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PHEV/PHVの充電方法!料金は無料?充電時間や場所/スポットの詳細も解説!

PHEV(プラグインハイブリッドカー)はエンジンとモーターをどちらも持ったハイブリッドカーの一種で、より高い低燃費性能を持っています。

そんなPHEVにはこれまでの車にはなかった充電という作業がありますので、今回はその方法や場所などについてご説明しましょう。

PHEV/PHVの充電の必要性

充電

PHEV(Plug-in Hybrid Electric Vehicle)とは、プラグインという名称にもあるように車にプラグを指して駆動用バッテリーを充電することが可能な車です。

HEVとPHEVの違い

まずは簡単に従来のハイブリッドカー(HEV)と、PHEVの違いをご説明してきます。

ハイブリッドカーもエンジンとモーターの両方を動力源とする車でしたが、モーターの駆動用バッテリーへの充電はおもにエンジンの動力をもとに行っていました。

ですがバッテリーへ充電できる電力が少なく、モーターのみで走行するEV走行と呼ばれる領域が短いのがネックでした。それでもエンジン単体の車よりは大きく燃費の改善効果があり、一気に世界に普及しました。

ハイブリッドエンジンハイブリッドカーとは?メリット6つとデメリット/問題点11つ特徴をわかりやすく解説!

PHEVはHEVの弱点だったEV走行領域を伸ばすために駆動用バッテリーを大型化しており、それに加えてそのバッテリーを外部電源で充電できるようにした車です。

PHEVの主な使い方は、近距離はバッテリーのみのEV走行で運用し、充電がなくなる長距離や高速道路での運転の際にはエンジンをかけたハイブリッド走行を行います。

PHEVがEV走行で運用されている時はエンジンは停止していますので、その間は燃料消費がなくなり車の燃費が大幅に改善されることになります。

もし車の使用が近距離ばかりの状況なら、EV走行だけでも運用することができ、燃料代を節約して単価の安い電気代で車を走らせることが可能となります。

なおPHEVの基本的なことについては以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プラグインハイブリッドプラグインハイブリッド(PHEV)とは?EV,PHV,HVとの違いからメリット/デメリットまで解説!

PHEVと充電の必要性

PHEVはこれまでの車と大きく違い、外部からの充電を前提として設計された車です。

当然充電が可能な設備が自宅などにあるのがベストですが、PHEVはハイブリッドカーでもありますので必ずしも走行に充電が必要なわけではありません。

これまでの車は電気自動車を除いてはすべてガソリンや軽油などの化石燃料で動いており、モーターを持っているハイブリッドカーであっても例外ではありません。

PHEVは前述で説明したような2つの運用方法を併用できる便利な車で、さらに充電も可能という特徴は自動車の歴史の中でもPHEVだけが持つものです。

そのためまだPHEVの運用方法を把握していない人も多く、充電設備がないのにPHEVを購入する人もいるようです。

もちろん充電ができない場合でも、PHEVは普通のハイブリッドカーとして使えますので、燃料がタンクに入っている限りは走行できます。

ですがPHEVのメリットはなんといってもモーターを使ったEV走行での経済性にありますので、充電ができないままではPHEVを購入するメリットは薄れてしまいます。

加えて車両価格はハイブリッドカーよりPHEVのほうが高額なため、充電での経済的メリットを受けられない場合、PHEVはただ高いだけのハイブリッドカーとなってしまうのです。

PHEVはあくまで自宅や周辺で充電が可能であることを前提とした車ですので、必須ではありませんができるだけあったほうがよいのです。

MEMO

ちなみに充電などの経済性について考えるよりも、PHEVを買う際の値引きを気にした方が圧倒的に経済的ですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

PHEV/PHVの充電方法

充電

PHEVやEVを充電するための設備は年々環境がよくなっており、様々な場所で自動車用の充電器を使うことができるようになってきました。そんな充電方法をご紹介します。

自宅での充電

まず最も基本となるのは自宅での充電で、PHEVは運用の想定上は自宅に駐車中に満充電まで充電することを目指しています。

自宅でPHEVを充電できる環境を整えておけば、例えば会社から帰った後に充電を初めて次の日の朝には満充電が完了している、という使い方ができます。

もし通勤が往復50km程度であればこの充電だけで往復することが可能で、一切エンジンを動かさないという使い方ができるのです。

ポイント

自宅での充電には底まで特別な設備は不要で、100V電源のコンセントがあれば一応充電は可能です。

ですがその場合は満充電までの時間が長くなってしまうので、PHEVの運用上推奨されているのは200V電源を設置することです。

200V電源も家庭用電源の一種で、簡単な手続きと工事で設置することが出来、PHEVならわずか数時間程度で充電完了できます。

充電での電気代に関してはおおよそ一回の満充電で300円前後となっており、50kmほど走行できることを考えるとガソリン代よりかなり安くなります。

200V電源のコンセントが家庭用充電設備の基本となりますので、PHEVの導入を考えている方は自宅駐車場に設置をするとよいでしょう。

充電は非常に簡単で、車に備え付けてある200V用の充電ケーブルを車とコンセントの間につなぐだけです。

なお充電設備の自宅への設置については以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

PHEV 充電PHEV/PHVの充電設備の設置ガイド!自宅工事費用から補助金まで全て解説!

専用駐車場での充電

日本の環境では全ての方が一軒家というわけではなく、賃貸物件などでは駐車場に充電設備をもたせられない場合もあります。

ですがその場合には、PHEVやEVなどの充電設備を備えている駐車場を活用することで、契約駐車場でも活用できる場合があります。

MEMO

全国的な割合ではこういった設備が揃っている駐車場はまだ少ないのですが、環境への取り組みの一環として駐車場に取り入れる場所も増加傾向にあります。

とくに都市部などではこういった駐車場が増えてきており、PHEVの購入を考えている人には大きな助けとなるでしょう。

こういった駐車場に設置される充電設備の多くは200Vのコンセントになりますが、一部設備が古い箇所では100Vコンセントの場合もあります。

その場合は充電時間は長くなりますが、現状では駐車場にそういった設備がある事自体めずらしいので、運が良かったといえるでしょう。

なおこの場合は電気代が別途発生しますが、駐車場の契約の中に含まれていたりもしますので別途確認しましょう。

街中の店舗やディーラーで充電

近年PHEVやEVの人気の高まりから、全国各地のショッピングセンターや店舗、自動車ディーラーなどに充電設備が増えてきています。

ここで設置される充電器は「急速充電器」と呼ばれるタイプのもので、100Vや200V電源で充電する場合より大幅に短い時間で充電が完了するのが特徴です。

急速充電器は専用の充電システムを持った設備が必要で、その設置には数百万円ほどのランニングコストがかかるものです。

そのため家庭での利用は非現実的ですが、ショッピングセンターや店舗などでは買い物の最中に車の充電が完了するというメリットから一定の集客力につながることがあり、年々その設置数は増えてきています。

またPHEVやEVを積極的に投入している自動車メーカーのディーラーにも急速充電器が設置してあり、多くの場合は自由に利用が可能です。

急速充電器の使用には一定の料金が決められていることが多く、だいたい30分あたり300円前後の料金が一般的です。

ですが急速充電器によるPHEVの充電は20分程度で完了しますので、自宅で充電する場合と料金はほとんど変わりません。

またディーラーなどでは一定の充電プログラムに入っていれば定額で急速充電器を使用することができ、使えば使うほどお得になります。

急速充電器には専用のプラグがあり、これを車の充電ポートに接続して料金を払えば、自動的に充電が開始され、充電完了時には自動的に停止します。

こういった急速充電器はおもに車での外出時に出先で利用するものですが、PHEVの場合には必ずしも利用しなくても走行自体は可能です。ですが燃料の節約のためには積極的に活用するほうがお得です。

高速道路のSA、PAでの充電

急速充電器は一般道にももちろんありますが高速道路にも設置してあり、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)の一角に急速充電器ゾーンがあります。

これらの設備はおもにEVでの高速道路走行用に設置してあるもので、長距離走行の航続距離に不安のあるEVには必要不可欠のものです。

主な使い方としては高速道路走行の途中に休憩するついでに充電を行い、次のSA、PAや目的地までの航続距離をかせぐという考え方です。

ですがこの設備はPHEVでも活用できるので、高速走行時にはあまり利用しないPHEVのEV走行領域ではありますが、積極的に活用することに越したことはないです。

ここで充電しておけば、高速道路から一般道路に降りた後にもEV走行が十分可能となるので、経済性がよくなります。料金はほかの急速充電器を使う場合と変わりません。

車種・メーカーごとの充電方法の違い

充電 看板

PHEVは現在国産メーカーの他に海外メーカーからも多くの車種が登場していますが、国産車種と海外車種では一部の充電方法に違いがある場合があります。

どちらの車種でも安定して充電が可能なのは200V電源での普通充電で、国産車でも海外車でもコンセントに挿せば充電が可能となる手段が用意されています。

ですが大きく違うのは急速充電器についてであり、これは日本と海外の急速充電器の規格が違うという根本的な違いから、急速充電が可能かどうかが決まります。

急速充電器の規格

国内で主に採用される急速充電規格と海外のそれとはまったく規格が違っており、それぞれ特徴が違います。

国内の急速充電規格

国産車のPHEVやEVなどには「CHAdeMO(チャデモ)」と呼ばれる規格の急速充電器が適合しており、これは日本発祥となる自動車用急速充電規格となります。

ポイント

CHAdeMOは専用の充電プラグを持っており、普通充電のプラグとは別の充電ポートがあります。

CHAdeMO形式は日本国内に設置されているほぼすべての急速充電器に採用されており、CHAdeMO規格が使われている車には障害なく急速充電が可能となっています。

国内メーカーでPHEVをラインナップしているトヨタや三菱、ホンダなどや、EVを推進する日産など、また国内の電機メーカーなどがCHAdeMO規格を推進しており、世界統一規格にするべく働きかけを強めています。

ホンダ クラリティ PHEVプラグインハイブリッド(PHEV)の車種一覧とおすすめ!2019年今後の予定の車種も紹介!

現在CHAdeMO規格は日本はもとより中国でも採用が進んでいます。

海外の急速充電規格

海外で現在勢いのある急速充電規格は「コンボ方式」と呼ばれる規格で、これは主に欧州メーカーを中心に採用されている規格です。

コンボ規格の充電プラグは普通充電と急速充電のプラグが一体化されており、一つのプラグでどちらにも使い分けができるのが特徴です。

ここから「コンボ」という名称が一般的となっているのですが、CHAdeMO規格とは全く違うシステムとなっており互換性はありません。

コンボ規格を採用しているのはフォルクスワーゲンやBMW、メルセデス・ベンツなどのドイツメーカーで、そこから派生して多くの欧州メーカーが採用している規格です。

欧州ではコンボ規格の急速充電器も増えてきており、欧州メーカーや部品メーカーは強力にコンボ規格を推しています。

ですが日本国内ではコンボ規格というのは全く普及しておらず、国内の急速充電器ではコンボ規格のPHEVには充電は不可能です。

急速充電器の規格争い

現在世界で自動車用の急速充電規格はCHAdeMOとコンボ規格が2大巨塔となっていますが、未だにこれら2つのどちらが主流となるかは決まっておらず、世界規格を争っている最中になります。

ですが実際にPHEVは急速充電器への対応が必須であり、両方の規格に対応するように車を作るにはコストがかかりすぎるので、各自動車メーカーはどちらの規格への対応をするか選択しているような状態です。

注意

おもに国産メーカーはCHAdeMOを選択し、欧州メーカーはコンボ規格を採用するのが流れなのですが、一方で日本国内に輸入されてくる海外のPHEVが問題となります。

海外のPHEVの多くはコンボ規格しか利用できないのではCHAdeMOには対応しておらず、欧州メーカーのPHEVのほとんどが国内の急速充電器を利用できません。

一部の海外メーカーはCHAdeMOに対応するように設計を変更したり、アダプターなどを開発していたりしますが、これは限定的な対応です。

そういった対応がなされているのは現在BMW i3という車種ぐらいで、ほとんどの海外のPHEVは普通充電しか使えません。

前述したように200Vの普通充電なら海外のPHEVにも充電できるので、家庭ではそこまで問題は起きません。

ですが外出時などにこういった車種では充電は考えず、ハイブリッドカーとしての利用がメインとなるでしょう。

PHEV/PHVの充電にかかる時間

PHEVの充電にはある程度の時間が必要となりますが、充電方式の違いによってその時間はずいぶんと差があります。

PHEVといってもさまざまな車種があり、それぞれ駆動用バッテリーの容量も違うので細かい時間は変わってきます。

ですが今回は国産PHEVの中で最も普及しているトヨタ プリウスPHVを例にあげて、それぞれの方式での充電時間をまとめました。

充電時間満充電までの時間
普通充電100V電源約14時間
200V電源約2時間20分
急速充電急速充電器(CHAdeMO)約20分
※80%まで

もっとも一般的な家庭電源である100Vでは14時間もかかる充電時間ですが、200V電源にすれば2時間20分まで短縮させることができ、大幅に充電が楽になります。

ポイント

14時間では一晩かけても充電が完了しませんが、2時間20分であれば普通に充電するだけで生活に溶け込んだ使い方ができます。

急速充電器はなんとわずか20分で充電が完了しますが、急速充電器の仕様で充電は全容量の80%で自動的に終了するようになっています。

ですが80%も充電できれば家からの往復には十分ですし、ちょっとした買い物をする間の時間で充電が完了できるので、ショッピングセンターなどへ設置されるわけです。

自宅にも急速充電器があれば便利は便利ですが、家庭で充電するのに20分という時間は短すぎますし、なにより価格が車一台分ぐらいになりますので、家庭では200V電源までで十分といえます。

なおプリウスPHVについては以下の記事でさらに詳しく解説しているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

プリウスPHVの外観トヨタプリウスPHVの試乗レビュー!乗り心地の感想・インプレッション!プリウスPHVのフロント【画像/写真】プリウスPHVの内装/インテリア!運転席周りや後部座席から荷室/トランクまで紹介!

PHEV/PHVの充電の頻度

PHEVのスペック上で特に重要となるのが1回の満充電で何km走行できるか?という点です。これはモーターだけでの走行距離なので、一般的に「EV走行可能距離」と呼ばれます。

EV走行可能距離はPHEVの駆動用バッテリーの容量の大きさに比例して長くなる傾向にあり、どれだけバッテリーを積んでいるかで充電が必要な頻度が決まります。

以下に国産メーカーと海外メーカーの主要なPHEV3車種ずつを例として挙げましょう。

国産メーカー PHEV
メーカー車種燃費EV走行可能距離エンジン最高出力エンジン最大トルクモーター最高出力モーター最大トルク価格帯
ホンダクラリティ
PHEV
28.0km/L114.6km77kW(105PS)/
5,500rpm
134N・m(13.70kgf・m)/
5,000rpm
135kW(184PS)/
5,000-6,000rpm
315N・m(32.10kgf・m)/
0-2,000rpm
5,880,600円
トヨタプリウス
PHV
37.8km/L68.2km72kW(98PS)/
5,200rpm
142N・m(14.50kgf・m)/
3,600rpm
1NM型:53kW(72PS)
1SM型:23kW(31PS)
1NM型:163N・m(16.6kgf・m)
1SM型:40N・m(4.1kgf・m)
3,325,320円〜
3,829,680円
三菱アウトランダー
PHEV
18.6km/L65.0km87kW(118PS)/
4,500rpm
186N・m(19.50kgf・m)/
4,500rpm
モーター(前):60kW(82PS)
モーター(後):60kW(82PS)
モーター(前):137N・m(14.0kgf・m)
モーター(後):195N・m(19.9kgf・m)
3,939,840円~
5,090,040円
海外メーカーPHEV
メーカー車種燃費EV走行可能距離エンジン最高出力エンジン最大トルクモーター最高出力モーター最大トルク価格帯
フォルクス
ワーゲン
ゴルフ
GTE
19.9km/L45km110kw(150ps)/
5,000-6,000rpm
250N・m/
1,500-3,500rpm
80kW(109PS)330N・m(33.6kgm)4,690,000円
BMW530e17.4km/L52.5km135kW(184ps)/
5,000rpm
290N・m(29.90kgf・m)/
1,350-4,250rpm
50kW(68ps)130N・m(13.2kgf・m)8,270,000円~
8,520,000円
ボルボXC60 T8
Twin Engine AWD
インスクリプション
15.7km/L45km233kW(318ps)/
6,000rpm
400N・m(40.80kgf・m)/
2,200-5,400rpm
前側モーター:34kW/2,500rpm
後側モーター:65kW/7,000rpm
前側モーター160N・m/0-2,500rpm
後側モーター240N・m/0-3,000rpm
8,990,000円

※PHEVの燃費については以下の記事で取り上げているので、詳細まで知りたい方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

充電PHEV/PHVの燃費/実燃費は悪い?電気代も含めて計算して比較!

これらは現在最新型といわれているPHEVの車種ですが、試作車的性格のあるホンダ クラリティPHEVを除き、そのEV走行可能距離はおおよそ50km〜70km程度になっています。

このぐらいの走行距離がPHEVとしては一般的となってきており、価格と走行距離のバランスが取られています。

50km〜70kmというと、東京〜川崎間がおおよそ20kmぐらいですので川崎までの往復分ぐらいはEV走行が可能という性能です。

PHEVの運用的にできるだけEV走行を続けるほうが経済性が高くなるので、基本は車で走ってから家に帰ったらすぐに充電するのが良い使い方です。

近所に買い物に行くぐらいの使い方なら、200Vなら数十分ほどの充電分なのでそんなに満充電には時間がかかりません。

また万が一充電を忘れていたとしても、ガソリンさえ入っていれば車としての走行は可能というのがPHEVを運用する上で楽な点でもあります。

MEMO

もしPHEVを買おうと考えているなら、あわせて正しい値引き交渉のやり方も覚えておくといいですよ。

このやり方を知らないと最大60万円以上も損しますよ。詳しく知りたい方は、下記の『たった1分で車を60万円値引きできる裏技』のページをご覧ください。 裏技を知って後悔する人たった1分で車を60万円値引きできる裏技!安く購入する秘密のテクニックとは?!

PHEV/PHVの充電に関して知っておくべきこと・注意点

注意

では最後にPHEVの充電に関して知っておくべきことについて、何点かご説明しておきましょう。

急速充電と普通充電に充電時間以外の違いはない

PHEVの充電には普通充電と急速充電の2つがありますが、充電するにはどちらのほうが良いか気にする方もいらっしゃいます。

結論から言えば普通充電と急速充電に充電時間の差以上の違いはありません。

ポイント

急速充電はあまりにも早く充電ができるのでバッテリーなどに悪影響があると考える方もいらっしゃいますが、急速充電システムにはバッテリーに対するフェールセイフ機構なども組み込まれており、悪い影響が出るような設備ではありません。

そのため急速充電器が利用できる状況であれば積極的に使ったほうがよく、わざわざ普通充電にこだわる必要はありません。

一般家庭の状況的に普通充電を使うことが圧倒的に多くなるはずなので、急速充電器が使える状況はわりと珍しいでしょう。

充電中の火災の危険性は低く過剰な心配は無用

PHEVへの充電は高い電圧を伴うものですので、充電中に火災が発生する可能性はゼロとはいえません。

ですがPHEVやEVは充電中に車側が状況を監視するシステムとなっており、漏電や過充電などの問題がおこるようなら、直ちに充電を中止するようになっています。

注意

どんな家電製品でもそうですが、コンセントプラグを挿して利用するような製品はショートや火災が起こらない状況にして利用しなければなりません。

それは家庭生活の中で皆さん気をつけていらっしゃることですので、PHEVへの充電も基本的には同じ考え方をすれば問題ありません。

例えばプラグを水で濡らさない、プラグの近くに可燃物を置かない、破損したプラグやケーブルを使用しない、など基本的なことです。

こういった点を守っておけばPHEVといっても火災の危険性はほとんどなく、普通の車と同じように扱えるでしょう。

雨が降っている日でも充電はちゃんとできる

これも火災の危険性と同じく雨に対する家電製品の使い方を守るのが考え方の基本で、プラグやコネクターなどが雨に濡れない状況なら雨の日でも充電は可能です。

PHEVの充電ケーブルはだいたい車に備え付けてあり、プラグやケーブルなどは防水仕様になっているものがほとんどです。

そのため車から充電設備の間のケーブルが濡れる状況は問題ありませんが、プラグの内部が濡れたり、車の充電ポートが雨に当たるような状況では充電はできません。

注意

充電設備や車側に漏電防止システムは組み込まれていて、万が一の際に充電を停止してくれるようにはなっていますが、基本は濡れたものでは充電しないようにしましょう。

そのため雨天でも充電できる状況を作りたければ、駐車場に屋根を設置したりガレージに入れるなどの対応が必要です。

またそういった設備がない場合でも、PHEVなら最悪充電しなくても走行できるので、晴れた日を狙って充電すればよいだけですね。

充電の回数が増えるとバッテリーは劣化するが過剰な心配は無用

PHEVに搭載される駆動用バッテリーは、スマホにも使われるようなリチウムイオン電池が一般的となっており、確かに充電回数が増えてくると劣化する傾向にあります。

電動車の駆動用バッテリーはスマホとは比べ物にならないほど容量が大きく、スマホのように数年で使い物にならないほど劣化することはありません。

ですがバッテリーを使っていれば確実に劣化は進行するわけで、その分EV走行距離は少しずつ短くなっていきます。

ポイント

ですがPHEVの設計にはバッテリーの劣化も考慮した信頼性設計がされており、メーカーの保証期間中に実用性が無いぐらい劣化することは稀です。

バッテリーなどのハイブリッドシステムは大体10年100,000kmぐらいの保証が一般的であり、そこまで車を使い尽くさなければバッテリーの劣化が問題となることはないでしょう。

またPHEVなのでバッテリーが劣化していったとしてもハイブリッドカーとしては走行が可能ですので、まったく走れなくなるということもありません。

なおPHEVについては以下の記事でも取り上げているので、興味のある方はこちらもあわせて参考にしてみてください。

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