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ハイラックスの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!

トヨタ ハイラックスはピックアップトラック。

ボンネットつきのSUVにトラックの荷台を取りつけた形状のピックアップトラックは、その優れた積載能力から、とくに海外で高い需要のある車です。

かつては国内にも日産 ダットサントラックやサニーボーイ、スズキ マイティボーイなど、多くのピックアップトラックが存在していましたが、現在国内向けに販売されているのはトヨタ ハイラックスのみです。

1ナンバーの商用貨物車扱いとなるハイラックス車検は1年おきになります。

そのかわり自動車税・重量税は割安になるため、想像するよりも維持費がかかるわけではありません。

1ナンバーのトヨタ ハイラックスを所有した際にかかる維持費を細かに割り出しました。

また、ハイラックスの月間と年間、長期的かかる費用をライバル車と比較して、ハイラックスの維持費を検証します。

ハイラックスの月、年間の維持費

トヨタ ハイラックス

トヨタ ハイラックスを所有した場合に発生する、さまざまな維持費を月ごと、年ごとに細分化し、シミュレーションしていきます。

トヨタ ハイラックスとは?

2015年に登場し、約10年ぶりのモデルチェンジを果たした8代目トヨタ ハイラックス。ピックアップトラックの需要が少ない日本向けに販売されたのは、実に13年ぶりです。

高い積載能力を誇る頑丈なシャシーに力強いエンジンが特徴のピックアップトラックは、農業や林業では欠かせない道具。

アメリカンサイズの大柄なボディは、アウトドアレジャーやトランスポーターとしても大活躍し、戦場においても高い機動力と汎用性を発揮するオールラウンダーです。

8代目ハイラックスは、環境と燃費に配慮した2.4Lクリーンディーゼルターボエンジンに6速ATを組み合わせて、あらゆる路面で本格SUV並の走破性を発揮します。

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ハイラックスのグレード毎の維持費の違い

ハイラックスのグレードは、エントリーモデルの「X」と、快適性を向上させた上級グレードの「Z」の2種類。車重・エンジンともに同じであるため、グレードの違いによる維持費差は発生しません。

ハイラックスは普通貨物車に分類されるため、1ナンバー登録となります。業務用途を前提とした1ナンバー登録車の車検は、初回2年以降は毎年車検となりますが、自動車税・重量税が乗用車よりも安価になります。そのためトータルの維持費は乗用車とくらべてそれほど高くなるわけではありません。

今回は、エントリーグレードの「トヨタ ハイラックス X」をサンプルとして、ハイラックスの所有するうえでかかる維持費を検証していきます。

ハイラックスの月ごとにかかる費用

ガソリン

ハイラックスを維持するうえで、月ごとにかかる費用をまとめると表のようになります。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,189円
合計13,189円

駐車場代

駐車場代は、平均的な8,000円を設定しています。土地代の高い都市部ではもっと高く、土地代安い郊外ではもっと低くなるので注意しましょう。

燃料代

種類JC08モード平均燃費実燃費走行500kmあたりの燃料代
6AT 4WD11.8km/L10.6km/L5,189円 ※軽油

ハイラックスのカタログ燃費は、JC08モード平均燃費で11.8km/L。実燃費は10.6km/Lです。

実燃費10.6km/Lのハイラックスで、仮に走行距離を月500km(=年6,000km)、軽油代を110円/Lとすると、5,189円と算出できます。

通勤やレジャーなどで頻繁に使ったりして走行距離が多ければ、当然その分費用は増えることになります。走行距離が100km増えるごとに維持費はおよそ1,038円増えると考えましょう。

ハイラックスの1年ごとにかかる費用

自動車税

次に1年間にかかる費用を解説します。

種類費用
自動車税/軽自動車税16,000円
任意保険料90,000円
消耗品代6,000円
合計112,000円

自動車税

毎年5〜6月ころに納税通知の来る「自動車税」は排気量に応じた税率が適応されます。

ただし、1ナンバー登録車での自動車税は、排気量区分には当てはまらず、車両総重量で区分されます。車両総重量3t以下の1ナンバー登録車であるハイラックスの自動車税は年間16,000円です。

仮に排気量で区分した場合、排気量2.4Lのハイラックスの自動車税は45,000円。自動車税が安くなるのは1ナンバー登録の大きな利点のひとつです。

任意保険料

万が一の事故に備えるための保険として、保険会社と契約する「任意保険料」。おもに業務用途に用いられる1ナンバー登録車は、任意保険がやや高めになるのが一般的です。

また、注意したいのは通販型ダイレクト保険では加入できない場合があることと、新規契約となるため、これまでの等級は引き継ぐことができないことです。

おおよその保険料として自家用車よりやや高い月7,500円。年間で90,000円としています。車両保険や特約をつけることができない場合があるため、契約する保険会社や契約内容によっては保険料が数万円単位で安くなる場合もあります。90,000円の金額はあくまでも目安程度にお考えください。

またここでは任意保険を「年ごとにかかる費用」としていますが、月払いなど他の支払い方法もあることが多いです。

消耗品代

エンジンオイルやオイルフィルターなどのメンテナンス費用である「消耗品代」として年6,000円程度がかかります。

なおディーゼルエンジンのオイル交換については以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

オイル交換(クリーン)ディーゼルのエンジンオイル交換ガイド!頻度や費用など全て解説!

ハイラックスの数年ごとにかかる費用

自賠責保険

新車購入の場合は2年、それ以降は1年毎に実施される1ナンバー登録車の車検の費用をまとめました。

種類費用
自動車重量税車検ごと12,300円(新車購入時は2年分24,600)
自賠責保険料車検ごと約29,000円(新車購入時は2年分52,000円)
車検基本料車検ごと25,000円
6ヶ月点検費用車検から半年ごと5,000円
合計71,020円

自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量に応じて税率が適合する制度です。

ただし1ナンバー登録車での重量税は、車体重量ではなく最大積載時の重量である「車両総重量」で区分されます。車両総重量が約2.8tであるハイラックスの重量税は年間12,300円です。

ちなみに車両重量2tをわずかに超えるハイラックスの、乗用車と同じ区分で納める重量税を算出しすると、車検ごとに41,000円(年間20,500)。重量税の安さも1ナンバーの大きなメリットです。

自賠責保険料

交通事故時の被害者を補償する目的で徴収されるのが自賠責保険料。自動車重量税とともに車検時に納めることになります。

1ナンバーのハイラックス保険料は、年間で約29,000円。車購入時は次の車検までの2年分で52,000円です。普通車に比べると倍ほどの金額になります。

車検基本料

車検基本料とは、車検ごとの法定点検費用と印紙代と車検代行代を足したものとし、ハイラックスの場合は車検ごとに25,000円ほどかかります。

ただし、車検費用はディーラーやカー用品店など業者の選び方によって、数万円ほど変わることがあります。

また車検の検査結果によっては部品交換や整備が必要となり、さらに数万円ほどかかるケースもあるので、25,000円の金額は目安としてお考えください。

6ヶ月点検費用

法定6ヶ月点検は車検とは異なり、義務ではありませんが、車を大切に乗りたいのであれば実施をおすすめします。

費用はおよそ5,000円。もし交換しなければいけない部品があった場合には、部品代が加算されます。また、整備記録として実施をしておくことで、リセールバリューの査定にプラスに働きます。

MEMO

もしハイラックスを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ハイラックスの月ごと、年ごとの維持費平均

ホンダ ハイラックスの維持費を月ごと、年ごとの表にまとめました。これにより一定期間内における平均的な維持費がわかります。

月ごとの維持費

ハイラックスを維持するために数年サイクルでかかる費用を、ひと月あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代8,000円
燃料代5,189円
自動車税/軽自動車税1,333円
任意保険料7,500円
消耗品代500円
自動車重量税1,025円
自賠責保険料2,393円
車検基本料2,083円
6ヶ月点検費用417円
合計28,440円

年ごとの維持費

ハイラックスを維持するために数年サイクルでかかる費用を、1年あたりに換算した表です。

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代62,264円
自動車税/軽自動車税16,000円
任意保険料90,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,300円
自賠責保険料28,720円
車検基本料25,000円
6ヶ月点検費用5,000円
合計341,284円

ハイラックスのその他の費用

基本的な維持費に加え、他にも車に乗るうえでかかる費用をまとめました。

タイヤ代

ハイラックスの標準タイヤサイズは265/65 R17で、価格は1本あたり14,000〜21,000円。ハイラックスのタイヤは、通常のロードタイヤではなく、SUV専用のテレーンタイヤを装着するためタイヤ価格はやや割高です。

テレーンタイヤは3種類に分けられ、それぞれに適した使用環境があります。「M/T」と表記される「マッドテレーンタイヤ」は、泥地や荒れ地などを走破しやすいように大きな凸凹が設けられる代わりに、舗装路での使用はロードノイズが盛大に発生してしまいます。

「H/T」と表記されるのは「ハイウェイテレーンタイヤ」で、舗装路面に最適化されたタイヤです。舗装路面しか走行しなのであればハイウェイテレーンを選択しましょう。

「A/T」と表記されるタイヤは「M/T」と「H/T」の中間の特性をもつ「オールテレーンタイヤ」です。用途に応じて選択しましょう。

ローン金利

ローンで車を購入した場合は、車両価格に加えて金利がかかります。また、どこから借りるかでも金利は大きく変わってくるため、慎重に選びたいところです。

参考までに、ハイラックスのベーシックグレードである「ハイラックス X」の車両本体価格327万円をローンで支払う場合の金利費用をまとめました。

借入先金利費用
ディーラーローン年 5%~7%163,500〜228,900円
銀行年 2%〜4%65,400〜130,800円
信販会社年 1.9%~8.4%62,130〜274,680円

高速料金

高速道路は信号もなく車での長距離移動の要となりますが、交通料金が発生します。

料金は『150円(基本料金)+24.6円〜39.36円×距離(距離料金)×1.08(消費税)』で求めることが可能。ただし、1ナンバー登録車は小型トラックと同じ「中型」扱いになるため、普通車の1.2倍の料金になります。

一例をあげると、静岡県・御殿場ICから愛知県・豊田東ICまでの208kmの交通料金は、新東名高速道路経由で5,910円。100kmあたり3,000円前後と覚えておけばおおよその目安になります。

修理代・部品交換代

エンジンオイルなどの消耗品は5,000〜10,000km毎の比較的短いスパンで交換が必要ですが、エアクリーナーやブレーキパッド、ブレーキフルードやバッテリーなどの油脂類は、50,000km以上の長いスパンで交換されるため、法定点検時にしっかりと点検・メンテナンスを受けることが大切です。

また、メーカー側の不具合であれば無償で修理をしてくれる場合がありあますが、自身の過失での故障や消耗品の交換費用は自身で負担しなければいけません。

消耗品にかかる費用の一例を表にまとめました。

費用項目費用(部品代+工賃)
エアクリーナー3,000円~
ブレーキパッド20,000円~
ブレーキフルード5,000円~
補機バッテリー15,000円~
ワイパーブレード4,000円~

ハイラックスの維持費に関する注意点

ここではハイラックスを所有するうえで注意すべき特別な維持費について解説します。ハイラックスは世界一ともいわれる故障率の低さを誇るトヨタが製造する車。

プリウス エンブレムトヨタは故障が多い?壊れやすいのか故障率をもとに解説!

そのうえ道路事情のよくない発展途上国での使用を前提としているため、非常に高い信頼性を誇ります。

そのため故障に関してはとくに心配することはありません。しかし、ハイラックスのディーゼルエンジンは「尿素SCRシステム」を搭載しているため、燃料とは別に尿素水溶液を一定走行ごとに補充する必要があるため、尿素水溶液の代金が維持費に加算されます。

「尿素SCRシステム」とは、ディーゼルエンジンから吐き出される窒素酸化物を浄化するシステム。光化学スモッグや酸性雨の原因となる窒素酸化物に、タンクに補充された高純度のアンモニア水溶液「AdBlue(アドブルー)」を散布することで、有害な窒素酸化物を窒素と水に還元し無害化させるしくみです。

注意

アドブルーは、およそ1000km走行で1Lほど消費。ハイラックスには13リットルのアドブルータンクを備えます。

走行可能距離に近づくとメーターが警告を促してくれますので、そのタイミングで補充しましょう。残量が空になると、走行し続けることはできますが、エンジンの始動ができなくなります。

アドブルーの価格は1リッターあたり300〜400円。カー用品店や一部のガソリンスタンドなどでも購入することができるため、自分で補充することもできます。

ただし、アドブルーの取扱いには注意が必要です。アドブルーは金属に対して腐食性があるため、ボディなどかかったら速やかに水で洗い流してください。

また、長期保管ができないため、価格の安いお店で買いだめするといったことは控えましょう。

なおアドブルーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

エンジンディーゼルエンジンの尿素水/アドブルー補給の必要性とは?マツダでは補充の必要なし?!

ハイラックスの旧型(中古)の維持費

初代トヨタ ハイラックスが登場したのは1968年。当時の日本の道路事情はようやく整備が進みはじめた時代ではあったものの、地方に目を向ければ未舗装道路は当たり前。

農家や酪農、林業などの一次産業が主体であったため、優れた走破性と積載量をもつピックアップトラックは欠かせないものでした。しかし、時代の流れとともに日本のピックアップ市場は衰退し、7代目ハイラックスは海外専売モデルとなっています。

そのため現在中古車で手に入るのは実質6代目と現行8代目の中古車のみ。初代から5代目までは現存する個体が少ないうえ、年式の古さから維持していくことは現実的ではありません。

6代目ハイラックスも1ナンバー登録車。2名乗車の「シングルキャブ」と、4名乗車の「ダブルキャブ」の2種類のボディが用意され、それぞれに全幅を拡大した「エクストラキャブ ワイドボディ」仕様が用意されます。ワイドボディ・ダブルキャブの一部は5名が乗車可能なグレードもありました。

6代目ハイラックスを所有するにあたってかかる維持費は、現行型の比べると、税金面では年式経過の重課税により自動車税、重量税が10〜15%割増。燃費性能は実燃費で7〜8km/Lと約3割減となります。

6代目ハイラックスの中古車を維持するには、現行型の維持費の比べて2〜3割増しの維持費がかかることになるでしょう。さらに故障などのトラブルも懸念されるため維持費はそれ以上に跳ね上がります。

よって、中古車で6代目ハイラックスを購入することはおすすめできません。1ナンバー登録とはいえ、6代目ハイラックスを所有するには、大排気量のアメリカンピックアップほどの維持費がかかってしまいます。

トヨタが13年ぶりにハイラックスの日本販売を決定したのは、6代目ハイラックスを仕事で使っていた方々の経済的負担を軽減するための救済措置ともいえる行動です。

8代目ハイラックスの中古車価格は新車価格とほとんど変わらないため、ハイラックスを購入するなら新車一択です。

MEMO

もしハイラックスを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

ハイラックスの維持費を他の車と比較

トヨタ ハイラックスのライバル車は国内では存在しません。ピックアップ需要の少ない日本には海外メーカーも正規輸入をおこなっていないため、ハイラックス以外のピックアップトラックを購入することは難しいでしょう。

代わりのライバルとして、1ナンバー登録可能な3車種を挙げ、その使い勝手と1年ごとの維持費をハイラックスと比べてみます。

トヨタ ハイエース 2.8Lディーゼル ハイルーフ

トヨタ ハイエース ハイルーフ

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代66,000円
自動車税/軽自動車税16,000円
任意保険料90,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税16,400円
自賠責保険料29,000円
車検基本料25,000円
6ヶ月点検費用5,000円
合計349,400円

トヨタのハイエースは日本を代表する商用バン。通常モデルよりも約15cmルーフが高い、ミドルルーフと、25cm高いハイルーフが1ナンバー登録車となり、優れた開放感と積載量が特徴です。

ポイント

ハイラックスよりも車両総重量が重いため、重量税がやや割高になるものの、基本的な維持費はほぼ同等。

エンジンはハイラックスよりも重いボディを引っ張るための2.8Lディーゼルエンジンを搭載します。軽油を使用するため燃料代も抑えられます。

ハイエースのボディは通常の車と同じモノコックボディの箱型バンであるため、ハイラックスのオープンデッキように、どんなものでも気にすることなく積み込むことはできません。

悪路の走破性もラダーフレームのハイラックスには劣るため、アウトドア用途ならばハイラックのほうがおすすめです。

なおハイエースについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ハイエース フロントハイエースの辛口レビュー/評価!欠点/短所と魅力/長所をすべて暴露!ハイエースのフロントハイエースの試乗レビュー・感想!乗り心地はいかに?!

トヨタ ランドクルーザー 5.6L V8

トヨタ ランドクルーザー

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代140,000円
自動車税/軽自動車税16,000円
任意保険料90,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税16,400円
自賠責保険料29,000円
車検基本料25,000円
6ヶ月点検費用5,000円
合計423,400円

トヨタのハイエンドSUVであるランドクルーザーは、本来3ナンバー登録車ですが、3列目シートを撤去し、2列目シートを固定化することで1ナンバー登録車へと構造変更することが可能です。

ポイント

1ナンバー登録車は自動車税が固定であるため、大排気量エンジンを搭載するランクルの維持費を大幅に削減することができます。

ただし、5.6L V8エンジンの燃費の悪さは解消できないため、基本的な維持費はハイラックスと同等ながら、莫大な燃料代が維持費を圧迫しています。

ハイラックスと同じくラダーフレームのシャシーに加え、トルクフルなV8エンジンがもたらす走破性は、一般道ではもてあましてしまうほどの性能。

実用性を重視するならならばオープンデッキを備え、維持費の安価なハイラックスをおすすめします。

なおランドクルーザーについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ランドクルーザープラド 外装ランドクルーザープラドの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!トヨタ ランドクルーザープラドランドクルーザープラドの燃費は悪い?街乗りや高速の実燃費は?改善し向上させる方法まで解説!

トヨタ アルファード 3.5L V6

トヨタ アルファード

種類費用
駐車場代96,000円
燃料代105,500円
自動車税/軽自動車税16,000円
任意保険料90,000円
消耗品代6,000円
自動車重量税12,300円
自賠責保険料29,000円
車検基本料25,000円
6ヶ月点検費用5,000円
合計384,300円

トヨタの最上級ミニバンであるアルファードも1ナンバー化が可能です。

ただし、それにはアルファードの利点でもある後席シートを1ナンバー基準に沿うように構造変更しなければなりません。また、本格的なトランスポーターとして使うには、リアサスペンションやブレーキの強化が必要でしょう。

ポイント

アルファードの3.5Lエンジン V6エンジン搭載車であれば、車検は1年ごとになったとしても、自動車税と重量税が軽減され、3ナンバーよりも維持費は安価になります。

ただし、税金面の維持費はハイラックスと同じとはいえ、燃費の悪さが維持費を引き上げます。だからといって2.5Lやハイブリッドのアルファードでは1ナンバー化の利点はほとんど得られないでしょう。

パワフルで乗り心地のよいトランスポーターがお望みであればアルファードの1ナンバー化は理想的です。

しかし、屋根があることにこだわらなければ、維持費・実用性ともにハイラックスのほうが上です。

なおアルファードについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

トヨタ アルファードアルファードの月、年間の維持費を計算!高いのか安いのか比較して解説!アルファード 外装アルファードの口コミ/評判!価格から外装や走行性能まで全てチェック!

ハイラックスはハイコストパフォーマンスのピックアップ

国産車ではライバル不在のトヨタ ハイラックスは、他車種と維持費を比較することができません。

しかし、排気量5.0L・車両総重量3.0tオーバーの輸入ピックアップトラックに比べると遥かに安価な維持費で所有することができます。

1ナンバーは大排気量エンジンを搭載するほど、その恩恵にあずかれる仕組みですが、排気量が大きくなるほど燃費が悪くなってしまうため、ハイラックスの2.4Lディーゼルは動力性能と燃費性能をバランスさせた最適な排気量といえるでしょう 。

オフロードバイクやスノーボード、サーフィンやボートならばそのまま乗せられる、オープンデッキは非常に使い勝手がよく、リアデッキを覆う着脱可能な専用キャノピーも販売されているため死角はなし。

ピックアップトラックであるハイラックスは、トランスポーターとしての高い費用対効果が特徴です。

トヨタ ハイラックスは、アウトドアレジャーに親しむ新社会人や大学生が維持していくに最適な車。また、いまや珍しくなってしまったピックアップトラックは、ありきたりなSUVでは満足できない方にうってつけの車です。

ただし、全長5m、全幅1.8mオーバーの巨体であるため、取り回しには注意しましょう。

ちなみにハイラックスはキャンプにも便利で、キャンピングカー仕様のものも発売されています。詳細は以下の記事で解説しているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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