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トヨタの傘下ブランド・会社の一覧!マツダやダイハツもそうなの?

「トヨタっていろんな会社と提携してるみたいだけど、傘下にはどんな会社があるのかな?」

「マツダやダイハツもトヨタの傘下なの? トヨタの傘下会社一覧が見たい!」

さまざまな自動車ブランドや会社と提携している、トヨタ自動車。

関係している会社が多すぎて、どこまでが傘下でどこまでが業務提携なのか、わかりにくいですよね。

トヨタの傘下にはどんなブランド・会社があるんでしょうか?

一覧にして、わかりやすく解説します。

トヨタの傘下ブランド・会社一覧

それではさっそく解説していきます。トヨタの傘下ブランド・会社の一覧を下の表にまとめましたので、見てください。

 社名事業内容
株式会社豊田自動織機トヨタ自動車の一部車種の生産。
ディーゼルエンジン・カーエアコン用
コンプレッサー・コンバータ・EV用
充電スタンドの開発と生産。
トヨタ自動車株式会社自動車メーカー
株式会社ジェイテクトステアリング・駆動系部品・軸受
(ベアリング)の製造。
愛知製鋼株式会社特殊鋼・クランクシャフト・歯車の製造。
トヨタ車体株式会社トヨタ車のミニバン・商用車・SUVの企画・
開発・生産。福祉車両・特装車・超小型電気自動車(EV)
・燃料電池自動車「ミライ」向け
燃料電池スタック部品の開発と生産。
トヨタ自動車東日本株式会社トヨタ車のコンパクトカーの製造。
豊田通商株式会社車両や車両部品の海外への輸出。
海外で生産した車両の海外での小売り販売。
アイシン精機株式会社ブレーキシステム・大容量トランス
ミッション・エンジン関連・ドア周り部品・
GPSカーナビゲーションの開発と生産。
豊田合成株式会社内外装部品・オートモーティブシーリング
製品・機能部品・セーフティシステム製品
の製造。
株式会社デンソー熱機器関連・エンジン関連・電気機器関連・
電子機器関連・ITS関連の製造。
トヨタ紡織株式会社シート骨格・メカ機能・内装用の繊維製品の
製造。
東和不動産株式会社トヨタグループ各社の株式を保有することで、
株式を買い占められるリスクを軽減している。
株式会社豊田中央研究所自動車関連技術の研究・開発。
ダイハツ工業株式会社自動車メーカー
日野自動車株式会社自動車メーカー
トヨタホーム株式会社住宅事業(建売住宅・マンション分譲)を
担うハウスメーカー。
最初はトヨタ自動車の一部門だったが
現在は完全分社化されている。
トヨタ自動車九州株式会社レクサスブランドの車の生産。
トヨタ自動車北海道株式会社トランスミッション・駆動関係部品の生産。
株式会社シンテックホズミ自動車生産設備の開発。
トヨタテクノクラフト株式会社特装車の生産。
トヨタファイナンシャル
サービス株式会社
トヨタグループの金融事業を総括する、
持株会社(具体的な事業はなにもせず、
株式を所有する他社から利益を得る会社のこと)。
株式会社トヨタ
コミュニケーションシステム
トヨタ車開発段階の技術系業務システムの
開発や、事務系基幹業務システムの開発。
トヨタテクニカル
ディベロップメント株式会社
トヨタ車開発のための計測設備や各種実験
装置の企画・開発・サポート。
株式会社トヨタエンタプライズトヨタ博物館の運営や、トヨタ自動車主要
工場とオフィスの警備業務、人材派遣。

※上記の表にある「ミライ」は以下の記事で解説しています。詳細が知りたい方はこちらもご参照ください。

ミライの外観トヨタMIRAI(ミライ)の試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!

トヨタの傘下会社(トヨタグループとトヨタ自動車の子会社)は24社あり、それぞれの会社が部品の開発や製造をすることでトヨタ車をつくりあげています。 

なかにはトヨタ博物館の運営や住宅事業をやっている、車づくりと直接関係ないような会社もふくまれていますが、これらもトヨタグループの傘下会社です。

ダイハツや日野自動車といった自動車メーカーもトヨタの傘下に入っており、ここからはそれら2社が傘下に入った経緯と、トヨタにどのように貢献しているのかについて解説します。

ダイハツ工業株式会社

ダイハツ工業株式会社 ムーブ

トヨタは昔、大型車が人気の北米ではよく車が売れていましたが、コンパクトカーが人気のアジアではいまひとつ伸び悩んでいました。

ポイント

ダイハツは、小型の軽自動車の開発は得意でしたが、電気自動車や自動運転といった次世代技術の開発に関しては、資金不足で手を付けられませんでした。

そこで、トヨタはダイハツを子会社にし、小型車の設計を依頼することで、アジアでの販売台数増加を狙います。

ダイハツは親会社であるトヨタから資金を提供してもらうことで、小型車の開発に専念。

こうしてお互いの得意分野を活かし、自社の苦手分野を相手に任せる形で、1998年にダイハツはトヨタの傘下に入りました。

2016年8月からはトヨタの完全子会社になり、ダイハツに関するすべての決定権はトヨタに移りましたが、「ダイハツ」というブランドは現在ものこされています。

ダイハツで人気の車といえばタントです。タントについては以下の記事でも解説しているので、興味のある方はこちらもご参照ください。

タントのフロントからタントの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!
MEMO

これから車の購入を考えているなら、値引き交渉の正しいやり方を覚えておくといいですよ。このやり方を知らないと最大60万円以上も損します。

詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。

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日野自動車株式会社

日野自動車株式会社 ランドクルーザープラド

日野自動車は、1966年からトヨタと業務提携を開始し、トヨタブランドのトラック・SUV・コンパクトカーの生産をしていました。

2001年にトヨタの子会社になり、車の生産のほか、トヨタ車に使用するディーゼルエンジンの生産や、ハイブリッドシステムの共同開発もしています。(ディーゼルエンジンの詳細は以下の記事をご参照ください。)

エンジンディーゼルエンジンとは?仕組み/構造を簡単にわかりやすく解説!

現行モデルでは

  • ランドクルーザープラド
  • FJクルーザー
  • ダイナ
  • トヨエース

の生産を行っています。

日野自動車はトヨタの完全子会社ではありませんが、

「品質に異常があったら機械が自動的に止まり、不良品をいっさいつくらない」

「すべての部品を少量ずつ用意し、どんな注文が来てもつねに車を生産できる態勢を整えておく」

といった、トヨタ式の生産方式に従って車を生産しています。

傘下と勘違いされやすいブランド・会社

ここからは、トヨタの傘下と勘違いされやすいブランド・会社について解説していきます。

株式会社SUBARU

株式会社SUBARU WRX STI

スバルは、1968年から1999年まで日産自動車と業務提携していました。

バブル崩壊による経営不振で、日産が所有していたスバルの株をゼネラルモーターズに売却し、1999年からスバルとゼネラルモーターズの業務提携が開始されました。

しかし今度は2005年にゼネラルモーターズが経営不振になり、所有していたスバルの株20%を放出。この20%のうち8.7%をトヨタが買い取ったことで、トヨタとの業務提携が始まります

トヨタとの業務提携が始まってからのスバルは、稼働率の下がっていた北米工場でトヨタブランドの「カムリ」の生産をしたり、トヨタから経営の仕方を学んだことで、利益率を上げることに成功しました。

カムリ フロントカムリの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

現在は、トヨタがスバル株の16.48%を保有する筆頭株主になっていますが、関係はあくまで業務提携であり、傘下というわけではありません。

スバルの車については以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらも目を通してみてください。

雪道をかけるスバル車スバル車の決定的な特徴5つ!長所から欠点まですべて解説します!

レクサス

レクサスLS フロントから

レクサスは、1989年からアメリカで販売開始されたトヨタの高級車ブランドで、アメリカでの成功を受けて2005年から日本でも販売されるようになりました。

ブランド名はレクサスですが、車の開発・生産・販売を行っているのはすべてトヨタです。

トヨタが名前を変えて販売しているだけであり、レクサスという別会社が存在するわけではなく、傘下会社ではありません。

レクサスとトヨタの関係については、以下の記事でさらに詳しく解説しています。詳細まで知りたい方はこちらもご参照ください。

LEXUS ISのハンドルレクサスとトヨタ車の関係とは?違いをわかりやすく解説!

マツダ株式会社

マツダ株式会社 ロードスター

トヨタとマツダは2017年8月に資本提携を開始し、アメリカでの車の共同生産と、電気自動車(EV)技術の共同開発をすることになりました。

この資本提携にあたって、マツダはトヨタの株式を0.25%(50,000,000,000円分)取得し、トヨタもマツダの株式の5.05%(同じく50,000,000,000円分)を取得。

お互いにこれだけの出資をし合うことで、中長期の提携を目指したかたちになりますが、あくまで資本提携関係であって、マツダがトヨタの傘下に入ったわけではありません。

なおマツダの車については、以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

マツダロードスターマツダ車の決定的な特徴6つ!魅力から欠点まですべて解説します!

ここまでトヨタグループやトヨタ自動車の子会社について書いてきましたが、「傘下ではないけどトヨタが株式の数%を所有している」というような少し遠い関係の会社もあわせると、まだまだ出てきます。

この記事を読んだことで、トヨタの傘下にどんな会社があるか、知っていただければ幸いです。

トヨタ車については以下の記事でも取り上げています。もっと詳しく知りたい方はこちらもあわせてご参照ください。

プリウス エンブレムトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!トヨタ車のエンジントヨタ車の決定的な特徴8つ!魅力から欠点まですべて解説します!