日産 エルグランドは日産の最高級ミニバンであり、高級ミニバン市場を開拓した名車でもあります。

日産最上級車種のひとつですが、エルグランドは故障に対してはどのぐらい優勢なのでしょうか?

今回はエルグランドの故障率についてご説明します。

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エルグランドの故障率

日産 エルグランド

エルグランドは現行車で3代目数え、初代は1997年登場と結構歴史が古い車種でもあります。

初代および2代目エルグランドはミニバンにしては珍しいFRレイアウトを採用している車で、ほかのミニバンより走行性能の高さが特徴です。

インテリアも豪華の一言で、最上級の本皮シートを奢った最高級ミニバンでした。

しかし後発のトヨタ アルファードがFFレイアウトで室内の広さを確保してくるとFRのエルグランドでは商品性が劣るようになり、現行の3代目からはFFレイアウトに変更されました。

しかしアルファードの人気は絶大でエルグランドの販売はそこまで延びない中、フルモデルチェンジは延び延びとなっており、現行型とはいってももう10年が経過しています。

その間マイナーチェンジは何度かありましたが内装や安全装備が主であり、エンジンやトランスミッションなどはほぼかわっていません。

そんなエルグランドの故障率を最新の故障率のデータをもとに調べてみましょう。

エルグランドの故障率はあまりよくない?

自動車の故障率は各自動車メーカーがディーラーなどから情報を収集してデータを集めているのですが、このデータは最重要の機密情報であり一般には絶対に公開されないものです。

しかしメーカーのデータとは別に民間調査会社が毎年調査して発表している故障率のデータがあり、J.D.パワー社というアメリカの調査会社のデータは信頼性があって参考にできます。

この「自動車耐久品質調査」では新車購入から3年~5年のあいだに起こったトラブル件数を実際の車のユーザーに聞き取り調査をして収集しており、このデータをもとにメーカーごとの故障件数の少なさをランキングで発表しています。

2017年 日本自動車耐久品質調査

ランキング メーカー スコア
1 トヨタ 59
2 レクサス 63
3 ホンダ 74
業界平均 74
4 メルセデス・
ベンツ
75
5 スズキ 79
6 三菱 80
6 日産 80
8 ダイハツ 82
8 スバル 82
10 MINI 88
11 マツダ 93

参考:2017年 日本自動車耐久品質調査

このランキングで何年もトップをとっているのは日本最大のメーカーであるトヨタとその高級車ブランドであるレクサスで、ホンダがそれに続いています。

しかし日産はランキングはそこまで高くなく、三菱と同率の6位となっています。

スコアを見てもトヨタに比べると20ポイントぐらい上回っており、故障率は残念ながらあまりよくないのです。

この調査でもエルグランドの車種単体の故障率というのは公表されていないのですが、ミニバンカテゴリーのトップ3に入っていないことからもあまり故障率はよくないのでしょう。

エルグランドは設計が少々古い

現行エルグランドはすでに登場から10年経過しており、その基本設計は少々古いことは確かです。

設計が古いからといって故障が多いわけではありませんが、車の部品には経年劣化や走行距離の多さで劣化してトラブルが増えてくるので、そういった面で故障は増えつつある車といえます。

基本的には一般の車と同じ考え方であり、年式10年経過、または走行距離100,000km以上走行した車はさまざまな部品に劣化が進行しています。

そのため中古車で初期型の現行エルグランドにはこの寿命に達している車もあり、購入時には注意するべき点です。

またエルグランドに固有のトラブルもいくつかありそれについては後程ご説明します。

中古のエルグランドの故障しやすさ

さきほども少しのべましたが、エルグランドの中古車は現行車でも結構古い車も存在しており、購入時には部品交換の必要性などをあらかじめ確認しておく必要があります。

また初代および2代目エルグランドは10年以上は確実に経過しており、故障率はどうしても高くなってしまいます。

2代目エルグランドなどは結構な台数が販売されて中古車もかなりの数が現存しますので、価格はそれなりに安くそれでいて高級感のあるミニバンとしてまだまだ人気は高いです。

ですのでもし購入する場合、年式の古さは仕方ないとしても走行距離は少な目の車を選びましょう。

年式が10年以上経過した中古車ではゴム部品をはじめとする経年劣化部品の交換が必要となりますので、それらのメンテナンス費用もあらかじめ考えておかないと維持費が予想以上にかかることになるでしょう。

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エルグランドオーナーの評判

エルグランドの故障については実際のユーザーさんの評判が一番参考になるのですが、Twitterにはそれらがいくつも投稿されていますので、今回はその中から3件ご紹介します。

15年も大きな故障はなし

こちらのエルグランドは15年もの長きにわたってオーナーさんに大事にされてきたのですが、その間故障はなかったということで決してエルグランドの故障率は高いわけではありません。

故障がないとはいっても当然部品の劣化や定期交換部品の交換は必要となっていますので、適切なメンテナンスをしっかり行ってこられた結果ともいえるでしょう。

電気系統はちょっと弱い

こちらの方のエルグランドも大きな故障はないとのことですが、どうも電気系統にはいくつかのトラブルを持たれているようで、簡単な修理を何度か行っておられますね。

電気系統の故障は昔から日産車の泣き所といわれていて、現在は昔よりずいぶん改善したもののトヨタなどに比べるとやはりまだ弱いようです。

エンジン故障も結構ある

エルグランドの走行距離が増えてくるとエンジン関係のトラブルが増えてきます。

この方のエルグランドは触媒とそのセンサー、加えてカム角センサーも故障ということで修理費用がかなり高額になっています。

センサーはともかく触媒が高いのですが、500,000円もの修理費では手放すことを考えてもおかしくありませんね。

エルグランドの故障事例

エルグランドの実際の故障事例について、いくつか代表的なものをご紹介しましょう。

CVT関連のトラブル

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現行のエルグランドからトランスミッションが効率のよいCVT(無断変速機)が採用されましたが、このCVTは走行距離が増えてくるとトラブルが増えてきます。

CVTはベルトとプーリーの組み合わせによって変速を行う機構で、プーリーの開き具合で無断階に変速できるのが魅力です。

変速ショックもなく一般道路での燃費もよくなるCVTは、以前は中小型車までしか採用できなかったのですが、日産では大型車まで採用できる高トルク対応のCVTを採用しています。

しかしCVTのプーリーを制御している油圧はプーリーをベルトにしっかりと押し付ける関係でかなり圧力が高く、油圧回路のトラブルで油圧が変動するとベルト滑りなどの問題が出てきます。

走行中にエンジンルームからキュルキュルと擦れるような音がしてきたらベルト滑りの可能性が高いのですぐにメンテナンスに出す必要があります。

またそれ以外の異音や異常振動などの問題がでることもあり、早めに対処しないとそのうち変速できなくなって車が走れなくなってしまいます。

トラブルの原因となるのは油圧回路を制御しているソレノイドバルブの故障がほとんどで部品交換で対応できますが、ソレノイドバルブ単体での交換とはならずに油圧回路全体の部品交換であることがほとんどです。

費用はおおむね100,000円前後ですが、もしCVT本体のプーリーやベルトまで損傷が及んでいた場合はミッション乗せかえとなり、200,000円以上は確実にかかります。

走行距離の多さ以外にも、ストップアンドゴーを繰り返すような運転が多いとトラブルの発生確率があがりますので、少しでもおかしいなと思ったらすぐに点検に出しましょう。

2代目エルグランドの触媒破損

触媒とはエンジンの排気ガスをクリーンにするために用いるフィルターのような部品で、エンジンの排気管に設置されている部品です。

しかし2代目エルグランドではエンジンの制御が不適切となる結果、触媒が高温で破損してしまい、エンジンからガラガラという異音やエンスト、果てにはエンジン破損にまで繋がるトラブルです。

この件はいちどリコールが実施されており、エンジン制御を行うECU(Engine Control Unit)の無償交換と、触媒破損が見つかった場合には合わせて交換することがアナウンスされています。

リコールですので2代目エルグランドのユーザーすべてに案内が送付されてすべての車はECUの交換は終わっているはずですが、問題は触媒のほうです。

参考:エルグランドのリコールについて

2代目エルグランドのエンジンはV型6気筒で、各バンクで触媒が2個づつ、車全体では4個設置されています。

しかしリコールの際に触媒を点検して破損が認められなかった場合には交換されていないわけですが、たまに触媒の破損がテスターで検知できない場合があり、破損が起こった触媒が発見されていない場合があります。

中古車などで2代目エルグランドを購入後などに、異音がとまらない、大きくなってきたなどあれば、このトラブルの可能性もあるのです。

修理には触媒の交換が必要となり、一ヶ所交換するだけでも60,000円〜80,000円は必要となります。

また排気管の関連部品も同時に交換する場合もあり、すべての触媒を交換するとなると前述のツイートのように500,000円近い費用になることもあるでしょう。

リコール関連の触媒損傷だとメーカーに認めさせる証拠があれば無償修理に持ち込めるかもしれませんが、触媒はそれ以外の理由や経年劣化でも破損しますので、原因の特定はなかなかな難しく、有償修理となる場合がほとんどでしょう。

2代目エルグランドを購入する際には、リコールの対応状況の確認と、触媒の交換履歴、なによりエンジンをかけたときの異音に注意してチェックするようにしましょう。

パワースライドドアの故障

きったんさん(@kitsutan2032)がシェアした投稿 -

日産車は電気系統が泣き所のひとつで、経年劣化によって電子部品が動かなくなることがよくあります。

エルグランドの場合、それが起こりやすいのはパワースライドドア関連の部分で、重たいドアを開閉するシステムは負荷が大きく、古くなってくるとドアの開閉ができなくなることがあります。

スライドドアを一度手動で開閉してみるとわかるのですが、結構重たくて動かすにも一苦労するようなものです。

それを電動で動かしているのは車体に取り付けられたモーターやワイヤー類で、それを制御するためのコンピューターやセンサーなども数多くあります。

経年劣化でどこが壊れるかは状況次第ですが、直接稼働するモーターやワイヤーなどの部分が多いようです。

修理には部品交換で対応となり、費用は100,000円前後を見越しておいたほうがよいでしょう。

日産に限らず大きなスライドドアをもつミニバンに起こりがちなトラブルですが、走行距離で100,000km超えた辺りからトラブルが出始めますので、走行距離が少ない場合はあまり心配はないでしょう。

そのため中古のエルグランドで100,000kmに近い車は要注意です。

エルグランドは買っても大丈夫か?

エルグランドの故障率はトヨタのミニバンに比べると比較的高そうなのは故障率のデータからわかりましたが、ツイッターなどをみても主要部分のトラブルは少ないものの細かいトラブルは結構あるようです。

しかし故障なしで長期間乗っている人も少なくないので、ひどく壊れやすい車ではないのは確かです。

現行のエルグランドでも登場から10年経過しており中古車市場には結構年式の古い車もでてきていますので、中古車選びの際にはそのあたりを気を付ける必要はありますね。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。