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MAZDA2(デミオ)の後部座席(2列目)の広さは狭い?倒すこと(リクライニング)はできる?!

マツダ MAZDA2(デミオ)はマツダのコンパクトハッチバックカーで、コンパクトながらスタイリッシュなデザインが特徴の車です。

今回はこのMAZDA2の後部座席について見ていきます。

MAZDA2(デミオ)の後部座席の2列目・セカンドシート

マツダ MAZDA2参考:www.mazda.co.jp

MAZDA2はマツダの普通車ラインナップの中で最も小型の車種でエントリーモデルに位置づけられており、扱いやすいサイズ感の車です。

MAZDA2は以前はデミオという車名でラインナップされていた車種なのですが、2014年から販売されているデミオの4代目が途中から2019年に車名変更されてMAZDA2となったため現行MAZDA2は実質的に4代目デミオと同一車種です。

今回は後部座席の紹介としてMAZDA2としてご紹介しますが、上記の事情から4代目デミオも基本的には同一の後部座席となっています。

ではまずMAZDA2(デミオ)の大まかなサイズ感をご紹介します。

スペックMAZDA2(デミオ)
乗車定員5名
全長4,065mm
全幅1,695mm
全高1,500mm〜1,525mm
室内長1,805mm
室内幅1,445mm
室内高1,210mm
ラゲッジルーム高さ730mm
1,000mm
奥行き700mm
運転席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約1,000mm
助手席寸法高さ約1,000mm
約500mm
奥行き約1,000mm
後席寸法高さ約1,000mm
約1,250mm
奥行き約800mm

MAZDA2(デミオ)はサブコンパクトカーと呼ばれるタイプの車種であり、その全長は4,000mmギリギリの小さなサイズに抑えられています。

一方で全幅は5ナンバーサイズまでワイドになっているので全体的に小型で安定感のあるフォルムであり、全高を低く構えたスポーティなフォルムのためデザイン面でも高い評価を得ています。

全体的にコンパクトな車なので車内スペースは圧倒的な広さなどはありませんが、コンパクトカーとしてみると標準的な室内長や室内幅は確保されています。

ではこのMAZDA2(デミオ)の後部座席を詳しく見ていきましょう。

MAZDA2(デミオ)の広さ・居住性

MAZDA2 シート参考:www.mazda.co.jp

MAZDA2(デミオ)は後部座席に3人が座れるレイアウトになっており、普通車として一般的な仕様です。

MAZDA2(デミオ)の後部座席は3人掛けのベンチシートタイプとなっており、3席の座席が横に繋がったタイプです。

ポイント

MAZDA2(デミオ)は5ドアハッチバックカーなので、後部座席への乗り込みは左右の後部ドアから行え、ドアの開く角度が大きいのでコンパクトカーの中では乗り込みやすいドアとなっています。

MAZDA2(デミオ)の後部座席は左右の幅が一般的なコンパクトカーより少し短めとなっており、2名乗車であれば問題無く座れますが3名のフル乗車となると横の人と肩などがぶつかって結構窮屈になります。

またMAZDA2(デミオ)の後部座席に座ったときの前席シートとの間のニースペースはおおよそ拳1個〜2個分ぐらいのスペースになっており、スムーズに座れないほどではないものの結構窮屈さのあるサイズ感です。

MAZDA2(デミオ)はどうしても全長が小さいコンパクトカーなので運転席や助手席に比べると後部座席は狭めになってしまっており、普段使いであれば十分実用的なものの長距離走行などでは結構使いづらいサイズ感となっています。

MEMO

後部座席の後ろにはラゲッジスペースもありMAZDA2(デミオ)はラゲッジサイズが広めに確保されているので、その分後部座席は小さめとなった形です。

後部座席に座ったときの頭上空間もなんとか拳1個分ぐらいはゆとりを持って座れるので、広々とはしていないもののデミオクラスのコンパクトカーとしては標準的なサイズ感といえるでしょう。

近年はコンパクトカーでもデザインなどで車の天井後部が低くなって後部座席を圧迫することもあるのですが、MAZDA2(デミオ)ではデザイン的にもルーフがあまり低くはならないので後部座席では嬉しい点ですね。

MAZDA2(デミオ)2列目のチャイルドシート対応

MAZDA2(デミオ)の後部座席ではチャイルドシートへの対応もしっかりしており、ファミリーカーとしても運用できます。

チャイルドシートは子供用の小型のシートのことで普通のシートに載せて利用するのですが、子供の小さな体は普通の車のシートで安全に保護できないのでチャイルドシートの利用がある程度の年齢まで義務付けられています。

チャイルドシートには乳幼児用や幼児用、学童用などさまざまな年齢や身体の大きさに合わせた製品があるのですが、どのチャイルドシートでも搭載場所としては後部座席にすることが多く、事故の際に不安のより少ない搭載場所となります。

またチャイルドシートの固定にはシートベルトを利用するのが一般的なのですが、近年では「ISOFIX」と呼ばれるチャイルドシート専用の固定規格が普及して来ており、これに対応した車とチャイルドシートであればより確実な固定が可能となります。

MAZDA2(デミオ)の後部座席にはこのISOFIX対応の固定金具が後部座席の左右席に設けられており、最大で2つまでISOFIX対応のチャイルドシートを固定できます。

2つ搭載するとその間のセンター席に座るのは困難となりますが、小さな車であってもファミリーカーとしての利便性は十分です。

ですがチャイルドシートが実際に積み込めるかどうかについてはチャイルドシート自体のサイズにかかっており、比較的狭めであるMAZDA2(デミオ)の後部座席には積み込めない場合もあるでしょう。

近年ではチャイルドシートの販売メーカーがさまざまな車種に対する適応表などを作っており、そちらにMAZDA2(デミオ)の車名があればひとまず搭載性は問題ないでしょう。

またマツダにはメーカー純正のチャイルドシートというものも販売されており、こちらを購入すれば搭載性で不安になることはありません。

MAZDA2(デミオ)の座り心地

MAZDA2(デミオ)の後部座席は座り心地的に固めの感触ではありますが、意外と座りやすいデザインにはなっています。

MAZDA2(デミオ)の後部座席はベンチシート式でも形状は多少凹凸があり、左右席の座面や背もたれに軽い凹みが設けられているので体を支えるホールド性があります。

その分センター席は座面や背もたれが少し盛り上がって座りにくくはなりますが、メインで利用する左右席はホールド性があることで走行中に体の揺れを抑えてくれて安定感があります。

後部座席の背もたれや座面のクッション性は固めなので長時間の乗車では結構疲れやすいのですが、普段使いであればホールド性のあるシートも相まって良い感触の座席になっています。

またMAZDA2(デミオ)の後部座席ではヘッドレストがしっかり装備されているのも良い点であり、左右席だけでなくセンター席にもしっかりしたサイズの大型ヘッドレストが装備されます。

MEMO

ヘッドレストは普段は乗員が頭を乗せるクッションですが、万が一の事故の際に乗員の頭を前後に支えてむち打ちを防ぐ安全装備となっており、近年の車の装備では特に重要視されています。

MAZDA2(デミオ)クラスのコンパクトカーになると後部座席のセンター席などは簡易的なヘッドレストの場合も多いのですが、MAZDA2(デミオ)では左右席とほぼ同サイズのヘッドレストなので安心感があります。

さらに3席すべてのヘッドレストが上下への調整機構がありますので、乗員の頭の位置に合わせて調整できるのも便利です。

MAZDA2(デミオ)の後部座席の装備

MAZDA2(デミオ)の後部座席は比較的シンプルな装備でまとまっており、実用面では悪くない装備となります。

ポイント

まずMAZDA2(デミオ)の後部座席のシートベルトについて見ていきますが、シートベルトは後部座席の3席全てに3点式シートベルトが装備されており安全性の面ではしっかりしています。

コンパクトカーでは特に後部座席のセンター席は簡易的な2点式シートベルトであったり、また変則的な構造のシートベルトの場合もあるのですが、MAZDA2(デミオ)のセンター席のシートベルトは他の座席のシートベルトと同じ構造なので使い勝手が良いです。

また後部座席はある程度ホールド性がありますが3点式シートベルトによって走行中に体を支えてくれますので、安定感も出て楽なシートポジションをキープしてくれます。

その他の後部座席周りの装備としては全体的に小物入れが各所にあり、左右の後部ドアのドアポケットや前席シート裏のシートバックポケットに加えて、前席シートの間にあるセンターコンソール後方に小物を置いておけるスペースがあり、後部座席であっても荷物は結構置いておけます。

ただ後部座席周辺にはしっかりしたドリンクホルダーが装備されておらず、またドリンクホルダーが併設されがちなアームレストが後部座席には装備されないことから、ドリンク類はセンターコンソール後方の小物置きに置いておくぐらいしか出来ないのは不便です。

後部座席の左右ドアにはスピーカーも設けられているので全体的に最低限の装備でまとまっているという感じですね。

MEMO

しかしMAZDA2(デミオ)の後部座席用の特徴的な装備として「リアヒーターダクト」というものがあり、グレードによって前席シートの床付近に後部に向けたダクトを装備できます。

ここから後席に向けてヒーターの温風を吹き出せるので、後部座席でも冬期に快適に過ごせるのは嬉しい点です。

エアコンではないのでクーラーには使えないもののコンパクトカーにはあまり見られない装備なので、寒冷地にお住まいの方にはおすすめしたい装備です。

MAZDA2(デミオ)のリクライニング・シートアレンジ

MAZDA2(デミオ)の後部座席ではシートアレンジ機能が充実しており、使い勝手が良い後部座席となります。

MAZDA2(デミオ)の後部座席は座席の背もたれの角度やシートの前後位置は変更することはできず、基本的には固定式の座席になります。

最近のコンパクトカーでは後部座席が僅かにでもリクライニング出来る車種も出てきていますが、MAZDA2(デミオ)は基本設計が多少古いこともあってオーソドックスな固定式座席となります。

MAZDA2(デミオ)の後部座席は全体的なスペースが狭いのですが、前席シートはスライドやリクライニングが可能なのでそちらで多少調整すればスペースは拡大できます。

一方でMAZDA2(デミオ)の後部座席ではシートアレンジとして後部座席の背もたれを前に倒すことができ、後部座席の後方にあるラゲッジスペースを大きく拡大することができます。

MEMO

MAZDA2(デミオ)のラゲッジスペースはコンパクトカーとして狭すぎることはないのですが、ラゲッジスペースに収まらない長い荷物や大きな荷物を積み込む際にシートアレンジが活用できます。

さらに後部座席は左右に6:4で分割できる仕様となっていますので左右どちらかだけを倒すことができ、片方を座席として残して乗車人数を確保しながら長い荷物を積むこむような使い方も可能となっています。

MAZDA2(デミオ)は全体的にコンパクトにまとまった車ですが、シートアレンジの活用でさまざまなシーンに対応できるのは便利です。

MAZDA2(デミオ)の後部座席の評価・口コミ

MAZDA2(デミオ)の後部座席についてはtwitterでもいろいろな投稿があり、その中からいくつかご紹介します。

こちらの方は実際にMAZDA2(デミオ)に乗っていらっしゃるようなのですが、コンパクトな車ながら乗り心地が良いとおっしゃっており、全体的に完成度の高い車になっています。

後部座席の広さも実用上は十分であり、足回りの良さから後部座席の快適性もありますのでコンパクトカーにしては良好な座席といえるでしょう。

こちらの方もMAZDA2(デミオ)に乗っていらっしゃるようですが、後部座席にドリンクホルダーがないのを少し気にしていらっしゃいます。

ドライバーであれば積極的に使う部分ではないものの、最近では多くの車種で後部座席のドリンクホルダーがありますので、MAZDA2(デミオ)の後部座席の装備で残念な点ではあります。

総評

MAZDA2(デミオ)はマツダのコンパクトカーとしてデザイン面で高い評価を得ている車ですが、コンパクトカーとしての実用性も高い車に仕上がっており長い期間ラインナップされるだけの実力のある車です。

後部座席の完成度も限られたスペースのコンパクトカーとしては良好であり、装備がシンプルなことを除けばそこまで不便すぎるといったことはないでしょう。

モデル期間が長いこともあってコストパフォーマンスも良い車となっているので、現在でも魅力的な1台です。