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スズキ ハスラーの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

遊び心溢れる軽自動車SUVとしてブームを牽引するハスラーは、開発陣も予想にしなかったほどのブームを引き起こし、一躍人気車種の仲間入りを果たしました。

魅力的なクルマだからこそ気になる維持費はどれくらいかかり、ライバルと比べてどうなのか?詳しく解説していきましょう。

ハスラーの月、年間の維持費

スズキ ハスラー

クルマを維持するためには、車検や税金、消耗部品の交換など、さまざまな支払いを避けては通れません。

まずは、月ごと、1年ごと、数年ごとにかかる費用を解説しその後、数年単位でかかる費用を月平均、年平均で算出しています。

ハスラーのグレード間の維持費

ハスラーには上から順に

  • J・Jターボ
  • G・Gターボ
  • A

というおおまかに3つのグレードにわかれています。

このうち「A」以外のCVT車すべてに、スズキのハイブリッドシステム「S-エネチャージ」、通称マイルドハイブリッドとアイドリングストップが搭載され、燃費が飛躍的に向上しています。

SエネチャージSエネチャージとは?ハイブリッドより評価が高い?搭載車種はこれ!マイルドハイブリッド(MHEV)とは?仕組み/構造は?搭載車の燃費は悪いのか解説!

また、「G」のターボなし車と「A」にのみ5MT車が設定されています。2WDと4WD、ターボとターボなしでも燃費がかわってきますが、もっとも燃費がかわるのがハイブリッドシステムを搭載しているかどうかです。

メーカー公称のJC08モード燃費で、JまたはGのターボなしCVT・2WD車が32.0km/Lであるのに対して、AのCVT・2WD車は26.6km/Lと、5.4km/Lもの違いがあります。

このようにハスラーはグレードによって燃費が大きくかわるので、燃料代が異なってきます。

ハスラーの月ごとにかかる費用

ガソリン

ハスラーを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると以下の表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代3,412円
合計11,412円

駐車場代

駐車場代は、全国の平均額8,000円を設定しています。都市部はもっと高く、郊外はもっと低くなることもあるので、一度ご自身のお住いの地域の駐車場代の相場を調べておくとよいでしょう。

もちろん駐車場付きの持ち家であれば駐車場代はかからないので、この項目は人によって大きくかわってくるでしょう。

燃料代

燃料代は月間走行距離を500kmと仮定して計算しています。ハスラーの実燃費は調査したところ「19.02km/L」で、燃料代は3,412円です。

細かいグレードごとに平均の実燃費を求めることは難しいのですが、おおまかにターボなしの2WDで19.5km/L、ターボの2WDで18.1km/Lくらいが、様々なデータから推測した平均の実燃費です。

それぞれ燃料代を計算するとターボなしモデルは3,333円、ターボモデルは3,591円です。

また、ハイブリッドシステム非搭載のグレード「A」は販売されてるグレードのなかでもっとも少数で、実燃費の情報も少ないため今回は燃費を計算していません。

ハスラーの燃費走行

なにも考えずに日々運転するよりも、燃費向上のためにどんな運転ができるかをなんとなく意識しているだけで、意外と燃費はかわるものです。

ここでは、ハスラーの燃費をよくするためのアドバイスをいくつか紹介しましょう。

ラフなアクセル操作は厳禁

実燃費はターボモデルのほうが、ターボなしモデルよりわずかに悪い結果が出ていますが、ターボモデルはパワーに余裕があるため、ターボなしモデルほどアクセルを踏み込まなくても加速します。

ゴルフ ターボエンジンターボエンジンとは?仕組み/構造は?メリット2つとデメリット4つ!

特にアップダウンの激しい山道や信号待ちからの発進時では、その違いが顕著にあらわれます。

注意

ここで注意しなければいけないのが、ターボモデルの場合は走りが良いからと、クルマをとばしがちな運転をしないことです。

また、ターボなしモデルの場合はパワーがないからと、無駄にアクセルを踏み込まないことです。ターボあり・なしで理由は違えど燃費走行のやり方は同じで、加速の際は周りのクルマの流れに迷惑をかけない程度にゆっくりとアクセルを踏み込んでいくことと、ラフなアクセル操作をおこなわないことです。

ちなみにS-エネチャージは燃料消費の多くなる加速時にモーターのアシストが入るので、ふつうのガソリンエンジン単体だけ(グレードA)のクルマに比べて、優れた加速をしてくれます。

ステータスインフォメーションランプをチェック

ハスラー ステータスインフォメーションランプ

ハスラー(A以外のCVT車)を運転すると、スピードメーター上部の照明が、青・緑・白に変化することに気づくはずです。

これは、「ステータスインフォメーションランプ」と呼ばれています。それぞれの照明の色には以下のような意味があります。

通常運転
エコな運転
減速エネルギー回生時

ここで燃費の向上のために気にしていてほしいのは、先ほどのアクセル操作の話に連動して、定常走行時に緑または白の照明が点灯するような運転を心がけることです。

無駄なアクセル操作がなければ、自然とそうなると思うので意識してみてください。

ただ、あまりにメーターに意識がいきすぎると、ドライピングの注意力が散漫になるので注意してくださいね。

エアコン使用時のアイドリングストップの優先度を3段階で変更できる

ハスラーにはメーター内のインフォメーションディスプレイ内で、エアコン使用時のアイドリングストップ開始のタイミングや、エンジンの再始動のタイミングをユーザーの任意で変更できる機能がついています。

  • 燃費優先
  • 標準
  • 快適優先

以上の3つがあり、「燃費優先」を選択するとアイドリングストップ頻度が多く、または時間がもっとも長く実施されるように制御されます。

なおハスラーについては以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

スズキ ハスラーハスラーの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

ハスラーの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税10,800円
任意保険料72,000円
消耗品代6,000円
合計88,800円

自動車税

自動車税は毎年5月初旬ごろにクルマの所有者のもとに納税通知書が郵送されます。

ハスラーは軽自動車なので、自動車税は10,800円です。税額は軽自動車であればどのクルマも同じです。

新車登録から13年経過すると重課され12,900円になりますが、ハスラーは年式の新しいクルマなのでまだまだ先の話ですね。

任意保険料

任意保険は任意での加入ではあるものの、クルマに乗るのであれば加入することが当たり前の保険です。

保険会社の違いだけでなく、保険等級や内容・特約によって保険料は大きく異なるので、あくまで参考程度にご理解いただければとは思いますが、車両保険も付帯して年間72,000円くらいがおおむねの平均額です。

また平均額で見ると、普通車より軽自動車のほうが年間で10,000円くらい安いです。

消耗品代

消耗品代として、エンジンオイル+オイルフィルターの交換1回分を計上しています。

お店によって微妙に異なりますが、エンジンオイルは5,000kmまたは半年のどちらか早いほうで交換し、オイル交換2回につき1回オイルフィルターの交換を推奨しているところが多いです。

軽自動車は、普通車よりもエンジンにかかる負担が大きくなりがちなので、交換時期をきちんと守ってオイル交換をしてあげてください。

MEMO

もしハスラーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ハスラーの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は3年、それ以降は2年ごとに実施される車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税5,000円
自賠責保険料25,070円
車検基本料45,000円
12ヶ月点検費用10,000円
合計85,070円

※自動車重量税…新車購入時はエコカー減税により、グレードごとに5,600円、3,700円、1,800円の3パターンです。

※自賠責保険料…新車購入時は3年分、34,820円

自動車重量税

自動車重量税は新車購入時と車検時に支払う税金です。ハスラーはすべてのグレードがエコカーなので、新車購入時はグレードごとの燃費達成基準に基づき減税され、車検時には本則税率が適用されます。

一部、初回車検のみ免税となるグレードもありますが、車検時の税額は5,000円と覚えておけば間違いありません。

自賠責保険料

もしもの交通事故の際に、被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料です。自賠責保険は車検ごとに加入し、加入していなければ車検に合格することができません。

また、毎年1月に保険料の見直しがおこなわれ、年度がかわる4月より適用されます。現在の「25,070円/24ヶ月」の保険料は2017年度から据え置かれていますが、今後かわる可能性もあります。

車検基本料

車検基本料の内訳は車検時の法定点検費用と印紙代と車検代行料、検査機器使用料などを足したものとし、ハスラーの場合は45,000円ほどかかります。

ディーラーや整備工場によって印紙代以外の金額は前後するので、これより安くなることも高くなることもありますが、おおむねこれくらいの金額と理解しておけば間違いないでしょう。

12ヶ月点検費用

車検と車検のちょうど間の1年の区切りで受ける点検が12ヶ月法定点検です。12ヶ月点検も車検基本料と同じく、ディーラーや整備工場によって金額に多少の前後はありますが、おおむね10,000円前後となります。

基本的には車両サイズごとに点検費用が設定されることがほとんどで、軽自動車のハスラーはもっとも安い価格設定となってることが多いです。

12ヶ月点検は車検と違い受けなくても罰則などはありませんが、点検を受けている記録が正確に残っている場合は、下取り査定が上がるようです。

点検を受けることで安心・安全なカーライフにつながると思うので、前向きに点検の実施を検討しましょう。

ハスラーの月ごと、年ごとの維持費平均

ハスラーの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

ハスラーの月ごとの維持費

ハスラーを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代3,412円
自動車税900円
任意保険料6,000円
消耗品代500円
自動車重量税208円
自賠責保険料1,045円
車検基本料1,875円
12ヶ月点検費用417円
合計22,357円

ハスラーの年ごとの維持費

ハスラーを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代40,944円
自動車税10,800円
任意保険料72,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税2,500円
自賠責保険料12,535円
車検基本料22,500円
12ヶ月点検費用5,000円
合計268,279円

そのほかの費用

基本的な維持費に加え、ほかにもクルマに乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

ハスラーのタイヤサイズは全グレード共通の「165/60R15」で、一般的な軽自動車とは少しサイズが異なります。

MEMO

タイヤ1本あたりの価格は、ネットで5,500円くらいのものもあれば、ブリジストンのレグノのような高級タイヤになると実店舗では12,000円以上するので、その差は倍以上になります。

平均的なタイヤを考えるのであれば、1本あたりおよそ8,000円くらいになり、4本交換した場合の工賃も含めた金額は40,000円前後くらいになるでしょう。

タイヤは銘柄によって値段が大きく異なりますが性能も異なるので、あまりに安くてマイナーな銘柄のタイヤは安全走行のためにもおすすめしません。

ブリジストン・トーヨー・ヨコハマ・ダンロップといった国内メーカーの、ふつうのタイヤを選んでおけば、おおむね上記のような価格となります。

ローン金利

ローンでハスラーを購入する場合は、車両価格にくわえて金利がかかります。また、どこから借りるかで金利は大きくかわります。

ハスラーの車両価格は110万円〜173万円ですが、人気の売れ筋グレード「G (2WD)」132万円をフルローンで購入した場合と、50万円の頭金を支払った場合の2通りで、いずれも5年ローンの場合で金利がいくらになるのか計算してみました。

ナビも含めたオプション装備の追加と諸経費をプラスし、値引きも考慮して総額150万円になったと仮定しましょう。

ローンの種類金利金利総額(頭金なし)金利総額(頭金50万円)
ディーラーローン年 5%〜7%198,420円〜282,120円132,260円〜188.060円
銀行ローン年 2%〜4%77,520円〜157,500円51,680円〜105,020円
信販会社年 1.9%〜8.4%73,560円〜342,180円49,040円〜228,080円

このようにフルローンの場合だと、最大で数十万円もの金利を支払うことになります。金利分で1つ上のグレードかつターボありの「J ターボ」を買える金額にまでなります。

ここで計算した金利の範囲内だと、金利の最小値と最大値を比べるとおよそ4倍以上にもなり、50万円の頭金を入れるか入れないかで同じ金利で比較したときに、およそ114,000円〜24,500円も金利の額に差が出ます。

このようにローンでの自動車の購入は想像以上に金利で余分なお金を支払うことになります。

今は、3〜5年後の残価設定型アドバンテージローンなどもあるので、ご自身に合った購入方法をよく検討する必要があるでしょう。

高速料金

高速道路を頻繁に使う人は、維持費に占める高速料金の割合が大きくなるので、どれくらいかかるのか気になりますよね。

高速料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能です。

また、100kmを超え200kmまでの部分については25%の割引、200kmを超える部分については30%の割引となるように設定します。

軽自動車はこれに0.8を掛けた金額になります。一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでのの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で3,990円です。

深夜割引・休日割引が適用されるときのETCでの利用であれば30%割引され、2,790円になります。

MEMO

また、通勤等で頻繁に高速を利用される人はETCマイレージサービスに登録すれば、「平日朝夕割引」を受けることができます。

平日朝夕割引は、利用回数に応じた還元率を割引対象区間の通行料金のうち、最大100km相当分に適用するもので、還元分は翌月にマイレージサービスの無料通行分として付与されます。

当てはまる方は忘れずに登録しておくとよいでしょう。

なおハスラーでの長距離については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

走るハスラーハスラーで長距離ドライブは疲れる?長距離移動の快適さについて解説!

修理代・部品交換代

消耗品にかかる費用の一例を以下の表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃) 交換推奨目安距離
エアエレメント3,000円~40,000km~
ブレーキパッド15,000円~60,000km~
バッテリー10,000円~3年~
ドライブベルト8,000円~50,000km~
スパークプラグ8,000円~80,000km
ブレーキフルード5,000円~2年ごと
ワイパーゴム3,000円~1年ごと
エアコンフィルター2,500円~1年または15,000kmごと

それぞれ使用環境により交換時期は前後しますが、おおむね書いてある距離・年数を目安にしていただければと思います。

軽自動車は全体的に部品代や工賃などが普通車より少し安いイメージです。

ただ、常用域でのエンジン回転数が普通車よりも高い軽自動車は、そのぶん普通車よりもエンジン廻りの消耗品が早期に劣化する傾向にあります。長く乗り続けるにはこまめなメンテナンスが重要です。

また、ハイブリッドシステムもアイドリングストップも装備されていないグレード「A」は、バッテリーの種類がそのほかのグレードとは異なるので注意が必要です。バッテリーサイズは「B19L」で、およそ5,000円〜で交換できます。

ハスラーの中古の維持費

ハスラーは2014年1月から販売されています。初期モデルは2回目の車検を終えたばかりのクルマもすでに出始めているでしょう。(2019年2月現在)

まだフルモデルチェンジもしていないハスラーは、中古で購入した場合も維持費にかわりないので、ここまで解説してきた維持費をそのまま当てはめて考えていただくとよいでしょう。

中古車を購入するときの注意点としては、過走行車を選ばないことです。

先ほども少し触れましたが、普通車よりも常用エンジン回転が高く非力な軽自動車は、クルマへの負担が大きいので普通車よりクルマそのものの寿命が短いからです。

また、過走行車で消耗部品の交換時期が近かったりメンテナンス不良のクルマだと、購入してすぐにメンテナンスにお金がかかってしまうこともあります。

MEMO

もしハスラーを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ハスラーの維持費をほかのクルマと比較

ここまでハスラーの維持費について詳しく解説してきましたが、ほかのクルマと比べてどうなのか最後に解説していきます。

ここでは、ハスラーの兄貴分にあたる普通車の「スズキ クロスビー」、いまもっとも売れている軽自動車「ホンダ N-BOX」、アクティバが直接的なライバルの「ダイハツ キャスト」の3車種と比較したいと思います。

スズキ クロスビーの維持費

XBEEのベースグレード
クロスビーの年間の維持費は以下のとおりです。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代52,244円
自動車税29,500円
任意保険料84,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税8,200円
自賠責保険料12,915円
車検基本料25,000円
12ヶ月点検費用6,000円
合計319,859円

軽自動車と普通車の違いは、自動車税と自動車重量税に大きくあらわれます。

特にクロスビーは自動車重量税が従来税率となるので、エコカーが対象となる本則税率より自動車重量税が高くなります。

ポイント

さらに1Lあたりの実燃費がおよそ4km/Lもハスラーより悪い14.93km/Lで、年間の燃料代はハスラーよりもおよそ11,000円高いです。

合計での維持費の差は51,580円となり、普通車の中でも排気量が小さく、車両重量も軽いので維持費が安くなりがちなコンパクトカーのクロスビーと言えども、軽自動車のハスラーと比べると維持費が高いです。

ハスラーより余裕のある室内空間とパワーを求めるならクロスビーは魅力ですが、維持費ではハスラーにはまったく敵いません。

もしどちらを購入するか悩んでいる人がいれば、クルマとしての余裕と維持費のどちらを優先するのかしっかりと考慮しましょう。

ホンダ N-BOXの維持費

ホンダ N-BOX

N-BOXの年間の維持費は以下のとおりです。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代48,000円
自動車税10,800円
任意保険料72,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税2,500円
自賠責保険料12,535円
車検基本料22,500円
12ヶ月点検費用5,000円
合計275,335円

実は軽自動車の場合、車種の違いによる年間の維持費の違いは、ほとんどの場合で燃料代の差額ぶんくらいなのです。

N-BOXは全グレードエコカー減税対象車なので、自動車重量税はハスラーと同じく本則税率が適用されます。

N-BOXの平均実燃費は16.25km/Lで、ハスラーより悪いので年間の維持費もその分わずかにN-BOXのほうが高いです。

ただ、N-BOX Customのターボモデルをのぞいたそのほかのグレードのタイヤサイズは「155/65R14」で、ハスラーより1インチ小さいので、タイヤの交換にかかる費用は少しだけですがハスラーよりも安く済みそうです。

なおN-BOXについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ホンダ N-BOXN-BOXの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!ホンダ N-BOXN-BOXの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ダイハツ キャストの維持費

ダイハツ キャスト

キャストの年間の維持費は以下のとおりです。

種類費用(スタイル・アクティバ/スポーツ)
駐車場代96,000円
燃料代43,118円/47,912円
自動車税10,800円
任意保険料72,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税2,500円
自賠責保険料12,535円
車検基本料22,500円
12ヶ月点検費用5,000円
合計270,453円/275,247円

キャストには「スタイル」「アクティバ」「スポーツ」の3つの個性あるラインナップがあります。

スタイル、アクティバの実燃費は18.09km/Lで、スポーツの実燃費は16.28km/Lです。スポーツは走りを重視したクルマのセッティングがされているので、同じキャストでも燃費が悪いです。

キャストもN-BOX、ハスラーと同じく全グレードエコカー減税対象車かつ自動車重量税は本則税率適用なので、ハスラーとの維持費の違いは燃料代の差額分のみです。

ハスラーは燃費に優れていて維持費が安い

最後にハスラーとほかのクルマとの維持費を比較しましたが、ハスラーの燃費性能はライバルよりも優れている分、維持費も安いことがわかりました。

これは、スズキのマイルドハイブリッドを搭載したエンジンそのものが、他社のライバル車たちより燃費性能に優れていることがその要因です。

軽自動車は、普通車とはちがって複雑な税制による区分がなく、軽自動車という1つのカテゴリーでおさまります。また、新車購入時のエコカー減税による減税額はもともとの税額が高くないので、グレードによる減税額の違いにそこまで大きな差が出ません。

軽自動車のクルマ選びで維持費を少しでも抑えたいのであれば、実燃費のよいものを選んでおけばほかの費用はそこまで気にする必要はないでしょう。

よって、マイルドハイブリッドを搭載したグレードのハスラーは、維持費が気になる人にかなりおすすめできるクルマです。

なおハスラーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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