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スズキハスラーがキャンプに最適な理由4つ

スズキ ハスラーは軽自動車にSUVテイストを加えた新しいデザインの車で、SUVが大人気の中売れ行きを伸ばしています。

アウトドアに特化した珍しいコンセプトの軽自動車なのですが、アウトドアでポピュラーなキャンプでは使い勝手はよいのでしょうか?

今回はスズキ ハスラーがキャンプに向いているかどうかをご説明します。

ハスラーはキャンプに向いているのか

スズキ ハスラーでキャンプ

ハスラーはデザインからしてアウトドアを意識させており、大きめのタイヤと車高の高さがSUVテイストを形作っています。

エクステリアデザインはボンネットがしっかりあってスペース効率よりデザインを優先しており、丸目のヘッドライトとカラフルなボディカラーでなかなかポップでかわいい車です。(デザインの詳細は以下の記事をご参照ください。)

ハスラーハスラーに男が乗るのはダサくない3つの理由!ダサいわけがない!!

この車ならキャンプにはぴったりと思わせる点が多い車ですが、ハスラーはあくまでサイズに制限のある軽自動車ですので、普通車のSUVのように大人数で荷物をたくさん積んでという使い方はできません。

のちほどご説明しますが、2人までのキャンプなら快適にキャンプが可能です。

それ以外の点もあわせて、ハスラーがキャンプに向いている点をご説明しましょう。

2人でのキャンプまでなら余裕

ハスラーのシートアレンジ

前述したとおりハスラー1台で楽しいキャンプが過ごせるのは2名までですが、ギリギリで3名までならぎゅうぎゅう詰めになりながらなんとかこなせます。

その原因はやはり軽自動車というのはサイズに制限があるので荷室が狭く、キャンプ用品を乗せるのにリアシートをできるだけ荷室として活用したいからです。

次の表にハスラーと、比較するためにミドルサイズミニバンのトヨタ ノア/ヴォクシー/エスクァイアを並べてみます。

部位ハスラーノア/ヴォクシー/
エスクァイア
荷室幅900mm985mm
荷室高さ1,010mm1,240mm
荷室長さ3列目シートありなし420mm
2列目シート最後端280mm900mm
2列目シート最前端430mm1,180mm
2列目シート格納1600mm1,710mm

※ちなみにノア/ヴォクシーはキャンプに最適な車です。詳細は以下の記事をご参照ください。

ヴォクシー サードシート姿勢トヨタ ヴォクシー/ノアがキャンプに最適な理由4つ

こうして比較してみるとハスラーの荷室幅と荷室高はミニバンより一回り小さいぐらいのレベル。

2列目シートを使った状態での荷室長はハスラーが大きく劣っており、後席ありではマトモにキャンプ用品を載せるスペースはありません。

しかし2列目シートを使わず格納すれば1.6mもの荷室長が取れますので、この状態なら2人分のキャンプ用品はしっかり載せられます。

またハスラーの2列目シートは分割可倒式になっているので、右か左どちらかだけ倒すようにすれば3人乗車と1.6mの長さを持つ荷室は両立できます。

しかし荷室容量自体は少なくなるので、3人分の荷物を載せるにはかなりギリギリになります。

キャンプ用品をコンパクトなものを選んだり、積み込み方を考えたりとひと工夫必要となるでしょう。

以上よりハスラー1台でキャンプをする場合、ゆとりをもった2人キャンプをおすすめします。

荷室の広さについては、以下の記事でも解説しているのでこちらもあわせてご覧ください。

ハスラーハスラーの決定的な5つの欠点!弱点を徹底的に洗い出します!

ルーフレールを活用しよう

もしハスラーで3人、もしくは最大乗車人数の4人でキャンプをしようとするならば、屋根の上に荷物を載せられるルーフレールを活用しましょう。

ルーフレールとは屋根の上にさまざまな装備をつけるベースとなるレールで、ハスラーでは購入時にオプションとして装着できます。

ルーフレールがついていれば、そこに社外品のさまざまなものを固定することが可能です。

荷物を載せたい場合にはルーフレールにルーフキャリアやルーフコンテナといった追加の貨物スペースを増設するのが一般的で、ここに長さのあるテントやタープなどの大きなキャンプ用品を仕舞えば車室内の荷室が少なくてもなんとかなります。

ルーフキャリアやコンテナは大きなものが屋根の上に乗るので燃費が悪くなりがちです。

開放式のルーフキャリアでもよいのですが、ルーフコンテナは密閉式で安定性があり、なおかつ空力に配慮した形状となっているので風の抵抗も少なくなるのでおすすめです。

なおルーフコンテナなどをつけると軽自動車の車両全高を越えてしまうことがありますが、ルーフコンテナなどがボルトなどで簡易的に固定されている形式であれば法律違反にはなりません。

簡易固定の装備であれば装着した状態でも車検にも通ります。

もし溶接などで永久固定されているものだと車検でひっかかりますので注意してください。

ルーフレールはSUVによく装着されている装備でSUV風軽自動車のハスラーにもよく似合いますので、後々使う可能性も考えて装着しておくのがよいでしょう。

軽自動車トップクラスの良燃費

ハスラーがキャンプで有り難いと感じる点として燃費のよさがあり、キャンプ場までの長距離移動での燃料代を節約できます。

ハスラーには大きく分けて3種類のエンジンラインナップがありますが、その特徴はなんと言ってもハイブリッド仕様があることです。

S-エネチャージと呼ばれるスズキの最新システムで、ワゴンRなどにも搭載されている技術です。

項目AGGターボXXターボ
2WD4WD2WD4WD2WD4WD2WD4WD2WD4WD
エンジンR06A型R06A型
+ハイブリッド
R06A型
インタークーラーターボ
+ハイブリッド
R06A型
+ハイブリッド
R06A型
インタークーラー
ターボ+ハイブリッド
燃費5MT24.8km/L24.2km/L26.4km/L25.6km/L設定なし
CVT26.6km/L25.6km/L32.0km/L30.4km/L27.8km/L26.2km/L32.0km/L30.4km/L27.8km/L26.2km/L

ハイブリッド仕様でもっとも燃費のよいもので32.0km/Lもの高燃費を叩きだしており、軽自動車の燃費としてはトップクラスです。

また4WDでも30km/Lを越える燃費がでているのは驚異的でしょう。ハイブリッドでない普通のガソリンエンジンでも25km/L前後の燃費は確保しています。

ミニバン系がガソリン車で15km/L~20km/L、ハイブリッド車で23km/Lぐらいであることを考えるとハスラーはかなり燃費のよい車ということがわかり、実燃費においてもハスラーなら20km/L台ぐらいは余裕でしょう。

ミニバンと比べると3割近く燃費がよいハスラーなら、燃料代で大きな出費を避けることができ、その分キャンプを楽しむことができますね。キャンプ場までの長距離でもへっちゃらです。

なおハスラーの長距離ドライブへの適性については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらもあわせて参考にしてみてください。

走るハスラーハスラーで長距離ドライブは疲れる?長距離移動の快適さについて解説!

アウトドアに使いやすい室内装備

ハスラーの装備

ハスラーの室内装備にはアウトドアの使い勝手を考えたものが多くついており、なかなか便利な車になっています。

車内の収納として一般的なグローブボックスやアームレストの収納なども豊富ですが、それ以外にハスラーだけのユニークな装備としてつぎのようなものがあります。

助手席シートバックテーブル

まずハスラーの内装には便利に使えるテーブルがあちこちにあり、その一つは助手席を前に倒すことでシートバックをテーブルとして使えるようになります。

シートバックが樹脂製の平面になっており、カップを支える窪みも2つあるので食事をするテーブルとして使えます。

あまり大きくないテーブルですが、2人で使うにはちょうどいいでしょう。

テーブル機能付きインパネBOX

もうひとつのテーブルはインパネBOXの扉を開けると使え、ちょっとしたスペースではありますが小物を置くにはちょうどいいテーブルです。

カメラやスマホなどを置くスペースにするとよいでしょう。

助手席シートアンダーBOX

ハスラーの助手席にはもうひとつ機能があり、シートの座面をはねあげると樹脂製の収納スペースが出現します。

ここはトレイのようになっているので濡れたものや汚れたものをいれることもでき、普通の小物入れとして使うのもいいですが靴など収納場所に困るものをいれるのがベストでしょう。

樹脂製ラゲッジフロア

ハスラーは2列目シートを格納することでフルフラットの荷室が出現しますが、そのラゲッジフロアはすべて樹脂製となっており汚れたものや濡れたものもおけるようになっています。

アウトドアの荷物は使い終わったあとには土や泥、水などが付着していることが多く、ラゲッジフロアがカーペットなどだと汚れが気になります。

しかしハスラーの樹脂製ラゲッジフロアはそういったことを気にしなくてもよいので楽で、汚れたとしてもあとから簡単に拭き取れます。

非常に使い勝手のよい装備になっています。

アウトドア向けの純正オプションが豊富

ハスラーのオプション

ハスラーはノーマル状態でもアウトドア用装備が数多く装備されていますが、純正オプションにはさらに専門的なアウトドア用品が充実していますのでご紹介していきます。

カーテン&タープキット

この装備はハスラーのリアゲートの下にタープを張る装備となっており、カーテンを閉めることで簡易的な仕切りスペースになります。

タープの下で直射日光や雨を避けたり、テーブルを広げたり、ラゲッジに座ったり、着替えスペースにしたりと案外いろいろな使い方ができます。

ハスラー専用のサイズになっているので社外品と違ってぴったりなのがよいですね。

プライバシーシェード一式

プライバシーシェードはハスラーのガラス窓を遮光性の高いシェードで覆う装備で、主に車中泊の際に便利です。

オプション装備ではフロントプライバシーシェードとリアプライバシーシェードに別れていますが、基本的には両方ともあったほうがよいでしょう。

ハスラーの窓のサイズにぴったりなので遮光性は抜群ですし、車内からの熱の逃げが減るのでエアコンも効果的に使えます。

さらにシェードは一部開いて網戸にすることができるので、無視の侵入を防ぎながら車内の換気も簡単にできます。

社外品より値段はするものの最高の機能性を備えているので、車中泊を考えるなら買って損なしでしょう。

ユーティリティフック&ラゲッジネット&ラゲッジバー

これらの装備は室内に追加の荷室スペースを作るもので、車室内に空いている穴にユーティリティフックひっかけ、それをベースとしてネットやバーを装着するものです。

ユーティリティフックをつけられる位置は天井付近とリアのラゲッジ付近にあり、頭上に荷物をおけるようにラゲッジネットを張ったり、ラゲッジバーを張って荷物をのせたりできます。

組み合わせかたでフレキシブルな使い方ができるようになるので、小さな荷物を載せる場合に便利でしょう。

また頭上に荷室を広げる装備として、上級装備のマルチルーフバー&ルーフネットというものもあり、こちらのほうが強度があるので重量物を載せる場合に使いましょう。

車中泊用ベッドクッションセット

ハスラーにはなんと専用の車中泊装備が用意されており、運転席の一番前から車室の最後尾までフルフラットのベッドが作れるセットです。

ハスラーはノーマルのままで荷室がフルフラットにはなるものの、前述したように荷室長が1.6mしかとれませんので車中泊には長さがちょっとたりません。

背の低いかたならギリギリでしょうが、成人男性では足を伸ばして寝られないことがほとんどです。

しかしベッドクッションセットを使うと運転席までの長さをベッドとして使えるので、およそ2m近いフルフラットベッドが完成します。

これだけあればほとんどのひとは足をしっかり伸ばして寝ることができ、軽自動車とは思えないほど快適な車中泊を過ごすことができます。

前述のプライバシーシェードと組み合わせれば、ハスラーは完璧な車中泊カーとなるでしょう。

MEMO

もしハスラーの購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

キャンプに向いていない点

ハスラーは軽自動車にしてはキャンプをはじめとしたアウトドアに使いやすい装備が揃った車ですが、一点走行性能については向いてない点があります。

ハスラーの外観を見るとSUVテイストが色濃いのでオフロードでもガンガン走れるように思ってしまいますが、この車はあくまでもSUV風トールサイズ軽自動車ですので、オフロードでの走破性は高くありません。(走破性の詳細は以下の記事をご参照ください。)

走るハスラーハスラーの走破性を徹底解剖!クロカン・オフロード性能はいかに?!

あくまでハスラーはSUVのテイストを取り入れた乗用車という位置付けで、最近流行りのクロスオーバーSUVと同じ考え方なので、基本的には舗装道路を走る車です。

ハスラーの最低地上高は175mm~180mmで一般的な軽自動車の150mm前後に比べると床面が高くなっていますが、本格的なクロカン軽自動車であるジムニーは200mmなのでハスラーの最低地上高は微妙な数値です。

また車体は歪みに弱いモノコックボディですし、4WDシステムもクロカン系ほどしっかりしたものではありません。

オフロードも少しの険しさなら乗り越えられるものの、ハスラーの性能を過信して本格的なオフロードを走ろうとすればなにかしらトラブルに見舞われますので避けるのが懸命です。

そういうフィールドで走れる軽自動車は世界中見渡してもスズキ ジムニーだけです。ジムニーの走破性については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらも目を通してみてください。

スズキ ジムニージムニーの走破性を徹底解剖!クロカン・オフロード性能はいかに?!

ハスラーの評判

ハスラーのキャンプでの評判はなかなか高いものがあり、Twitterには関連ツイートがたくさん投稿されています。

今回はその中から3つご紹介しましょう。

少人数キャンプなら荷室は余裕


この方はどうやら2人キャンプのようで後席は完全に収納して荷室にしてありますが、写真を見る限りキャンプ用品をたくさん積み込んでもまだ余裕がありそうですね。

どうやらペットのワンちゃんも一緒のようで、ペット用ケージのような大きな荷物があるにもかかわらずです。

今回まとめたハスラーの特徴を見ていると、少人数でのキャンプではハスラーは素晴らしく便利で使い勝手のよい車なのがよくわかりますね。

ハスラーはキャンプ場にベストマッチ

ハスラー2台で森の中のキャンプ中の写真ですが、カラフルでポップなハスラーはこういうフィールドには本当にしっくりきますね。

まるでキャンプ用品か登山用品のひとつのような感じで、コンパクトなのも素敵なポイントですね。

またこちらのかたは草原でのキャンプのようですが、カラーリングのせいもありますがこっちはこっちでハスラーが力強く見えますね。

キャンプというフィールドならどこでもぴったりなハスラーは軽自動車の中では1、2を争うキャンプ向きの車です。

ハスラーかジムニーか悩みどころ


スズキの軽自動車にはアウトドアに最適な車が2種類もあり、軽自動車でキャンプにいこうと考えると必ず誰でも悩む原因となりますね。(なかなか贅沢な悩みですが)

ジムニーはクロカン性能が高くオフロードを走るのには最適な軽自動車ですが、その分荷室の広さや快適性は犠牲になっています。(詳細は以下の記事をご参照ください。)

ジムニーキエティックイエロージムニーを欲しい人が知るべき6つの欠点!買う前に必ず見てください!

オフロード走行はせず普通のキャンプや車中泊を楽しみたいなら、この方のようにハスラーがベストな選択肢でしょう。

これからハスラーを買おうと思っている方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください。購入の参考になりますよ。

走行中のハスラーハスラーは雪道に弱い?雪道走行の性能について徹底分析しました!