安全性はしっかり確保できる製品ですし、チャイルドシートのサイズも比較的小型なので使い勝手も良いです。

またチャイルドシートのベースから車内の床面まで伸ばせるサポートレッグもありますので、より安定性が高く使えます。

またTHE S ISOFIXは新生児から4歳頃まで使える製品なのですが、新生児の間はチャイルドシートは後ろ向きに取り付ける必要があります。

車内の狭い車種などではこの使い方が出来ない場合もあるのですが、THE S ISOFIXであればマセラティの車内でも後ろ向きに取付可能となっておりしっかり新生児から利用できます。

回転式ではないので前向き、後ろ向きへの付替えは取り外しが必要ですが、マセラティの車内スペースならばそこまで大変なことはないでしょう。