トヨタ アルファードは国産車最高級のミニバンで、人々の憧れの車のひとつです。

アルファードはミニバン最大サイズをもっていることもあり荷物がたくさん載るのですが、そんなアルファードでキャンプは快適にできるのか気になるところですよね。

今回はトヨタ アルファードがキャンプに向いているかどうかについてご説明します。

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アルファード(ヴェルファイア)はキャンプに向いているのか

アルファードでキャンプ

アルファードは最高級ミニバンの名に恥じない豪華さを持ちながら、ミニバンとしての利便性も高く、ファミリーカーのみならずさまざまな年齢層に大人気の車です。

アルファードの積載量は国産乗用車の中ではトップクラスであり、荷物がたくさんのキャンプに使うのであればベストな選択のひとつでしょう。

現在積載量でアルファードを越える乗用車は、キャブオーバーバンのトヨタ ハイエースか日産 キャラバンぐらいなものですが、この2車は商用車ベースの車なので乗り心地や静粛性などがイマイチです。

乗用車としての快適性とバンとしての積載性を両立できる車は現時点でアルファード以外はないでしょう。

なおアルファードには兄弟車にヴェルファイアという車種がありますが、この2車種は基本的に同じ車であり、フロントとリアのデザインの違いだけです。

アルファードはラグジュアリー感が高く、ヴェルファイアはスポーティーという違いですが、キャンプ用なら好みで選べば問題ないです。

ではアルファード(ヴェルファイア)のキャンプに向いている点をご説明しましょう。

荷物も人もたくさん載るサイズ

まずこの車がキャンプに向いている点といえば、何よりその積載量でしょう。

アルファードには7人乗りと8人乗りがありますが、どちらもシートアレンジを駆使することで広い荷室スペースを確保することができ、キャンプにかかせないテントやバーベキューセットなどの大きな荷物も余裕でのせることができます。

アルファードの3列目シートは左右に跳ね上げることができますが、必要に応じて左右どちらかだけあげることも可能なので、荷室と人の乗るスペースを柔軟に使い分けられるのも便利です。

アルファードの荷室サイズは現行ミニバンの中では最大で、次のように2列目を前に出せばかなりの奥行きも確保できます。

7人乗り 8人乗り
荷室幅 920㎜
荷室高さ 1,150mm
荷室長さ 3列目シートあり 240mm
2列目シート最後端 1,265mm 1,250mm
2列目シート最前端 1,780mm 1,955mm

1mを越える荷室高さがあるのは大型ミニバンの大きな利点で、長いものからたくさんの荷物を積み上げてのせる時にも威力を発揮します。

また荷室長さは2列目シートを前に出せば1.8m近いものものせられ、テント、パラソルなどの長物だって積み込めます。8人乗りなら2m弱までのせられるのはすごいです。

また2列目シートを後ろに倒したり、運転席と助手席の間を活用したりすればもっと長いものだって積み込めるでしょう。

アルファードの積載量はかなりのものがあり、1台の車で日常生活もキャンプもこなすならアルファード以上の車はありません。

ハイクラスのキャンプ用品を積める

アルファードに積める荷物量

キャンプに何度もいっている人はわかると思いますが、キャンプ用品って回を重ねるごとにものが増えたりグレードの高いものになっていったりしますよね。

そうなると荷物の量も年々増えていってしまうのですが、アルファードの荷室ならこういったニーズにも十分対応できます。

特にグレードアップして大きくなるキャンプ用品といえばテントがあり、最初は割と小型のもので事足りていたのに、快適性の高いものやや人数の増加などで大きなテントにしたくなってきます。

ミドルサイズの車ではテントを大きくする代わりになにかを諦めないといけないのですが、アルファードなら荷物を整理することで大きなテントでもなんとかもって行けます。

さすがにどんな大きなものでも積めるわけではありませんが、アルファードに載らないサイズや量のものは基本的に乗用車では持っていけないのです。

うまく不要なものを減らして、キャンプ用品をどんどんハイクラスにしていくのもキャンプの楽しみのひとつです。

走行性能もしっかり

アルファードは車両重量が2t近い重量級のくるまで、さらにそこに人と荷物が満載するとかなりの総重量となります。

しかしアルファードの走行性能なら十分対応が可能で、頼りになる車です。

アルファードおよびヴェルファイヤには大きく分けて3つのグレードがあり、次の表のようなスペックとなっています。

ラインナップ 3.5L V6 DOHC 2.5L 直4 DOHC 2.5L 直4 ハイブリッド
最高出力 206kw(280PS)
/6,200rpm
134kw(182PS)
/6,000rpm
エンジン:
112kw(152PS)
/5,700rpm

フロントモーター:
105kw(143PS)

リアモーター:
50kw(68PS)

最大トルク 344N・m
(35.1kgf・m)
/4,700rpm
235N・m
(24.0kgf・m)
/4,100
エンジン:
206N・m
(21.0kgf・m)
/4,400rpm~4,800rpm

フロントモーター:
270N・m
(27.5kgf・m)

リアモーター:
139N・m
(14.2kgf・m)

車両重量 2,040kg〜2,180kg 1,950kg〜2,080kg 2,090kg〜2,200kg

売れ筋は2.5L 直4エンジンを搭載するグレードで、車両重量のわりに馬力やトルクは多少低いものの、ミニバンとしては標準的な性能を備えています。

荷物が満載状態では加速などが少々もたつくこともありますが、実用上は十分なスペックです。

その上の3.5L V6エンジンなら走行性能はかなり高く、満載状態でも満足できる加速感を得られます。

キャンプで山道を走るときなども運転が楽なので、キャンプをメインに考えるならこちらのグレードは便利でしょう。

またアルファード/ヴェルファイヤ両方にハイブリッドの設定もあり、エンジン単体では少々非力ですが、前後2つのモーターを組み合わせることにより力強い走りを得られます。

ハイブリッドはミニバンにしては燃費もよく、価格は直4モデルの1,000,000円程度上ではありますが実用上便利な車です。

アルファードの走行性能はキャンプ用としても実用十分なものがあり、さまざまな場面で頼りになる車です。

移動中も車内で最高に快適

アルファードは荷物をたくさん載せて行けるのがよい点ですが、車としての乗り心地もかなり高いレベルのものがあり、自宅からキャンプ場までの移動も快適です。

キャンプ場まではたいてい高速道路などを使って長い距離を移動することが多いですが、普通の車では荷物が満載されていると乗員のスペースは限られてしまい、非常に窮屈な移動になってしまいます。

しかしアルファードではあまり無理をしなければ家族5人が快適に座りながら荷物も積んで移動することが出来、そんなに窮屈になることもないでしょう。

しかもアルファードは高級ミニバンでもあるので柔らかい乗り心地には定評があり、高い天井の開放感もあって長距離でも非常に快適です。

騒音も静かなので、家族みんなでちゃんと会話しながら旅が出来るのもよいですね。

ただひとつ欠点をあげるならば、アルファードで移動するならば出来れば運転はしたくない点ですね。

なぜかといえば、2列目シートは本当に快適なので自分で運転するよりはそこでくつろいでいたくなるからなのです。(贅沢な悩みですよね!)

キャンプなら8人乗りがおすすめ

アルファード 8人乗り

アルファードには前述の通り7人乗り、8人乗りの2種類があるのですが、キャンプ用であれば8人乗りがいろいろな面で便利です。

7人乗りは2列目シートがセパレートシートでとても快適なグレードなのですが、キャンプ用品を積んで3列目シートを全部折り畳むと最大4人までしか乗車できなくなります。

8人乗りであれば5名乗車出来るので、荷物と乗車定員を両立させるならベストです。

さらにシートアレンジで確保できる荷室容量にも違いがあり、前述でまとめた表の通り2列目シートを前に出すと7人と8人では175mmもの荷室長さの差があるのです。

また後述する車中泊の場合でも8人乗りの方が有利なので、キャンプとなったら8人乗り一択といえるでしょう。

車中泊でも超快適

アルファードで車中泊

最近のキャンプではテントを使わない車中泊キャンプも大人気であり、オートキャンプ場などでは車をテントがわりにするのが当たり前です。

そういった場面でもアルファードは便利で快適に使えます。

アルファードの8人乗りでは、シートをすべて倒すことによって運転席から3列目までがフルフラットになるシートアレンジが可能で、車中泊に必要な足を伸ばして寝られるスペースがしっかり確保できます。

シートそのままではそれなりに凸凹があるのですが、そこにマットなどを敷けば完全なフラットな空間が作れて快適な寝室となるのです。

車中泊の便利な点はかさばるテントを持っていく必要がないところで、荷物も減るし設営の手間もありません。

その分アウトドア用品を持っていけるので、遊び成分の多いキャンプを楽しめるでしょう。

100Vコンセントがある

細かな点で便利なのが、アルファードにオプション装備でつけられる100Vのコンセントです。

車の電源は一般的には12V電源で、100V電源がほしい場合にはシガーソケットに別売りの端子をつけて取り出すのが普通です。

しかしアルファードには純正で100Vそのままで取り出せるコンセントがついており、家電製品などを即座に使うことができます。

ただ注意点としてはガソリン車の100V電源は100Wまでしか使うことが出来ないので、あまり大きな家電は使えません。

灯りや携帯の充電、ポータブルオーディオ程度なら十分活用できます。

またハイブリッド車であれば、大容量のバッテリーが搭載されていることもあり使用可能なワット数は一気に1500Wまであがります。

ここまで来れば調理器具やドライヤーなどの家電製品も動くようになり、快適なキャンプを過ごせることでしょう。

まあキャンプに家電製品を持ち込むことには賛否両論ありますが、コンセント容量は大きいに越したことはありませんよね。

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アルファードがキャンプに向いていない点

アルファードはおおむねキャンプに向いている点が多いのですが、いくつか向いていない点もあります。

次はキャンプに向いていない点をご説明しましょう。

オフロード走行は厳しめ

アルファード オフロード

キャンプ場では泥道や砂利道などの不整地路があることがありますが、そういう場面ではアルファードの走行性能では少々厳しいです。

アルファードの基本は2WDの前輪駆動車で、オフロードは不得意です。

重量が重いこともあってぬかるみなどに足をとられると脱出も厳しいのです。

一応アルファードに4WDはありますが、こちらもエンジンとは独立した電気式4WDで、車がスリップしそうになるとモーターを使って一時的に4WDにするシステムです。

2WDよりは当然ながら不整地に強くなりますが、あくまで簡易的なシステムなので本格的なオフロードには対応できません。

アルファードで行くようなキャンプ場なら不整地は限られた場所だけであまり問題にはなりませんが、もし不整地に差し掛かった細心の注意が必要です。

遠出は燃料代がけっこうかかる

アルファードは車が大きく便利な反面、燃費は大型車の例に漏れずあまりよくなく、移動の燃料代がけっこうかかります。

アルファードの各グレードのカタログ燃費と実燃費をまとめてみましたが、ガソリン車はカタログ燃費で10km/L前後、実燃費では10km/Lを切ってしまうほど燃費が悪いです。

ハイブリッドであれば、大型車ではなかなかの実燃費を発揮しています。

ラインナップ 3.5L V6 DOHC 2.5L 直4 DOHC 2.5L 直4 ハイブリッド
使用燃料 ハイオク レギュラー
カタログ
燃費
2WD 9.5km/L 11.4km/L~12.8km/L 18.4km/L~19.4km/L
4WD 9.1km/L 12.0km/L~12.4km/L 設定なし
実燃費 2WD 7.5 km/L 8.2 km/L 12km/L
4WD 6.5 km/L 9.7 km/L 設定なし

実燃費を10km/Lとしても、もし往復で500km走ることになれば燃料代だけで6,000円~10,000円は覚悟しておかなければならず、けっこうな負担になります。

また走行性能が素晴らしい3.5Lエンジンは実はハイオクガソリン仕様なので、燃料代はさらにあがってしまいます。

車両重量が重く、人も荷物も満載した車の燃費はあまり期待できないものですが、アルファードは元から燃費があまりよくないので購入時には一考しましょう。

アルファード(ヴェルファイア)の評判

アルファードをキャンプに活用している人たちの評判はTwitterにいくつも投稿されています。

その中から3件ご紹介しましょう。

キャンプもそれ以外も1台で

アルファードはキャンプを考えている人には最適の車ですが、それ以外の用途にも幅広く活用できるので、乗用車としての使い勝手がとてもよいです。

家族や友人をどこかに連れていくのにアルファード以上の満足度が得られる車はほとんどなく、キャンプに連れていっても温泉でもこの車ならみんなで楽しい旅がえられるでしょう。

ミドルサイズミニバンでは厳しい

この方は6人乗車で3列目シートまで使ったキャンプをされたようですが、非常に快適で楽しいキャンプになったようです。

ツイートにあるステップワゴンはホンダのミドルサイズミニバンですが、アルファードよりワンサイズ小さいのが問題で快適性には大きな開きがあるそうですね。

ミドルサイズでは積める荷物の量も少なく移動時の乗り心地もそれなりなので、アルファードほどの満足度は得られないのです。

車中泊は贅沢空間に

アルファードで車中泊をされている最中の写真ですが、広い車内でかなり快適なようですね。

アルファードは車内灯が多く装備されているのですべて使えばけっこう明るくなります。

しかもこのアルファードはサンルーフ付きで、電気を消したら星空がとてもきれいに見えそうですね。

小さいテントではなかなかこうはいかないので、車中泊でも最高レベルの快適性を得られるのがアルファードです。

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この記事を書いた人

佐藤茂道
佐藤茂道
某自動車メーカーのエンジン部門で開発経験あり。子供の頃から車雑誌を切り抜きし、高校ではオートバイ・車にどハマりする。就職する際に、某自動車メーカーを選び、仕事でもプライベートでも車漬けに。今は日産スカイラインR33が愛車。