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PHEV/PHVのSUVの全車種まとめ!価格から特徴まで解説!

プラグインハイブリッド(PHEV/PHV)は燃費性能が高いエコカーで、近年世界的に少しずつ車種が増えてきているカテゴリーです。

今回はそんなPHEVのカテゴリーからSUV系の車種をご紹介します。

PHEV/PHVのSUVの全車種

ランドローバー レンジローバー スポーツP400e

SUV(Sports Utility Vehicle)は日本語では4輪駆動車とも呼ばれており、車の4つのタイヤ全てで駆動する車です。今回はそんなSUV系のPHEV車をランキング形式でご紹介します。

PHEVはエンジンと電気モーターの両方を活用するハイブリッドカーの一種ですが、従来のハイブリッドカーと違って電気のみで走行するEV走行領域が広くなっています。

EV走行領域が広くなるとその間はエンジンを完全に停止できるため、車の燃費を大幅に向上できます。

なおEV走行には駆動用バッテリーの容量が重要で、PHEVはバッテリーの大型化、および充電機能の追加もされており、この充電機能があることから「プラグイン」という名前が付いています。

プラグインハイブリッドプラグインハイブリッド(PHEV)とは?EV,PHV,HVとの違いからメリット/デメリットまで解説!

今回は国産車と海外車にわけて、それぞれEV走行領域が長い車から順にランキングしていきます。

国産SUV PHEV車

ハイブリッドカーは日本で特に発展した車種で、初めて実用化したトヨタを始めとして非常に多数の車種が登場しました。

ですがPHEVとなるとまだまだ車種が少なく、SUVとなると、国産車では現時点では三菱 アウトランダーPHEVわずか1車種しか存在していません。

ランキングメーカー車種燃費EV走行可能距離エンジン最高出力エンジン最大トルクモーター最高出力モーター最大トルク価格帯
1三菱アウトランダー
PHEV
18.6km/L65.0km87kW (118PS)/
4,500rpm
186N・m (19.50kgf・m)/
4,500rpm
モーター(前):
60kW (82PS)
モーター(後):
60kW (82PS)
モーター(前):
137N・m(14.0kgf・m)
モーター(後):
195N・m(19.9kgf・m)
3,939,840円~
5,090,040円

アウトランダーは三菱の中型SUVで4WDがメインの車ですが、三菱はこの車種で初めてPHEVを設定しました。

EV走行距離は65kmと長く、十分充電環境がそろっていれば日常使いではエンジンをほとんど動かさなくても運用が可能です。

充電PHEV/PHVの充電方法!料金は無料?充電時間や場所/スポットの詳細も解説!

国産車でもSUVは各社から何車種も登場しているのですが、ハイブリッドも少ないですがPHEVはこのアウトランダーのみとなっているのが状況です。

ハイブリッドカーのパイオニアであるトヨタですら、4WD系の車種にはPHEVはありません。

海外SUV PHEV系車種

国産メーカーのPHEV車の少なさとは対象的に、海外メーカーはPHEVの投入に積極的で、SUV系の車種も8車種ほど展開しています。

ランキングメーカー車種燃費EV走行可能距離エンジン最高出力エンジン最大トルクモーター最高出力モーター最大トルク価格帯
1ランドローバーレンジローバー
スポーツP400e
非公表48km※システム合計
404ps/
5,500rpm
※システム合計
65.3kgf・m/
1,500-4,000rpm
116ps(85kW)28.0kgf・m11,850,000円?
13,150,000円
2ランドローバーレンジローバー
P400e
非公表48km※システム合計
404ps/
5,500rpm
※システム合計
65.3kgf・m/
1,500-4,000rpm
116ps(85kW)28.0kgf・m15,080,000円?
28,660,000円
3ボルボXC60
T8 Twin Engine AWD
インスクリプション
15.7km/L45km233kW(318ps)/
6,000rpm
400N・m(40.8kgf・m)/
2,200-5,400rpm
前側モーター
34kW/2,500rpm
後側モーター
65kW/7,000rpm
前側モーター
160N・m/0-2,500rpm
後側モーター
240N・m/0-3,000rpm
8,990,000円
4ポルシェカイエンS
E-ハイブリッド
29.4km/L44km245kW(333ps/
5,500-6,500rpm
440N・m(44.9kgf・m)/
3,000-5,250rpm
70kW(95ps/
2,200-2,600rpm
310N・m(31.6kgf・m)/
0-1,700rpm
10,920,000円~
12,570,000円
5MINIクーパーSE
クロスオーバー
ALL4
17.3km/L42.4km100kW(136ps)/
4,400rpm
220N・m(22.4kgf・m)/
1,400-4,300rpm
65kW(88ps)/
4,000rpm
165N・m(16.8kgf・m)/
0-3,000rpm
49,800,000円
6ボルボXC90
T8 Twin Engine AWD
プラグインハイブリッド
15.3km/L35.4km320ps(235kW)/
5,700rpm
40.8kgf・m(400N・m)/
2,200-5,400rpm
前側モーター
34kW/2,500rpm
後側モーター
65kW/7,000rpm
前側モーター
160N・m/0-2,500rpm
後側モーター
240N・m/0-3,000rpm
10,090,000円
7BMWX5
xDrive 40e
13.8km/L31km180kW(245ps)/
5,000rpm
350N・m(35.7kgf・m)/
1,250rpm
83kW(113ps)250N・m(25.5kgf・m)9,270,000円?
9,930,000円
8メルセデス・
ベンツ
GLC350e
4MATIC Sports
13.9km/L30.1km155kW(211ps)/
5,500rpm
350N・m(35.7kgf・m)/
1,200-4,000rpm
85kW(116ps)340N・m(34.7kgf・m)8,880,000円

海外では日本よりPHEVの導入が積極的で、30車種前後の車種が登場しています。(全ての車種の詳細は以下の記事をご参照ください。)

ホンダ クラリティ PHEVプラグインハイブリッド(PHEV)の車種一覧とおすすめ!2019年今後の予定の車種も紹介!

そのうちSUV系の車種は8車種ほどですが、各自動車メーカーの主力車種がそろっており、従来の車よりEV走行領域が広い分環境性能が高まっています。

またSUV系の車種はもともと燃費が悪いという点から排気ガス規制による台数規制にひっかかりやすかったのですが、PHEV化することで規制に対応できるという点も、SUVでPHEV化をする際のメリットとなります。

もともとのベース車両がパワフルだったということもありますが、海外のSUVは総じてスペックが高く、またEV走行距離も長いので乗用車としては魅力の高い車種がそろっています。ですが価格もそれに応じて高額なので、購入には少しハードルが高いと言えるでしょう。

MEMO

なお正しいやり方で値引き交渉をすれば、上記の価格よりも大幅に安くPHEV車を購入できますよ。

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PHEV/PHVにSUVが少ない理由

PHEVはそれ自体が車種が少ないカテゴリーですが、日本車ではとくに種類が少なく、SUVとなるとわずか1車種しかありません。

というのも日本国内ではまだPHEVに対する要求があまり強くなく、依然としてハイブリッドカーが主体だからです。

PHEVはたしかに燃費がよく、EV走行が可能というメリットはありますが、一方で導入にはハイブリッドカー以上のコストがかかってしまうので、要求が少ないのであれば開発はなかなか難しいものがあります。

また前述で述べた排気ガス規制に対するSUVのPHEVの優位性も、日本メーカーのようにハイブリッドカーが圧倒的に多い状況では底までのメリットは生まれません。

欧州メーカーはこれまでディーゼルエンジンをエコカー技術の中心として開発してきていたのですが、ディーゼルエンジンの排気ガス不正問題を受けて、各国政府が将来的には電気化(ハイブリッドカーor電気自動車)に軸足を移してきており、それに対応するようにPHEVを増やしているという現実があります。

エンジンディーゼルエンジンとは?仕組み/構造を簡単にわかりやすく解説!

こういった状況の違いから、日本メーカーはPHEVが少なく、海外メーカーのほうが開発に積極的なのです。

PHEV/PHVのSUVのおすすめ車種

では最後にここまででご紹介したPHEVのSUV系車種の中から、おすすめの車種をご紹介します。

三菱 アウトランダー PHEV

三菱 アウトランダー PHEV

何車種かある4WDのPHEVの中にあって、現在日本で最もおすすめできる車種といえば、やはり三菱 アウトランダーPHEV以外にはありません。

アウトランダーPHEV自体は登場してから5年程度経過した車種になりますが、PHEVという便利な使い方ができる車種であること、また国産車ということで得られる信頼性の高さとアフターサービスの豊富さは、どんな輸入車でも得られない魅力です。

また現行のアウトランダーはデザインもシャープで満足感も高く、競合車種の多いSUVの世界でも埋もれることはありません。

ポイント

エンジンスペックは控えめですが、その反面モーターのスペックは出力、トルクとも高く、また前後2つのモーターによる4WDシステムがもたらす恩恵は素晴らしいものがあります。オフロードなどの悪路走行はもちろんのこと、雪国での雪道の走破性にも大きく寄与します。

加えてアウトランダーPHEVの豊富な電力を駆使して、アウトドアなどでも家電製品を扱えるほどの出力があるコンセントを備えているのも便利です。

さらに輸入車にはないメリットとして、日本国内で普及している急速充電設備を利用できるという点があります。

海外車種にも急速充電機能が付いている車はあるのですが、急速充電につかう機器の規格が日本と違うことも多く、欧州車はほとんど200Vの一般電源による充電しかできません。

その点アウトランダーPHEVなら急速充電によって、わずか20分程度で走行に十分な充電が可能です。

少し残念なのはハイブリッド走行時の燃費がいまいちという点はありますが、EVモードを最大限活かして運用できるのであれば、そもそも燃料をほとんど使わなくすることもできます。これこそがPHEV最大のメリットなので、積極的に活用しましょう。

なおアウトランダーPHEVについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

三菱 アウトランダーアウトランダーは雪道に弱い?雪道走行の性能について分析してみました!キャンプ中のアウトランダー三菱アウトランダーがキャンプに最適な理由4つ

ボルボ XC60 T8 Twin Engine AWDインスクリプション

ボルボ XC60

さて後は全て海外車種となるのですが、8車種の海外車種の中からもっともおすすめしたい車は、ボルボのクロスオーバーSUV XC60です。

XC60は比較的最近登場した車種で、それまでのボルボにあった堅実なイメージを一転させてカッコいいデザインとなっています。

フロントマスクはシャープなヘッドライト形状や直線基調のグリルなどが目立ちますが、車全体はシンプルで上質感のあるものとなっており、車の満足度は高いです。

また内装にもスカンジナビアンデザインと呼ばれる北欧独特なインテリアが満載であり、一味違う欧州車を味わいたいならボルボがおすすめです。

ポイント

XC60のPHEV仕様はボルボのこれまでのハイブリッド技術を結集したものとなっており、車の前後に設置された高出力モーターによって、EVモードでもしっかりした走行性能を得ています。

またエンジン単体のスペックも非常に高く、ハイブリッドモードとなった際のパワフルさは国産車では味わえないものでしょう。加えてボルボは世界最高の安全性能も持っているメーカーなので、信頼性と安心感があります。

しかしこのXC60のネックもやはり価格にあり、アウトランダーとほぼ同クラスの車格でありながら、豪華なエンジンとPHEVシステムの搭載によって9,000,000円近い価格となってしまっています。

輸入車なのである程度は仕方ない面もありますが、コストパフォーマンスは良いとはいえないでしょう。

なおボルボについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

VOLVO XC60のフロント新型SUVボルボXC60のフルモデルチェンジ!内装や価格を公開【東京モーターショー2017】ボルボ スカンジナビアンデザインボルボの決定的な特徴5つ!魅力から欠点まですべて解説します!

MINI クーパーSE クロスオーバー ALL4

MINI クーパーSE クロスオーバー

輸入車の4WDのPHEVはどれもかなりの高額車ばかりとなっている中、コストパフォーマンスという面からおすすめしたいのは、MINIが手がけるクロスオーバーSUVのクーパーSEクロスオーバーです。

MINIはイギリスで発展したメーカーで、大衆車として有名な「ミニクーパー」を生み出したメーカーです。ですが経営難から現在はドイツのBMWの傘下となっており、設計、製造ともBMWが手がけています。

ですが現在のMINIの車種のデザインは昔のミニクーパーを彷彿とさせるもので、レトロフューチャー調のデザインは日本でも人気です。

MINIはもともとSUV系の車種とは無縁のメーカーでしたが、ここ最近のSUV人気を受けてクロスオーバーSUVを登場させています。

ポイント

それをPHEV化したのがクーパーSE クロスオーバー ALL4で、前輪をエンジンで、後輪をモーターで駆動する独特なPHEVシステムです。

PHEVの特徴であるEV走行時にはフロントエンジンリア駆動(FR)となり、ハイブリッド走行時に4WDとなります。

この独特な走行感覚は運転していても面白く、EV走行はFR独特な軽快なハンドリングが楽しめ、必要なときにはハイブリッド走行で4WDとなってしっかりした走破性が発揮できます。

エンジンスペックやモータースペックは控えめですが、車自体が小型なこともありPHEVとして十分な性能を持っています。

また価格が輸入車の4WD PHEVの中では最も安く、アウトランダーPHEVと同程度で購入できるのが魅力です。

輸入車でPHEVを考える場合にはこの車種はコストパフォーマンスとデザインの面でかなりおすすめできる車種です。

なおMINIについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

ミニクーパーの赤BMWのミニクーパー(MINI)の中古車を購入時の7つの注意点!黒いミニクーパーミニクーパーのメーカー会社はどこ?BMWとの違いと関係とは?!