プラグインハイブリッドカー(PHEV)はハイブリッドカーの次に普及しそうなエコカーで、日本を初めとして世界中で新型PHEV車が増えてきています。
今回はそんなPHEV車を一挙ご紹介します。
プラグインハイブリッド(PHEV)搭載車種一覧
プラグインハイブリッドカーはハイブリッドカーを発展させた車で、ハイブリッドシステムの駆動バッテリーを大型化して充電機能を追加した車です。
その目的は電気モーターだけで車を走行させるEV走行領域を伸ばすことにあり、エンジンを動かす領域を大幅に減らすことで車の燃費を大きく改善できます。
プラグインハイブリッド(PHEV)とは?EV,PHV,HVとの違いからメリット/デメリットまで解説!EVは電気自動車のことですが、PHEVはハイブリッドカーとEVの中間に位置しており、駆動バッテリーを外部から充電することで普段は完全なEVとして使えます。
ですがバッテリーの電力が減ってきたときや長距離走行をするときなどにはエンジンを起動させ、普通のハイブリッドカーとしても使えるのが特徴です。
20年ほど前にハイブリッドカーが登場してから現在まで、さまざまなメーカーからハイブリッドカーが発売されました。
プラグインハイブリッドカーは10年ほど前から少しずつ登場していましたが、ここ数年で一気に車種が増えてきています。
今回は国産車と海外車に分けて、現在存在しているプラグインハイブリッドカーをご紹介しましょう。
国産メーカーのPHEV
ハイブリッドカーは日本のトヨタが発祥で、プリウスは世界で最も有名なハイブリッドカーになりました。
プリウスの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!その後日本市場ではハイブリッドカーが爆発的に増加してほとんどのメーカーが投入するまでになりましたが、プラグインハイブリッドカーに関しては実はそこまで多くなく、わずか3車種しかありません。
今回はランキング形式で一覧としましたが、これはPHEVで最も重要なスペックであるEV走行可能距離がどれくらいかを比較しています。
ランキング | メーカー | 車種 | 燃費 | EV走行可能距離 | エンジン最高出力 | エンジン最大トルク | モーター最高出力 | モーター最大トルク | 価格帯 |
1 | ホンダ | クラリティ PHEV | 28.0km/L | 114.6km | 77kW (105PS)/ 5,500rpm | 134N・m (13.70kgf・m)/ 5,000rpm | 135kW (184PS)/ 5,000rpm-6,000rpm | 315N・m (32.10kgf・m)/ 0rpm-2,000rpm | 5,880,600円 |
2 | トヨタ | プリウス PHV | 37.8km/L | 68.2km | 72kW (98PS)/ 5,200rpm | 142N・m (14.5kgf・m)/ 3,600rpm | 1NM型:53kW (72PS) 1SM型:23kW (31PS) | 1NM型:163N・m(16.6kgf・m) 1SM型:40N・m(4.1kgf・m) | 3,325,320円〜 3,829,680円 |
3 | 三菱 | アウトランダー PHEV | 18.6km/L | 65.0km | 87kW (118PS)/ 4,500rpm | 186N・m (19.5 0kgf・m)/ 4,500rpm | モーター(前):60kW (82PS) モーター(後):60kW (82PS) | モーター(前):137N・m(14.0kgf・m) モーター(後):195N・m(19.9kgf・m) | 3,939,840円~ 5,090,040円 |
ハイブリッドカーのパイオニアであるトヨタは、プリウスPHVという車で世界に先駆けてプラグインハイブリッドカーを発売しましたが、その後の車種展開が進んでおらずこの1車種しかありません。
またそれより後発の三菱アウトランダーPHEVや、最も新しいホンダ クラリティPHEVも登場していますが、ハイブリッドカー先進国である日本メーカーにしては非常に少ないといえるでしょう。
というのも日本市場では国産自動車メーカーのエコカーに対する戦略がまちまちで、ハイブリッドカー以外にも日産、三菱が進める電気自動車や、マツダが進めるクリーンディーゼル車など独自路線が多いからでしょう。
クリーンディーゼルエンジンとは?メリット2つとデメリット3つ!仕組み/構造の特徴まで解説!海外PHEV車一覧
日本ではPHEVはまだ普及しているとは言い難いほど車種が少ないのですが、海外ではそれとは大きく状況が違っており、非常に多数のPHEVが登場しています。
今回は車のカテゴリーごとに分類して、それぞれのカテゴリーのPHEV車種をご紹介しましょう。
海外コンパクト、ハッチバック系PHEV車種
まず最初は各メーカーの小型車種であるコンパクトカーやハッチバックタイプの車です。
日本では軽自動車がエントリーモデルの位置づけですが海外ではこれらのコンパクトカーがその位置にあり、比較的価格やスペックが抑えめなカテゴリーです。
ランキング | メーカー | 車種 | 燃費 | EV走行可能距離 | エンジン最高出力 | エンジン最大トルク | モーター最高出力 | モーター最大トルク | 価格帯 |
1 | シボレー | ボルト PHEV | 不明 | 85km | 75kW(101ps) | 不明 | モーター1: 111 kW (149 ps) モーター2: 55 kW (74 ps) | 不明 | $34,095 |
2 | AUDI | A3 スポーツバック e-トロン | 23.3km/L | 52.8km | 110kW(150ps)/ 5,000rpm-6,000rpm | 250N・m/ 1,500rpm-3,500rpm | 55kW(75ps) | 330Nm | 56,400,000円 |
3 | フォルクス ワーゲン | ゴルフ GTE | 19.9km/L | 45km | 110kw(150ps)/ 5,000rpm-6,000rpm | 250N・m/ 1,500rpm-3,500rpm | 80kW(109PS) | 330N・m(33.6kgm) | 4,690,000円 |
4 | BMW | 225xe アクティブツアラー | 17.6km/L | 42.4km | 77kW (105PS)/ 5,500rpm | 134N・m (13.70kgf・m)/ 5,000rpm | 65kW(88ps)/ 4,000rpm | 165N・m(16.8kgf・m)/ 3,000rpm | 5,350,000円~ 5,560,000円 |
PHEVはシステムが複雑なことから価格が高めとなる車種であり、コンパクトカークラスには取り入れにくいので比較的車種が少ないです。
ですがトップのシボレーを除いては日本にも輸入という形で導入されているので、購入できる車種という意味では日本でも扱いやすい車は揃っています。
日本車のコンパクトカーの価格帯とは大きく違って同じようなイメージで購入できませんが、EV走行距離の点では悪くない性能です。
海外セダン、ステーションワゴン系PHEV車種
PHEVで海外車種で多いのはやはりセダンやステーションワゴン系の中型車種です。
特に欧州メーカーはこのカテゴリーで数車種のPHEVをラインナップしていることが多く、日本でのPHEVの普及状況とは大きく違っているのがこのカテゴリーでわかります。
ランキング | メーカー | 車種 | 燃費 | EV走行可能距離 | エンジン最高出力 | エンジン最大トルク | モーター最高出力 | モーター最大トルク | 価格帯 |
1 | BMW | 530e | 17.4km/L | 52.5km | 135kW(184ps)/ 5,000rpm | 290N・m(29.9kgf・m)/ 1,350-4,250rpm | 50kW(68ps) | 130N・m(13.2kgf・m) | 8,270,000円~ 8,520,000円 |
2 | フォルクス ワーゲン | パサート GTE | 21.4km/L | 51.7km | 115kW(156ps)/ 5,000rpm-6,000rpm | 250N・m(25.5kgf・m)/ 1,500-3,500rpm | 116kW(156ps) | 330N・m(33.6kgf・m) | 5,199,000円 |
3 | フォルクス ワーゲン | パサート GTE ヴァリアント | 21.4km/L | 51.7km | 115kW(156ps)/ 5,000rpm-6,000rpm | 250N・m(25.5kgf・m)/ 1,500-3,500rpm | 116kW(156ps) | 330N・m(33.6kgf・m) | 5,399,000円 |
4 | キャディラック | CT6 プラグイン ハイブリッド | 不明 | 48.0km | 115kW(156ps)/ 5,000rpm-6,000rpm | 250N・m(25.5kgf・m)/ 1,500-3,500rpm | 116kW(85ps) | 330N・m(33.6kgf・m) | 8,200,000円 |
5 | ボルボ | V90 T8 Twin Engine AWD インスクリプション | 15.0km/L | 45.0km | 235kW(320ps)/ 5,700rpm | 400N・m(40.8kgf・m)/ 2,200-5,400rpm | 64kW(87ps)/ 7,000rpm | 240N・m(24.5kgf・m) | 9,640,000円 |
6 | BMW | 740e | 15.6km/L | 42.0km | 190kW(258ps)/ 5,000rpm | 400N・m(40.8kgf・m)/ 1,500-4,400rpm | 83kW(113ps)/ 3,170rpm | 250N・m(25.5kgf・m) | 12,630,000円 |
7 | BMW | 330e | 17.7km/L | 36.8km | 135kW(184ps)/ 5,000rpm | 270N・m(27.5kgf・m)/ 1,350-4,600rpm | 65kW(88ps) | 250N・m(25.5kgf・m) | 5,540,000円 |
8 | メルセデス・ ベンツ | S550 プラグイン ハイブリッド ロング | 13.4km/L | 33.0km | 245kW(333ps)/ 5,250-6,000rpm | 480N・m(48.9kgf・m/ 1,600-4,000rpm | 85kW(115ps) | 350N・m(35.7kgf・m) | 15,900,000円 |
9 | メルセデス・ ベンツ | C350e アバンギャルド | 17.2km/L | 28.6km | 155kW(211ps)/ 5,500rpm | 350N・m(35.7kgf・m)/ 1200rpm-4000rpm | 60kW(82ps) | 340N・m(34.7kgf・m) | 7,210,000円〜 7,260,000円 |
10 | メルセデス・ ベンツ | E350e アバンギャルド | 15.7km/L | 20.1km | 155kW(211ps)/ 5,500rpm | 350N・m(35.7kgm)/ 1,200-4,000rpm | 65kW(88ps) | 450N・m(45.9kgf・m) | 8,110,000円 |
このカテゴリーには各メーカーを代表するセダンが揃っており、フォルクスワーゲン、BMW、メルセデス・ベンツなどは各社の最上級車種にもPHEVを設定しています。
また高性能のPHEVシステムを搭載していることもあり、EV走行可能距離も長い車種が多いです。
一方で元の車種が高額なこともあり、PHEV車種もさらに高額な車が多いことも特徴です。
海外スポーツカー系PHEV車種
日本ではハイブリッドカーというと環境性能の高いエコカーというイメージが強いのですが、近年ハイブリッドシステムのモーター性能に注目してスポーツカーに搭載する動きも増えてきています。
その流れに繋がってPHEVの車種にもスポーツカーは増えてきており、その強力なモーター性能で車の走行性能を大幅に向上する車もあります。
ランキング | メーカー | 車種 | 燃費 | EV走行可能距離 | エンジン最高出力 | エンジン最大トルク | モーター最高出力 | モーター最大トルク | 価格帯 |
1 | カルマ・ オートモーティブ | レヴェーロ | 不明 | 80km | 190kW(260ps) ※システムトータル 301kW(403ps) | ※システムトー 981 lb·ft(1,330 N·m) | 不明 | 不明 | $169,000 |
2 | ポルシェ | パナメーラ4 E-ハイブリッド | 31.3km/L | 50km | 243kW(330ps)/ 5,250-6,500rpm | 450N・m(45.9kgf・m)/ 1,750-5,000rpm | 136ps(100kW) | 400N・m(40.8kgf・m) | 14,360,000円〜 15,213,000円 |
3 | ケーニグセグ | レゲーラ | 非公開 | 50km | 820kW(1,100ps)/ 7,800rpm ※システム合計出力: 1.1Mw(1,500ps) | 1,280N・m/4,100rpm ※システム合計トルク: 2,000N・m | クランク搭載モ-タ-1基: 160kW ドライブシャフト搭載モ-タ-2基: 180kW(左右後輪に1基ずつ) | クランク搭載モ-タ-1基: 300N・m ドライブシャフト搭載モ-タ-2基: 260N・m(左右後輪に1基ずつ) | 214,000,000円 |
4 | ポルシェ | パナメーラ ターボS E-ハイブリッド | 34.5km/L | 49km | 404kW(550ps)/ 5,750-6,000rpm | 770N・m(78.5kgf・m)/ 1,960-4,500rpm | 100kW(136ps)/ 2,800rpm | 400N・m(40.8kgf・m)/ 100-2,300rpm | 28,310,000円〜 30,440,000円 |
5 | BMW | i8 | 19.4km/L | 40.7km | 170kW(231ps)/ 5,800rpm | 320N・m(32.6mkgf・m)/ 3,700rpm | 96kW(131ps)/ 3,800rpm | 250N・m(25.5kgf・m)/ 0-3,700rpm | 20,930,000円~ 22,980,000円 |
このカテゴリーには世界的にも有名なドイツのポルシェやBMWなどが入っており、それぞれ10,000,000円を大幅に超える高級車にPHEVを取り入れてスペックと環境性能の両立を狙っている車種となります。
ですがその他にアメリカの電気自動車メーカーであるカルマ・オートモーティブや、スウェーデンのメーカーであるケーニグセグなども入っています。
とくにケーニグセグ レゲーラは世界最高性能の車を目指すためにPHEVシステムを取り入れており、その最高出力はシステム合計で1,500馬力に達するほど規格外の性能を持っています。
レゲーラは量産車の世界最高速度を競えるほどの性能があり、エコカーとは正反対のPHEVの利用方法といえるでしょう。
海外SUV系PHEV車種
SUV(Sports Utility Vehicle)は世界的に非常に人気が高いカテゴリーで、とくにクロスオーバーSUVはどのメーカーでも売れ筋車種が揃っています。
当然SUVにもPHEV系の車種展開が増えてきており、セダンと同じく人気車種が多いです。
ランキング | メーカー | 車種 | 燃費 | EV走行可能距離 | エンジン最高出力 | エンジン最大トルク | モーター最高出力 | モーター最大トルク | 価格帯 |
1 | ランドローバー | レンジローバー スポーツP400e | 非公表 | 48km | ※システム合計 404ps/ 5,500rpm | ※システム合計 65.3kgf・m/ 1,500-4,000rpm | 116ps(85kW) | 28.0kgf・m | 11,850,000円〜 13,150,000円 |
2 | ランドローバー | レンジローバー P400e | 非公表 | 48km | ※システム合計 404ps/ 5,500rpm | ※システム合計 65.3kgf・m/ 1,500-4,000rpm | 116ps(85kW) | 28.0kgf・m | 15,080,000円〜 28,660,000円 |
3 | ボルボ | XC60 T8 Twin Engine AWD インスクリプション | 15.7km/L | 45km | 233kW(318ps)/ 6,000rpm | 400N・m(40.8kgf・m)/ 2,200-5,400rpm | 前側モーター 34kW/2,500rpm 後側モーター 65kW/7,000rpm | 前側モーター 160N・m/0-2,500rpm 後側モーター 240N・m/0-3,000rpm | 8,990,000円 |
4 | ポルシェ | カイエンS E-ハイブリッド | 29.4km/L | 44km | 245kW(333ps/ 5,500-6,500rpm | 440N・m(44.9kgf・m)/ 3,000-5,250rpm | 70kW(95ps/ 2,200-2,600rpm | 310N・m(31.6kgf・m)/ 0-1,700rpm | 10,920,000円~ 12,570,000円 |
5 | MINI | クーパーSE クロスオーバー ALL4 | 17.3km/L | 42.4km | 100kW(136ps)/ 4,400rpm | 220N・m(22.4kgf・m)/ 1,400-4,300rpm | 65kW(88ps)/ 4,000rpm | 165N・m(16.8kgf・m)/ 0-3,000rpm | 49,800,000円 |
6 | ボルボ | XC90 T8 Twin Engine AWD プラグインハイブリッド | 15.3km/L | 35.4km | 320ps(235kW)/ 5,700rpm | 40.8kgf・m(400N・m)/ 2,200-5,400rpm | 前側モーター 34kW/2,500rpm 後側モーター 65kW/7,000rpm | 前側モーター 160N・m/0-2,500rpm 後側モーター 240N・m/0-3,000rpm | 10,090,000円 |
7 | BMW | X5 xDrive 40e | 13.8km/L | 31km | 180kW(245ps)/ 5,000rpm | 350N・m(35.7kgf・m)/ 1,250rpm | 83kW(113ps) | 250N・m(25.5kgf・m) | 9,270,000円〜 9,930,000円 |
8 | メルセデス・ ベンツ | GLC350e 4MATIC Sports | 13.9km/L | 30.1km | 155kW(211ps)/ 5,500rpm | 350N・m(35.7kgf・m)/ 1,200-4,000rpm | 85kW(116ps) | 340N・m(34.7kgf・m) | 8,880,000円 |
このカテゴリーでも欧州勢のPHEVは性能がよく、EV走行性能の面でも長距離走れる車が多いです。一方で価格が高額な車種も多く、SUVという大型車種で、さらに高級車種が多いことも理由です。
またSUVはオフロード走行性能も必要であり、モーターの持つ低速トルクの太さという特性はこの悪路走破性を確保するためにも有用です。
また4WDシステムが必要で、車によっては前後にそれぞれモーターを持って4WDとしている車種も多いです。
SUV系の車種は今後もPHEVの登場が発表されていることもあり、今後広がりが予想されるカテゴリーです。
なお正しいやり方で値引き交渉をすれば、上記の価格よりも大幅に安くPHEV車を購入できますよ。
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さてここまで現在主要なPHEV車種を30車種ご紹介してきましたが、その中からおすすめできる3車種をご紹介します。
トヨタ プリウスPHV
現在世界でさまざまなPHEVが登場しているのですが、日本においては相変わらずトヨタのハイブリッド技術が頭一つ抜けており、プリウスPHVは環境性能の面で世界最高のPHEVでしょう。
その指標はやはりEV走行領域の航続距離にあり、68.2kmというスペックは世界最高クラスの性能となります。
一部カルマ・オートモーティブのレヴェーロが80kmという性能を持っていますが、価格帯がずいぶん違っていますので、購入可能な車種として考えるとやはりプリウスPHVのほうがおすすめできます。
車の出力やトルクなどの性能面ではプリウスPHVが突出する面はありませんが、派手な性能がない分価格とスペックのバランスは取れており、なにより日本車ということでアフターサービスの面などでも不安が一番少ない信頼できるPHEVといえるでしょう。
ハイブリッドカーの元祖であるトヨタなのでもう少し車種展開があるとより良いのですが、現時点でもプリウスPHVの存在は日本市場にとってありがたいものです。
なおプリウスPHVについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
トヨタプリウスPHVの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!【画像/写真】プリウスPHVの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!フォルクスワーゲン ゴルフGTE
輸入車のPHEVも数多くあり、選択肢としては国産車を遥かに超える車種数があります。
ですがその中で最もおすすめできる車種としては、やはりドイツ最大手のメーカーフォルクスワーゲンの主力車種であるゴルフでしょう。
ゴルフは同社のもっともオーソドックスな車種として世界的にもベンチマークのもととなっており、デザイン、スペック、環境性能などの面で高いバランスを持っており、PHEVでもそれは変わりません。
EVでの走行距離は45kmと比較的高く、またモーター性能もハッチバック系の車種にしては高いので、非常に扱いやすい車といえるでしょう。
価格面においても日本車のPHEVと同水準のレベルであり、輸入車にしても購入しやすくなっています。
なおゴルフについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
フォルクスワーゲン ゴルフの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!フォルクスワーゲン ゴルフの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!三菱 アウトランダーPHEV
もう一車種はSUV系からご紹介しますが、やはりこちらでも国産車である三菱アウトランダーPHEVが性能的に素晴らしいものがあります。
海外車種のSUVにはアウトランダーよりもパワフルな車種はいくつかありますが、EV走行性能で見るとアウトランダーがわずかに上回っており、環境性能に優れるSUVと言えます。
またアウトランダーは前後それぞれにモーターを持っており、4WD性能が高いのも魅力です。
またアウトランダーは日本のコンセントプラグがそのまま使える機能があり、バッテリー容量も大きなことからキャンプや災害時に車から家電製品への給電が可能というメリットを持ちます。
こういった便利な点は流石に日本車ならではであり、アウトランダーをおすすめできる点のひとつです。
なおアウトランダーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
アウトランダーは雪道に弱い?雪道走行の性能について分析してみました!三菱アウトランダーがキャンプに最適な理由4つプラグインハイブリッド車の今後の予定
プラグインハイブリッド車は2019年以降も数多くの車種が登場するようで、そのうちのいくつかは既に発表されています。
どれも正式発表ではないので変更される可能性はありますが、国産車ではスバルがクロスオーバーSUVであるスバル XVにプラグインハイブリッドを導入するといわれています。
また既存車種であるアウトランダーPHEVも2019年に改良を控えており、さらなる性能強化が見込まれます。
また輸入車ではフランスのプジョーが3008や5008などのSUV系車種にプラグインハイブリッドを導入することを発表しており、比較的小型の車種にもPHEVが導入されていきそうです。
なおPHEVについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。
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